格闘戦争記   作:日本のスターリン

23 / 23
23章 平和

 一は宣言通りに大統領になった。先の大戦での功績が認められ大統領に当選したのである。また、大統領就任中、ハルヒとの間に三人の子どもにも恵まれた。公私ともに順風満帆だったのである。

 大統領になった一は地球連邦の統一性保持と反戦運動に尽力した。一は大統領としての職務を全うし、好戦勢力は徹底的に粛清した。独善的という批判も沸いた。

 

「僕は独善者ではなく、極善者であります!」

 

 一は粛清と演説で支持基盤を固めた。そして、治安維持法を確立させ監視社会を樹立した。先の大戦のような悲劇を生まないようにするためである。

 

「地球連邦は最も偉大であり、最も平和であり、最も尊い星であります!」

 

 一は大統領として、筆舌に尽くしがたい演説を繰り返した。

 

「地球連邦は最も美しく、最も歴史があり、最も自由で最も住み心地の良い星です。地球連邦は最も素晴らしく、最も安全で、最も強い国家であります!地球連邦の人民こそ最も誠実で、最も勤勉であり、最も真面目な人民なのです!地球連邦の大統領は医大でなければなりません!最も幼く、最も未熟で、最も極善的なのが僕と言う大統領です!大統領に最も重要なのは誠実さです!誠実な指導者の元に敷かれる監視体制は乱用の心配がありません。監視社会こそ最も安全で最も信頼できる社会体制です!地球連邦は史上最も偉大で強力な国家です!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!さらに!地球連邦は史上最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!最も!平和で安全な国家です!!もっとも!この事実は未来永劫変わる事はないでしょう!」

 

 一は激しい演説と粛清を繰り返した。そして監視社会の重要性を説きほぐした。

 

「監視社会は戦争も犯罪も未然に防ぐ最も有効な手段です!

平和に最も必要なのは監視社会です!

監視社会こそ最も平和です!

もっとも!良心の自由は保障しますよ。戦争をする自由と悪心の自由はないですが!」

 

 平和と監視社会は常に隣りあわせだ。これからも地球連邦の平和は続くであろう。監視社会がある限り……。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。