ハイスクールD×D~降臨せし黒き王~(更新停止)   作:エアーMk-2

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接触

次の日の放課後。

 

(さて、一体誰がやって来るのやら……)

 

私は自分の席に座り静かにその時を待つ。

 

昨日リアス先輩は使いを寄越すと言っていた。

 

この学校にはリアス先輩含め何人か悪魔がいる。私がたまに手伝っている生徒会もその内に入る。

 

(まぁ生徒会のメンバーではあるまい。となると残りは……『キャーッ!』ん?)

 

不意に女子達の黄色い歓声が沸き教室が騒がしくなる。

 

「……来たか」

 

秋葉はやって来た人物の方を見る。

 

「や。どうも」

 

「やはりかお前か祐斗」

 

私の目の前にいる少年、木場祐斗。

 

彼のことは知っている、と言うより顔見知りだ。その時のことについてはまた後々に。

 

何時も爽やかなスマイルを絶やさないイケメン君でクラスは違うが私の同級生だ。

 

「……やはりって事は気づいてたのかい」

 

祐斗は少し驚いた表情をする。

 

「まぁあらかた予想は付いてた。で、分かってはいるけどとりあえず聞こう。何か用かな?」

 

「リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ。一緒に来てくれるかな?」

 

「OK、こっちも待っていたところだ」

 

すると女子達からさらに黄色い歓声が上がった。

 

「凄い!木場くんと兵藤くんが一緒にいるッ!」

 

「こ、これは木場×兵藤と言うことね!?(ジュルリッ)」

 

「いいえ、もしかしたら兵藤×木場のカップリングかも!」

 

「学園二大イケメンが拝めるなんて女の子に生まれてよかったっ!!」

 

……うむ、何も聞かなかったことにしよう。

 

「彼女達は一体何を騒いでいるんだろう?」

 

「お前にはまだ早い。ほらいくぞ」

 

そう言って私は祐斗を引きずっていった。

 

 

 --------------

 

 

私は祐斗と一緒に校舎の裏手にある旧校舎まで来ていた。

 

此処は周りを木々に囲まれており基本、と言うか誰も使うどころか近づくことすらしないので何かするには最適な場所だろう。

 

旧校舎二階、その更に奥の部屋まで歩を進める。

 

「ここに部長がいるんだよ」

 

祐斗がそう告げる。

 

ドアの方を見る。そこには『オカルト研究部』と書かれたプレートがかけられていた。

 

(オカルト研究部か……多分表向きだけなんだろうな)

 

私がそう考えていると祐斗がドアをノックした。

 

「部長、連れてきました」

 

「ええ、入ってちょうだい」

 

中からリアス先輩の返事が返ってきた。

 

祐斗が扉を開けて中に入り私も同時に中へ入る。

 

部屋の中は壁、床、天井全てにわたってルーンの様な文字が書かれていて中央には巨大な魔方陣があった。

 

他にはデスクとソファーがいくつかあり、その真ん中のソファーにリアス先輩が座っていた。

 

(おや?)

 

ソファーの一つにに見覚えのある子が座っていた。

 

「ん?小猫ちゃんじゃないか」

 

「あっ……秋葉先輩」

 

彼女の名前は搭城小猫。私の後輩であり学園のマスコットとして有名な子だ。

 

彼女には度々私の作ったお菓子の味見をしてもらっている。

 

「あっクッキー焼いたんだけど食べる?」

 

私は鞄からクッキーの入った袋を取り出す。

 

「……にゃあ、いただきます」

 

彼女は私から袋を受け取り食べ始めた。頬がかなり緩んでいるので気に入ってもらえたようだ。

 

「……小猫が何時も美味しそうに食べてたから何処のお菓子かと思えばあなたの手作りだったのね」

 

リアス先輩が意外そうに聞いてくる。

 

「あらあら私も負けていられませんわ」

 

リアス先輩の後ろに立つ朱乃先輩が言った。

 

姫島朱乃先輩。リアス先輩と同じく学園二大お姉さまと称される人物で大体リアス先輩と一緒にいるので少なからず面識がある。

 

「これで全員揃ったわね。兵藤秋葉くん。いえ秋葉」

 

リアス先輩が私の名を呼ぶ。

 

「私たち、オカルト研究部はあなたを歓迎するわ。悪魔としてね」

 

いやまぁ知ってましたけれども。

 

 

 -------------

 

 

「粗茶です、どうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

朱乃先輩が私にお茶を入れてくれた。

 

私はそれを一口飲んだ。

 

「……美味しい」

 

「あらあら。ありがとうございます」

 

うふふとうれしそうに笑う朱乃先輩。

 

そして朱乃先輩はリアス先輩の隣に座った。

 

「さて一度ちゃんとした自己紹介からしておきましょう」

 

リアス先輩がそう提案した。

 

「じゃあ私から。私の名はリアス・グレモリー。グレモリー家次期当主でオカルト研究部部長よ」

 

「二年、兵藤秋葉。帰宅部です」

 

まあ自己紹介はこんなものだろう。

 

「さて秋葉。あなたのことについて話してもらうわ」

 

「了解です。で何から話せばいいですかね?」

 

リアス先輩は一瞬考え

 

「単刀直入に聞くわ。あなた一体何者?」

 

ドストレートに聞かれた。

 

「ん~何者って聞かれると……ただの神器を持った人間ですとしか」

 

「……そういえばあなた神器を持っていたわね。見せてもらえるかしら?」

 

「いいですよ」

 

そう言って私は右手を構えた。

 

すると右手から赤い光が放たれ赤い籠手が装着された。

 

「これが私の神器、神滅具(ロンギヌス)の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)です」

 

するとリアス先輩の表情が驚きに染まる。

 

「神滅具(ロンギヌス)ですって?!まさかそんなものを持っているなんて!」

 

「まぁ昨日はこれ使ってませんけどね」

 

「まさか神器無しで堕天使を引けたっていうの?!」

 

「そうですけど?」

 

「あなたって何処まで規格外なのかしら……」

 

リアス先輩はやや呆れ返り朱乃先輩と祐斗は苦笑いしていた。

 

数秒リアス先輩は考え

 

「秋葉、あなた私の眷属にならない?」

 

と言ってきた。

 

「それってつまり悪魔になれってことですよね」

 

「そういうことになるわね」

 

ふむ悪魔か……。確かにどこかの陣営に身を置いておけば面白いかもしれない。それに何か面白いことが起きるかもしれないし。

 

「どうかしら秋葉?」

 

「分かりました。あなたの眷属になりましょう」

 

「本当にいいの?」

 

「はい。覚悟のうえです」

 

そう言って私は笑みを浮かべる。

 

「そ、そう分かったわ///」

 

リアス先輩の顔が少し赤くなった。

 

そして私は悪魔へと転生した。

 

色々力を調整したが結局兵士(ポ-ン)の駒を八個全部消費してしまった。

 

まぁ八個ですんでむしろ良かったのかもしれない。

 

リアス先輩もとい部長もその結果を納得していた。

 

さてこれからどうなるかねぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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