ハイスクールD×D~降臨せし黒き王~(更新停止) 作:エアーMk-2
もうちょっと更新速度上げたい。
悪魔に転生した次の日。
私は深夜の住宅街を月を背景に飛んでいた。
「よっと……」
抱えたチラシの束を持つ。
このチラシには「あなたの願いを叶えます」の言葉と共に魔方陣が書かれている。
このチラシはグレモリー眷属を呼び出すための召喚媒体であり欲を持つ人間のみが興味を持つようになっている。
このチラシに願いを込めるとグレモリー眷属が召喚される仕組みとなっている。
召喚した者の願いを叶える代わりに等価値の対価を貰うのが仕事だ。
一度願うと癖になって再び契約しようとする者も少なくは無いようだ。
「行け」
チラシの束に魔力を込め空中に放り投げる。
するとチラシは意思を持ったように飛び次々に家のポストへと投函されていった。
チラシに魔力を込める事によって誘導操作を出来る様にしたのだ。
「これでチラシ配り完了っと」
ちなみに何故私がこんな事をしているのかと言うと私はまだ悪魔になって日が浅いため悪魔社会を学ぶための下積みなんだそうだ。
純粋な悪魔は昔の大戦でその数を大幅に減らしてしまった。
悪魔は極端に出生率が低いため自然出産で元の数に戻るのが難しく、必然的に下僕を集めるようになった。
そして力のある悪魔を再び存在させるためある制度を取り入れた。
転生悪魔にチャンスを詰まる所爵位を授けようと言う事になったそうだ。
『まったく相棒は技術の無駄使いしすぎじゃねえか?』
とぼやくように言うドライグ。
「何を言う。おかげで早く終わっただろ?」
『まあ、そうなんだが……』
「ほら、早く帰るぞ」
目的を果たした私は自分の部屋に転移した。
---------------
数日たったある日の放課後私は一人、旧校舎へと歩みを進めていた。
いつもの様に旧校舎二階の部室を目指す。
「入ります」
私が部室の中に入ると私以外のメンバーがすでに集合していた。
窓すべてに暗幕がかけられ床には点々と魔方陣を囲むようにロウソクが灯されていた。
「来たわね」
私の事を確認すると部長は朱乃先輩に指示を出した。
「はい、部長。秋葉くん魔方陣の中央に来てください」
朱乃先輩に手招きされ魔方陣の中央へと立つ。
「秋葉、チラシ配りご苦労様。今日からあなたには悪魔としての仕事を本格的に始動してもらうわ」
笑顔でそう言う部長。今日から契約取りか。
ちなみに何度も契約を成功させると魔王から評価されるらしい。
「もちろん、あなたは初めてだからレベルの低い契約内容からだけれど。小猫に予約契約が二件入ってしまったの。両方行くのは難しいから、片方はあなたに任せるわ」
「……よろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げる小猫ちゃん。
「了解です」
「秋葉、手のひらをこちらに出してちょうだい」
言われるまま部長に右手を差し出す。部長は私の手のひらを指先でなぞった。
すると手のひらに青白く光る円形の魔方陣が書き込まれた。
「これは依頼者のもとへと瞬間移動するための転移魔方陣よ。契約が終わればこの部屋に戻ってこれるわ」
随分と便利なものだな。
「わかりました」
「いい返事ね。じゃあ、行ってきなさい!」
そして私は光に包まれた。
----------
依頼者は森沢さんと言う男性だった。
何でも小猫ちゃんが短門ユキというアニメキャラに(雰囲気が)似ていたためそのコスプレしてほしかったようだ。
それで私がそのアニメキャラに変身し三十分五千円で撮り放題という形で契約した。
契約は成功しアンケートでも多大なる評価を頂いた。
部長も喜んでいた。
---------
後日依頼が来た。
依頼者はミルたんというゴスロリを着た巨体の男性だった。
何でも魔法少女になりたいとか。
魔法少女になりたい割に何でそんな体になったんだか。
寿命五年と引き換えに体を服装の元ネタである「ミルキースパイラル」に作り変え魔法を教える形で契約した。
こちらも多大なる評価を頂いた。
後日ミルたんと同じような方々から同じ契約内容の依頼があったのは言うまでも無い。
その後も恋愛相談など幅広い契約をこなし全て多大なる評価を頂いた。
部長は大喜びで爵位を貰えるのもそう遠くはないと言っていた。
まあ個人的には爵位なんてどうでもいいことだが。
次回シスター登場。