幼い頃から違和感を感じていた。
周りが楽しいを思ってることに馴染めなかった。
何が楽しいのか理解できなかった。どうして笑顔になれるのかわからない。
家族が幸せと言ってることが何一つ、わからなかった。
ある時、父が仕事先で重症を負った。
母は、兄は、姉は悲しんだ。そして、父がいない分を埋めようとした。
母は必死になって働いた。家族を養うために。
姉も母を手伝った。
兄は家族を守る為に無茶な鍛錬を続け、ケガをした。
そして私は一人になった。誰の邪魔をするわけでもなく、一人になりたかった。
これ以上、あの光景を見ていると、自分の中で何かが変わろうと本能的に理解したから。
公園でただただボーっとして時間をつぶしていたときだった。
私にとって運命的・・・・・・いや、出会うことが必然だったと言える師に出会ったのだ。
「そこで何をしている、少年。悩みがあるのなら、この私が聞こう。こう見えて、神父なのでな」
胡散臭い笑みを浮かべ、死んだ目をしていた神父の男。今思えば、同類を見つけたと言う悦びの笑みを浮かべていたのだろう。私もそうする。
当初の私も警戒していたのだが、同時に安堵していた。
この男は私に似ていると。
だから、私は自信の悩みを打ち明けた。家族から孤立したことではない。
家族が不幸になっている光景をみて、笑みを浮かべてしまった私自信の事を
「そうか。どこか私に似ていると思ったが、まさか同類がいたとはな」
「貴方もですか?」
「そうだ。生まれながらにして、他人の幸福を不幸と感じ、不幸が幸福と感じられる破綻者なのだよ。むろん、君もな」
そう言われ、心の中に何かストンと収まった気がした。
でも、まだ足りない。私はこの人についていき、いろいろと教わりたい。そう思ってしまった
どうせ家に帰っても私は独りだ。
「よかろう。ならば、私は君を歓迎しよう。早速君の家族に報告しようか。そうだな、君の父親が回復するまでは面倒みてやろう」
それから半年間、私は神父の教会に住むことになり、父が回復した後も教会に通い続けた。
神父は私にいろいろと教えてくれた。破綻者のあり方。異端に対する戦い方。代行者としての教えも含めて。
時々来ていたカレー好きシスターはショタ属性があったのか私にベタベタと構い続けた。なんでも、神父2号にしたくなかったとか。残念だが既に手遅れだよ。
私が最年少で代行者になってから二年後。神父は亡くなった。
死因はわからなかったが、神父は遺産として十字架のネックレスと私の背丈に合った神父服。そして数本の黒鍵と秘伝の麻婆豆腐のレシピと香辛料を遺した。
結局神父の理想を聞くことは永遠になかったな。だが、神父の意思は私が受け継いでやろう。
同類として、弟子として。そして、破綻者であり聖職者であるこの私【高町なのは】がな。
だから、安心して主の下に逝くといい。我が師、言峰綺礼よ。汝の死後に祝福(地獄)あれアーメン。
Pixivに投稿していた作品のリメイク。
マジカル☆八極拳の使い手である外道神父NANOHAの復活です。
ちなみに、NANOHAは男の娘です。現時点でショタです。
将来、ヴィヴィオにパパと呼ばせたいです。
ヒロインは未定。TSしているのは今のところNANOHAだけです。
ヒロイン候補はすずか、はやて、シュテルの三人の誰かにします。まあ、人格異常なNANOHAを理解し支えてあげられる包容力を持った人。つまり、言峰の奥さんみたいな人じゃないとね。