8月からは新たな水着キャラとしてロックなノッブとメイドなアルトリアオルタが登場するそうです。
これは課金しないと!
言峰教会海鳴支部
元々は冬木に存在している言峰教会なのだが、とある戦争で一度更地になってしまったらしい。
何でも、“金ぴか”と“腹ペコ王”と“赤いあくま”がハッスルしすぎたそうだ。
立て直す間、臨時で海鳴にあった廃教会を買い取り、第二の言峰教会にしたそうだ。
基本的には我がサーヴァントのセイバーと私がこの教会を管理している。偶に来る師の娘であるシスターカレンに世話になっているがな。
ちなみに管理していると言っているが、掃除は私しかしていない。何故なら、セイバーは掃除が下手くそだからだ。俗に言う残念美人という奴で、仕事もできるのに家のことが出来ないダメ人間なのだ。
こんな私だが、ちゃんと義務教育として学校には通っている。正直、メンドクサイし善良な少年少女を見ているとイライラしてくるのだが、それでも行く価値はある。
「それで、この私の何が一体不満だというのかな?アリサ・バニングス」
「その胡散臭い笑みや滲み出る腹黒さが気に入らないって言ってるのよ、高町!」
「ふむ。残念だがそれが私の個性だ。今更変える気は更々無い。むしろ君のその高慢な性格を直したらどうかね?いや、君のそれはツンデレと呼ばれる個性だから直さないほうがいいか。男子どもに人気が出ると思うぞ?」
「な・ん・で・す・ってーーーーー!誰がツンデレよーーーー!」
「お、落ち着いてアリサちゃん!?なのは君もアリサちゃんを挑発しちゃダメだって!」
「はっはっは。すまんなすずか。」
これが、私が学校に通う理由だよ。ああ、実に満たされる。彼女は私をどこまで満足させてくれるというのだ。
叩けば叩くほどよく響くとは彼女の事を言うのだろう。
泣くギリギリを見極めて弄り倒すというのがここまで素晴らしいとは。ああ、私を導いた我が師に感謝します。
ここまで遠坂凜(赤いあくま)に似た性格の持ち主がいたとはな。まあ、彼女とは違いネコは被っていないがな。
アレの弟子をしている正義の味方は苦労しているだろうな。クックック。
「ていうかアンタ相変わらず、すずかに対しては態度は柔らかいわね?何、好きなの?」
「え!?そ、そうなのなのは君!?」
「ふむ。好きだぞ?」
「「え!?」」
「冗談だ。単純にすずかはからかい甲斐が無いだけだ。他意は無いぞ」
本当は苦手だ。彼女の性格は私にとって天敵とも言える。天然とは実に恐ろしい。
まあ、他にも理由はある。
すずかの姉である月村忍と、我が兄である恭也は恋人同士で、ついこの間挙式を上げたのだ。もちろん、我が言峰教会でな。神父?私だ。
その為、すずかとは親戚となり、義理の兄妹のような関係となっている。最も、私は早生まれで、すずかの方が姉になるのだが・・・・・・まあ、どうでもいいか。
正義の味方の義理の姉も、外見を利用して妹のように接しているそうだしな。「合法ロリか。薄い本が厚くなる」と間桐慎二が言っていた気がするな。意味はよく分からんが、そのあとすぐに遠坂凜と間桐桜にフルボッコにされたな。実に面白かった。あのワカメの悲鳴ときたら・・・・・・ふっふっふ
すずかを下手にからかうと、我が兄と義理の姉が何を仕出かすかわからん。
月村忍は、私の知り合いのドクターの同類(マッドサイエンティスト)だしな。さすがの私も改造されたくはない。
もう一つの理由は・・・・・・・まあいいか。今の彼女には関係のない話だ。
「ちっ、高町の色恋沙汰だったらからかえると思ったのに」
「残念だったなバーニング。君が私をからかえる筈がなかろう?寝るときにクマのぬいぐるみを抱きしめないと寝られないとかな」
「ちょーーーーーっ!?な、ななななななんでアンタが知ってんのよーーーーー!?ってか、誰がバーニングよ!!!」
赤面しながら私に殴りかかってくるツンデレ。いやはや、効果十分だな!流石、バニングス氏にツンデレの学校生活の写真を売りつけて得た情報だ。感謝する
「当たりなさい!殴らせなさい!!」
「ふっ、そんな攻撃はアタランテ」
「(ぶちっ)っざけんなーーーーーー!!さり気なく駄洒落を入れやがってーーーーー!」
「アリサちゃん、ストップーーーー!?それ以上は女の子として大切な何かを失っちゃうからーーー!顔が見せられないよになってるから!」
はっはっは!本当に彼女をからかうのは楽しいなぁ!
だが、まだだ。まだ足りん。かつて、我が師が遠坂凜をからかったレベルはもっと高度だった。
私も負けていられん!愉悦部の名に懸けて!
「よくわかんないけど、そんなもんに名を掛けるな!!!」
◆
学校でアリサ・バニングスを弄り楽しんだ後はいつも通り、主に祈るために教会に向かっていた。
道中、すずかから携帯でフェレットを拾ったのだがどうすればいいと相談された。
本来なら動物病院に放り込んでおけばいいというのだが、何故かそのフェレットが少し気になった。まあ、直感というヤツだ。
だから言峰教会に連れてこいとだけ伝えた。師からは一応医療の心得を学んでいる。小動物相手でも問題あるまい。
小動物の治療で今夜は教会に泊まると両親に伝え、治療を施した。まあ軽傷だからすぐに回復するだろう。
「しかし、この赤い球体・・・・・・魔術礼装にしてはどことなく機械的だな」
あの小動物が所持していたと思われるこのアクセサリーのようなもの。魔力の痕跡があるのはわかる。小動物はおそらく、使い魔の類だと思うのだが・・・・・
「で、この私に何か用かね?」
深夜の教会に現れた人ならざる者の訪問客を出迎えるため、私はソレの前に立つ。
黒く禍々しい球体のような異形。成程、昨晩感じた不透明な魔力の正体はこれか。
恐らくだが、こちらの言語は理解していまい。獣のように唸り、こちらに一方的な殺気を放つだけのケダモノ。ふっ、死徒よりもわかりやすいな。
異変に気が付いたのか、私の傍らにセイバーが立っていた。まあ、立っているだけで戦う気はなさそうだな。
「どうする、セイバー。君が戦うかね?」
「何の冗談だマスター?あの程度、マスターだけで十分だろう。私の役目はマスターの御守りではあるが、雑魚相手に私は必要ないだろう」
「予想通りの回答をありがとう。さて・・・・・・お客人、我が教会に何用かな?っと、ただのケダモノに言葉は要らぬか。失敬、これでも私は神父でね・・・・・・化け物相手でも礼儀は行うのだよ。まあ、異教徒には容赦しないが」
あの手の化け物の相手は既に経験済だ。まあ、ここは様子見で黒鍵で行くとしよう。
懐から柄だけの黒鍵を取り出し、両手で指に挟んで計6本。そのうち様子見で3本投げた。
『――――っ!?』
獣は瞬時に避けようとするも、2本が体に突き刺さった。
だが、獣は体系を変化させ、二本とも体から外れて地に落ちた。
驚いたな。通常、黒鍵は一本で通常の死徒を一撃で6度滅ぼせるというのに。それに今のは『鉄甲作用』を付加させたというのに吹っ飛びもしなかった。
侮っていたのは私の方か。どうやらアレは、化け物の中でも上位のクラスなのだろう。
「認めよう。貴様は私の敵だ。ここからは、貴様を滅ぼす事だけを考えよう」
生憎、私は黒鍵に式典を付加させることはない。埋葬機関ではあるまいしな。
だから、私は私の戦い方をしようではないか。
黒鍵をしまい、私は拳を構えた。息を整え、呼吸を深く吸い、吐く。
師には中国拳法である八極拳を習った。その際、私の体はまだ子供で成長段階だから出来上がっていない。
故に体の基礎と内功を鍛える事に重点とした修行を行った。もちろん、技も平行して。
しかし、八極拳だけでは今の年齢では覚えきれなかった。仕方ないので、太極拳も覚えることになった。
中でも敵の攻撃を受け流して無力化する化勁は便利なので、必死に覚えた。
「失せろ、化け物」
地面を強く踏み付け、一瞬で化け物の懐に入り、肘打ちを行う。そして、化け物は攻撃を受けた場所が弾けとんだ。うん、グロいな。
“震脚”と“肘撃”の合わせ技だ。元々、八極拳は一撃の威力を極限まで高めるための発勁のため、震脚を用いた動作を多用する傾向が多い。
“震脚”自体は他の門派にも存在するが、八極拳では足を高く上げずに震脚を踏むことが多いので、身長が低い私も多いに助かっている。
“肘撃”は他では至近距離でもあまり使用されないこの攻撃法も、八極拳においては岩壁を打ち破る強力なハンマーと化す。幼い私にとっては、最大の武器となるのだ。
そしてもう一つ。“靠撃”と言うもたれかかるように突進する技がある。が、今の私ではちゃんと使いこなしていないので多様はしていない。
相手を防御もろとも吹き飛ばし、その体勢を崩す技なのだが、子供の私では反動が大きいのだ。
「ほう、また腕を上げたか。功夫は怠っていないようだな」
「無論だセイバー。日々是精進とよく言うだろう。しかし・・・・・・」
肘打ちで弾け飛んだにも関わらず、直ぐに体を再生し始めている。
ふむ、並みの死徒では復活に時間がかかり、威力はセイバーのお墨付きなのだが・・・・・・
「マスター。奴は恐らく、我々と同じく魔力で肉体を構成しているようだぞ」
「む?つまり、奴は魔力生命体と?だとしたら厄介だな。核を潰さないとダメか」
このまま放置すれば、我が教会が荒らされることになる。苦肉の策だが、セイバーにやらすか?
「どうするマスター。今のお前ではヤツの核を探し出して滅することは難しいぞ?」
「そうだな。で、私がお前に頼めば戦ってくれるのか?」
「ふむ・・・・・・一週間添い寝してくれるなら考えてやろう」
このショタコンめ!ちっ、どうする。この女の抱き枕になるのは些か不満なのだが・・・・・・いや、何が嫌って、抱き着かれるとヤツの無駄にデカい胸に圧迫されて苦しいのだ。
以前、息が出来なくて死にかけたしな。さて、どうする?核ごと一撃で仕留めるにはどうすれば・・・・・・
「ちょっとまってーーーーー!?」
私にとって、救いの叫びが突如響いた。
どうやらあの小動物が目を覚ましたようだ。
「何の真似だ畜生風情が。この私の愉しみを奪うと言うのであれば、惨殺するが?」
「ひィっ!?」
「よせセイバー、怯えているから殺気を出すな」
「ちっ」
お前、どれだけ私を抱き枕にしたいんだ。後、舌打ちするなショタコン。
「で、でもアレはジュエルシードの思念体で、封印することでしか倒せないんです!」
ほう?核を潰す以外にも方法があると?
「だ、だから・・・・・・・その・・・・・ソレを使ってください!貴方には魔導師の才能があります!このレイジングハートを使えば、封印できます!」
小動物が示したのは、私が持っていた赤い宝玉だった。ああ、この概念武装か。
成程な。どうやらこれはアレをどうにかするのに重要なモノだったらしい。
殺し合いができなくなるのは残念ではあるが、面倒ごとは嫌いでな。それにもう寝たい。
「どう使えばいい?」
「杖を!あと、衣装をイメージしてください!詠唱は僕の後に続いて「杖だと?そんなものいらん」って、えええええええ!?」
「私の武器はこの拳だ。武器など不要」
私は魔術は使えるが、魔術師ではない。キャスターやアニメの魔法少女のように杖を使いたくなどないわ!
『では、どのようなモノをお望みですか?』
む、此奴喋るのか?宝石翁の愉快型ステッキのようだな。
「貴様がレイジングハートか。武器は必要ない。そうだな・・・・・・防具ならいけるか?」
『はい。では、イメージして下さい。私が構築します』
防具のイメージか。ふむ、動きやすい服で頼む。私が使用する道着をイメージに手甲と防具があれば十分だ。
『OK、構築完了』
「じゃあ、僕に続いてくださ「必要ない」へ?」
詠唱?これからすることにそんなものは邪道だ。
「よく見ておけ。これが私の―――――――変身!」
『standby lady.set up!』
それは、美しいほどの白い中華の道着に似た服。
腰から羽ばたく腰マント
両手にはガントレットが装備され、左手に赤い宝石が埋め込まれていた。
動きやすい軽装の胸プレート
「ふむ、イメージ通りだな。それに、魔力を体に循環しやすくなっているな」
「それに、マスターから私に供給される魔力の質も高くなったな」
「ほう・・・・・・まあ、それは後日確認するとしてだ。取り敢えずあの化け物を仕留めるとしよう。私はもう眠い」
ある意味コスプレかもしれんが、他の連中よりはマシだろう。ああ、マシだとも。
ん?そういえば小動物はどうした?
「きゅ~・・・・・・」
あ、私が出した魔力の余波で気絶している。まあ、元々怪我人だったようだし仕方ないか。