ではどうぞ~。
名前
種族 人間
年齢 15歳
好きなこと 猫、園芸、黒歌
嫌いなこと 理不尽な暴力
保有神器
能力 「史上最強の弟子ケンイチ」に出てくる達人が住む異空間を発生させる。また、神のサービスにより、新白連合幹部連やYOMIなども達人になって住んでいる。
その異空間に入ることが出来るのは神器保有者か、神器保有者が許可を出し、なおかつ神器保有者に対して敵意、害意、殺意などを抱いていない者/物に限られる。
中は居住区、山林、湖、密林、雪山、砂漠、火山、などなど様々なスペースに分かれており、修行場所に困ることは無い。
人物 何の変哲もない一般家庭に生まれてきた少年だが、その正体はイジメられっ子だった高校生である「福島 裕也」の記憶を前世の記録として持っている転生者。その「福島 裕也」が特典として欲しがった要望が神器としてその身に宿っている。
前世を持っているもののあくまで人格、性格等は「風林寺 翔」としてのおのであり、本人としては「福島 裕也」という人物の一生の記憶が映画を見ているかのように思い出せるというだけである。しかし、「福島 裕也」が最期に抱いていた「強く生きたい」という想いにかなり引きずられており、その想いがきっかけで神器の中にいる達人たちに弟子入りしようと思った。
12歳の時に怪我をしていた黒歌を拾い、紆余曲折の末黒歌のはぐれ悪魔認定を解除させることに14歳の時に成功。それがきっかけで黒歌と付き合い始めるようになる。
現在はサーゼクス=ルシファーの依頼で駒王学園に通っている高校2年生。依頼でリアス=グレモリーとその眷属の様子をサーゼクスに報告しているがそれ以外は普通の高校生活を満喫している。
戦闘スタイル 「静」の武術家。神器の中に住んでいる達人たちから様々な武術を習っており、相手の戦闘スタイルと状況に合わせてそれぞれの武術を使い分ける、というのが基本スタイル。鍛錬の結果純粋な武術の腕や身体能力は順達人級の中でも最上位に位置するところまできている。
悪魔やその他の人外の基本スペックの高さに対抗するために、黒歌に仙術を教えてもらっている。しかし、武術はともかく仙術は才能が無く、教えてもらい始めてから4年近く経っているものの、未だに身体能力強化くらいしか使えない。しかし、身体強化自体の錬度は高く、総合的な現在の実力は最上級悪魔の中でも上位くらいのところまではきている
習っている武術は空手、柔術、中国拳法、ムエタイ、ボクシング、プンチャック・シラット、香坂流武器術、久賀舘流杖術など。
名前 黒歌
種族 転生悪魔・元猫ショウ(ショウは鬼ヘンに肖)
年齢 (この記述は物理的に地獄に落とされました)
好きなこと からかうこと、自由、妹、翔
嫌いなこと かつての主、自らの大切な者に危害を加える者
保有神器 無し
人物 とある理由から主を殺しはぐれ悪魔になっていた。追手に追われて傷だらけのとこ
ろを翔に拾われ傷の手当等を受ける。その後翔のおかげではぐれ悪魔認定を解除さ
れ、そのこと等がきっかけで翔と恋人になる。
現在は駒王学園から徒歩7分くらいの1Kの部屋で翔と2人暮らしの同棲中。サー
ゼクスから教えられた妹のことを気にかけながらも恋人との生活と花嫁修業を楽し
んでいる。
戦闘スタイル 仙術を用いての戦闘が主となるが、翔が自分のために戦い始めてからそれに触発されたのか、南條キサラから「ネコンドー」を教わり始める。元々猫又であり相性が良く、メキメキと実力を伸ばし現在は技術のみを言うのなら準達人級。しかし、素の身体スペックの高さや仙術による身体強化と、多彩な仙術による手札の豊富さ等、その戦闘能力はかなり高く翔よりも実は強い。「動」の武術家。
名前 ジョージ=フォアマン
種族 人間
年齢 28歳
好きなこと 金に苦労しない生活、適度な刺激のある生活、ストレスの感じない胃に優し
い生活
嫌いなこと 貧乏、ストレス性胃炎、ストレスを与える人物、理不尽な命令をする人物、ところ構わずイチャつきだすバカップル、ていうか風林寺翔と黒歌
保有神器
能力 特殊な力(魔力、聖なるオーラ、氣など)の個人個人の違いを嗅ぎ分け、
記憶し、追跡する。
一度に記憶できるのは1人分まで、追跡できる距離には限界がある、などの制
約がある。
人物 貧乏魔術師の家系に生まれた魔術師。その貧乏さが嫌になり家を飛び出し、自らの神器の力を用いて
現在は今まで通り賞金稼ぎとして生活しているが、たまに来るサーゼクスや翔や黒歌からの依頼とその理不尽さに胃を痛める生活を送っている。胃薬を常備するようになったりした。
頑張れジョージ、超頑張れ!
戦闘スタイル 主に魔力弾を用いての遠距離戦を得意としている。しかし、人間が種族的弱者にいると熟知しており、相手が自らより格上なら挑発、数を揃える等策を用いることに躊躇いは無い。
名前 チチオ=モンデヤル
種族 変態
年齢 変態としては10歳
好きなこと 変態的行為
嫌いなこと 変態行動を邪魔する人物、変態を排斥する世論
保有神器
能力 任意のものを透明にすることが出来る。
人物 変態。
戦闘スタイル 変態。
◇◇◇◇◇◇
幕間 とある黒猫の
駒王学園から徒歩7分といったところにあるとあるアパートの1室。1Kの中々洒落た部屋で、キッチンにお風呂、ベランダにクローゼット等等が1通り揃っており、ちょっと贅沢気味だけど1人暮らしをするには丁度いいかな?といった風情ある部屋でのこと。
この部屋には現在黒歌と翔が2人暮らしの同棲中である。寝室が1部屋しかないのに2人暮らしということは必然的に同じ部屋で寝るということだ。そして2人は恋人同士であり、であれば同じベッドで同衾になるのも自然なことであった。
そんな黒歌の現在の朝は早い。朝の4時半くらいにはもう起き出している。
上半身だけを起こし、隣で寝ている恋人を見るその目は慈愛に満ち溢れており、女性としての魅力と母性としての包容力が内包されている。両者ともに一糸纏わぬ姿であるのが昨夜が情事であったことを教えてくれた。
黒歌は微笑みながら恋人の前髪を手で梳いていく。その寝顔は穏やかで、年相応の少年的なあどけなさがあった。
(ふふっ。闘う時はあんなに凛々しいのにね。寝顔はこんなに可愛いんだからにゃ。)
そんな恋人のギャップを楽しむのは黒歌の現在の楽しみの1つとなっている。翔より早く起きるのもそのためだ。
と、黒歌が前髪を梳いていると翔の気配に変化があった。どうやら翔も起き出すようである。黒歌も翔も朝の修行が習慣となっているのでこの時間に目覚めるのが体に染み付いていた。
目を擦りながらも翔がその上半身を起こして伸びをした。それでもまだ眠気がとれないのか、瞳をパシパシとさせている。
「んんっ。ん~~。んぅ。・・・・・・おはよう、黒歌さん。」
「おはよう、翔。」
そう言って黒歌は翔へと軽く唇を合わせた。所謂おはようのキスであるが、こういうことをするのは基本黒歌からである。翔は基本的に主導権を黒歌に握られっぱなしなのであった。
今回も例に漏れず翔は顔を赤くして恥ずかしがっている。このことが「もっと激しいこともしているのにまだまだ初心なところが可愛いのよね。」、と黒歌の悪戯心に火をつけさらにからかわれる羽目になると翔は気付いていない。
「ふふっ。それじゃぁ朝の鍛錬を始めましょうか?」
「・・・はぁ。まったく、黒歌さんは」
苦笑しながらも、満面の笑みを浮かべる恋人を見て、「こんな笑顔をされちゃぁ何も言えないよなぁ。」と駄目な思考に走る翔なのであった。
◇◇◇◇◇◇
翔が学校に向かった後は黒歌は基本的に家事をしている。朝食の片付け、掃除、洗濯だ。
しかし、それもそう長く時間を掛けることなく終わる。洗濯物を洗濯機に放り込み、洗濯し終えるまでに掃除をし、そして洗濯が終わったらそれを干す。家が1人暮らしを想定している広さなので、慣れてしまえばパパッと終えることが出来るのだ。
11時には既に掃除をやり終え暇になる。そんな黒歌が次に手を出すのは冷蔵庫だ。
翔と黒歌は達人に師事している。当然修行の内容には体作りも含まれているわけだが、ではその体作りは激しい基礎修行で行われているかというとそれだけではなく。体作りに最も重要なことは食事であり、必然翔と黒歌は食事の内容にも気を使ったものになる。
と、言ってもどこぞの70歳代なのに20代の艶を保っている若作りの究極系とも言える櫛灘流の延年益寿法程厳しくはない。せいぜい栄養バランスに気を使っていることと、漢方による内功の鍛錬もしている、といったくらいである。
黒歌はその日の冷蔵庫の中身を確認してどんな献立にするかと悩む。カボチャが余っている。今日はカボチャの煮物と後主菜と汁物にしようと決めて黒歌は家を出た。
エコバッグを片手に下げながら黒歌が向かうのは近所の商店街。スーパーマーケット等で纏めてかってもいいのだが、黒歌はこの人情溢れる商店街で買うほうが好みなのだ。
「さって今日は何が安いかにゃ?」と思いながらも軽い足取りで歩いていると横合いから威勢のいい声を掛けられた。
「おぅっ!黒歌ちゃん、最近はどうだい?」
「にゃはは。ま、順調だにゃ。」
「そうかい!いやぁ、黒歌ちゃんみてぇな別嬪さんを恋人に出来るなんて相変わらずうらやましいこった!」
「いやぁ、そんなことばかり言ってると奥さんに愛想尽かされちゃうにゃ?」
「はははっ!長い生活で愛想なんて無くても関係なくなっちまわぁな!」
声を掛けてきたのは気風のイイおじさんだ。その頭にはねじり鉢巻、胸に店の名前が書いてあるエプロンをつけ、長靴を履いている姿はまさしく商店街の魚屋!と誰もが見ただけで分かるほどらしい格好だ。
「ところで、今日は何かいいものが入っているかにゃ?」
「おぅっ!今日は良い太刀魚が入って来てるぜ!丁度旬の時期の美味い太刀魚だ!シンプルに塩焼きなんかにしたらこれが美味ぇのなんのって!」
「へぇ、それは良さそうだにゃぁ。」
「じゃぁ、今日は特別!塩焼き用に捌いている太刀魚を2切れ!400円でご提供だ!。」
「ん!じゃぁそれ買いにゃっ!」
「毎度あり!今後ともどうぞご贔屓にってな!」
猫又である黒歌は当然魚好きである。美味しいと太鼓判を押されている太刀魚を買うことが出来て黒歌は大層ご機嫌だった。晩御飯に出す予定の塩焼きの味を想像してトリップをしている。下手したらこりゃたまらん涎ズビッってなりそうなほどだった。
「黒歌ちゃん!これ持っていきなよ!」
「これ新商品なんだけど美味しいかい?」
「黒歌ちゃん!コロッケあげるよ!」
そんな風に機嫌よく黒歌が商店街を歩いていると、あちこちから声が掛けられる。同棲を始めてから1年程。黒歌は地元にかなり受け入れられていた。
と、そんな時、黒歌の正面に地元では見掛けない集団が肩で風を切りながら歩いていた。横に広がって歩いている男達の見た目はいかにもな不良ですと周囲に主張しており、事実かなりガラが悪そうである。
黒歌がその集団を見て眉を潜めていると、その集団に居た1人の男が黒歌を見てヒューと口笛を吹いた。
現在の黒歌の服装は無地のシャツにカーディガンを羽織り、ロングスカートを履いているといったもので、若奥様と言われても違和感を感じられない露出の少ない清楚な格好だ。
しかし、それでも黒歌の美貌は一切損なわれておらず、また黒歌のそのプロポーションは清楚さの中にも色気を醸し出している。血気盛んな不良少年達からすれば断然ソソル容姿となっていた。
現に不良少年達の集団は黒歌に目を付け、その周囲を囲んで絡み始めた。
「ねぇ~お嬢さん、可愛いね~。僕達と楽しいことして遊ばない?」
「あんまり時間取らせないからさぁ。」
「うっわ近くで見るとマジで美人だぜ。今日はかなりツイてるぜ。」
「しかもすっげぇスタイルいいぜ。胸でけぇし、腰ほっせぇし。変なモデルよりいいんじゃねぇの?」
そんな少年達の様子に黒歌は溜め息を吐いた。黒歌はその容姿から繁華街などを出歩くと
このように絡まれることが多い。その経験則が教えてくれていた。
(普通に断っても聞かないんだろうにゃー。)
黒歌は内心は憂鬱になりながらも、その少年達に笑顔を見せてみせた。その笑顔にあくまでも思春期高校生でしかない不良少年達は見惚れてしまい、重要なことを見逃してしまった。
――黒歌の目の奥から漏れ出る、怪光線とも言うべき光に。
「ねぇ坊やたち?ここじゃぁ邪魔になっちゃうから、あっちの路地裏でタノシイ事をしましょう?」
「うぉ~~マジかっ!」
「ヤッベェ、今日はマジでツイてんな!!」
途端に色めき立つ少年達は周囲の迷惑も考えずに騒ぎ出す。そのことに商店街の人たちは迷惑そうな目を向けているかと言うと、さにあらず。
周りの商店街の住民は全員が全員少年達に向かって可哀想な物を見る目つきをしていた。中にはまるでこれから屠殺される家畜を見るかのような憐憫を目に浮かべて合掌をしているものたちまでいる。
――彼らは知っているのだ。不良少年達の末路とその結果を。
黒歌を囲むようにしながら少年達がまとまって路地裏へと向かっていく。その光景は一見可憐な女性に不良達が数に物を言わせて暴行を働こうとしているように見えるがそうじゃないことを商店街の人たちはよくわかっていた。
彼らは猛虎の巣へとそうとは知らずに自ら入っていった哀れなる草食動物なのだ。
ドナドナドーナードーナー、と誰かが呟いていると路地裏から悲鳴が沸きあがった。まるで鶏を縊り殺した時の断末魔のような物悲しさが含まれている。
しばらくして物音と悲鳴が止む。誰かがごくりと生唾を飲み込む音まで聞こえそうな程の静寂が広がるなか、路地裏からスッキリした顔つきの黒歌が現れた。
「まったく、相手見てから絡みなさいって話よ。」
むしろ見ていたからこそ絡んだんじゃないでしょうか、とは言えない商店街の人たちだった。
◇◇◇◇◇◇
「シッ!!」
ゴゥっ!と空気を切り裂く音がする。その音と共に放たれたのは右足による回し蹴り。しなやかな弧を描きながら相手の顔目掛けて空を疾る。
当たれば撃墜必至なその一撃を相手は宙に跳ぶことで回避する。黒歌もそのことは織り込み済みだったので追撃に入ろうとした。
しかし、相手はその追撃を許さない。空中で見事に身を捩りながらも黒歌目掛けて踵を振り下ろす。
「トルネードチッキ!!」
蹴撃一閃。目にも留まらぬどころか目にも映らぬ速度で放たれた空中踵落しを黒歌は後ろに飛び退くことで回避する。その場で受けても、紙一重で回避してもそれごと押しつぶす第2矢が装填されていたことを見切っていたからだ。
しかし、相手は人類の規格外とも言える
相手は攻撃範囲から逃れ、このまま落下していくしかない、という常識をその女性は楽々と覆す。
女性が空を蹴る。普通ならその場でただ足を突き出すだけに終わるところを、この女性はただそれだけの動作で黒歌に向かって飛び出した。
「空中三角跳び!!」
空を蹴り恣意的に空中を滑空した女性がその勢いのまま蹴りを繰り出した。蹴りを受け止めた黒歌の腕がミシミシと音を鳴らす。それ程に重い蹴りだった。
黒歌はもう何回目かになる驚愕を感じていた。空を蹴り、2段ジャンプをする!そんな子供がお遊びで試し失敗して笑うようなことをこの達人という人種は実現してみせているのだ!!
と、同時に歓喜もしていた。この技は今まで見たことがない。見たことがない技を出させる程度には自分もまた成長しているのだ――と。
しかし、戦闘中にそれ以外のことに気を取られるのは愚の骨頂。そんな感情に黒歌が囚われたほんの一瞬の隙に女性は蹴りを黒歌の首元で寸止めしていた。
「はい、終わり。まったく、組み手中に気を抜くんじゃないよ。」
「いやぁ、嬉しくてつい。」
「ま、その気持ちもわからなくはないけどね。」
女性――南條キサラ――は黒歌に注意を促す。これが組み手だったから良かったものの、もしも死闘だったらどうしたのかと。
そのキサラの忠告に黒歌はあまり反省した様子を見せずに嬉しそうにテレテレと笑う。そんな弟子の様子に、自分の未熟な頃を思い出して苦笑してしまう。
「とにかく、まだ時間はあるからもっかい組み手。その出来によっちゃさっきの技を教えてあげてもいい。」
「本当かにゃ!?約束よ!」
「わかってる、わかってる。でも、あくまで出来次第だからな。」
「一発で技を教えてもらうにゃ!」
やる気満々になった才能豊かな弟子を見て、思わず現金なやつ、と苦笑するしかないキサラなのであった。
◇◇◇◇◇◇
その日の修行を終えて、汗を流した翔と黒歌は寝るためにベッドに潜り込んでいた。楽しそうにその日のことを話し合っている。
しかし、明日の朝も早い。どちらからともなく、もう眠ろう、という空気になった。
「じゃぁ、おやすみ。」
「黒歌さん、おやすみなさい。」
こうして、黒歌は日々を過ごしていく。
副題元ネタ・・・とある魔術の