赤と青の力で異世界を楽しもう   作:コレクトマン

2 / 14
第一話です。


始まります。


勇者気取りの転生者に絡まれた……何でだよ!

 

 

俺こと“工藤 正宗”は、まっすぐ進んだ先にあるアクセルの街にたどり着いた。

アクセルの街に入ってあの時に倒したカエル共の食材と材料をそこらにあった道具屋に

売却してこの世界の通貨である“エリス”を金貨3枚分手に入れてた。どうやらこの世界の

通貨は中世ヨーロッパ風な感じなんだろう。道具屋の人にエリスの単価を聞いて見た

ところエリスには、“銅貨”、“銀貨”、“金貨”の3種類が存在する。銅貨のレートは100円分の

価値で、銀貨のレートは500円分の価値、そして金貨は1000円分の価値があると分かった。

そこで俺は、より効率よくお金を稼ぐ方法を道具屋の人に聞いて見た。

 

 

「金を効率よく稼ぐ方法?それだったらこの先にあるギルドで冒険者登録すれば良いぞ。

まぁ…手数料は取られるが、登録しておけばクエストを受注する事が可能になるからな」

 

「成る程、…んで、手数料はどれ位掛かるんだ?」

 

「大体1000エリス位だそうだ。にしてもアンタ、その格好からして別の国から来たのか?」

 

「まぁ…そうなるな。ここに来たばっかりでまだこの国の通貨は持ってなくて街に向かって

いる最中にカエル共と遭遇してな、其奴らを倒して材料やら何やらを剥ぎ取ってここに売りに

来たと言うわけなんだ」

 

「……何かとアンタも大変だったんだな。まぁ…その腕前で此処まで来たんだ。きっと良い

職業になれるだろう」

 

「そりゃどうも。それじゃあ、この辺で…」

 

 

俺は道具屋を後にしてギルドの方に向かった。そしてギルドにて冒険者登録を行なった。

冒険者登録のさいに職業を選択していたが、どれも俺には向いていない職業ばかりだった

ので器用貧乏な冒険者にした。冒険者の職業はかなり人気がない職で、取得するスキル

ポイントが通常の2倍なのだが、逆に言えば取得できるスキルが多数あると言う事だ。

冒険者登録を終えた俺は、クエスト表でいろんなクエストを確認した。

 

 

“ジャイアントトードを狩れ!”

 

“撃退、一角熊!”

 

“始まりの祠の探索調査”

 

 

クエストの中にはカエル共の事が書かれていた。この街に来る前に遭遇したあのカエル共

じゃあないよな?もしそうだったら面倒な事が起こるのが関の山だ。俺はそのまま何もなかった

様に“始まりの祠の探索調査”のチラシを取ってクエスト受付口に渡して、そのまま祠の探索調査

の為に街を出た。

 

 

工藤Side out

 

 

 

響夜Side

 

 

僕は女神アクアに勇者になってほしいとこの世界にに転生してもらった時に女神から特典として

“魔剣グラム”を貰い受け、この世界で初めて仲間ができた。“戦士”のクレメアに“盗賊”のフィオ

の二人をパーティメンバーに迎え入れ、色々なクエストをこなしてきた。久しぶりにアクセルの

街に来てみると、そこに白いローブを来た老人が僕たちに声を掛けて来た。

 

 

「待たれよ……そこの若者よ……」

 

「あの……あなたは?」

 

「儂は唯のしがないプリーストなのじゃが、主に頼みたい事があるのじゃ」

 

「頼みたい事?」

 

 

フィオは、老人の頼みごとが何なのか気になった。そしてクレメアは、老人から頼み事とは

何なのかを聞き出した。

 

 

「おじいさん、頼み事って何?」

 

「フムッ……実は、始まりの祠にて奇妙な噂を聞いてな。その祠には奇妙な魔道具を使い、仮面

の戦士に姿を変える人に似た何かがおるのじゃ。儂も確認しようにももう歳でな。

若者たちよ、儂に変わって主らがその祠にいる人に似た何かを調べてもらえぬか?」

 

 

クレメアが老人の頼み事の内容を聞いて響夜とフォオにこの頼み事をどうするのかを聞いて

みた。

 

 

「どうする、キョウヤ?」

 

「始まりの祠に仮面の戦士、か………。よしっ…これも何かの縁だ、この人の願いを聞いて

あげよう!」

 

「さっすがはキョウヤ!困っている人を助けるなんてね!」

 

「私もキョウヤの意見に賛成よ」

 

「ありがとう、二人とも。それじゃあおじいさん。僕たちがその祠に行って、仮面の戦士の

正体を確認してくるよ」

 

「すまないのう。こんなしがない老人の願いを聞いてくれて……」

 

「いえいえ、困った時はお互い様です。それじゃあ、行ってきます」

 

 

響夜のパーティーは、仮面の戦士の正体を確認するために“始まりの祠”に向かうのであった。

響夜達が“始まりの祠”向かって街を後にした後、先ほどの老人が何かを呟いていた。

 

 

「やれやれ…あの若造、疑いもせずこうも簡単に儂の頼みを受けてくれるとはな……。

まぁ…これでまた彼奴がパラドクスとして変身して戦う姿を見られるのだからのう……」

 

 

そう老人が呟くと同時に老人の周りにオレンジ色の粒子が包み、その粒子が消えると粒子に

包まれた老人の姿が消えていた。この老人こそ、“工藤 政宗”を転生させた神本人なのだ。

 

 

響夜Side out

 

 

 

工藤Side

 

 

始まりの祠にて俺は、クエスト内容に書かれているクリア条件に“祠内にあるお宝の回収”と

書かれているので俺はその宝を探していたのだが、その宝の番人のモンスターが立ちふさがって

いた。種類からしてスケルトンだろう。まぁ…予想はしていなかった訳ではない。

 

 

「はぁーっ……初っ端から付いてないな、俺。……とっとと終わらせるか」

 

 

俺はブレザーのポケットに収納していたガシャットギアデュアルを取り出してダイヤルを右に

回した。

 

 

[PERFECT PUZZLE][What's The next stage?]

 

「変身!」

 

 

掛け声と同時にスイッチを押し、そのままギアホルダーに差し込んだ。

 

 

[DUAL UP!][Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!]

 

 

俺は再び“仮面ライダーパラドクス パズルゲーマー”に変身してアイテムを上に集め、そのまま

コンボを作った。

 

 

[マッスル化!][鋼鉄化!]

 

 

“鋼鉄化”は対象を鋼鉄化し、防御させる事ができるアイテムで、使い方次第では攻撃にも使える

意外と便利なアイテムである。その“マッスル化”と“鋼鉄化”のコンボを吸収し、腕力と脚力を

強化し、足首を鋼鉄化させてそのまま必殺技を放つためにギアホルダーからガシャットギア

デュアルを軽く抜き出しダイヤルを左に回した後すぐ右に回してギアホルダーに差し込んだ。

 

 

[KIME-WAZA!][Dual Gashat!]

 

「んじゃ……行くぜ!」

 

[PERFECT CRITICAL COMBO!]

 

 

俺は番人であるスケルトンに向かってライダーキックを打ちかます。

スケルトンはライダーキックを受け、そのまま奥に飛ばされて数秒後には爆発した。

俺はモンスターを倒した後、変身を解除しようとギアホルダーからガシャットギアデュアルを

抜こうとしたが、俺以外の人の気配を感じた為変身を解除しなかった。

俺が通って来た所から何やらソードマスターの男一人と、戦士と盗賊の女二人のパーティー

組みがやって来た。その男の格好はまるで“僕は勇者です”と忌まわしつける感じの鎧と剣を

持っていた。

 

 

「あれが…仮面の戦士…?あれじゃまるで……」

 

「キョウヤ…なんかあの仮面の戦士の目、なんか悪者的な感じするんだけど……」

 

「もしかして…新手の魔王の手先?」

 

 

男の方は俺を見て、仮面ライダーのこと知っているのか?と考え始めた。

残りの女二人はパラドクスの目付きが悪いやら新たなモンスターやらで考えていた。

……男の方はまだマシとして女二人にパラドクスの見た目の判断されるとしらけるなぁ……。

 

 

「何だよアンタ等、俺は今ここのクエストで忙しいんだ。用が無いなら話しかけんなよ……」

 

「な…!?私たちに対してなんて言い草なの!」

 

「ま…まぁまぁ、クレメア。処で、一つ聞いてもいいかな?」

 

 

先ほど考えていた男は、戦士の女“クレメア”をなだめたながらも俺に話しかけて来た。

………これ絶対碌な事でしかない展開になりそうなんだが………。

 

 

「馴れ馴れしいな、俺はアンタ等には興味はないんだよ。もう失せろよ……」

 

「まぁまぁ…仲間の非礼はこっちが謝るよ。処で君は、その右腰についているアイテムは誰から

貰ったか、どこで手に入れたんだ?」

 

 

この男……しつこいったらありゃしねえな。そんなこんなで適当にはぶらかす。

 

 

「知るか、俺が持っていようがいないか俺の勝手だろ。マジでしらける質問はやめろ……」

 

「あ……あなた!?私のキョウヤを馬鹿にする訳!!もう許さない!いやでも無理にでも口を

破らせてその正体を吐いてもらうわよ!」

 

「あのね…いつキョウヤがアンタのになったのよ……。まぁ、彼奴がムカつく奴なのは同意

だけどね!」

 

「あっ!おい待て、二人共!無闇にその人に戦いを挑んでは……!」

 

 

流石に俺の言葉に癇に障ったのか…クレメアと盗賊の女が俺に攻撃を仕掛けて来た。

 

 

「はぁーっどいつもこいつも俺の邪魔をしやがる。本当にムカつく!」

 

 

そう言って俺はまたアイテムを上に集めて、あるアイテムを二つを選択して二人に吸収させた。

 

 

「こいつでも取って、しばらくピヨってろ!」

 

 

二人に向けて飛ばしたアイテムの名は“混乱”。これを取ってしまった対象は、一定時間思った

ように動けなくしてしまうのだ。

 

 

[混乱!][混乱!]

 

「え…?何これ?!」

 

「急に視界がぼやけて、頭がクラクラする……?」

 

「エナジーアイテム“混乱”の効果さ。これを取っちまうと思う様に動けないんだよ。

無論、痛覚も鈍っているけどな…」

 

 

俺は二人の前に近づいて一人づつデコピンで倒す。

 

 

「あうっ!」

 

「ふみゅっ?!」

 

 

なんか盗賊の方の子がデコピンで倒れるさい可愛い声を出して気絶した様だ。

するとクレメア達を制止しようとしたキョウヤが何かしら文句言って来た。

 

 

「何をするんだ!確かに今のは僕達が悪かったかもしれないが、幾ら何でもこれはやり過ぎ

だろ!」

 

「何言ってんだ?やり過ぎもへったくれないだろ?そこの女共が俺の邪魔をして来たから

潰しただけなのに何キレてんだ……」

 

 

俺は呆れながらキョウヤに言い返すと、キョウヤは俺に言ってはならない言葉を口にした。

 

 

「ならどうして君は、その力を手に入れたんだ!仮面ライダーの力を!君だって、神様に

頼まれてこの世界に来たんだろ?だったら何で……っ!?」

 

 

その時、キョウヤは言葉を続けてる最中に止めた。なぜ言葉を途中で止めたのかと言うと俺が

()という言葉に怒りや殺気を放ったのだ。

 

 

「俺があのクソッタレな神に頼まれた?巫山戯るなよ…!俺の場合は、クソッタレの神の

暇つぶし兼ゲームの駒みたいに俺は強制的に転生させられたんだぞ!俺が嫌でも忘れようと

してたのをお前のせいで思い出したじゃねえかよ!」

 

「そ…そんな事はない!僕は女神様に勇者として転生してほしいと頼まれてこの世界に

来たんだ、自分の意思で!君だってその力を「もう黙れよ……」……えっ?」

 

「散々自分の都合の良いように言いやがって………。お前は、俺の心を滾らせた……!」

 

 

そう言って俺は、右手でギアホルダーからガシャットギアデュアルを抜き出してダイヤルを左に

回した後もう一度左に回し、“KNOCK OUT FIGHTER”を下に向けた。

 

 

[KNOCK OUT FIGHTER][The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!]

 

 

俺の真上からゲーム画面が現れたが、青のウェーブが出る“PERFECT PUZZLE”と違って

“KNOCK OUT FIGHTER”からは赤のウェーブが出たのだ。キョウヤの方は多少戸惑っているが

関係なく俺は別の形態に変身する。

 

 

「大変身!」

 

 

そう言い左手でガシャットギアデュアルのスイッチを押してギアホルダーに差し込んだ。

 

 

[DUAL UP!][Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!]

 

 

変身音声と共にパラドクスに変化が起きた。パラドクスの背中に付いている大型のダイヤルが

左に回り、仮面も180度左に回って格闘ゲームの顔つきの仮面へと変わり、胸のパネルも左に

回ってパズルから炎がらのパネルに変わった。そしてパラドクス パズルゲーマーの特徴である

肩のショルダー“マテリアライズショルダー”を前後反転させて拳に装備した拳武器“マテリア

ライズスマッシャー”を腕部に装備した。これこそパラドクスのもう一つのゲーマーの姿。

“仮面ライダーパラドクス ファイターゲーマー”の姿である。

 

 

「な…何なんだそれは…!まさか、神様から特典を二つ貰ったとでもいうのか?!」

 

「お前が知る必要などないだろ?今からお前をぶっ潰すんだからな…!じゃあ…遊ぼうぜ!!」

 

 

左腕を軽く振り回した後キョウヤに向かって走り、そのままキョウヤに殴りかかった。

キョウヤは魔剣グラムを抜き出してマテリアライズスマッシャーを防いだ。

だが関係ない。元々パラドクスはダイレクトヒットグローブ&シューズが常に装備されている。

ダイレクトヒットグローブとダイレクトヒットシューズには攻撃を与えた相手の全防御システム

を一時的に停止させるプログラムを流し込み、直接ダメージを与える機能があり、実質的に防御

無視の攻撃が可能となっている。つまり、たとえ防御しても事実上“ダメージカット無視”で

本来のダメージを与えることが可能なのだ。無論、キョウヤはそんな事を知らずただ単に

ダメージを負うだけであった。

 

 

「ぐっ……おっ重い!」

 

「ほらほら!まだまだ序の口だぜ?もっと俺の心を滾らせてみろ!」

 

 

俺はキョウヤにラッシュで着々と追い詰めいた。キョウヤは反撃で魔剣グラムを振るう。

女神アクアから特典として貰った魔剣グラムは、どんな物体でも完全に両断できる切れ味を誇る

力を持っていた。…がしかし、パラドクスを()()()()()()()()()()()()

 

 

「な?!バカな!ど…どうして!?」

 

「バーカッ!お前はその剣に依存しすぎたんだよ。これで〆だ!」

 

 

俺はキョウヤとの距離を取って右手でギアホルダーからガシャットギアデュアルを抜き出して

左手でダイヤルを右に回した後、もう一度左に回した。

 

 

[KIME-WAZA!][Dual Gashat!]

 

 

必殺技発動音声と同時にガシャットギアデュアルをギアホルダーに差し込んでそのままキョウヤ

に向かって走り、右腕の“マテリアライズスマッシャー”でキョウヤにアッパーをかますと

“マテリアライズスマッシャー”に搭載されている特殊燃焼装置“マテリアバーナー”で右腕の

“マテリアライズスマッシャー”に炎を灯した。

 

 

[KONOCK OUT CRITICAL SMASH!]

 

 

キョウヤを上に殴り飛ばし、そしてそのまま落下してくるキョウヤを炎を灯した右腕の

“マテリアライズスマッシャー”でキョウヤを右ストレートで吹っ飛ばした。

 

 

「ウラァッ!」

 

「グワァァーーッ!!」

 

「「キョウヤッ!!」」

 

 

“K.O.!”と同時に先ほど“混乱”のアイテムで動けなくなっていた二人はようやく動けるようになり

キョウヤの所に駆けつける。そして俺は、本来のクエストを果たす為に祠の最深部に向かった。

その時キョウヤのパーティメンバーたちは俺を目の敵の様に見ようとするが既にいなかった。

 

そして最深部についた俺は宝を回収し、アクセルの街に帰ろうとしたが何かと気分が晴れ

なかった。

 

 

「どうして俺はこんな目になったんだ……。これもジジィが仕向けた何とやらか?

だとしたらムカつく処なんだか、そんな気分になれない自分がしらけるなぁ………」

 

 

そう己に言い聞かせながらアクセルの街に帰るのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーSee you Next game...?ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。