赤と青の力で異世界を楽しもう   作:コレクトマン

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第8話です。

始まります。


祐介が暴走!?……マジかよ…

 

 

“第二次魔王の幹部襲撃事件”から約一ヶ月の月日が流れ、彼こと“工藤 正宗”は祐介が紹介したい店があるとの事で正宗は、ある魔道具屋を訪れていた。

 

 

「“魔道具屋 ウィズ”?こんな所まで連れて来たかったのか?」

 

「まぁ…ね。結構クセのある魔道具ばかりだけど、使いこなせば意外と便利だよ?」

 

 

祐介は魔道具屋の扉を開けて中に入る。正宗もまたその店の中に入るのであった。

 

 

「ウィズさーん!お客さん連れて来たよ!」

 

「ウィズさん?(名前からして、この店の店主かな?)」

 

「あっ…ユウスケさん、いらっしゃいませー」

 

 

正宗達を出迎えたのはアークウィザードの女性であった。祐介と名前で呼ぶからして結構仲が良いのかも知れない。

 

 

「あのーユウスケさん、そちらの方は?」

 

「あぁ…この人は僕の兄さんだよ」

 

「工藤正宗だ…よろしくどうも。それよりも、二人は知り合いなのか?」

 

 

正宗は祐介とウィズの関係が気になったので聞いてみた。

 

 

「うん…僕がここに来た(転生した)時に最初にこの店に立ち寄ったんだ。

その時にウィズさんと知り合ったんだ。最初はこの店の品のクセに慣れるには結構苦労したよ。

あの時はここの店は爆弾屋かと思ったよ…」

 

「…苦労したんだな、お前も」

 

「あの時は新商品を売ろうと思ったのですが、思ったほど売れなくて困っていたんです。

その時にユウスケさんが色々なアイデアを教えて下さったおかげでバリエーション豊富なマジックアイテムが作れたんです」

 

 

どうやら祐介とウィズの関係は中々良いと正宗は思った。そしてウィズからある依頼を正宗達にお願いした。

 

 

「ユウスケさん、クドウさん。実はお願いしたい事があります。この街にある共同墓地で浄化作業を行おうと思っているのですが、その時にお二人には護衛を頼みたいのですが…」

 

「僕は今、予定は空いている訳だし大丈夫だよ。兄さんはどう?」

 

「一応、こっちも予定はないが…まぁ、護衛なら大丈夫だ」

 

 

そんなこんなで正宗達は、正式にウィズの依頼を受ける事になった。

 

 

そして…深夜の共同墓地

 

 

正宗達は、深夜から出てくるアンデッドを蹴散らしてウィズを浄化ポイントまで誘導した。

そして、目的のポイントに到着するのであった。

 

 

「一応、共同墓地の中央付近に着いたのだが…此処であっているか?」

 

「此処であっていると思うよ?此処だと魂が集まりやすいってウィズさんが言ってたから“ターンアンデッド”を使えば、魂達が天に帰ると思うから」

 

「はいっ…それじゃあ、魂達を天に送りますからその間護衛をお願いします」

 

 

そうするとウィズは、魔法陣を展開させて、共同墓地に漂う魂達を天に送り浄化作業を進めるのであった。そして正宗達は浄化中に出現するアンデッド達をウィズに近づけない様にアンデッド達を蹴散らすのであった。しかし、アンデッド達の数は増えるばかりで倒しても倒してもキリがなかった。この時に正宗は思った。

 

 

「なぁ…思ったんだけどさ、魔力が高い奴ほどアンデッド達が反応して続々と出てくるんじゃないか?ウィズさんはアークウィザードのことだけあって魔力が高い訳だし…」

 

「まぁ…それは仕方ないよ。今は唯、アンデッド達をウィズさんの所に近づけない様にすることだけだよ」

 

 

そう祐介が言うと、すると何処からともなくアクアがウィズの浄化作業を妨害して来た…………

って、えっ?

 

 

「ちょーっとあんたぁぁぁーーっ!!」

 

「ヒ…!」

 

 

「「(何やらかしているんだこの人はーっ!?)」」

 

 

アクアはまるで自分の天敵が現れたのでそれを理由に目の敵の様にウィズに突っかかるので

あった。

 

 

「リッチーめ!ここで逢ったが運の尽きっ!!ここで成敗してやるわっ!!」

 

「だ…誰ですかっ貴方はーっ!?」

 

「ん?…リッチー?ウィズさんが?」

 

「あーっ…兄さんにはまだ言ってなかったっけ?実はウィズさんに自分がリッチーであることを内緒にしてほしいとのことだったから言わなかったけど……本当はウィズさん……リッチーなんだ」

 

「そうか…まぁ、あまり気にしないけどな。祐介、お前がウィズさんが良い人?て言うならきっと良い人?何だろうな」

 

「どうして疑問形なんだ?…っと、そんなことよりも早くアクアを止めてウィズさんを助けないと!」

 

「おっと、そうだった!あのアホを早く止めさせねぇとっ!」

 

 

正宗達は、ウィズが展開した魔法陣を壊そうとするアクアを止めようとした。

 

 

「ストップストップッ!何やってんですかアクアさん!?」

 

「何って、決まってんでしょ!この不届き者のリッチーの魔法陣を壊そうとしてるのよ!」

 

「いやっ…それ以前に話を聞けよアホッ…」

 

「何よ!そこのリッチーはどうせここに眠る死者達を利用して、ロクでもないことしようと企んでたんでしょ!そんな事よりもこっちを手伝いなさいよっ!!」

 

 

アクアの発言の後、正宗は“プツン”っと何かが切れた様な音が祐介の方から聞こえた。

恐らく、祐介の堪忍袋の尾が切れたのだろう。この時に正宗は、祐介がキレた事に気づくと“あ…ヤバっ!”っと即座にウィズを連れて祐介から離れた。そして今頃になってアクアを追って来たカズマ達がやって来た。

 

 

「この駄女神、勝手に先に行くなっての「カズマ達、今すぐこっち来い」……?」

 

「アクアァッ……彼女の…ウィズの行動を撤回しろっ!!」

 

 

祐介は完全にブチ切れていた。そのせいで余計に口論がヒートアップしてしまう。

 

 

「なんでよ!そいつはリッチーで、アンデットのボスみたいなもんよ!」

 

「どうしても撤回するつもりが無いならぁ…ワァタシに刃向かった事を後悔させてやるぞ!偽女神ぃぃーー!!」

 

 

祐介のテンションが有頂天になり、“檀 黎斗”化してしまって懐から突起が二つ付いたベルトを腰に装着して、ポケットから“ガシャコンバグヴァイザー”をそのベルトに取り付ける。

祐介が腰に装着したベルトは“バグスターバックル”と呼ばれる物で、バグヴァイザーと合体することで変身ベルトである“バグルドライバー”になるのである。

 

 

[ガッチョーン…!]

 

 

ぐもった音声の後に禍々しい待機音が流れると同時に祐介は白いガシャットを取り出した。

そのガシャットのロゴには“DANGEROUS ZOMBIE”と英語表記で書かれていて、祐介は“DANGEROUS ZOMBIE”ガシャットのスイッチを起動させる。そして正宗は、この先とても

厄介な事が起きると予感し、カズマ達とウィズを連れて安全地帯まで避難するのであった。

 

 

[DANGEROUS ZOMBIE!]

 

「ヤバッ!カズマ達にウィズさん、今すぐ此処から離れるぞ!」

 

「えっ?あっ…ハイ!?」

 

「いやっ…ちょっと待て、工藤!祐介は何をしようとしていて一体何が起きるんだ?!」

 

「んなもん決まってんだろ…大惨事大戦だ!」

 

 

カズマから“いやっ…訳分かんねえよ!?”と突っ込まれつつも安全地帯まで避難した。

 

 

「へぇぇんしぃぃーーん…!」

 

 

そして祐介はガシャットをガシャコンバグヴァイザーに挿入し、スイッチを入れて変身する。

その時にバグヴァイザーから紫色のスパークが生じていた。

 

 

[ガッシャット!バグルアップ!デンジャー!デンジャー!(ジェノサイド!)デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!(Woooo!!)]

 

 

祐介の足元から黒い霧が出現してその霧は祐介を包み込むかの様に纏い、目の前に投影されたバグルドライバーのモニターと同じパネルをぶち破り、紫色のスパークを発しながら姿を現したのは、骨を思わせる白と黒を基調としたスーツと左右非対称の装甲、赤と水色のオッドアイ(正確には目の地色は両方水色だが、左側の破損したバイザーによって右目のみ赤く色付いている)、左胸部には“死のデータ”を採取する際に突き刺したガシャコンバグヴァイザーの銃口痕など、黒と紫を基調とする従来のゲンムとはかけ離れており、死霊とも言うべき禍々しい姿。

更には、“死のデータ”が十分に蓄積した事で、レベルⅩ(10)から"計測不可能"を表すレベルX(エックス)に昇華したライダー。“仮面ライダーゲンム ゾンビゲーマー レベルX”に変身した祐介がその姿を現すのであった。

 

 

「うわぁー…久しぶりに見たよ。バグヴァイザーを使ったレベルXの変身を……」

 

「祐介……さん?……その姿は……一体……?」

 

 

正宗は、黎斗以外でバグヴァイザーでレベルXに変身する姿を拝見し、懐かしんでいた。

そしてウィズは、ゾンビゲーマーに変身した祐介から発する負の魔力に似た何かを感じていた。

ウィズが感じていたのはゾンビゲーマーの“死のデータ”であることに気付くのは別の話……。

一方のアクアは、祐介が変身したゾンビゲーマーに臆するどころか慢心していた。

 

 

「プークスクス!アンデッド擬きで私を倒そうなんて超ウケるんですけど!」

 

「そうやって侮っていると必ずボロが出ると言うものだ!ゲンムのレベルXの力、思いしれ!」

 

「アンデッド擬きがリッチーを庇うなんて生意気よっ!迷える魂ごと私がまとめて浄化してあげるわっ!!“ターンアンデッド”!!」

 

 

アクアが右手を上げて“ターンアンデッド”のスキルを発動させて周辺にいたアンデッド諸共ゲンムを浄化しようとした。するとゲンムは浄化魔法に弱いのか、短時間浄化魔法を浴びただけで倒れ込んだ。

 

 

「プークスクス!アンデッド擬きに変死したのが間違いだったようね!」

 

 

アクアは慢心しながらゲンムを挑発するが、そこから一気に形成が逆転する事が起こった。

 

 

「……それ言うなら君は、ゲームマスターたる私、神である私を敵に回した事だぁぁー!!

ヴァアアアハハハハハハハハッハーッ!!」

 

 

なんとゲンムが、紫色の禍々しいオーラと共にゾンビのような動きですぐに復活したのだ。

これは胸部プロテクター“ライフジェイルアーマー”の“ライダーゲージが0になった瞬間の一時的に変身者への戦闘ダメージが無効化される状態を再現・維持する”機能であり、簡単に言ってしまうと“常に無敵”、あるいは“ゾンビゲーマー”の名の如く“最初から死にっぱなし”な状態でアクアのスキルを無効だったのだ。

 

 

「嘘っ?!私の魔法が効いてない!?」

 

「無駄だ…!元々“DANGEROUS ZOMBIE”はゾンビウイルスに感染し、自我を持ち、不死身と化した主人公が自我を持たないゾンビ共をあらゆる武器を駆使して倒しまくるある意味一種のホラーゲームだぁぁ!!」

 

 

正宗は、祐介がいう“DANGEROUS ZOMBIE”のゲーム内容がそういうものだっけ?と思いながら、祐介に渡された対レベルX、レベルX-0用のある道具を取り出していつでも止める準備をした。と言うより、祐介がこれ以上“黎斗化”を止める為でもあった。

アクアはゲンムのチート過ぎる能力に文句を言うくらいに苦戦していた。

 

 

「ちょっと!?何よそのチートじみている能力は!反則じゃない!!」

 

「戦いに反則もへったくれもなぁぁい!!神であるワァタシに不可能はない!改めてレベルXの力……思い知れぇい!!」

 

 

そう言って祐介は両手を握り、バグヴァイザーのAとBボタンを叩く様に同時に押して危険を意味する様な必殺技の待機音が流れると同時に祐介は、左手でBボタンを叩き押して必殺技を発動させる。

 

 

[CRITICAL DEAD!!]

 

 

ゲンムから黒紫のウェーブが走るとアクアの足元周辺に黒い霧が発生し、そこから大量の

()()()が次々とパンデミックの様に増殖し、そのままアクアに襲いかかった。

 

 

「ちょ…ちょっと!?何よこれ!?なんか増えているんですけどーっ!?」

 

「ゾンビといえば……増殖能力が付き物だろう?」

 

「ちょっ…!?止めて!!私を襲って酷いことするつもりでしょ!?エロ同人みたいに!!」

 

「違うっ……君はゾンビによって喰われてR18クラスのグロゲーみたいな末路を辿るのだぁ!

ヴァアアアハハハハハハハーッ!!「止めんか、どアホ!」“スパーン!”ヴァニッシュッ!?」

 

 

正宗は、祐介に渡された対レベルX、レベルX-0用の道具である“ハリセン”を一発ゲンムに叩きつけるのであった。するとゲンムは正宗からくらった一撃が重かったのか、その場で倒れこんで気力が燃え尽きた化の様に身体が真っ白になってその後にある音声が流れると同時にドット状の粒子状になって祐介が消えた。そして増殖していたゲンム達も消滅した。流石のカズマ達も祐介が消えた事に驚いていた。

 

 

[GAME OVER]

 

「やり過ぎだっどアホ!此処でR15以上の展開が起こしてどうすんだっ!」

 

「ちょっ…おま!?メタいぞ!て言うか祐介はどうしたんだ!?」

 

「死んだよ、一度。だがあいつの事だ、すぐ復活するだろう」

 

「…そのとーーおりっ!僕、ふっかーーーつ!!」

 

 

すると正宗達の前に“CONTINUE”と書かれた紫色の土管が出現し、其処から祐介が飛び出す様に土管から出て来て復活して来た。意外な復活方にカズマ達やウィズは驚かずにはいられなかった。

 

 

『えぇぇーーーーーっ!?復活した?!』

 

「お前なぁ…。お前がブチ切れた時にはもう黎斗化してたぞ?少しは自重しろ」

 

「いやーっゴメンゴメン。一応カズマ達やウィズさんにも説明するけど、僕はプロトガシャットのα版であるプロト“MIGHTY ACTION X”オリジンの“コンティニュー機能”で復活したのだ。

因みに僕のライフが一つ減って、残りライフは後98個だ」

 

「……俺、もう祐介や正宗の行動に突っ込まない事にするわ……」

 

 

流石のカズマでもこのカオスに突っ込む気力はなかった。この後はカズマ達と情報を交換し、それぞれの状況を確認した。どうやらカズマ達は、クエストにて共同墓地にアンデッドが増え続けているのでその原因であるゾンビメーカーの討伐をしに来たのだが、そのアンデッドが増え続けていた原因はウィズの膨大な魔力が原因である事と、正宗達はウィズの護衛と共同墓地の魂達を天に帰す事が正宗達のクエストだと言う事をカズマ達に伝えた。

 

 

「……まぁ、そんな感じだな。多分そっちのクエストは失敗に終わるかもな」

 

「その時は兄さんが説明したら良いんじゃない?どのみちカズマ達にクエスト報酬がないのはある意味あれだし………」

 

「そうよっ!私はリッチーごとアンデッド達を浄化しようと思ったのにユウスケが私の邪魔を

「アクア…今度また余計な事を祐介の前で言うのならまたドナドナするぞ…?」……イエッ…ヤッパリナンデモナイデス……」

 

 

正宗は、お灸をすえる様にアクアに言うとアクアの口調がカタコトになっていた。

アクアは“第二次魔王の幹部襲撃事件”時、正宗に拳骨をくらった後ドナドナされて以来一種のトラウマと化してしまい、正宗の事を“ドSの仮面ライダー”と認識している。

 

 

三日後……

 

 

正宗達は、ギルドにて受付の人にカズマ達が受けていたクエストの件を説明したが、結局クエスト失敗という形で処理された。そして祐介は、カズマにある物を渡すのであった。

 

 

「まぁ、カズマ……ドンマイ。その代わりこれを受け取れ」

 

 

祐介がカズマに渡したのは、ゲーマドライバーと紫色のガシャットである。

その紫色のガシャットは“プロト MIGHTY ACTION X”のβ版であった。

 

 

「こ……これって!?」

 

「あぁ…プロトガシャットのプロト“MIGHTY ACTION X”のβ版とゲーマドライバーのセットだ。一応本来ならプロトガシャットは変身者に相当な負担がかかる処なんだがそのプロトガシャットを改造して、負担を大幅に減らしておいたから変身は可能だよ。後ついでに、そのガシャットにはある機能を搭載しておいたから」

 

「あ…ある機能って……一体、どんな機能だ?」

 

「それは……発動してからのお楽しみ!」

 

 

果たして祐介がプロト“MIGHTY ACTION X”のβ版にどの様な機能を入れたのか?そして、その機能があるクエストにてカズマの身に何かが起きた時に発動する事をこの時のカズマはまだ知らない。因みに正宗が祐介の暴走(黎斗化)を止めるために使ったハリセンは“ダイレクトヒットハリセン”と呼ばれるもので対祐介用に作れられた物である。祐介はこの事を見越してカウンターウェポン?を作ったのだ。それを聞いたカズマ達は“何だそれ…”と突っ込んだのは言うまででもない。

 

 

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ーーーーーーーーーーーーーーーSee you Next game...?ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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