少しおかしなマインクラフトの中に!?   作:ペペロンテ

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久しぶりにこんなに短い間に書いた・・・!それも3000越え!さらにシリアス!
柄にも無く頑張っちゃいました!明日登校日なのに・・・。
腰も痛い・・・フリーダムウォーズはクリアできない。イライラが堪りながらだとシリアスになっちゃうんですよね・・・出来栄えどうこうは別にして。
まあそんなことはともかく、どうぞ!



地獄への序章

俺、綺堂一縷はこの世界に来て初めて「家」と呼べる場所で朝を迎えた。

 

「・・・俺、始めてこの世界で熟睡できた・・・!」

 

いつもは不完全な拠点や横穴などが寝床で、敵に簡単に襲われる場所だったため、今日はそういった気兼ねなく眠れたのだ。

 

1分ほどボーっとした後ベッドから起き上がり、1階にあるキッチン(っと言ってもワークベンチと竈、水を溜める木の桶、チェストがあるだけの部屋だが)に入り、そこでふと考えた。

 

「・・・朝っぱらから肉、かぁ・・・。・・・食うのやめとこ。胃がもたれる。いつもは肉体労働の後とかだったからなぁ・・・今はいいや」

 

昨日余ったガラスで作っておいた水の入ったビンをチェストから取り出し、急に最初に手に入れたパンのことを思い出した。

 

「そういや・・・最初のチェストにパンが入ってたよな・・・?この頃忙しかったから忘れてたけど・・・腐ってないよな?」

 

とにかくチェストの中を漁ってみると3つのコッペパンのようなパンが出てきた。

 

「あった・・・!見た感じ食えそうだな。ってかふわっふわだし・・・この世界って物が腐らないのかね?」

 

パンと水入りビンを隣のリビングに持って行き、机に置いて椅子に座った。

 

「作ってよかったなこの机と椅子・・・でも椅子には今度羊毛でも引いとこうかな。ちょっと硬いな・・・まあそんなことはどうでもいいや。とにかく食おう。いっただっきまーす!」

 

パンを口に運ぶと、意外なおいしさに目を見開いた。

 

「うまっ!すっげー柔らかい!あーこれにソーセージとレタス挟んで お好みソース掛けてホットドッグにしたらうまいんだろうな~。まあ材料が無いから無理だけどな・・・」

 

そうこう言っている間に食べ終わり、今日の目標を振り返った。

 

「ふう・・・ごちそうさま。えっと今日は水を引くんだっけ?そっからもう畑作っちゃおうかな?・・・よし、作っちまおうか。その後この付近の探索だな」

 

その後パンを載せた皿と水の入っていたビンを水で洗っているとき、ふと思った。

 

「そういやここらの木を伐採したときリンゴ出なかったな。確率低いけどあんだけきったら出てきそうだけど・・・運が悪かったのか?だとしたら最悪だな・・・食いてえ・・・(泣)」

 

果物が食えないことに少し嘆きながら片づけを終わらせ、隣の作業場に来た。

 

「んじゃバケツを・・・4つあればいっか。作って・・・と。うし!物作るのも手馴れてきたな・・・これ持って皮装備と鉄剣、石鍬ともしもの鉄ピッケル持って、行くか!」

 

準備を整え、家を出た。目指すは昨日の水溜りだ。

 

 

 

 

 

~~~キングクリムゾン!!!~~~

 

 

 

 

 

「うっし、んじゃあ汲むか!」

 

そう言ってバッグからバケツを取り出して全てに水を汲み、帰ろうとしたとき、視界の端に物陰が見えた。

 

「ん?あのシルエットは・・・村!?」

 

その方向はまだ探索していなかったところであり、整地する前は土の盛り上がりでちょうど隠れてしまっていたところだ。

 

「人がいるかも・・・!よし行こう!」

 

俺は村に向かって直進した。

 

 

 

 

 

~~~キングクリムゾン!!!(鬼巫女Ver)~~~

 

 

 

 

 

30分ほどで村に着いたが、人がいないどころかあちこちに蜘蛛の巣が張っており、家も所々欠けているものが多いという有様だった。

 

「クソッ・・・廃村だったのか。人に会えると思ってたのに・・・。これは何十年も人が住まずに放置されたような荒れ方だな・・・」

 

人がいないことに心底ガッカリしたが、マイクラをやっていたあいつ曰く、村には畑や鍛冶屋があり、畑にはジャガイモや人参、小麦なんかがあり、鍛冶屋にはアイテムの入ったチェストが設置されているらしい。

 

「あの石造りの建物が鍛冶屋かな?畑は裏側にあるかも・・・あいつが言うには村の外側にあるらしいし・・・あ、あった!先に畑に行くか。近いし」

 

畑に向かうと、意外と大きく、さっきあげた3つが2×10に並んでいた。

 

「うおおおお!キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!これで肉以外も食える!収穫じゃー!」

 

そして人参60個、ジャガイモ55個、まだ青いジャガイモ3個、小麦45個、種が30個取れた。

 

「大漁大漁!これを家に作る畑に植えれば毎日食えるだけの量にはなるな!次は・・・鍛冶屋の前に周りの家も回ってみるか。4~5軒あるし本も有るみたいだしな!暇つぶしになるかもしれないから貰っていこう!」

 

家は合計4軒あり、そのどれもが蜘蛛の巣だらけで埃っぽく、長い間人が住んでいないことが分かった。

 

「ゲホッゲホッ!埃っぽかった・・・まあ本はいっぱい回収できたし、よしとしよう。まあ半分以上知らない文字で読めないけど読める物もあったしな!サバイバルブックとか図鑑とか剣術指南とか、面白そうなのもあったし。それじゃあ鍛冶屋に行くか!」

 

上機嫌になった俺は最後に残った鍛冶屋の中に入っていった。これが悪夢の始まりになることも知らずに・・・。

 

 

 

ギィィィィ・・・

「・・・ここも埃っぽいな・・・ん!チェストだ!どれどれ・・・?」

 

箱を開けると中にはパン2つ、リンゴ3つ、鉄インゴッドが4つ、鉄装備が一式、そして本が入っていた。

 

「お、リンゴだ!果物が食える!鉄装備もあるし、儲けたな!んで、この本は?」

 

表紙を見ると『この世界に迷い込んだものに贈る』と書いてあった。

 

「・・・!?これは・・・俺以外にも被害者が?中身は・・・」

 

ページをめくると、こう書いてあった。

 

『この本を君、又は貴方が見ているということは私はもう死んだか、この世界を脱出した後だろう。落ち着いてこの本を読んで欲しい。この本は私より前にこの世界に来た人の記述を元に書いた物だ。間違っているかもしれないし、あっているのかも分からない。

まず最初に、この世界に来た原因は謎ということだ。なぜ、どんな目的で連れてこられたのかが分からないのだ。そしてこの世界からはとある1つの手段を手段でしか抜け出せないということだ。』

 

「・・・な・・・・・・に・・・・・・?つ、次のページ・・・!」

 

急いでページをめくる。

 

『その方法とは、各バイオームを象徴する『古龍』と呼ばれる存在を討伐することだ。

まず所属が無い『老山龍』

草原は『霞龍』

雪原は『幻獣』

火山地帯には『炎王龍』と『炎妃龍』

密林には『鋼龍』、砂漠には『峯山龍』

この世界のどこかにそびえる塔に『浮岳龍』

空に浮かぶ島には『嵐龍』

ネザーには『煌黒龍』

最後のジ・エンドでエンダードラゴンの後に現れる『黒龍』

どこかにあるマグマの沸き立つ世界に現れる『紅龍』

上記全ての鱗を掛け合わせたもので作ったアイテムでいける場所には『祖龍』

がいるという。その全てを討伐すれば元に戻れるらしい。

しかし上記以外にも強敵となるモンスターはいる。『崩龍』や『覇龍』はその尤もたる例だ。彼らも侮ってはいけない。『金獅子』や『恐暴竜』、『雷狼竜』なんてものもいる。奇襲をされないように気をつけることだ』

 

「・・・・・・・・・・・・!!!!!こんな奴らどう狩れっていうんだ!!!!!この前も殺されかけたんだぞ!」

 

苛立ちが募り、激高する俺。さらにページをめくる。

 

『この世界には特殊な鉱石がある。『マカライト鉱石』やその上位種などもある。そしてこの鉱石やモンスターから得た素材を武器や防具、アイテムにするレシピや素材が取れる場所をこの後に記しておく。これはこの鍛冶屋の前の竈でしか加工できない。忘れずに持って帰ってくれ。

そして君又は貴方は『鬼化』というものを知っているだろうか?「死にたくない」という『思い』を力にする、いわば必殺技のようなものだ。これは体のリミッターが強制解除される。人によって左右されるが20秒~3分ほどらしい。その後は耐え難い疲労と筋肉痛に襲われる。諸刃の剣というわけだ。その思いが全力であればあるほどより力強く、より速く、より洗練された動きをすることが出来る。その分代償は重くなってしまうが・・・。これをどう生かすかは君又は貴方次第だ』

 

「・・・『鬼化』・・・あの時の・・・」

 

そう言って頭をよぎったのはハルクと戦ったとき。体が赤くなっていたし、考えられないようなスピードで動けていた。

 

「・・・『思い』・・・か・・・この後はレシピやらなんやらだな・・・ん?」

 

最後のページをめくるとこう書かれていた。

 

『私は死んでしまっているかもしれない。私には婚約者がいる。私の婚約者・・・神城 由紀那(かみしろ ゆきな)に会って、私のことを心配していたら真実を伝えて欲しい。この私、亜瑠納 光輝(あるな こうき)に起こった悲劇を、どうか伝えて欲しい・・・。

貴方のこれからが幸多からん事を・・・』

 

そしてこの本は終わっていた。

 

「伝えるよ・・・それがこの情報を与えてくれたあんたにできる唯一の恩返しだから・・・」

 

俺は本を胸で抱え込み、祈るように目を瞑った。




毎回出てくる『あいつ』はこの主人公の友達です。マイクラ厨の設定です。
パンについては気づいたので慌てて出しました。
この本の作者とその婚約者はテキトーに30秒ぐらいで考えました。最終話辺りでまた出るかな?忘れていなければ。
体の発光もここで明らかにしました。まあここで主人公に知らせる予定でしたんで・・・。
古龍については・・・分かりますよね?分からなかったらググって下さい。
久しぶりのシリアス、駄文のせいでシリアルになってないといいな・・・大丈夫だと祈っています。
garcia様、大犬様、感想ありがとうございます!これからもこの小説を宜しくお願いします!そして感想、誤字報告などドンドンお願いします!
次回、この世界を生き抜く術を知った一縷は拠点に帰り、明日への希望のために今日も働く!
『農耕の地に』お楽しみに~!






前回のサブタイのネタは機動戦士ガンダムより、「大西洋、血に染めて」です。
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