この素晴らしい世界に祝福を!~英霊エミヤの力を手に入れて~   作:ごくでヴぁる

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一つに完成させるのには時間がかかりそう!
なので、書きたいシーンをまとめて載せます


書きたいシーンまとめ

1.シロウとカズマの日常

 

 いつもどおりの一日。

 シロウは今日も冒険者として、一人行動していた。

 普段から冒険や鍛冶を行っていたが今日は何も予定がない日だった。

 

 「……さて、どうするか」

 

 正直、することが思い浮かばない。

 趣味といえば、鍛冶全般や武器いじりぐらい。

 こんなところまで、英霊エミヤにならなくてもよいと思うほどだ。

 

 「休日の過ごし方で悩むなど、おかしい話だがね」

 

 そんなことをつぶやきながら歩いていると、見知った背中を見つけた。

 緑色のローブを羽織った、茶髪の青年。

 ____カズマが、大きい手提げ袋を抱えて歩いていた。

 

 「……カズマか、なにをしているのだね?」

 

 「ん……?って、シロウか」

 

 最初に冒険者ギルドに遭遇してから、カズマとは細々と関係を続けていた。

 同じ転生者のよしみ、というのもあるが。

 大きい理由としては_____

 

 「なにって、決まってるだろ。商売道具作りの材料を回収してたんだよ」

 

 カズマが作る、日本製品があるだろう。

 一日中ゴロゴロする生活を手に入れるため、カズマは元の世界の商品を開発していた。

 そのために、<鍛冶>スキルを習得したのもシロウは知っていた。

 周りからすれば、呆れる事もあるだろうがシロウは感心していた。

 <冒険者>という特性を生かし、自らの生活を快適にするため多くのスキルを習得する。

 その発想自体が面白い、そう思っていた。

 それもあり、シロウはカズマと時折飲みにいったり遊んだりもする。

 _____そして、今のように

 

 「ほう、今度は何を作る予定なんだ?可能なら協力するが」

 

 同じ日本出身として、商品の開発に協力するのも吝かではない。

 

 「……そうだな。シロウにならいいか」

 

 普段とは違い、真剣な表情でカズマはシロウを見た。

 その目には、確かな覚悟があった。

 _______成し遂げてみせる、そんな意思が。

 

 「俺は_______」

 

 絶対に折れない、あきらめないと_____

 

 「______ロボットを作る」

 

 誓いをこめて、シロウへと告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……ふむ、ようは」

 

 先ほどの言葉を聞いた後、シロウは詳しい話を聞いていた。

 

 「可動式ロボット、のフュギアを作りたいということか」

 

 カズマは、前に遺跡へ訪れた際にロボットの形をしたゴーレムを見たらしい。

 そこからイメージを抱き、変形合体するロボットのフュギアを作れないかと考えたとのことだ。

 

 「ああ、そのためにはかなり材料と細かな部分が必要になったんだ」

 

 可動式だけなら難しくはない。

 しかし、変形合体の機能まで加えるとなればかかる時間も材料もかなりのものだ。

 

 「シロウからすればくだらないと思うかもしれない、だが……」

 

 言葉を続けようとする。

 しかし、シロウはカズマの言葉をとめた。

 

 「……いいじゃないか、変形合体」

 

 「……シロウ?」

 

 何かを感じ取ったのか、カズマは怪訝な表情を浮かべた。

 

 「変形合体といえば、確かに実際に行うのは難しい。

  武器だけであげるならば、分解し接合するということだからな。

  そうすれば、接合部分がもろいものとされ簡単に壊れてしまう。

  しかし、変形や合体といえば男のロマンだ。

  どんなロボットアニメや漫画でも、合体、変形は組み込まれる要素だ。

  それは特撮にも言える。

  なぜ組み込まれるのか?

  それは簡単だ、絵になるからだ。

  変形、合体とはそれだけである種の芸術となる。

  そして、ついには子供用の玩具にもその要素は用いられている。

  しかし、その製作には多くの技巧と再現しようという意思が見られる。

  初期では、バラバラに分解してしまい壊れてしまったということも多くあった。

  だが、その技術も進歩していき今では大人すらも魅了するものとなっている。

  ゆえに……どうした?カズマ」

 

 「……どうした、じゃねぇぇぇぇええええええ!!!」

 

 この後、無茶苦茶可動式変形合体ロボットを作った。

 

 

 

 

 

 

2.対デストロイヤー戦

 一人、シロウは街にて一番見晴らしのよい塔へと来ていた。

 彼の千里眼に写るのは、蜘蛛のような足を持ってこの街へと向かう過去の遺物。

 名前どおり、すべてを破壊するもの<デストロイヤー>

 そして、それがどのようなものかシロウの<魔法>によって解析が終わっていた。

 ……信じられないことに、中身はむちゃくちゃだ。

 多くの可動部位、あの巨体を動かすための歩行精度。

 さらには、動力部となるコロナタイト。

 奇跡的なバランスによって生み出された、悪魔的兵器と言えるだろう。

 

 「……やれやれ、あれを壊すのは厄介だな」

 

 それに加え、対魔法の障壁。

 あれがある限り、物理でも魔法でも破壊できないだろう。

 しかし、今回はその障壁を破壊できる人物がいる。

 

 「まさか女神自身がいるとは思わなかったがね」

 

 地上に降りたせいで、その神性は大きく減退している。

 しかし、それでもその力はこの地上で振るうには強力だ。

 

 「性格に関しては……まあ、女神とはそういうものだろう」

 

 神にまともなものは少ない、それは歴史が物語っているものだ。

 それに、あの程度ならまだかわいらしいものだ。

 当事者でないからこそ言える、無責任なことだが。

 

 「……さて、オレもこの街を壊されるのは困るのでね」

 

 シロウの手に、黒塗りの弓が出現する。

 そして、

 

 「I am the bone of my sword.(我が骨子は捻れ歪む)

 

 詠唱の後、彼の手には捻り曲がった剣が現れる。

 そして、それを弓に携える。

 魔力を込め、来るべきときを待つ。

 _____時間にして三秒。

 障壁が破壊され、爆裂魔法が放たれた。

 

 「偽・偽・螺旋剣(カラドボルグⅢ)

 

 空間をもねじ切る、歪みが放たれた。

 そのひとつの矢は、みるみると速度を上げ_____

 ____デストロイヤーの足を貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

3.対サーヴァントランサー

 それは、ある日の夜のことだった。

 依頼を受けたのはよいが、終わった時間が夕方。

 街に戻るために歩みを進めていると、夜になってしまった。

 視界の問題はない、<千里眼>と<鷹の瞳>を持つシロウなら暗闇の中でも昼間と変わらず見通すことができる。

 _____ゆえに、気づいたのは必然といえるだろう。

 シロウの目線の先には、一人の人物がいた。

 青い神を持ち、赤い目をした少女。

 その装備は軽装であり、肩と腕に防具が備え付けられているのみ。

 そして、きわめて目立つのが______

 ______赤い槍。

 それもただの槍ではない、あれは_____

 

 「ゲイ・ボルク。彼の光の御子が扱っていた魔槍か」

 

 なぜ、彼女がそれを所有しているのか。

 なぜ、彼女が英霊エミヤと縁深い彼に似ているのか。

 _____答えは、おそらくただひとつ。

 

 「それがわかるってことは、あなたもそうなのね。錬鉄の英霊」

 

 青髪の少女はそういうと、シロウの元へと歩み寄ってきた。

 それは、軽い口調でありながらまったく隙がない。

 

 「オレのコレがわかる、ということは疑いようがないな」

 

 「えぇ、そうね」

 

 世間話をするかのように、話をしていた。

 ____しかし、それも一瞬で終わる。

 目の前にいた青髪の少女の姿が消える。

 それと同時に、シロウの手には干将・莫耶(かんしょう・ばくや)が投影される。

 火花が散る。

 赤い魔槍と夫婦剣による、鍔迫り合いが発生していた。

 

 「へぇ、やるじゃない」

 

 青髪の少女は、ニヤリと獰猛な笑みを浮かべた。

 一方のシロウは……

 

 「……なるほど、君のそれは特典か」

 

 なにか会得がいったのか、無表情だった。

 そして

 

 夫婦剣は、魔槍に打ち勝ち少女ごと弾き飛ばした。

 

 「なっ……!」

 

 「……ずいぶんと羨ましい事だ」

 

 そう言うと、シロウは干将・莫耶(かんしょう・ばくや)を消すと立ち去っていった。

 ______彼女の力は、恩恵だ。

 転生の際、女神から渡された英霊クー・フーリンの力。

 確かに、それは強力なものだ。

 だが、それでは勝てない。

 英霊エミヤとなったシロウには勝てない。

 存在を上書きされるほどの力か、そうでないのか。

 ただ、それだけの違いだった。

 

 この後無茶苦茶喧嘩を売られるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.対ハンス

 走る。

 ただひたすらに走り続ける。

 背後に迫るのは、紫色をしたデッドリーポイズンスライム、ハンス。

 魔王幹部の一人であり、飲み込まれた時点で毒に飲まれて溶かされて死ぬ。

 そんなこと、カズマはすでに知っていた。

 しかし、頼られた以上はほおっておけない。

 ゆえに、こうして囮役をかってでた。

 そして、この鬼ごっこも終わり。

 崖から飛び降り、後は飲み込まれるだけ。

 

 「みんなぁぁぁぁ!!後は任せたぞぉぉぉ!!!」

 

 ゆえに、これはカズマにとっては想定外だった。

 

 「……やれやれ、その思い切りは君のよい点でもあるが悪いところでもあるぞ」

 

 すぐ近くで、聞き覚えのある声が聞こえた。

 横を見ると、そこには。

 褐色の肌をし、灰色の目をした白髪の青年。

 _____シロウがいた。

 

 「おまっ!?なんで一緒に落ちてんだよ!囮は一人でいいだろうが!」

 

 死んでも蘇られる。

 だからこそ、カズマは自らの命を勝利へのコマとした。

 なのに……

 

 「なに、たとえ蘇られるとしても。死のときの苦しみは変わらないからな」

 

 そう言うと、シロウは首元に巻いていた赤い布を解いた。

 

 「友人のためだ、多少は無茶ぐらいはしようか」

 

 ノイズが走ったような気がした。

 目の前にいるシロウ、その存在が一瞬揺らいだような感覚に落ちる。

 それが何かはわからない。

 しかし、ひとついえるのは。

 目の前のこいつは、何か無茶をした。

 

 「……I am the bone of my sword.(体は剣でできている)

 

 詠唱が告げられる。

 魔力を込める。

 目の前には猛毒のスライム。

 宝具で切り払うには、質量が大きすぎる。

 それに、それを破壊する算段はすでに存在している。

 ならば、すべきことはひとつ。

 目の前にいる死から逃れる盾を生み出す。

 

 「熾天覆う(ロー)……」

 

 シロウが、目の前のスライムに向けて手を広げる。

 同時に、膨大な魔力が手のひらへと集まっていく。

 

 「四つの円環(アイアス)!!」

 

 そして、目の前に広がったのは。

 四つの花びらを持つ巨大な防壁。

 目の前のスライムの体すべてを防ぎきる、巨大な盾が出現した。

 

 「ッ……!」

 

 通常の熾天覆う七つの円環(ローアイアス)では防ぎきれない。

 ゆえに、シロウは盾の枚数を減らし大きさを広げることに重点を置いた。

 そのせいかもあり、目の前のスライムの一撃を完全に防ぎきっていた。

 そして______

 

 「エクスプローーーーーーージョン!!」

 

 離れた場所から、究極の破壊がスライムへともたされた。

 爆風が襲っていく。

 しかし、それすらも目の前の盾は一枚割られたが防ぎきる。

 シロウはカズマを抱えると、そのまま盾を足場とし地面へと着地した。

 

 「……やれやれ、たいした破壊力だ。よもや、アイアスが一枚破壊されるとは」

 

 着地したシロウは、カズマをおろすと首元に解いた赤い布を巻く。

 ____巻く直前、カズマの目には見えた。

 褐色の肌、その一部が黒く変色していたことに。




とりあえず、カズマパーティには入らないのは確定。
ただし、関係は持っているという形です。
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