艦これの世界で空飛んだ 作:某連合軍の緊急脱出王ヽ(0w0)/
ん?狼…?
作者など、まだまだ子犬よ…(自戒の念)
「…そうですか。ではサンタクロースさん、窮地を救っていただきありがとうございます」
加賀は長瀬に向かい深々と礼をした。
しかし未だに荒い息はやまない。
腹部からの出血もアドレナリンのせいか痛みは僅か。しかし刻一刻と時間を増す毎に赤いシミが突入服にテラテラと出来上がっていく。
「提督!」
バタバタと靴の音が執務室の外で響いたかと思うとそこには鎮圧部隊の面々が。
「撃たれたのか…!?」
「大丈夫ですか!?」
「俺の前にこいつを拘束してくれ、恐らくこいつがここを仕切っている奴だ。こいつさえ押さえればこの鎮守府は残党だけのはず…」
視界がぶれて思わずよろめく長瀬。
「しっかりしてください!提督!提督!」
転びかけようとした体はしかし、しっかりとホールドされて立ち直らされていた。
「しっかりしてください。貴方にはまだやることが在るのでしょう?サンタクロースさん」
「ああ、子供達にプレゼントを渡さなくっちゃな…」
加賀に掴まりながら机の上にある、鎮守府構内至るところに設置されたスピーカーへ通じるマイクを手に取る。
《聞こえるか?この鎮守府に勤める日本海軍兵士諸君及び艦娘諸君。たった今、午後9時36分、この鎮守府の長、中沢少将の身柄を拘束した。罪状は艦娘への性的暴行、資材の横流し、機密の漏洩だ。この他にもあるが、これに加担した者は自首を勧める。加担していない者については15分後運動場に集合しろ。以上だ》
この放送の後、ちらほらと歓喜の声が鎮守府構内至るところから聞こえてくる。
「提督、移動しましょう。反乱分子が攻撃を仕掛けてくる可能性があります」
「ああ、そうしよう。手当てはそれからだ」
抱えられながら医務室へと移動する長瀬たち。
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先の放送から凡そ数分後。
「今のって…?」
「もう休んで良いの…?」
「………嘘だああああ!俺はやらされてただけなんだ!こんな…こんな筈じゃあ無かったんだ!俺は違う!俺は違うぞ!」
突如として鎮守府に響き渡ったヘリのエンジン音。
いきなり切れた電気と非常用電源を用いて発せられた、あの悪しき提督からの解放。
艦娘たちは歓喜し、悪事に加担した一部の憲兵は頭を抱え現実を逃避している。
「君達はこの鎮守府所属の艦娘だね?運動場に集合してもらいたい。後で君たちにも事情聴衆はあると思うが、一旦は気を休めたいだろう?」
「ええ…ええ…!」
「これで…終わったのね」
「そっちを抑えてろ!そう、そこだ!」
「離せぇ!俺は加担していないんだぁ!」
「往生際が悪いぞ、おとなしくしろ!後でゆっくり話は聞いてやる!」
涙ぐみながら鎮圧部隊の誘導を受け運動場へと集まる艦娘たち。
しかしその一方悲痛な声で無実を訴え、手錠をかけられる憲兵や守備兵たち。
それを建物内から見守る長瀬たち鎮圧部隊。
「麻酔はこの鎮守府にはありません。殆どが彼女たち艦娘に対して使ってしまって配給が滞っていましたから、縫合を我慢して受けてもらうしかありません。ただ、盲管銃創でないのが不幸中の幸いでしたね」
「あいわかった…やってくれ」
メディックの腕章を付けたWACに、腹部に残る貫通銃創を縫合してもらっているようだ。
「気張ってくださいね…!あなたたちは手を押さえて!」
「はい!」
「いきますよ!」
針を使い、慣れた手つきで銃創を縫合してゆくメディック。
「〜〜〜〜〜〜ッ!」
「このまま背中の傷もいきます!バイタルに注意!」
「痛〜〜〜〜〜〜ェ…」
数分後には、ベッドの上で息も絶え絶えの長瀬、メディックと鎮圧部隊がいた。
「終わった〜…」
「提督…馬鹿力が過ぎます…」
「予後には気を付けてください。あくまでも応急手当てですからね」
「はい…」
医者には逆らえないよね。特に怪我したときとか。
さて、応急処置も終わったことだし、運動場へ向かわなければ。
この混乱を沈めなければなるまい。
作者も麻酔無しで数針程度ですが縫った事があります。
膝パックリイキました。
階段でこけて膝縫うことになるなんて思わねぇよ(小声)
因みに脂肪が見えてすっげぇグロかったゾ^〜