艦これの世界で空飛んだ   作:某連合軍の緊急脱出王ヽ(0w0)/

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またこの小説でさぁ…ゆっくりしていかない?


第3話~ブラック鎮守府死すべし慈悲はない。ハイクを詠め、カイシャクしてやる~

トラック泊地、鎮守府内。応接室にて

 

 

 

「ブラック鎮守府?」

 

 

最初に出た感想はそれだった。

この目の前の黒服の男が訪ねてきてブラック鎮守府について知っているか、と言って来たのだ。

 

 

「ええ。貴方にこれを頼みたいのです」

 

 

━ブラック鎮守府か。確か…俺が噂を聞いたのは呉だったか?

 

 

黒服の男が言い、渡してきたのはとある資料だった。

 

 

そこに書き込まれていたのは全国のブラック鎮守府の疑いがある鎮守府だった。

 

…それも十数ヶ所。

 

「貴方に、ここに書き込まれている鎮守府の制圧をお願いしたい。最悪、艦娘達が危険と判断した場合、そこの提督の殺害も構いません。其処に書き込まれて居るの鎮守府は提督が其処に着任して以来轟沈艦、不自然な資源の要請書等が多発するようになった鎮守府です」

 

━成程、大本営としてはこれを見逃せない、と。まだ完全に腐ってる訳じゃなさそうだ。

 

「私が此所まで来るのにも一苦労でした。大本営内でも分裂しているのです…ブラック鎮守府の処分について。

あろうことか上級将官迄荷担しているので、日に日に勢力を増しています。そ「そして俺にブラック処分派の中で白羽の矢がたった、と」…はい」

 

━ケッ、胸糞悪くなる。表じゃ善人振り、裏じゃせっせと悪事か。

 

「分かった、承ろう。しかし、俺が留守の間鎮守府運営は…「それは私共(処分派)から信頼できる者を派遣いたしましょう」そうか。助かる」

 

 

 

「日時については一任してもらってよろしいか?神田大尉」

 

 

「ええ。私から通しておきましょう。宜しく御願い致します」

 

 

二人を縛っていた堅苦しい重い空気が消えた。

 

 

「しっかしお前が中佐とはなぁケイちゃん!ハハハハハ!」

 

 

そう言うと笑いながら神田は啓太の肩をバンバン叩いた。

 

 

「うるせーぞ幸雄!大体お前が軍の、しかも情報部つきとは俺も思ってなかったよコノヤロー!」

 

 

そう。この二人は小、中と一緒に歩んできた親友…ではなく悪友だった。

 

 

両親を幼くして亡くし心が荒んでいた啓太に神田が興味を示し最初こそは拒否されていたものの、波長が合うのか一ヶ月もしない内に親しい間になったのだ。なってしまった。

 

 

後に二人を担任した先生曰く、

 

 

「あの二人を受け持つとよっぽど肝玉が強い先生じゃない限りヤバい」

 

 

らしい。

 

 

余談だが小学2年生頃二人は野球を始め、良い夫婦(バッテリー)になった。県下で注目されるほどに。それほど馬があったらしい。

 

 

「呑んでくか?」

 

 

「んじゃお言葉に甘えて。上の人には諸事情で一日ほど帰りが遅れると通しておくさ」

 

そして居酒屋鳳翔で…

 

「ああ、鳳翔さん。キープしてあった気がする芋焼酎ある?「あら、すみません提督、さっき出ていった隼庸さんが飲んでしまって…」あいつめ、見境無く呑みおってからに…じゃあこの前発注してあった清酒か…どうだ?」

 

「んじゃそれで。つまみは…何ある?」

 

「えーと…あたりめに塩辛、後は煮込んであった牛スジ位ですね。作ります?」

 

「じゃあそれ宜しく。ちょっと酒保行って何か他の良さそうなつまみ買ってくる。何か頼んどいてくれ」

 

酒が進み…

 

「そういえばこの前夏海さんに会ったんだよ」

 

数週間前の事に話題は移っていき

 

「夏海さんか…懐かしいなぁ、俺達が二人でやらかした時一緒に怒ってくれたな」

 

そこで啓太は拳を作り

 

「で、拳骨よ!」

 

その拳を振り下ろした。

 

「「なっーはッはッはッは!」」

 

「痛かったなありゃあ…」

 

「ああ、何時思い出してもな」

 

なんて思い出話に花を咲かせたりした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあと滅茶苦茶酒盛りした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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翌朝

 

 

 

「うう~頭いて~…二日酔いした~…」

 

「上に同じく~…」

 

「「ウエッ…」」

もう一泊が必要になった瞬間だった。

 

因みに二日酔いでも遅れる理由は通りました。

 

 

 

 

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「んじゃ夏海さんに会ったら宜しく伝えておいてくれ」

 

「ヘイヘイ」

 

悪態をつき合い

 

「「じゃあな」」

 

拳を握り合い

 

台の上に乗せ

 

 

 

 

「フンッ!」

 

「オラァッ!」

 

 

 

 

腕相撲。

 

 

 

 

それを見て見送りに来ていた艦娘達は

 

「あら~、あの二人を早く引き離して見送らなきゃ~」と言い擬装の薙刀を構えるTさんや

 

「うむ!男の友情とやらだな!」と勘違いするNさんもいた。無論妹のMさんに呆れた目で見られていたが。

 

 

あの二人をバカ認定して良いですか?

 

「あぁん?何で?(レ)」

 

「これもうわかんねぇな…」

 

「提督はホモな可能性が微レ存…?」

 

「(ホモじゃ)ないです。」

 

 

等と不毛な言い争いを続けていた。

 

 

 

バカだと思ったあなた。正解です。

 

 

 

バカです。(肯定)

 

 

 

 

 

 

 

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雨が降りしきる日。

 

 

 

 

其所は地獄だった。

 

 

 

 

艦娘達の悲痛な叫び声。

 

 

 

 

そんな彼女達の叫びを尻目に彼女達に罵声を浴びせ暴力、または淫らな行為を強要する民間人上がりの新米提督(増長した屑)

 

 

 

 

 

ああ、腐ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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━えーと、俺の持ち物を確認しとくか。

 

 

 

━第二種海軍軍装━

 

━日本刀━

 

━コルトM1911A1(カスタム)━

 

━45.acp特殊弾マガジン×2━

 

 

位だな。

 

コルトは私物だ。

渡米した時にアメリカで購入した。

 

大雑把に言えば傭兵稼業だから恨み辛みも溜まるので護身用にストッピング力の大きい、弾がデカイM1911にした。信頼性も高いしな。

 

最初こそは苦労したな。ジャム(給弾不良)なんて良くあることだった。

 

 

 

…話がそれたな、まあ良い。

 

 

 

これから俺はブラック鎮守府の調査に赴く。

 

 

 

一応皆には話を通してあるが…

 

 

 

大丈夫だろうか?

 

 

 

 

 

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本州…神奈川のとある埠頭

 

コンテナ内

 

「おっ、こいつも着いてたのか」

 

と長瀬が見たのはAE86トレノの白黒。俗にパンダトレノと呼称されるタイプだ。

 

「あっちに残してきた物を送って貰ったが、んな物迄送ってくるとは…まあ良い、ブラ鎮迄行くまでの足が出来た」

 

そう言うと長瀬は受け取り手続き等諸々を手短に済ませハチロクに搭載されている4A-GEUのサウンドを埠頭に響かせ走り去った。

 

 

 

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埠頭からのドライブ数時間。

 

 

 

 

━此処か…噂のブラック鎮守府は…

 

 

 

出迎えはここの提督と思わしき人物が出迎えた。

 

「大本営からの視察の長瀬だ」

 

「えーとぉ、佐藤時吉少佐でありまぁす」

 

そう言った男はいかにも民間人上がりの最近の若者らしく敬礼の仕方もなっちゃおらず、ガムなどを噛みながら挨拶を行った。腹立つ。自分殺害良いっすか?(早計)

 

その内執務室に移動した。

 

「んじゃ案内しま~す…めんどくせぇなぁ、おい!電!…チッ、居ねぇのかよ使えねぇ…」

 

「いや、案内は良い。ここを担当している艦娘を出してくれ」

 

「案内はよろしいんで?大淀!資料だ!」

 

はい、と答えてファイルを持ってくる大淀。

 

そして小声で

 

「この鎮守府の運用資料を出してくれ」

 

と佐藤提督にばれない程度の声で大淀に告げた。

 

今度は気付いたのか「おい!なにやろうとしてんだよ!」と大声を張り上げた。俺に向かって。

 

上官を馬鹿にするにも程があるぞ…

 

「なんだ、お前は疚しいことでもしているのか?していないんだったらゆっくり見せるんだな」

 

と、告げると男は声をつまらせた。

 

そして資料を開こうとした瞬間

 

「うわぁぁぁぁ!」

 

と大声を上げホルスターの中の拳銃を引き抜いた。

 

「ふざけるなよ…ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんな!何故だ!俺は完璧に仕事をこなしていたんだぞ!」

 

おっと、聞き捨てならない言葉を聞いたぞ。

 

「ほう、銃を向けるか。なら撃ってみろ。その持ち方では何処に着弾するか分かったものではないがな」

 

そう、そいつの銃の持ち方は腰が引け、肘を曲げていたのだった。

 

「クソッ!」

 

ならばこっちでとばかり、腰の軍刀で切りかかってきた。無論握り方もくそもあったものじゃない握り方で。

 

━良くもこんな腕で提督になれたものだ。適正があったからだけかもしれないが。訓練はしてないのか?

 

ひらりひらりと軍刀をかわす。そして隙を見つけ奪い取った。

 

「こんなものを振り回すんじゃない、このバカが」

 

「ああっ、その余裕が腹立つ!」

 

ふと構えを解き、そして次の瞬間いきなり殴りかかってきた。

 

「うらぁぁぁぁ!」

 

「ふんっ!」

 

虚を突いたつもりだろうが、しかし長瀬には効かなかった。

 

袖口を掴まれ、あっという間に一本背負いで意識を刈り取った。

 

「しばらく拘束させてもらうぞ」

 

さて、取り乱した資料を見せて貰わねばな。

 

場合によっては殺害も辞さないと言われても、まだ証拠を見たわけではないからなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

 

 

「うっ…くそ痛ぇ…」

 

「ようやくお目覚めか」

 

「あんたは!」

 

ブラック鎮守府?の提督が噛みつかんとばかりに長瀬へ詰め寄ろうとするも、柱へ結ばれた縄の為に阻まれる。

 

「運用資料は読まさせてもらった、喜べ。あんたの嫌疑は晴れた」

 

「何…?」

 

「確かにあんたの所から提出された資材の要請書はかなりおかしな点があった。しかしそれはこの艦隊の運用資料を読めば一目瞭然だ。あんた出撃で遭遇した敵艦隊の数を増やして報告してたな?」

 

「…ああ、そうさ」

 

男は観念し、ぽつりぽつりと語り始めた。

 

「最初は小さなきっかけだったんだ。駆逐艦が被弾してよぉ。次から次へと被弾していって資材の消費はかさんで…けどあいつらにゃあ無能の称号負わせたかねぇ」

 

「なるほど、自分一人がスケープゴートになれば良い、そしてそれは見事成ったわけだ」

 

「ま、そんなところだ。…なぁ、これから俺…どうなるんだ?」

 

「上にはブラック鎮守府と評価される運用はしていないと報告するさ、それとあんたの勉強も見てやるよ」

 

 




次回!






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