涼宮ハルヒの第二次世界大戦(リメイク)   作:ミディオン

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第19話 1939年11月 欧州からの救難信号

1939年12月

 ドイツの帰路から途中補給要請していた『英国攻略艦隊』が、

 補給物資供給をパレンバンで済ませ、故郷日本へと

 帰路に向かって出港行った直後の話だった。

 夜

 「誰だ!?」

 パレンバン付近で食料を漁っていた一人の14歳位の

 少年少女二人が逃げて行った。

 見張りが捕まえて事情を聞いたら食料でも

 渡そうか考えていた。

 だがそいつは・・・。

 「!!」

 アメリカ人っぽいが黄色人の中間なのかと

 疑問に思う人種と丸坊主にされて生えてきたぐらいの

 白い髪の少女と黒い髪の西洋人の男の子だった。

 

 その後二人はドイツ語が喋れるということで

 佐友紀元帥が外交官のドイツ語通訳できる人員を探し出して

 話を聞くと、その二人は少女はユダヤ人、少年はスラブ人

 であったため保護して話を聞くと親が強制収容所に入れられて

 子供達を生かすために日本軍の商船に密航させて

 パレンバンで降りたのだという。

 情報を確かめると、ユダヤ人とスラブ人をドイツは虐待や

 ホロゴーストと言った虐殺行為、さらに現地住民の

 強制労働を行っていたことが判明した。

 佐友紀元帥はその後2月に日本本土へ行きハルヒに相談を

 持ちかけた。

 佐友紀「同盟国とは言え見過ごせません・・・このまま

 日本は抗議もせずに見殺しにするんですか?」

 古泉「我々でなければ同じとはいわずとも強制労働は

 やってたでしょうね(小声)。」

 ハルヒ「大丈夫よ、ドイツはそんなことしてるから

 最後にはすぐにやられるもの。ドイツは実力はあるけど

 世界を担う指導者としては失格点ね。

 今のところの作戦はアメリカがドイツ上陸作戦を

 行うと同時に空母艦隊を差し向けて満州陸上部隊人員を

 満載して強襲するのが今のところのプランよ。ドイツは囮、

 こっちが本隊というふうにしてやらないと

 アメリカを全土制圧できないわ。

 それまでに早くソビエト連邦叩いて、親交を深めた中国を

 円滑に傀儡独立させそれから満州人員を米国本土、もしくは

 オーストラリアへ派遣しなきゃいけないから今の所飲める

 プランじゃ・・・。」

 佐友紀「そんな!!その間にも多くの人々が収容所で・・・?」

 ちょっと見かねたキョンはハルヒの後ろから大丈夫ですと

 合図をすると。

 キョン「それはいいが、ドイツが落ちたらまずくないか?

 あの国は一応こっちには無い技術沢山持ってるんだし、

 それがアメリカに渡るのはいいとは思えないが?」

 ハルヒ「え!?」

 ハルヒの顔色が急に慌ただしくなった。

 古泉「確かに小規模ですが核開発もしていましたし、

 世界初のジェット戦闘機やロケットの技術もあります。

 それがアメリカに渡るのは確かにまずいですね・・・。」

 佐友紀「話題変わってませんか?」

 ハルヒ「え・・・え?あああああああ!!!」

 ハルヒが突然叫んだ。

 ハルヒ「そうだった!!ドイツやられちゃったらロケット開発の

 科学者達全部アメ公に取られちゃうじゃない!!

 フォン・ブラウン博士をバルバロッサ作戦中に奪って

 来なきゃ我が国の大損失よ!!」

 キョン「何がだよ・・・。」

 ハルヒ「そうだった!!ドイツの技術がアメリカに渡るのは

 まずい!!対岸の火事で済まないじゃないのこれ!!

 ともかくハワイ・ミッドウェーの偵察部隊に

 アメリカがこっちに攻めて来ないか確認してきて頂戴!!」

 下士官「了解!!」

 キョンが佐友紀元帥の耳に囁いた。

 キョン「その作戦をあんたが担当すれば、一応目的は

 達成できるみたいですよ、まあ後はあいつ次第。」

 佐友紀「あ・・・どうも。」

 

 ハワイ・オワフ島基地

 『赤城』『鳳翔』が駆逐艦10隻と零式魚雷艇30隻を連れて出港

 パナマ運河沖からアメリカ西海岸を特殊特注双眼鏡で偵察

 するために米国本土・メキシコに接近。

 特殊特注大型双眼鏡は雲さえなければ1500km圏内の

 様子を見ることができる。

 ただし多方向を一辺には見れないのはそこは電探に

 任せましょう。

 空母『赤城』『鳳翔』合体。

 近代化改修後の『赤城』は甲板が木製からステンレス製に

 変わって赤い甲板に白いラインが何本も走っていて

 八木改電探と対空砲・対潜爆雷が新たに装備されて

 一新されている。エレベーターが大と少があり、

 双発機用エレベーターと単発機用エレベーターが

 それぞれ前後に設置されている。

 『鳳翔』は万力による合体機構と大型エレベーター

 を搭載し、『赤城』以下上記の装備を小規模ながら

 装備している。カラーリングは白の船体に

 黄色の滑走路ラインが特徴。

 史実のようにポンコツダメコンの木製はカッコ悪かった

 という理由でハルヒに改装されました。

 偵察用呑龍が鳳翔の改造された大型エレベーターから

 上がってきて赤城の滑走路を伝って出撃。

 B-17がこっちに来ない事を確認すると海岸沿いを確認する。

 造船所が回復している。

 波巌 真珠「まあ、あれから1年もすれば大体治るわな。

 パナマ運河も復旧しとるし・・・ん?」

 

 日本本土

 波巌 真珠元帥から連絡が入った。

 真珠「敵さんの造船所が大体治ってる。

 工業力回復すればただちに造船が可能なレベルや。」

 ハルヒ「くーーーーー!!さすがに1年で治っちゃうかアメ公!!」

 真珠「それと気になる事があったんよ。」

 ハルヒ「それは?」

 真珠「西海岸で竣工されたと思われる大量の輸送船の群れが

 パナマ運河を超えて大西洋に向かっとる。

 空母・戦艦はいなかったから、おそらく西海岸造船所は

 最近復旧したばっかりだと予想する。」

 ハルヒ「マジで!?ありがとう!!くっ・・・連中まさか

 早急にドイツにノルマンディー上陸作戦をして

 始末しようって腹なの・・・やばい、こっちも早く

 対策を・・・。」

 『長門元帥から入電』

 ハルヒ「む!?」

 長門「アメリカが北極ルートで長距離輸送機を使用してきた。

 ソビエトへの救援物資輸出目的の輸送機10機撃墜。

 このルートで敵が増援を出す可能性が高い。

 一応何機か撃墜したが、西側はまだ制圧が難しく

 飛行場を破壊し補給を経つにもこっちの補給線が伸びて

 側面から切られる可能性が高い。」

 ハルヒ「北極空輸突っ切りルートだぁ!?マジで!?

 アメ公頭回りすぎ!!」

 長門「モンゴルで作戦会議を開きたい、了解?」

 ハルヒ「わかったわ!!佐友紀さんも連れて全員で

 ウランバートルで落ち合い作戦を練りましょう!!」

 ※しれっとモンゴル占領されてる。

 1940年3月大本営緊急作戦会議 ウランバートル対談

 ハルヒ「現在、米国はドイツをノルマンディー上陸作戦

 によって制圧を試みている。パナマ運河を超えて大西洋に

 向かう多数の輸送船を確認、こちらを攻める様子は無し。

 このノルマンディー上陸作戦によってドイツ側に

 大多数の死者が発生することも、ドイツ新鋭技術が米国に

 渡る事を踏まえると、我が軍が早期にナチスドイツ

 本部ベルリンを陥落させ、ドイツ市民の犠牲を最小限に

 収容所・西欧圏の解放を目指して進撃する事を決定した。」

 佐友紀「確かに連合軍側にやらせてもいいが、

 その場合ドイツにも大多数の死者が出る。

 それを減らすためにもピンポイントでナチスだけを制圧する

 という理解でよろしいですか?」

 ハルヒ「そう、でも軍隊は慈善運動を見返り無しですることは

 困難で、それに応じた補完が必要になる。それがドイツの

 多くの先進技術。ロケット・ヘリ・ジェット機・

 シュノーケル・ステルス戦闘機・航空機・近接信管・核開発

 ソナー・誘導爆弾等などアメリカに奪われたら

 この上ない厄介な技術が沢山あるの。」

 嵐長官「そんなにあるんですか・・・。」

 佐友紀「確かに奪われたらやばい・・・。」

 ハルヒ「そこで、本来ドイツがソ連を攻撃すると同時に

 こっちもソ連を速やかに挟み撃ちにして潰す戦略に

 もう1部隊、機動部隊を地中海付近のギリシャに向かわせて

 ベルリンを攻略する部隊を編成し、モスクワ制圧と同時に

 ベルリンへ艦載機機動部隊を向かわせてその後空挺部隊投下で

 制圧、技術団全員確保と同時にそのまま東へ逃げ、

 ソビエト攻略部隊と合流してそのまま満州へ逃亡というのが

 追加作戦の流れよ。」

 長門「ギリシャの海上からドイツまで片道約1850km。

 この距離なら外部燃料を追加して向かわせれば護衛戦闘機は

 任務に行って帰ってこれる。

 作戦に必要な航続距離は往復4000km。

 今から2ヶ月で準備を完了しなくてはならない。」

 ハルヒ「というわけで今作戦名を『トライアルグラード』

 TG作戦と命名するわ。長門さん、佐友紀さん、そして・・・

 鹿島さん。」

 鹿島「あ、はい。」

 ハルヒ「あなたを今作戦の重要な二本目司令官に任命するわ

 貴方が指揮を取ってくれるなら、ソ連と中国から引き抜いた

 部隊は喜んで戦ってくれるはずだわ。」

 鹿島「その大役きついですよぉ・・・・。」

 ハルヒ「大丈夫、途中で長門さんと合流できたら後は

 凄く楽になるから、それまでにソ連難民と中国難民を

 苦しめてきた国を赤軍から貴方が主導して取り返して

 あげなさい、そうすれば彼等も喜ぶわ。」

 鹿島「・・・あんまり戦場にその人たち呼びたくないな・・・

 みんな家族がいるもん・・・。」

 長門「だったらその家族を空襲する種は摘んでおくべき。

 貴方が犠牲を出さないように一生懸命すればきっと

 答えてくれる、万が一応じなければ別の部隊を用意する。

 貴方だったら犠牲を最小限で終わらせることができる。」

 鹿島「・・・はい・・・わかりました。」

 長門「気乗りしないかも知れないけど放置してたらいけない

 敵だって事も貴方は理解できるはず。」

 ハルヒ「これを持って機密作戦会議を終える事にする。

 総員持ち場に戻り準備を開始すること。以上解散!!」

 

 佐友紀「この作戦は気乗りしないか?」

 鹿島「当たり前ですよ・・・みんな戦うために生きてるんじゃ

 無いのに・・・。」

 佐友紀「ああ、そうだ。でもな・・・悪主権をそのまま

 放置して何十年もそのままにした方が国民達にはそれが

 一番辛い。今の政権でこそ食料自給率をまともに改善

 しているが、前の政権はまともな改善もせずに

 満州・中国・日本本土から奪うだけだったんだ。

 鹿島さんがそうやって皆に気を使うからこそ、

 みんなの命に責任が持てるし、貴方ならこの戦いが

 終わった後も中国・ソ連の難民を暖かく抱き抱えるだけの

 胸がある。昔の上層部だったら捨て駒としかその人たちを

 考えなかっただろう。」

 鹿島「私・・・そんなに上手じゃ無いよ・・・。」

 佐友紀「大丈夫です、貴方だったらやれます。

 そして前の政権に無かった希望を皆に配れると私は

 信じている。」

 

 1940年4月

 連日の吹雪で部隊進撃が停滞する中、補給線の

 伸び切らない地点で防備を構えた日中露の対共解放軍。

 日は遡って1940年年始ついに東南アジア研究所で

 新型航空機のエンジン、『白夜2000馬力エンジン』が

 1940年1月に完成し、それと同時に新型4発爆撃機

 『連山』『銀甲』『蒼空』が完成

 陸上攻撃機『連山』

 最高速度600km/h 航続距離7470km/h

 エンジン 『誉』1850馬力×4 装甲B  量産性B

 武装20mm機関砲×6 13mm機銃×4 爆弾搭載4t

 B-17をベースに製作された史実では量産されなかった

 4発攻撃機。防弾性能が微妙な為、対策として内外に

 防弾チョッキ材を張ってあるが、護衛無しだと棺桶に

 なりやすい。今史では史実よりも扱いやすくなっている。

 製作は中島 峰仁。

 

 装甲爆撃機『銀甲』

 最高速度500km/h 航続距離4300km/h

 エンジン 『誉』1850馬力×4 装甲A+ 量産性D 搭載量2t

 輸送する婦人、赤ん坊を安全に確実に届けることを

 目的とした大燕の発展型。哨戒機に使えるほどの速度調整弁と

 搭乗員の安全を確保するために防弾性能が呑龍以上に

 なっている。気圧調整機能までも実装され

 中にいる婦人や赤ん坊を護る工夫が懲らしてある。

 これを戦闘用に改造したやつがこれ。

 見た目はMe132に酷似(4発版呑龍)している。

 機能を詰め込んだがコストが高く

 大量生産はきつかったが、少数生産されたものは

 南方資源地帯で出産した子供の輸送や妊婦・日本軍と

 結婚した現地住民の病人輸送に使われた。

 一部精密工業部品の輸送にも使われた。

 戦闘用の生産しやすい量産型もあるが、それでも連山より高い

 製作は坂本 ニ乃田。

 

 大型輸送飛行艇『蒼空』

 最高速度400km/h 航続距離4000km/h

 エンジン 『火星』1680馬力×4 装甲D 量産性B

 搭載量15t

 南方資源地帯への高速かつ円滑な輸送を目標に造られた。

 戦車も運べる揚陸飛行艇、史実では完成しなかった

 輸送飛行艇。

 史実では木製だが今史ではステンレスとジュラルミン。

 大型なのにも関わらず意外にも量産性はいい。

 製作は二宮 中蔵

 

 ハルヒ「・・・アメリカの工業力移植って凄いわね・・・

 もう連山できてる・・・。」

 キョン「史実で一番下を日本軍が造ってた事の方が

 むしろびっくりだよ。」

 ハルヒ「うふふ・・・個人的には連山が一番嬉しいわね。

 さてと戦闘機更新といきますか。」

 

 『零四式艦上攻撃機 烈風』

 最高速度650km/h 航続距離1500km/h

 エンジン 2200馬力 装甲B  量産性C

 製作は中島 峰仁。

 史実でもあった零式艦上戦闘機の後継機。

 今史では出力が高く、防弾もそこそこ高い代わりに

 大型の為下記の鬼雀より運用が微妙で生産性が悪い。

 稼働率は史実よりはるかにいいが、燃費も悪く

 高高度向けでは無いという弱点もある。

 積載量は武装の炸薬増加20mm機関砲×4

 含めて1.5t積載できるという使用となっていて、

 戦闘機ではなく攻撃機という扱いになった。

 ※彗星・流星・天山なんて無かった。いいね?

 ちなみに作者は零戦雉鳩の搭載量を彗星並にしていて

 搭載kg半分ミスったwと頭を抱えています。

 設定ミスを多少許してください。

 急降下・格闘性能・総合火力は鬼雀より強い。B-17殺戮機。

 

 『零五式艦上戦闘機 鬼雀』

 最高速度670km/h 航続距離2500km/h

 エンジン 2000馬力 装甲A+ 量産性C++

 製作は坂本 ニ乃田。

 機体形状の改良・局部装甲・防漏れ翼内タンクの採用

 さらに炸薬増加30mm機銃でなければ芯まで届かない

 防火衝撃吸収ゲルと防弾チョッキ材のサンドイッチを

 表面にコーティングすることで、局部装甲部分も

 炸薬30mm機銃を集中的に当て続けてようやく芯まで

 攻撃が通り、装甲の薄い部分も20mm機銃を1瞬当てられた

 程度ではほとんどダメージにならない等かなり硬い。

 防弾ガラスも力が入っていて敵にとってもかなり心折設計

 となっている。弱冠製造に手間がかかる。

 予断だがバックミラーの他に下後方確認用のシュノーケル

 もどきが設置されていたりもする。

 

 『零六式艦上戦闘機 鋼鳥』

 最高速度625km/h 航続距離2200km/h

 エンジン 2000馬力 装甲A++ 量産性C

 製作は坂本 ニ乃田。

 上記の装甲強化版。

 性能はヘルキャットと同等だが炸薬増加30mm機銃で

 めった打ちにされてもほとんど効かないぐらい硬い。

 だが、その代償として重量・コストが増加。

 速度も急降下ならばヘルキャット同等だがやっぱり

 機動力の低下は避けられなかった。

 『鬼雀』はジュラルミン多め『鋼鳥』は鋼鉄多めに

 造られている。

 『烈風』のエンジンに換装した『零七式鎧雀』型は

 速度が650km/hと速くなる代償として航続距離が

 1200kmまで落ちるためアウトレンジ戦術が使えず空母を

 危険に晒すため、本土防衛に少数生産されるだけで

 終了した。こいつ一つ造るのにお値段が3分の2『連山』かかる

 

 『四式陸上戦闘機 雪守』

 最高速度700km/h 航続距離2600km/h

 エンジン 2000馬力 装甲C 量産性A

 製作は二宮 中蔵

 局部装甲を当然のように採用しながら他の部分は急降下

 格闘が自在に可能になるように軽量化と強度補正がされ、

 空力性能を高める形状改善と表面に空気を

 水中内の水着レーサーレーサーみたいに

 表面で弾いてさらに速度・機動性能を上げる

 エアシュートコーティング(空気流滑材)を採用し、

 この中で一番生産性と機動性に長けていて一番軽い。

 エンジンも燃費と生産性のいい奴に改善している点も大きい。

 問題は護衛戦闘機と割り切って造った為

 武装が炸薬増加20mm機関砲3門だけしか搭載できず

 爆弾・魚雷等の積載ができない事である。

 

 ハルヒ「う~ん今回の作戦でまともに戦えるのが

 『鬼雀』と『雪守』で『烈風』は生産難しいのに性能が

 微妙。今回はこの2種類を集中生産して戦闘に望みましょう。

 『連山』は最新鋭のレーダーと特注望遠鏡を搭載して

 艦載機運用へ改造を申請!!うふふ、対潜哨戒から

 長距離偵察までこなす四発攻撃機!!こんだけ航続距離が

 あると、偵察失敗の心配が解消されるわね!!

 さあ、作戦準備!!」

 1940年3月 日本本土

 1938年から建設して調査を進めていた

 離島の島島の3ヶ所の海底資源発掘施設から連絡が来た。

 徹底的に深度を高めた資源発掘機械から例のものが

 発掘に成功したとの連絡が入った。

 ハルヒ「さすが造俚加井季(つくりかいき)さんね!!

 車製作をプラモとしか感じていない天才女子!!」

 造俚加井季(つくりかいき) 

 元情報統合思念体有機インターフェース亜種暇人(怠惰)

 常日頃からいろんなものを製作しては水色に勝手に使用される

 薄木材色の短い髪の毛が特徴の女性。

 性格は一見働き者に見えがちだが年がら年中好きなことしか

 したくないだけであり、家事は同じく亜種暇人の

 楪方音素(すのかたねそ)(暴食)に任せっきりであり

 私生活がとんでもなくだらし無い。

 元の世界でハルヒに目をつけられては時々発明品を

 かっぱらわれて、何食わぬ顔で黙々とプラモ作り

 (機械製作)を行っている。自宅に工作機械一式全てが

 だいたい揃っている。

 なお、情報統合思念体有機インターフェースには

 文明の理器等所詮プラモとしか感じていない。

 加井季「今の所私の趣味で使えそうな鉱物が現在の深度発掘の

 限界で熱水鉱昌1t、主目標の石油はまだ不可。第二主目標の

 メタンハイドレートは現在少量発掘で1tしか発掘できません」

 キョン「むしろどうやって発掘できた?」

 ハルヒ「結構お金かかるから日本本土防衛や南方資源地帯で

 入手した英・米国の戦艦を大半解体したりドイツに売ったり

 した理由がこれ、それと戦艦『撫子』は建造費用が

 戦艦『大和』の倍はかかっちゃうから資金入手も課題ね。

 そこんところは最高指導者の技量と才量でどうにかする予定

 加井季さんにはメタンハイドレートタービンの開発と

 誘導ミサイルの開発を行って貰うわ。」

 加井季「了解、島風改駆逐艦の製造ライン確率作業も

 遠慮なく遊ばせていただきます。」

 キョン「この人にとっては開発や製作は所詮遊びなのか。」

 ハルヒ「核兵器は組み立てる楽しさが無いからいやっぽいわよ」

 キョン「日本にどういうわけかかけられている戦中非核三原則

 の呪い。」

 ハルヒ「さあ、これで準備はだいたい終わったわ。

 あとは艦隊の編成と人員配置・作戦実行ね!!」

 

 一方アメリカ3月。

 アクアマリン「これではダメですね・・・。」

 ドイツの『メッサーシュミット000』の時点で

 最高速度640km/hを超えている以上、

 艦載機『スピリットジーク』だけでは日本軍に勝てる

 見込は無い。※最高速度620km/h

 最新鋭の艦載機『F6Fヘルキャット』すら最高速625km/h

 『F4Uコルセア』は欠点だらけで保留。

 最高速度約700km/h『P-47サンダーボルト』は陸上戦闘仕様

 で空母に乗らない。

 『P-51マスタング』は陸上戦闘機の上にまだ本命

 エンジンを積んでいないため最高速度600km/hで論外。

 アクアマリン「機体更新がきつくとも・・・せめて

 新鋭機の開発を・・・!!」

 この作戦を少しでも有利にするためにあらゆる実験を

 航空研究所で繰り返していた。

 アクアマリン「空跳性強化FRTP・・・我が執事スノー

 専用航空機に採用予定の戦闘機。鋼鉄よりも

 はるかに軽く、空力性もとても良く、急降下にも

 耐えうる新素材。航空機設計もかなり洗礼していて

 スマートに仕上がり、安価で製作が容易なのと

 圧倒的性能を誇る機体に仕上がったのと引き換えに

 防弾性能が壊滅的という弱点を抱えた機体に仕上がって

 しまったわけですが・・・我が執事は不死身なので

 問題無いのですが・・・我が国のパイロットを

 乗せるとなると話が変わりますね・・・。」

 試しにパイロット全員にこの機体に乗せた結果。

 どこのメーカーの米軍機も模擬戦でこの機体に勝てなかった

 のだ。

 アクアマリン「凄い・・・でも1発でも当たったらと

 思うとヒヤヒヤします・・・。」

 ウェーク「すげえ!!この機体に一度乗ったら他の機体に

 乗れなくなっちまう!!」

 柳 霊剣「こいつはいい!!最高の機体だ!!今までの

 機体とは桁違いだ!!」

 最高速度750km/h 航続距離3500km

 エンジンはヘルキャットと同じダブルワスプ2000馬力エンジン

 圧倒的旋回能力、急降下性能、航続距離、速度性能。

 他の米軍機が霞んで見える程の脅威の性能だった。

 まさに米軍製最強の零戦ということで

 この機体はアメリカの旗を意味する

 『CG-3スターストライブズ・ゼロ』と呼ばれることと

 なった。

 ※CGはクールジークという意味。CG-1は『クールジーク』

 CG-2は『スピリットジーク』という意味。

 しかし、一月あれば40%は工業力が回復したアメリカならば

 空母艦載機をこれにへの更新は容易だったはずなのだが

 邪魔が表れた。

 グラマン社「こんな防弾性の無い機体にパイロットを

 乗せるなんて許さん!!」

 ロッキード社「日本軍パクリめが!!恥を知れ!!恥を!!」

 フォード社「高機動型棺桶め!!」

 と、需要を零戦雉鳩に邪魔された腹いせなのか

 生産を徹底的に邪魔され、政治的圧力までかけられ

 結果『スターストライブズ・ゼロ』は東アジア独立連合

 にしか配備できず生産にまで圧力をかけられ150機しか

 生産できなかった。

 アクアマリン「・・・防弾性無いので仕方ないにしろ

 パイロットの皆さんはこれで大丈夫何ですか?

 弾が当たったらおしまいですよ?」

 柳 霊剣「日本軍機を命をかけてでも倒したい・・・

 だったらこれぐらい覚悟の上ですよ。」

 ウェーク「ええ、防弾があっても死ぬときは死ぬ。

 納得の行く選択をして俺は戦いたい・・・

 米本土空襲で手も足も出なかったんだ・・・

 俺は命をかけて連中を圧倒して勝ちたい!!。」

 その後グラマン社も大統領を説得し艦載機の大半を

 ヘルキャットに無理矢理変更。

 厳しい資金の中、ソ連に機体をレンドリーズしたくとも

 カナダ・米本土防衛戦闘機の配備を優先したためソ連へ

 機体を送る余裕もなく、結局艦載機から降ろされた

 『スピリットジーク』は米国・カナダ防衛に回される

 事となり、ソ連に旧式戦闘機一つも渡らなかった。

 ※これにお金を使わされたせいでソ連に機体をレンドリーズ

 できなくなった。お金ないのに。

 

 1940年4月、あらゆる紆余曲折を経て

 米国東海岸から米機動部隊が出港。

 ついにNNA作戦実行に移された。

 日本軍・ハルヒのTG作戦とは!?

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