満州・大本営 1938年1月
国民党軍残党を事実上虐殺して中国へと領土を拡大した
ソビエト連邦。
早急に迎撃しなくてはならないが、
中国から志願した人間の育成にも時間がかかる。
さらには難民からの食料の催促が後を絶たない。
ソビエトが共産主義崩壊文章提示で動くことは
予想できていたが国民党軍を皆殺しにするのは想定
していなかった。
陸奥 揚羽「長門有希元帥、圧倒的に中国国境各地で
陸上部隊の人員不足が目立っております、兵器・兵糧
も不足し・・・陥落もいずれは時間の問題です。」
長門「大丈夫、ソビエト攻略がどれだけ難しいかわかっている
ソビエトの最も恐ろしい武器は広大な土地と極寒の環境。
広大な土地は補給をいつでも潰せる要塞であり、
極寒の環境はあのナポレオンも殺すほどの強さを持つ
恐ろしい土地。」
陸奥「じゃあどうやって倒すんですか!?これでは
一方的に攻撃を食らうしか無いじゃないですか!?
敵は毎日動けているのに・・・東南アジアへ行っている
比叡準元帥以下陸軍部隊と合流してもらって守るしか・・。」
ゆっくりと立ち上がり陸奥大佐に告げる長門。
長門「作戦を告げる。作戦名は『敵の畑からは味方も取れる』
これよりソビエト攻略へ向かう。」
陸奥「それは・・・一体どんな作戦ですか?」
一方日本
1937年8月
北海道ではある秘密研究所が建設されていた。
その名は『北海道人造石油』・・・ではなく
『麦錬成石油』である。
キョン「おい、バイオエタノールじゃねえか!!」
ハルヒ「細かいことは気にしない!!」
キョン「それ2000年代の技術だぞ!?」
ハルヒ「長門さんの知り合いが戦艦造りたいから
この技術をくれる代わりにそれのための資源と
設備を下さいって言われたのよ。」
キョン「戦艦製造?大和と武蔵じゃなくて?」
ハルヒ「ああ、それ空母にする予定。」
キョン「え!?」
ハルヒ「その戦艦計画は"撫子計画"この時代の技術で
どこまで効率のよい最強の戦艦が造れるかの
チャレンジ計画、費用と資源は戦艦『大和』よりかかるわ。」
キョン「大和が計画で沈むとは思って無かった・・・が
まあ実用性考えたら当然と言えば当然か・・・
じゃあ何故この戦艦を?大和より建造費かかるんだったら
どこから捻出するんだ?」
ハルヒ「そこは最高指導者たる私の技量の見せ所よ。
まあ、どんな戦艦になるか楽しみね。
さてさて人造石油用の雑草並に野生でも育つ麦を
沢山の離島に警察等を使って植えます。
その後時期が来たらボートで収穫・回収し
工場に集めて代用ガソリンとして少しでも
貯蔵して足しにするわよ。
さてさて早く零戦造らないと。」
一方日本航空研究所 1937年6月
史実では零戦の設計者一同にワンオペじみた新型機
設計を押し付けたせいでちっとも後継機ができなかったが
今史では零戦の設計者に匹敵する人材を100人以上育成し
これで仮に一人休ませても引き継がせて新型機設計が
はかどるというわけだ。
後々の計画の為にも優秀な若い航空設計者の養殖は必要
だという事だ。
戦車ばっかりは・・・どうにもならなかったよ。
チハたん<なんでや僕がんばったやろ!!
ドイツから昨年3月に購入した『メッサーシュミット109』
戦闘機が日本で解体・研究がされていた。
直線番長・最高速度610km/h・航続距離が
『九六式艦上戦闘機』以下の870km。
こいつではまだ使えない。
早く改善して実戦に使えるようにしなくては。
ハルヒはさっさと零戦を完成させたくて研究を急がせ
生え抜きの新鋭航空科学者を教育・増員。
希望戦闘機企画としては。
艦上戦闘機として使え、規定速度は550km/h
航続距離2000km以上、格闘戦特化の圧倒的旋回性能
新任の科学者達は一方で競争しながら一方で協力しながら
開発に取り掛かり、真っ先に完成にこぎつけたのが
新任航空科学者 中島 峰仁であった。
第一候補 『零戦 修羅』
それはとことん装甲を削って軽くし、エンジン出力を
十二分に活かす設計。
最高速度640km/h、航続距離2100km、旋回性能圧倒的良好
ネジ1っ本まで軽量化してまで性能を求めた。
弱点・強度不足・急降下性能難・量産に向かない
もう一人手を挙げた。
新任航空科学者 坂本 ニ乃田
第二候補 『零戦 雉鳩』
凡用性と製造安定力・防弾性を重視した設計
最高速度550km/h、航続距離2500km、旋回性能良好
万能性とパイロットの安全をテーマに製作
性能安定とパイロットの安全の為、脱出機能・通信の整備
局部装甲・翼内燃料タンクを採用、陸攻隊の護衛も想定
されて設計された。
※これでもF4Fワイルドキャットよりは薄い。
エンジン出力をあることを良しとして搭載量に余裕を持たせた
弱点・コスト高め、この中で速度性能が一番低い
最後にエントリーした
新任航空科学者 二宮 中蔵
第三候補 『零戦 珠虫』
製造安定と性能のバランスを取って造られた。
最高速度570km/h、航続距離3000km、旋回性能より良好
エンジンを再度設計し航続距離優越と量産性を重視し設計。
弱点・搭載量少ない・防弾性難
最高責任者「以上のエントリーを持って新型機の採用選考に
移ります。採用は・・・『零戦雉鳩』とする。
零戦修羅は試験運用中分解のため不採用、
零戦珠虫は凡用性不足で不採用しかし以下2名は
いい性能の機体の製作に才能の断片を見せた。
生産のうちで品質が安定しなかったことと
パイロットの安全を二の次にしたことが一番悔やまれる
今後より精進するように。」
史実であったならば中島の案が採用されたであろう。
中島「一番性能良かったのに・・・。」
二宮「しゃあないしゃあない、だって性能良くても
パイロット死なせちゃ駄目だからな。」
坂本「俺・・・1番か・・・。」
中島「性能だったら負けないのに・・・今度こそは・・・。」
早速飛行演習所で訓練が行われる。
統制の取れた動きで編隊が空中で激突している。
坂本「パイロット死なせちゃ駄目だって思って規定速度
ギリギリに防弾調節したんですよ・・・武装有りで。」
中島「・・・敵の戦闘機に勝てなきゃ意味がない。」
坂本「性能を求めて人を殺したくない。」
二宮「中々相入れない二人だなおい。」
訓練が終わり、パイロットがヘルメットを取る。
こなた「うはぁ~次からこの戦闘機で訓練か・・・
この調子だとエースパイロットの名目で最前線だねこりゃ。」
みさお「空を知ってしまった乙女は地上に帰れないのさ。」
こなた「帰らせてくれよーーーまだ死にたくない。」
中島「女!?」
ヘルメットを取ると髪を納めていた女性達が
わいわいしゃべりながら次々とオープンする。
坂本「・・・かわいいなあの子(こなた)。」
二宮「あいつらの無事を考えると急に胸が痛んできたんだが
・・・俺防弾性あまり考えてねえぞ・・・。」
中島「・・・俺ちょっと頭冷やして来る。」
坂本「もっと安全に強く機体を設計しなきゃ。」
設計担当の男子達は宿舎へ帰っていく。
こうして1937年10月にはには製造工程の微調整が完了し
そして1938年12月・・・飛行テストで安定した性能と
製造性・万能性を見せた『零戦 一型雉鳩』製造開始。
結構資源は使うが、メッサーシュミット109を
ベースに改良したパワーあるエンジンのお陰で
余裕ある性能と製造工程が史実零戦よりは格段と
造りやすいというのがいい方に反映され、どんどん製造され
その出撃の時を待っていた。
一方水色妣十は元情報統合(※以下略)の皆様と一緒に
興味本意でまだ鎖国前のアメリカに
渡り、いろいろな技術を暇潰しに収集していく。
水色妣十は能力が劣化して人間になった情報統合思念体
ヒューマノイド有機インターフェース亜種暇人達で
一つの戦艦をわいわい造るための材料を集めていた。
一方ソビエト前線。
長門に鹿島葉留佳隊長が談判していた。
鹿島「難民の子供達を助けるためにもせめて少しでも軍隊から
引き抜けませんか?」
ソビエト連邦の進撃で中国国境付近から逃げた難民が
あふれかえって満州に集中し大混乱に陥っていた。
長門「貴方が人を集めてやりなさい、食料・トラックは
確保してあげるけど、その結果ソビエト軍と戦っている
軍隊への影響を考えて発言しなさい。」
鹿島「わかっています・・・最前線がどれほど厳しいかも
・・・でもあんな酷い連中と私達が一緒だなんて
言われたくない!!お前らもどうせ奪うだけなんで言われて
悔しいんです・・・私達だって良心はあるんだって
中国人に教えてやりたい・・・そうじゃなかったら
私達・・・結局悪いことしかできない軍隊なんですか?
涼宮提督の政権になっていなかったら、私は隠れキリシタンの
罪状で拷問されてたかもしれません・・・軍隊に
引き抜かれて・・・良かったとも悪かったとも今の所
自分にもわかりません・・・でもこの役職にある以上
自分がやるべき責任だと認識しています、
難民保護作業の任務へ私を回してください。」
長門はちょっとセンブリを飲んで考えると
長門「わかりました、トラックと食料の余剰分は
私が手配する、ただし人員を集め、食料の分配作業
全てを貴方がしなくてはいけません、それでもいい?」
鹿島は迷わず「はい。」と答えた。
その後鹿島葉留佳隊長が先頭に立ち1938年1月
満州で呼びかけに応じた総勢1200名もの志願者によって
『決死支援団』が組織され中国難民への食料分配が
開始された。
しかし、その現実は過酷なものだった。
1200名しか集まらない志願者だけで億はいるかもしれない
中国難民への食料分配は過酷を極めた。
そのあまりの過酷さに1ヶ月もしないうちに
1200名のうち400名がやめていき
食料の足りない現実と求めている人たちの涙が
支援団を苦しめて行った。
1月目で過労で100名が命を落としていった。
圧倒的重労働、船からトラックに食料を乗せて
列車に詰め込んで、降ろして、分配の時は1時間も
経たずに支援食料は底をつく。
目的を消せば強制労働となにも変わらない重労働だった。
だが、こんな毎日でも笑って続ける連中がいた。
鹿島「過労です、このままではいけないので体調不良の
人達は全員医療施設で休息をお願いします。」
だが、残った人間達は疲れているにも関わらずほとんど
休まなかった。そして誰も手を挙げなかった。
鹿島「・・・どうしてみんな疲れているのに誰も休みたいって
言わないんですか・・・この重労働は何回か休まないと
確実に身体を壊すんですよ!?どうして・・・どうして誰も
休みますとか無理ですとか言わないんですか!?」
隊員「じゃあ、あんたはどうなんですか隊長。」
鹿島「私の事はいいから今日は全員休んでください!!」
隊員「断ります!!日本男子たる我等が女一人にだけ
重労働させるなどこの上なき恥であります!!」
隊員「そうだぜ隊長さん、俺達は戦場で人を殺すことに
億劫な毎日を過ごしてた・・・だが俺達が毎日骨をすり身に
すれば飢えているガキの命に明日をやれる。
こんな天職で死ねるんなら本望だ!!一日さぼったら
一体何人死ぬか・・・あんたわかってるから
手に血豆できても一人でやろうとしてるんだろう・・・
ここに残った連中は人殺しをしたくないし
戦場に帰りたくない臆病者だ・・・だからこうして
食料配りで人殺しをサボってるだけなんだ。」
隊員「無茶すんな・・・俺達がやるからあんたは休め・・・。」
鹿島「馬鹿野郎・・・。」
彼らは・・・どうして逃げなかったのか・・・
今もわからない。
こうして難民支援決死隊は過労殉職者をどんどん増やし
2月には寒さと過労で過労殉職人数が378名に達した。
これを深刻に見た涼宮ハルヒもこれはまずいという事で
国内から志願者を募集するとともに、
帰還訓練に勤しんでいた岩城佐友紀元帥以下師団を再度中国
へ派遣。
3月には食料分配作業の環境改善が成され、食料不足以外は
どうにか改善し、中国の荒れ地の緊急開拓を行い
食料自給の回復を急いだ。
話は変わってソビエト前線。1938年1月
ソビエト赤軍の戦車・航空機は日増しに数を増やし、
八九式中戦車では到底止められないため
対戦車回転砲や大型機銃を取り付けた『要塞列車』での
防衛で前線を維持していた。
だが、人間使い捨てに迷いの無いソビエト赤軍との
戦いで陸上部隊は疲弊、殉職者が出始めた。
敵の襲撃範囲が広くて前線維持が困難となっていた。
そんな中1月ついにソビエト赤軍
『ポリカルポフI-16』 300機
『ポリカルポフI-15』 300機
『ツポレフTu-SA』 300機
戦車『T-26』 100台
戦車『BT-A-20』 100台
が重慶付近から攻撃を仕掛け、日本の防衛の要である
『要塞列車』20台が破壊の危機に陥った。
※日本の戦車が頼りないから!!
満州よりはるかに手薄な部分からの攻撃、
さらには中国難民集落にもその爆撃の魔の手が迫る。
『一式陸攻』『96式陸攻』では戦闘機にやられてしまい
『キ27陸上戦闘機』『96式艦上戦闘機』では
飛行場からの航続距離不足で防衛が不可能。
このまま大陸打通作戦は完全に失敗に終わると思われた
その時だった。
ソビエト赤軍 結果
『ポリカルポフI-16』全滅
『ポリカルポフI-15』全滅
『ツポレフTu-SA』 全滅
戦車『T-26』 全滅
戦車『BT-A-20』 全滅
スターリン「・・・・へ?え・・・敵の最寄の航空基地からでも
1000kmは離れた所から・・・どうなっている!?
敵の『一式陸攻』や『96式陸攻』は戦闘機で十分殺せる
はずでは無かったのか!?」
『要塞列車』を防衛していた日本陸軍の兵士達が
上空に目にしたものとは・・・。
総勢224機の『零戦 雉鳩』の航空大編隊だった。
広東沖
空母『加賀』から103機
空母『龍驤』から48機
空母『蒼龍』からは実戦投入された泉こなた筆頭の
女性航空部隊『青桜』43機・『錬花』30機含めた73機
がソビエト航空隊を血祭りに上げに行く。
こなた「初実戦・・・敵がポンコツでありますように。」
みさお「隊長、たよりある態度とってくれってう゛ぁ。
不安になるぜ・・・。」
こなた「さあ、はじまるざますよ!!いざ鎌倉!!」
みさお「ここ中国だぜ。」
こなた「やかましい!!緊張してんだよぉ待ってくれぇ!!」
そんなこと言いながら空母の甲板に走っていく航空隊。
新人隊長のこなたが零戦に乗り込む。
こなた「航空隊『蒼桜』隊長泉こなたいってきます!!」
空母『蒼龍』から零戦隊が発艦する。
零戦隊は本来広東付近の飛行場に零戦を輸送するために
来たわけだが、敵の『要塞列車』への襲撃の知らせを受けて
急遽迎撃に出発したのだ。
外部燃料タンク追加で3600kmの航続距離を二人乗りの
搭乗席で交代して戦地へ赴き到達。
蒼い桜のカラーの零戦達が
こなた「うべえ・・・いっぱいいるよ・・・。」
みさお「か、かっこよさならこっちが勝ってるし(震え声)。」
こなた「うみゃー!!全員に告げる!!連続編成変更で
万歳突撃!!」
みさお「りょ・・・了解。」
後輩達「うぉぉぉぉ!!戦没いやあ!!あっちいけぇええ!!!」
ぎこちない連隊だが、波を描きながら次々と敵を落としていく
寿教官「初戦闘だから仕方ないところだらけだが
あいつらが戦没するわけがないさ・・・集団だったら
俺達だって落とされるぐらいだからな。」
零戦の圧倒的性能差にポンコツのソビエト航空隊が
勝てるはずもなくあえなく航空隊が全滅した。
ソビエト空軍「やばい強すぎる!!」
ソビエト空軍「こんなポンコツ戦闘機じゃ無理だ!!」
こなた「わたたたたたたたたたた!!」
零戦隊が美しく波を描いてソビエト航空機を次々と血祭りに
上げていく。
こなた「敵が・・・さくさく倒せる・・・き・・・
気持ちいぃぃいい!!」
達成感がパイロットのエンジンに火を付ける。
みさお「よぇぇええ!?どうしたんだ敵航空隊!?
これ訓練の方が楽だよ!?」
※航空機の戦闘に毒されたっぽい
調子に乗って弾薬が続く限り航空機をおっかけまわす零戦。
これを止める力今のソビエト空軍には無い。
20mm機銃7.5mm機銃に結構弾薬が積んであったのか
キルレシオ1:5できれた線香花火のようにソビエト航空機が
勢いを殺されてボロボロ落ちていく。
思わず調子に乗って搭載してある300kg爆弾で戦車を空爆。
搭載量に余裕ある設計のおかげで300kg爆3発を
戦車の上に投下し破壊、ソビエト陸空軍は零戦によって
壊滅的な打撃を被った。
零戦隊は最寄の飛行場で補給を終え、すぐさま
中国各地で好き勝手暴れ回っているソビエト陸空軍を
ボコボコにして回る。
こなた「本来零戦持ってきたら防衛隊に渡して
帰る予定だったけど・・・もう少しだけ・・・
飛行機落としてから帰ってもいいかな?」
寿教官「まあ、調子良さそうだししばらく満州航空隊回復まで
総員で中国の制空権の奪還に全力を尽くせ!!」
テンション上がった零戦隊は各地で補給を済ませると技量と
テンションにものを言わせて進撃、中国各地のソビエト赤軍が
次々と壊滅的打撃を被るという結果となった。
その撃墜数合計は史実太平洋戦争での撃墜数を大幅に
上回る6回の戦いで航空機5000機あまり、
戦車700台を損害皆無で撃破するという大本営発表じみた
大戦果を叩きだし、この間に長門は零戦を早急に満州に導入し 敵が零戦に食されているのをいいことに陸軍を休息させ、
反撃の準備は整いつつあった。
ソビエト共産党委員会
スターリン「どうなっている!?我が航空隊全滅!?」
委員会「敵の新型航空機に制空権を奪われて
我が軍の損害が甚大!!中国各拠点が奪還されております!!」
スターリン「おい!!科学者なんとかしろ!!お前達が
頑張らないとこの国に日本攻め込んで来るぞなんとかしろ!!」
史実では科学者の知能に嫉妬して殺し回っていたスターリンも
顔面蒼白だった。国内の殺しに勤しむ余裕すら奪われ、
防衛航空隊は文字通り壊滅、このままではソビエト各地への
進撃も時間の問題だった。
1938年2月
わずか1ヶ月で中国を取り戻したこなた達女性航空隊、
『蒼桜』『錬花』
男性航空隊エース桜龍 錦、土居 寿を中心とする
『桜龍機動部隊』『寿航空隊』は零戦を現地防衛隊に渡すと
96式陸攻で日本本土へ全員帰宅、その後名古屋から
零戦を韓国、満州経由で飛ばして零戦450機を送り
96式陸攻にパイロット達を乗せて再び
日本へ帰宅しこうして新航空隊の初任務は大成功に終わった。
こなた「うーん!!疲れたぁ、休憩に1日挟むとは言え長期航行は
きっついねえ。」
みさお「私達やったこと新聞に載ってかな?」
『新聞』
敵航空機5247機
戦車727台撃墜
中国奪還成功、我が軍死者507名
2月難民支援・過労で過労殉職人数378名
提督は早急救援を派遣。
こなた「これ嘘載せてんじゃ無いよね?なんか数字がやけに
具体的なんだけど。」※真実
みさお「きっと教官達の戦果だよ!!」
寿「油断すんなよお前ら。」
こなた「教官!!」
寿「アメリカの航空隊相手だとこうはうまくはいかん、
連中は序盤は弱いが後半性能でこちらを圧倒して来る。
こちらが損害皆無で勝利するには1vs1では
絶対に渡り合わない工夫が必要となる。
これから天然理真流教育方法でお前達をもっと強くする。
航空隊の追加訓練も含めてな。」
こなた「嘘であってほしいです・・・。」
寿「おそらく嘘ではないだろう、アメリカの工業力は本気を
出せば1年に10台空母を製造できるそうだ、
俺達が消耗せずにいかに勝ち抜くかがポイントになる。
そのためにも俺達教官は暇無しさ、
お前らが嫁入り前に死なないためにも本当に
無敵といっていいほど強くならなくてはならない。
俺達を踏み越えて生きろ、それが俺からのメッセージだ。」
こなた「マゾヒスティックM!?踏み踏み希望!?」
寿「違う!!っていうかこの時代でその妄想どっから
持ってきた!?」
※アメリカ物量地獄の一週間
こなた「アメさんは1月に空母5隻~♪駆逐艦1日に1隻~♪
人間は土地から採れてー♪資源は掘れば採れるー♪
川から潜水艦湧いてー♪戦闘機は1日に200機ー♪
輸送船4日に1隻ー♪物流は全部車ー♪
米兵は戦場で歌をー余裕つっこいて聴いているー♪
物量ーがひど過ぎるー♪
月曜日に戦闘機200機~火曜日に潜水艦出来る~
水曜日に駆逐艦造船~木曜日に輸送船が出来て~
金曜日に戦車が出来る~土曜日に空母が竣工~
日曜日にみんな寝る~♪」
寿「生々しくて恐いからその歌をやめろ。」
みさお「やめてその歌絶望感しか湧かない(涙)。」
かがみ「こんなんで私達は無事戦没せずに生き残れるの
だろうか?」
こうして零戦が届いた満州防衛隊は『解放大混乱作戦』を実行
零戦の護衛がついた『一式陸攻』『96式陸攻』は
毎日ソビエト赤軍を空爆し3月には中国を完全に奪還し
2月には元中国国境付近でたくさんある強制収容所を襲撃。
共産主義と馬が合わなかったり、指導者素質があったり
知識があったりした素直な人々を引き抜き抜粋。
長門指導で使い物になる人材を収容所から回収し、
満州において難民中国人を中心とした『民国自由団』と
ソビエト強制収容所から引き抜いた人員を中心とした
『対ソビエト軍』を編成し訓練を開始。
引き抜かなかった人々は一部はソビエト国内に逃亡。
大半が満州になだれこんで難民になるなどいいこと
ばかりではなかった。
満州<こっちくんな中国だけで手一杯なのに。
この二つの部隊の初任務は奪還した土地での食糧栽培で
ある程度生産できるようになってから難民に指導して
分け与える。軍隊として使い物になるまではこうして
食糧生産の土台を作って確実に難民を減らし
宿舎・パイプラインを鹿島隊長・佐友紀元帥指導でも再構築
食料自給率を革命的に上げまくった日本からさらに食糧が
到着しどんどん勢いづいて日本の領土として改善されていく
中国・満州。
ハルヒ「おお!!このままいけばアメリカと喧嘩する前に
厄介なソビエトと中国を今年中に処理できる!!
もしかして零戦のお陰でチャッチャとソビエト占領
できちゃうかも!?」
こうして、ウラシオストークを占領、竣工・停泊中の軍艦を
奪い取って日本へ海上輸送し解体し資源にし、
中国国境付近のソビエト各地の飛行場を壊滅させ、
抵抗力と制空権を完全に奪い取った我が軍は
さらには敵の破壊された戦車を修繕して改良した
『寒冷一式戦車』の生産開始と、戦車のキャタピラに
地層剥離剤を中心とした『戦車無効遠距離砲』を
開発し、キャタピラの中・回砲台に入って土砂と混ざり
合う事で強力な粘着力を発揮して戦車を行動不能にする
兵器製造を開始した。
こうして多くの難民問題と板挟みと足踏みになりながらも
ソビエトの戦力をおもいっきり削って中国難民志願兵中心の
『民国自由団』とソビエト強制収容所から有能な人材を
引き抜いて編成した『対ソビエト軍』の構築・進撃準備が
整いつつあったその時。
1938年5月アメリカが物資禁輸通知『ハルノート』を
提示してきたのだ。
ハルヒ「!?おかしい!?史実じゃあもうちょっと先・・・
あ、生かして太平洋に送った連中がチクリやがったのか!?」
将介石・イスンマン・スターリン<ざまあ
古泉「条約内容は史実とほぼ一緒・・・ですがこれは。」
このハルノート、一つだけ史実と違う点があったのだ。
慌てて作ったのが文字の表記が『ハルヒノート』に
なっていたのだ。
キョン「偶然にしては陰湿な嫌がらせだな。」
古泉「ぷぅ~(笑)。」
ハルヒ「上等じゃない・・・アメリカめ・・・ここまで
手の込んだ喧嘩の売り方をするとは・・・いい度胸ね
いいでしょうたっぷり後悔させてやるわ!!」
無論条約文章は握り潰した。