涼宮ハルヒの第二次世界大戦(リメイク)   作:ミディオン

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ついに戦艦『撫子』竣工
ただオリキャラ考えるのが辛かったから
エンジェルビーツ
リトルバスターズ
サンダーバード(?)からキャラクターを
流用しておりますご了承下さい。
あまり原作背景は関係ありません
ごめんなさい


第40話 1942年1月 戦艦『撫子』

1941年12月16日

 史実のあの戦艦『大和』と同じ誕生日に戦艦『撫子』が竣工

 全長240mイージス艦と戦艦大和を足して二で割った見た目。

 青いボディー。機動性を重視するため三重底にする代わりに

 バイタルタート38cmと大和の8cmも薄目の防壁装甲。

 元ソ連・ドイツの合金技術進捗により重量を減らしつつ

 大和とほぼ同じ耐久値を実現。

 ただし誘導ミサイル・火薬庫の格納庫はバイタルパート40cm

 武装は大和とは比べものにならないぐらい最新鋭の

 対空・対潜にも注力した実戦指向の武装。

 建造費用が戦艦『大和』の二倍。

 捕獲戦艦や空母を売却した金やあらゆる経済対策が

 無ければ不可能だった。

 この戦艦は後に第二次大戦の中では飛び抜けたオーパーツ的

 存在として規格外技術戦艦・OTS艦と呼ばれることとなった。

 Over Technology Ship

 特徴 

 規格外未竣工艦、超弩級戦艦よりサイズが小さめ。

 この時代ではオーパーツレベルの誘導ミサイルを

 常備している。

 正規空母2隻分の艦載機を対空兵装で破壊できる。

 戦闘力は超弩級戦艦と別格。

 OTS01 『戦艦撫子』

 イージス艦をベースにハルヒが設計依頼し、造俚加井季以下

 元情報(以下略暇人)達の指導の元造られた

 OTS艦『撫子型1番艦』。

 元情報統合思念有機暇人インターフェイス

 造俚加井季以下総員がプラモ感覚で長期間の時間をかけて

 完成させた規格外技術戦艦。

 この時代の技術制限の中で最高機密の中で設計された。

 基本エンジンは『メタンハイドレートタービン』と言って

 ガスタービンの燃焼と電気分解で発生した酸素と水素を

 同時燃焼させることで強力な推力を得る。

 起動速度は1分とこの時代の戦艦とは瞬発力が桁違いの

 速さを持ち、最高速度50ノット

 『圧縮メタンハイドレート』を主燃料としている。

 航続距離は戦艦大和の2倍ほど。

 弱点はメタンハイドレートが無ければ起動できないこと。

 専用の輸送船・輸送機が随伴しなくてはならない。

 艦内のシステム全てを賄えるだけの電力を発生させることが

 できるためかなり強力。

 メタンハイドレートが用意できなかった場合、

 大和型航空母艦のエンジンを転用する予定だった。

 建造難易度も費用も高く、完成にはソ連合金技術の技術進捗

 とドイツの誘導ミサイル・誘導魚雷の技術進捗が不可欠

 となる。

 

 装備

 七型三次元多機能レーダー 探知範囲半径50km

 三型航海用二次元レーダー 探知範囲半径50km

 三次元式高感度ソナー 3基  探知範囲半径5km

 広範囲逆探知装置 暗号解読装置 妨害電波装置等搭載

 

 対機雷ファインセラミックコーティング

 機雷に触発しても機雷が稼動しない謎技術の艦底セラミック

 コーティング。製造方法は不明。

 

 七式13cm単装稼動高射砲 9基 前方5基後方4基

 射程20km 連射速度4発/分

 大和の46cm砲に代わって中央に2基装備された対空官制高射砲

 陸軍の研究していた15cm高射程砲や米海軍の要塞砲として

 使われていた12.5インチ砲をベースに

 コンパクト化、軽量化、超射程連射化、

 近接信管有効範囲200m、命中精度の精密化と

 対空だけでなく対艦に対しても有効に使える連射単装砲である

 中に人間が乗って手動で動くが操作が容易で強力なモーター

 と軽量な車体でめっちゃくちゃスムーズに動き、

 左目には電探情報、右目には70倍率もの

 高精度レンズが用いられている。

 必須要員は稼動砲撃一人、射撃官制一人、弾薬補充要員が二人

 計四人。

 あえて1門に絞って設計されることにより高機能、

 軽量化がなされ、高度20000mの敵航空機集団を粉砕できる

 設計が成されている。

 

 対艦40cm40口径単装狙撃砲1基

 射程40km 連射速度約10秒に1発

 戦艦のやや中央に設置してある申し訳程度の対艦砲

 ペダルで弾頭と火薬をを持ち上げて装填されるため

 3連砲筒よりもリロードが速く、命中精度が高い。

 上記高射砲の邪魔にならないようにやや高台に設置してある。

 手順 撃つ⇒踏む⇒電動スライドスイッチで装填する⇒撃つ

 

 砲の配置※だいたい    ↓ここらへんにロケラン

  /□Ⅱ□Ⅱ○ⅡⅡ○□Ⅱ□ ̄ ̄ ̄ ̄※ ]

 <□  =■【艦橋】田田田      ]

  \□Ⅱ□Ⅱ○ⅡⅡ○□Ⅱ□________ ]

 自動迎撃シズテム30mm真撃三型2門 4基 

 艦橋を中心に正方形の頂点に副砲の代用として配置

 射程1500m 毎分60発※片方、実質120発

 日本製SIWS。初期型は空母『翔鶴』・『瑞鶴』に導入。

 造俚加井季さんが大半の設計を担当し、

 急降下爆撃機や雷撃機を虐殺できる設計となっている

 機雷掃討にも一部使用できる。

 ただしミサイル迎撃には向いていない。

 レジプロ相手であればこの連射速度で十分だった。

 形状は円形の回転2門ガトリング砲筒の後方にカードリッジが

 組み込まれる形となっている。

 近接レーダーが追尾して追いかける形となるが

 艦隊同伴の護衛戦闘では自軍艦載機も巻き込むためあまり

 使用されない。近接信管搭載。

 

 対空40mm機関砲40基

 ※近接信管搭載

 

 25cm12連対空ロケットランチャー8基

 ※近接信管搭載

 

 誘導ミサイル飛魚(とびうお)

 射程65km

 高照準カラーカメラとレーダー官制により手動で発射・誘導

 される対空・対艦ミサイル。

 発射される瞬間はロケットを、航行はジェットによって行う

 戦艦『撫子』のメイン兵装。

 ※現代で言うシースパローやトマホークにあたる。

 射程基準は特効兵器『桜花』。発射口は40本最大搭載数80本

 ※近接信管搭載

 

 魚雷発射管2基

 

 対潜魚雷カジキ

 左右横についた魚雷発射管から発射され、ソナーに映った

 潜水艦、もしくは魚雷付近でへ手動遠隔操作で

 接近させて起爆する。音響追尾サポート有。

 射程は10km 速度31ノット

 

 艦載哨戒機 『星雲』

 航続距離2000km 最高速度500km/h

 装備 炸薬強化20mm機銃3基 

 哨戒レーダー 5式爆雷 

 2000馬力のエンジンを2つ使用した哨戒基

 撫子に搭載されている数は2基。

 ミサイル誘導のフォローや射撃官制補助を行う。

 オスプレイに似た形状だが操作は簡単。

 垂直離陸を得意としている。

 

 水上偵察機 『銀雲』

 航続距離3000km 最高速度550km エンジン2600馬力

 装備 炸薬強化30mm機銃4基

 大型赤外線レーダー・早期警戒レーダー・煙幕

 偵察に使われるカタパルト水上偵察機。

 

 これの製造に手際の圧倒的によかった面子を集めても

 1937年2月から竣工開始→1941年12月竣工完了

 約5年はかかってしまうこの現実。

 一番の理由は半導体等を一つ一つ手作りで(情報以下略の

 手作りは精度が異様に高い。)制作していたと言うのと、

 レアメタルの調達に苦労したという事である。

 だから南極や今の北朝鮮に当たる地域の資源発掘が

 非常に必要となったわけだ。

 

 ハルヒ「この戦艦に皆様に乗っていただきます。」

 ゆりっぺ「えぇぇ・・・(困惑)。」

 沙耶「確か・・・授業では原則戦艦では空母に勝てないって

 言われてませんでしたっけ?」

 ハルヒ「この戦艦は使いこなせば最低でも正規空母の

 艦載機200機を撃墜するに足りる戦闘力を持っているわ。」

 関根しおり「使いこなせば・・・か。」

 入江みゆき「操作難しそうだし・・・長旅きつそう。」

 ハルヒ「んじゃ、この人がこの戦艦の艦長さん棗 霞さん。」

 棗霞「棗霞です、この船には命をかけて戦う人間が

 非常に必要です。数ヶ月で素質を判断しますので

 よろしくお願いします。」

 立華 奏そっくりの目の蒼い少女が現れる。

 ゆりっぺ「私達どうなるんだろう・・?」

 総勢500名もの搭乗員がぞろぞろと入っていく。

 

 戦艦『撫子』内部

 ゆりっぺ「これ戦艦の内部!?」

 凄い綺麗。

 清潔感漂う艦内通路。

 割と広くて気持ち良く寝れそうな居住環境。

 あらゆる種類の食糧が備蓄できる冷蔵庫。

 文明の理器が揃ったキッチン。

 無添加で冷蔵庫保管されている良質な化粧品達。

 色とりどりのバリエーションの水兵制服。

 こういうところが史実戦艦大和の片鱗を受け継いでいると

 感じる。下手な豪邸よりやばい。

 居住環境がとてもよい弊害で豪遊や無駄遣いが

 多かったので非難されやすいが、長旅に優秀な搭乗員の

 疲労を常にリセットして戦闘モチベーション維持できるように

 するためにも居住環境がいいことは、

 決して悪いことではない。

 ただし史実では必要以上に豪遊上層部の遊びの巣にされたり

 優秀な搭乗員の教育を怠ったため決して褒められたものでは

 無かったが。(※国家予算費やしたなら責任感持てや・・・。)

 ちなみにこういう居住環境の整理は女性前提の場合

 もっと費用がかかっちゃったりするよ。

 しかし第二艦橋戦闘室内部はモニターと電子機器に覆われて

 びっくりする。

 史実第一艦橋はイージス艦の見張り台っぽい

 内装になっている。

 関根「やばい・・・ここ住みたい。」

 棗霞「ここには住んでもいいけど、ここの搭乗員として

 十二分に責務を果たせる人間以外に住まわせるつもりは

 ありません。」

 関根「ですよねー。」

 棗霞「それでは訓練を開始します。」 

 

 それは夜間戦闘だった。

 訓練内容は航空隊『翔鶴隊』『瑞鶴隊』の攻撃を

 凌いで全ての艦載機に撃墜マーキングするというもの。

 ちなみに史実大日本帝国海軍も模擬戦で空母VS戦艦を

 やっている。

 結果はあの戦艦『大和』『武蔵』すらも空母『加賀』『龍驤』

 に勝てない。

 史実では事実上全て戦艦の惨敗である。

 赤外線モニターに変更される戦艦『撫子』。

 全員インカムをつける。

 明らかに近代海軍の制服。

 この時代の人間には全く縁の無い筈の格好である。

 ゆりっぺはCIC射撃官制員。

 関根しおりは操舵。

 遊佐は誘導攻撃要員。

 入江みゆきは通信を担当することに。

 戦艦大和の約半分の700人でこの戦艦を動かしているのだ。

 性能が現代のイージス艦の約5分の1だが十分脅威である。

 

 模擬戦開始。

 自動迎撃だけでも航空隊には脅威ではあるが

 船員の練度が高くなければそれほど怖くは無い。

 結果は敵仮想航空隊168機に対して迎撃数33機。

 使いやすく工夫がなされていてもやっぱり初めては

 厳しいものがある。

 最高速度50ノットにしてもかなり厳しい。

 船員達は模擬戦終了後『撫子』船内の大浴場で汗を流した。

 関根しおり「なんだよこれやばい船だな・・・時速100km/h

 は出るんじゃないか?」

 入江みゆき「模擬弾だけどこわいよぉ~。」

 ゆりっぺ(なんていうか・・・この船・・・乗っていて

 凄いわくわくする・・・私も変になったのかしら。)

 関根しおり「沙耶っぺ胸おっきい~!!」

 朱鷺戸沙耶「こぉらぁぁ!!勝手にさわんなぁああ!!」

 来ヶ谷唯湖「隣に男湯があったのは気のせいか?」

 棗霞「この船には少数だけど男が乗っていたりするわ。

 ただ寿司撤退対策で純潔思想持ちや関白亭主以外ほとんど

 乗ってないんだけどね。」

 関根しおり「うぇぇ・・・マジか・・・襲われたら恐いな。」

 棗霞「大丈夫よ、仮にそれがばれて女性が大半の『撫子』

 艦内で生きて帰れると思ってんの?男って過半数女の所に

 いると割と縮こまるもんよ。」

 関根しおり「じゃあ安心だな!!」

 入江みゆき「敵の砲弾が恐いよぉ~。」

 

 夜食は船員全員で会話をしながら食べる。

 今日の模擬船の結果で食事が貧相になったり豪華になったり

 するため、訓練にやる気が出る。

 棗霞「いいご飯食べたかったらもっといい成績出しなさい。」

 関根しおり「うぅぅん、まあ家よりは乙な食事だな。」

 沙耶「いい成績取れたら麦飯から白米になりますか?」

 棗霞「ならない、かっけ(※ビタミン不足の流行り病)対策で

 きちんとビタミンを取るため玄米、もしくは麦飯じゃないと

 栄養不足で病気になる。陸軍がこれで甚大な被害を

 被った実例があるため各部隊は現在玄米と麦飯に統一

 してある。」

 沙耶「まあ・・・健康には変えられませんね。」

 ※史実

 陸軍は白米食べてかっけ続出で万単位の死者多数

 原因はドイツの医療技術への依存とされている。

 海軍は玄米食べてかっけゼロ

 海軍<民間療法で治ったんですがそれは?

 ゆりっぺ「あの・・・艦長・・・。」

 棗霞「何でしょうか?」

 ゆりっぺ「弟達いるので・・・残った食事もって帰って

 いいですか?」

 棗霞「いいでしょう、いいもの食べさせてあげたかったら

 今後戦闘に備えて訓練で優秀な成績をおさめ、

 実戦において、この船の実力を十二分に発揮して

 総員生きて帰ってくるように備えておくこと。

 模擬戦・実戦において人員総合最優秀点が取れた日には

 食材倉庫の食材・甘物をもって帰る許可を出す。

 約束しましょう。」

 総員「はいっ!!」

 現金な連中である。

 ゆりっぺは重箱をもって家に食事の残りをもって帰って

 家族に食べさせた。

 

 訓練費用だけでもかなり金がかかるが、それでも

 船員たちばメキメキと技術をあげて行った。

 なんとたった3ヶ月で『翔鶴隊』『瑞鶴隊』の航空機を

 マーカーだらけにして、潜水艦・航空隊の雷撃全てを

 防ぎつつ撃沈させるという凄まじい上達っぷりを見せた。

 まあ、これには扱いやすい構造もあったりするが

 船員の士気も高かった。

 自動迎撃無しで全機撃墜を出しつづける等、

 練度がやばい程上がって行った。

 食事は成績満点だとスイーツやアイスが出てきたり、

 自分達で食材を自由に調理できるなどの御褒美が大きかった。

 ただ、外洋訓練だとかなり士気は下がるがそれでも

 史実戦艦大和や武蔵の船員とは比べものにならない鬼練度

 となって行った。

 

 その一方で

 日本海洋研究所

 むさ苦しい男達が海底資源を取るために自ら不眠普及で

 資源を調査用大型潜水艦で掘り起こしていた。

 「よっしゃあぁぁああ!!日本の海底にはアメさんびっくりの

 資源がわんさかあるんじゃぁああ!!」 

 「見とれ鬼畜米兵!!俺達を資源貧乏と馬鹿にしたことを

 後悔させてやる!!」

 「うっしゃぁああ!!大和魂で全部引き上げたるでぇえ!!」

 ハルヒ「本当に気合いだけで資源引き上げちゃいそうな勢い

 ・・・。」

 このかいもあって専用の大型パイプを使って資源の

 引き上げが始まり、戦艦『撫子』の燃料のメタンハイドレート

 の膨大な量の確保に成功!!

 成功と言っても量には注意しなくてはならないが。

 

 1942年4月

 6発爆撃機富嶽の試作型、『富士』が完成

 6発爆撃機 エンジン2650馬力×6

 最高速度550km/h 航続距離7500km

 最大搭載量20t・・・あれ?

 ハルヒ「あれ?搭載量はいいのに航続距離が・・・あれ?」

 中島「高高度の予圧には成功したんですがね・・・

 やっぱり馬力上げればいいとか言う問題じゃ無いようで

 完成にはラムジェットエンジンやターボフロップ

 の完成が必用でして・・・。

 ・・・でも、キ91はできたんですよ。」

 『重爆撃機キ91』

 4発爆撃機 エンジン2200馬力×4

 最高速度580km/h 航続距離9000km

 最大搭載量4t

 日本版B-29。史実では予圧システムと防弾不足が目立った

 計画機。ドイツ・ソ連の航空科学者の助力もあって完成。

 米軍との違いは火器官制システムが搭載されていないことで

 B-29よりも迎撃能力が劣るのと搭載量がB-29の半分と

 サイズがコンパクトかつ軽め。防弾チョッキ材で

 一応は防弾を補っている。

 通常はB-29でも使い捨てにしていたエンジンは

 今史ではソ連やドイツの合金技術の取得により

 整備最低限での何度でも使用可能領域に実現している。

 

 ハルヒ「利点が搭載量しかないじゃない・・・『富士』。」

 中島「まだ改良がいりますね・・・。」

 ハルヒ「まあ・・・豪州からソ連まで燃料を調整できれば

 輸送機として需要はありそうね・・・。」

 中島「全部燃料積めれば一応航続距離が11000km程に

 なりますが。」

 ハルヒ「爆弾搭載できないじゃないの!!」

 中島「武装を全部外せば物が積めますよ!!」

 ハルヒ「馬鹿じゃないの!!・・・まあ、実験には失敗は

 つきものだし仕方ないとは言え今後に期待ね。

 『富士』は高度一応20000mまで行けるんだっけ?」

 中島「はい。」

 ハルヒ「宇宙開発局へ回しましょ。あれなら約には

 立ちそうだし輸送用も含めて20機は発注して、

 キ91は今のところ100機製造して温存ね。」

 ※同時期米国でB-29の開発が完了。

 

 1942年1月米国。

 アクアマリン・ダグラスはとある親戚のいる離島へ

 向かっていた。

 トレーシーアイランド。

 どこかで聞いたことのある島の名前である。

 親戚の名前はガブリエル・トレーシー。

 ここはスターストライブズⅡの合金技術提供を

 してくれたところでもある。

 アクアマリン「お久しぶりです叔父様。」

 ガブリエル「やあ、アメリカは大変そうだが何か

 お願いかね?」

 アクアマリンは船団で引っ張ってきた量産大和型戦艦

 の残骸を持ってきた。大きさは最長240m

 バイタルパート40cm。

 ガブリエル「保存状態は良好だね・・・。」

 アクアマリン「これを良質な空母にしたいんですけれど。」

 ガブリエル「ちょっと待ちなさい。」

 裏からなよなよした眼鏡男が出てくる。

 ガブリエル「ヴァッケンハッカー君、この船体で

 今後アメリカを護れる空母は造れるかね?」

 ヴァッケンハッカー「ええとですねえ・・・空母には・・・

 できないことはありませんねえ・・・ですが私としては

 戦艦にしたいんですよ。」

 ガブリエル「何故かね?実用面では戦艦は航空母艦に

 勝てんぞ。艦載機の攻撃が遠すぎて砲撃が届かない。」

 ヴァッケンハッカー「では、対空迎撃率100%に近い戦艦を

 造れると言ったらどうでしょう?」

 ガブリエル「できるのかねそんなものが?」

 ヴァッケンハッカー「できるといったら?それに未来には

 恐らく最大の迎撃能力を持つ小型駆逐艦が海を

 支配する時代が来ると私は予測しています。」

 ガブリエル「それでどうしたいんだね?」

 ヴァッケンハッカー「製造が大変ですが誘導能力100%の

 対空ロケットができてるんですよ。」

 ガブリエル「本当かね!?」

 ヴァッケンハッカー「ただし・・・手間はかかるしでかい癖に

 射程がたった2500mしかありませんね。

 艦載機に重すぎて搭載できないし。」

 アクアマリン「ドテッ!!」

 ※ドイツのロケット・ジェット技術がなきゃこんなもんです。

 誘導器具の重量を支える推進剤を積めなくてはいけないため。

 アクアマリン「駄目じゃないですか!!やっぱ空母で!!」

 ヴァッケンハッカー「いいや、空母より僕は戦艦にしたい。

 最高の戦艦造るからお願いしますよ~空母なんて科学者の

 介在余地が無いじゃないですかー。」

 ため息をつく叔父ガブリエル。

 ガブリエル「ここは・・・ヴァッケンを信用してくれんか?

 彼は一応信頼に足りる科学者なんだ。」

 アクアマリン「う~叔父様がそこまで言うなら・・・

 仕方ありませんね・・・。」

 ヴァッケンハッカー「半年で作り上げるから待っててね。

 アイオワなんて足元にも及ばない奴造ってあげるから。」 

 アクアマリン「えぇぇ・・・。」

 果たして何ができるんだろうか。

 

 1942年1月第三世界人民帝国

 首都ブラジリア

 ルペライト「造船所・パイロットの被害は・・・?」

 元日本帝国海軍将校「ワシントン沖も合わせて約4500機

 戦没パイロット4500人、造船所の復旧は少なくとも

 3ヶ月はかかってしまいます。」

 ルペライト「空母への改装はサルバドル・フォルタレザでも

 可能だが・・・今後の事も考えてアフリカの太平洋側にも

 造船所の設営を急ぎ、さらに潜水艦ロ35型の量産を開始する」

 元日本帝国海軍将校「伊20型ではなくロ35型ですか?」

 ルペライト「少なくとも現段階では日本に勝つ方法が

 これしかない。生産性はロ35型の方がいいからな。

 シュノーケルをレーダーに捉えて潰すという

 手もあるが空母や戦艦が潜水艦にぽんぽんやられては

 話にならない。南極哨戒基地を攻撃するのは準備を

 整えてからだ。」

 南極哨戒基地には前回の戦いでの潜水艦が+30隻

 合計50隻が停泊している。

 それ相応の準備をしなければすぐに戦力が危機的に

 足りなくなってしまう。

 第三世界人民帝国海上戦力 

 戦艦22隻 空母17隻 大破戦艦22隻

 

 日本皇国海軍 

 戦艦21隻 空母39隻

 ※鹵獲を除くと戦艦7隻と空母33隻

 

 米国海軍 空母22隻 だったはず。

 

 第三世界人民帝国は大破した戦艦達を空母に作り替え

 潜水艦を建造していた。

 その時だった。

 1942年3月

 『敵艦隊接近中!!』

 南米北方方向から艦隊が接近していた。

 しかも太平洋と大西洋の両方からである。

 ルペライト「!?戦闘準備を急げ!!北の方向から!?米国か!?」

 チャーチル「それだけじゃないぞ!!わしらもだ!!」

 そこにいたのはすっかり影の薄くなっていた

 英国機動部隊だった。

 

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