1942年7月 マダガスカル沖にて撫子、夜間戦闘開始
ゆりっぺ「艦2時方向に敵影5機!!高度低空50m!!」
※艦から見た方向から
撫子艦長はギリギリまで引き付け、偵察隊5機を
片付ける事にした。
撫子
七式13cm単装稼動高射砲射程30km
射程25kmまで引き付けて・・・。
砲筒には熟練対空狙撃要員迎撃を開始する。
模擬戦と違うのは近接信艦を使うこと。
より当てやすくはなるのだ。
迎撃率を7割ぐらい向上できる。
夜間で真っ暗でも三次元迎撃レーダーの反応が
左目ではっきり見える。
高さと位置を性格に左目に伝達できる。
赤外線スコープで見ようにも遠いから見えない。
このレーダーからの情報で敵航空機の未来にいる
位置を予測して夜間迎撃を開始する。
沙耶「・・・発射。」
七式13cm単装稼動高射砲5門が火を噴く。
敵偵察隊5機が爆発して残骸を海に落とす。
ゆりっぺ「反応喪失、迎撃成功です。」
棗霞艦長「油断しないで。」
偵察隊の行動コースから敵部隊の位置をわりだそうと
地図に点々を書いて考え込む艦長。
棗霞「もう少しヒントが・・・。」
その後。
ゆりっぺ「艦11時方向から敵影5機!!高度低空80m!!」
信号を発信させる。
敵味方識別発光信号無し。
敵だ。
棗霞「引き付け迎撃。」
一方第三人民帝国中東攻略艦隊
元大日本帝国海軍上層部「偵察隊が連絡無しに消えた?」
人民水兵「はい、帰ってきません。」
元海軍上層部「妙だな・・・敵艦載機にでもやられたのか?
にしたって10機も連絡を絶つとは・・・もしや
その方向に大艦隊がいるやも知れん。
よし、艦載機隊を100機この方向にぶつけてみよう。
艦隊が見つかるかも知れん。」
『艦爆彗星翡翠』 50
『艦攻撃光』 50
が戦艦撫子に接近する。
速度を巡航20ノットに落として敵を探す撫子。
そのレーダーに敵影が鮭の卵のように大量に映る。
ゆりっぺ「12時方向、距離120km、数は・・・推定80機以上、
応対反応無し。敵影です!!」
棗霞「引き付けたら撃ち漏らしてかえって危険だから
射程ギリギリで主砲に対空信管弾を詰めて発射。
操舵、敵航空隊へ接近せよ。」
関根しおり「了解。」
対艦40cm40口径単装狙撃砲が1門が動く。
ゆりっぺ「距離40km、射程範囲に突入!!」
対艦単装狙撃砲に対空砲弾が装填される。
沙耶「発射!!」
1門の大型砲が火を噴く。
敵航空隊のど真ん中で砲弾が炸裂し爆発する。
7機位が巻き込まれて粉砕、その他航空機はパニックに陥る。
人民航空隊「うわぁぁああああああ!!!!」
人民航空隊「敵は!?敵はどこだぁあああ!?」
低空飛行で飛んでいた部隊は何機か水面に擦れてひっくり返り
爆散する。
人民航空隊は自ずとうろたえてる間に撫子の
七式13cm単装稼動高射砲の射程に入る。
ズガァァアン!!
人民航空隊「ひぃっ!?」
隣の航空機が次々と海の藻屑に変わっていく。
夜間敵が見えない状態ではレーダー精密射撃は
航空隊最大の脅威だった。
人民航空隊隊長「うろたえるな!!陣形を整えろ!!」
沙耶「集まった!!そこ!!」
1門の対艦砲が編隊を整えたど真ん中に砲弾を撃つ。
こんな海上真っ暗では艦艇の姿が見えない。
普通のこの時代の戦闘艦艇は低空航空機をレーダーで
捕らえられない。
だがこの撫子は別。
水兵に扱いが容易なレーダーシステムと水面でも探知が可能な
三次元レーダーの採用が航空隊をよく捉える。
人民航空隊「うわぁああああ!!」
近接信管が作動し、低空飛行の航空隊の編隊ど真ん中で爆発
衝撃でパニックに陥った航空機が鋼鉄を思わせる
真っ黒な海面にたたき付けられてぶっこわれる。
人民帝国通信
航空隊「うわぁああああ!!敵が見えない!!敵はライトを
つけてない!!、何処に・・・何処に・・・!!
ザァァァァァ・・・プツリ。」
人民帝国航空機には夜間でも航空戦が可能な
レーダーがついていた。
しかし、航空機故にレーダーの射程は艦艇より短い。
ましてや単発艦載機ではそれは知れている。
撫子を捉える前にやられてしまう。
元日本海軍「急げ!!11時方向に艦隊がいるのは間違いない!!
艦爆隊!!出撃せよ!!」
人民帝国空母から次々と発艦。
『人民帝国艦隊空母』
空母17隻
『三段空母』180×3隻
『大鳳型装甲空母』80×8隻
『雲龍型空母』65×6隻
搭乗可能艦載機合計1690機
+露天状態艦載機約500機
『艦爆彗星翡翠』 900
『艦攻撃光』 900
『零戦86型』 390
このうち艦爆、艦攻600機が出撃。
毛沢東は偵察機を上げていつでも安全に自分だけは
逃げれるように三段空母から偵察機を発艦して
真面目に索敵していた。
こうして大量の航空隊が戦艦撫子目掛けて突撃。
しかし、大半の航空隊は
「???」
艦隊の姿が捕らえられず、わからない。
そのうち航空隊約四分の一は戦艦撫子射戦上に到達したが
敵発見の報告もできずにバミューダトライアングルの如く
存在が消えていく。
昼見通しが良ければ遠目でも目撃もできたかも知れないが
今は夜。全く持って見えない。
艦隊が多ければ、遠距離からでも確認できていたであろう。
しかし、戦艦撫子は今外部から見える電気をほとんど切って
戦闘を行っている。
そういえば随伴していた空母打撃艦隊は何処に
行ったのだろうか?
人民航空隊「艦隊確認できず。」
人民航空隊「こちらも確認できません。」
元日本海軍上層部「連絡の取れていない方向へ集結しろ!!
必ず奴らはそこにいる!!」
残存航空機450機が航空隊連絡不能地点へ集結する。
戦艦撫子
ゆりっぺ「敵と思われる反応増大、その数100・・・200!?」
棗霞「識別信号停止!!総員交代、気合い入れなさい!!
射程圏内に入り次第迎撃を開始せよ!!
ここに狙いすまして低空から大多数で迫って来る時点で
もう友軍ではない!!」
なんせ仮に戦艦を護衛するなら低空から大多数迫る必要は
何処にも無い。確実に敵だった。
この長期戦では交代要員を用意しとかないと
砲撃手も夜間戦闘機のライトに圧倒的数に息を呑む。
味方であるという点滅信号もない。
しかし、月明かりが仮に出ていてもこの漆黒の海の上では
ライトを消していればどんなでかい戦艦でもほとんど
見えない。
目に入れようものならそれはこの撫子を相手にすることに
対して死を意味する。
射撃官制「低空、高高度全てから敵襲!!距離70km
初撃予想部隊12時の方向!!」
砲撃手「うべぇ!!レーダーに光がびっしり!!」
砲撃手「ここから見えている光は全て敵が!!」
夜間艦載機のライトに目掛けて砲撃を行い次々と撃墜
されていく。
人民航空隊隊長「ライトを消せ!!やられる!!」
ライトを消して敵を探索する人民航空隊。
しかし、容赦なく隣で仲間が破壊される音がする。
戦艦撫子は夜間戦闘訓練にて大量の航空隊との交戦を
行っていたがために冷静に判断して次々と夜間にて航空機を
撃墜し、レーダーモニター反応薄い遠い光を全面的に
無視し、近い大きな光に集中させて予測射撃で
次々と航空機を海の藻屑に変えていく。
月明かりに照らされた航空機はより見えやすく
一瞬にして塵と変わる。
しかし、月明かりがついに人工バミューダトライアングルの
正体を映し出した。
人民航空隊「あれば・・・ふ・・。」
この艦を直視できた航空機はことごとく粉砕される。
航空機の武装の射程よりも圧倒的に長い精密攻撃に
抵抗するには容易ではなかった。
この時代の対空兵装の命中率と比較して100倍以上あると
思われる化け物のような対空能力である。
※近接信管含め。おまけに夜間。
人民帝国艦隊
元帝国海軍「あれだけ送ってやれば最低でも空母3隻ぐらい
被害ぐらいはでるだろう。
低空では艦船の電探には映らないはずだ。
夜間で我が航空機見えたら敵艦隊の最期だ。」
その後航空隊が27機が帰還した。
帰還した人民航空隊パイロットは恐怖におののいていた。
元帝国海軍「なに爆弾つけっぱなしで逃げてんだお前は!?
やる気あんのかぁ!!」
航空隊パイロット総員は周りを見ると他に誰も航空機が
帰ってきていない事にさらに恐怖した。
人民航空隊「周りの航空機が勝手に爆発して散って行った
・・・航空機の姿が見えない・・・レーダーにも映らない
・・・もう飛びたくない!!」
帰ってきた航空機の少なさに、帰路を誤ったのだろう
とも思われたが殆どの隊長と連絡が取れない。
三段空母『毛沢東』内部
毛沢東「何々・・・!?」
毛沢東は恐怖に凍りついた。
索敵に出していた部下から連絡があった。
敵偵察機を人民艦隊の南南東から発見したとの知らせだった。
毛沢東「人民解放艦隊は北西に緊急転身!!最大船速だ!!」
自分直属の艦隊だけ急いで基地へ逃げようとする毛沢東。
元帝国海軍「あ貴様!!敵を発見しやがったのか!?おい!!」
中国人民解放艦隊の戦艦の側面が爆発して傾く。
毛沢東は狼狽して元帝国海軍少将を見る。
元帝国海軍「俺はルペライトに対しての貴様の言動からして
信用してなかった・・・だから戦場から共に逃がさぬように
俺の独断でお前の艦隊後方に伊号潜水艦を追加で
配備しておいた。
お前達の実績を見届けるまで逃がすつもりは無い。」
毛沢東「き・・・貴様・・・!!」
元帝国海軍「内輪もめしてる暇は無い、何処に艦隊がいる?
教えろ・・・教えなければ内輪もめで戦死など名誉に
ならんだろう?」
毛沢東は嘘をついてこいつら全滅させようか考えたが
敵はすぐに艦載機放ってこっちを沈めに来るため
そんな事をすればすれ違いで自分がやられる可能性もあるし
この元日本軍のアホはおとなしく帰してくれそうにない
あえて本当の事を言って、時期を見計らって逃げる
つもりでいた。
内輪もめして潰しあえば間違いなく近くにいる日露連合艦隊に
ぶち殺されるだろう。
毛沢東「な・・・南南東800kmだ。」
元帝国海軍「なんだと!?じゃあ北北東にいる謎の航空機
消失はだたの乱気流だったのか!?いいや、明確に
パイロットの横で爆発が確認されている以上あそこにも
艦隊がいる・・・挟み撃ちか・・・だがどうして
南南東の偵察機は確認できて北北東の敵は航空機の
目撃報告が無い・・・何故・・・?
ともかく航空隊発艦!!明確に偵察で確認できた南南東の連中に
攻撃を仕掛けよ!!」
その時だった。
人民通信士「レーダーに反応!!敵艦載機!!その数100以上!!」
元帝国海軍「!!!急げ!!緊急発進だ!!急げ!!」
そう・・・毛沢東が焦ったのはその南南東の敵艦隊との距離。
偶然か不幸かわずか800kmしか離れていなかったのだ。
つまり一時も早く対応しなくてはならない位置に
敵日露機動部隊は移動しており、くしくも戦艦撫子は
まさかの史実同様の『囮』だったのだ。
あの時撫子偵察機が帰還を拒否したのは敵の発見を
傍受対策の無線抜きで機動部隊に知らせるためだった。
その後撫子と分離した日露の機動部隊は戦艦『雪風』艦長の
推測により敵艦隊の位置をわりだし迂回して南南東
からの襲撃を試みた。
その結果、敵艦隊が北北東にいるかもしれないという通信を
聞いて味方から傍受していた毛沢東もそんなに熱心に
南方向を索敵しなかった。
敵艦隊は一つという固定概念の故に。
その結果発見が遅れ、一刻を争う状況で仲間たる
元日本帝国海軍少将に教えなかったがため状況が悪化。
敵艦載機はすぐ側まで来てしまったのだ。
『アフリカ救援艦隊第一航空隊』
艦載機
『ホワイトゼロⅡ型艦載戦闘機』100
『零九式艦爆白虎』150
ミッドウェー海戦よりはマシだが夜間緊急発進で
後手に回る事で出撃艦載機の間に合った数が100機も
いかないという緊急事態が発生した。
毛沢東以下が協力していれば悲劇は免れたかもしれないが、
毛沢東はあまりの恐怖に自分の保身しか考えてなかった
ため、人民解放航空隊は我先に航空機に乗って片道で
アフリカ大陸へと逃亡。
人民艦隊は伊号潜の制止を振りきって逃亡した。
元日本帝国海軍少将「・・・臆病者・・・と言ってる
場合じゃないな。」
夜間戦闘では赤外線スコープ持ちの日露側に夜間の地の利が
ある。
圧倒的数の爆撃機で艦隊を襲えれば夜の暗闇を活かして
殲滅できたかもしれない。
しかし、後手に回ってしまってはそれを微塵も活かせない。
元帝国海軍少将「アフリカへ艦隊を逃がせ、この状況では
不利だ!!」
鹿島天皇直属のロシア航空隊は三段空母にまず群がり
『零九式艦爆白虎』10機はロケット弾をぶち込み
ダメージコントロールに壊滅的弱点を持つ三段空母『翡翠』
が餌食になり甲板が別々に傾いて海へ崩れ落ちていく。
超甲型巡洋艦1隻が『白虎』15機のロケット弾を食らって
轟沈、さらに秋月型戦艦2隻がロケット弾着弾で大破に
屠られていく。
元帝国海軍少将「くそっ!!」
続いて第二次攻撃隊が『アフリカ救援艦隊』から発艦。
紫色の甲板をした量産型融合空母から一斉に
艦載機が飛び立つ。
『アフリカ救援艦隊第2航空隊』
艦載機
『ホワイトゼロⅡ型艦載戦闘機』100
『零九式艦爆白虎』150
あえて分けているのは欺瞞航路を艦載機で設定し別方向から
攻撃することで敵の動向を混乱させて自軍空母襲撃率を
軽減させているのだ。
この第二次攻撃にて雲龍型2隻が『白虎』の4本雷撃で
ボロボロにぶち壊され、改大和型の主砲が2つが
50機ものロケット弾発射で使用不能にされるほど
ぐしゃぐしゃに破壊された。
防衛する人民艦載機だが戦闘機練度で明らかに負け、
艦爆攻『白虎』が異様なまでに硬くて撃墜できず仕舞いだった
帝国海軍少将「くそお・・・北北東に気を取られた
ばっかりに!!」
左右からの航空隊の波状攻撃で第三人民艦隊は苦戦、
だが流石は大和型系統の戦艦。
甲板の人命はともかくとしてあまり爆撃で目立ったダメージを
受けていない。
・・・が、第三帝国人民艦隊は防戦一方で艦隊は
反撃に出れない。
そのため空母を庇いながら必死にアフリカへと逃亡する。
一方
『中国残党人民解放艦隊』
戦艦5隻
『大和改弐型戦艦』1
『超甲型巡洋艦』1
『量産型大和型』2
『秋月型戦艦』1
空母3隻
『三段空母』1隻
『大鳳型装甲空母』2隻
中国人民解放艦隊水兵「やれやれ・・・最高指導者が真っ先に
逃げるとかどうかしてるぜ・・・。」
海戦のノウハウが微塵も無い毛沢東では仕方がないと
言ってよかっただろう。
・・・が、問題はこの後だった。
何処からかロケット花火を撃ったような音がした。
その時先頭を仕切っていた量産型大和に爆音が響き
炎上した。
人民解放艦隊水兵「うわぁああああ!!!」
必死に双眼鏡で敵影を探すが夜闇紛れて敵が全く見えず
何か人魂のような明かりが見えた。
人民解放艦隊水兵「ん?」
その瞬間大和改型戦艦の前方に爆炎と衝撃が響いた。
人民解放艦隊水兵「敵襲ぅうううううう!!!」
そう、この時。
『毛沢東司令官!!逃亡前に指示を艦隊にお願います!!
毛沢東司令官!!』
と艦隊の連絡を戦艦撫子に逆探知されてしまっていたのだ。
そこから艦隊の動向を知り最大船速で撫子は敵の予想退路
北西方面へと最大船速で回り込んで先回りしていた。
そして先回りした撫子は、緊急空対空兼対艦ミサイル
『とびうお』を連射。
レーダーの優位性を活かして次々と艦隊に『とびうお』を
撃ち込んでいく。
そしてついに中国人民解放軍残党艦隊の『大鳳型空母』2隻を
捕らえて艦載機の沢山乗った飛行甲板にとびうおが命中。
甲板が爆発炎上する。
まだ内部は無事だが空母としての機能が破壊されて発艦
不能となった。
人民解放艦隊水兵「偵察隊は何をしていた!?」
※見つける前にやられた。
戦艦撫子は夜闇の混乱に紛れて主砲やミサイルを撃ちまくり
潜水艦もシュノーケルをレーダーで発見して砲撃で粉砕。
ソナーで探知すれば操作誘導魚雷で潜水艦を沈めた。
逃げようとしていた中国残党人民解放艦隊は
必死に逃亡を試みるも立て続けに撃ち込まれた
必死に見えない敵を殺そうと艦載機は発進する。
・・・が夜闇に紛れた戦艦撫子を艦載機で仕留めるには
あまりにも荷が重過ぎた。
撫子の七式13cm単装稼動高射砲が全門立て続けに火を噴いて
水上攻撃機、艦爆、艦攻を始末していく。
この中でアフリカに逃亡できた航空機は大多数だったが
戦艦撫子は夜戦初陣にて約750機の航空機を海の藻屑とし、
中国残党人民解放艦隊は・・・海面に地獄絵図を展開し
壊滅した。
交戦中人民帝国艦隊
人民解放艦隊水兵「助けてくれ!!見えない敵に仲間が
やられている!!退路に何かいる!!助けてくれぇぇえええ!!
ザザァァァ・・・プツッ。」
元帝国海軍の少将は通信を聞いて戦慄した。
あの北北東航空機消失は幻ではなく、もしそれを実行できる
化け物が存在したとしたら?
普通は有り得ない。
戦艦大和の対空命中率はおろか、近接信管無しの
対空攻撃で艦載機を全て破壊できるか?
あの米帝でもこの時代艦載機なくしては無理である。
史実某米駆逐艦は桜花含め100機以上の特攻を
回避してのけたがそれでも半壊状態だった。
ましてやよこした600機ぼぼ全てが消滅。
これはどう考えても異常そのものだった。
元帝国海軍少将「一体・・・航空機をすり潰す妖怪の
正体は何なんだ・・・自然現象・・・嵐・・・雷・・・
見えない敵航空隊・・・。」
あらゆる可能性を考えても普通『戦艦』だとは微塵も
考えられない。
確かな事は確かにアフリカへの退路にそいつはいる。
しかし、任務方向に敵機動部隊が追撃している以上
損害から見てもアフリカに救援を求めて去るしかない。
このまま任務続行は不可能だ。
元帝国海軍少将「西、総員アフリカ方面に向けて・・・
おーもーかーじ!!」
艦載機隊で防衛にあたりながら妖怪がいる方向へと
艦隊を進める。
その間に敵航空隊との戦闘で既に107機が損耗していた。
気がつけば夜明けになっていた。
元帝国海軍少将「・・・もう、こんな時間か・・・。」
太陽が昇りつつある。
その時だった。
人民帝国水兵「前方70km艦船1隻!!」
元帝国海軍少将「・・・これは!?」
双眼鏡にてようやく確認した。
朝日に照らされて人工バミューダトライアングルの正体が
姿を現した。
遠目からは砲筒だけで考えると軽巡洋艦か駆逐艦もどき
モニター艦、砲艦としか思えない見た目で貧弱な武装に見え
はっきり言って初見だと全く脅威に感じない。
そう、背後に・・・炎を上げて壊滅した人民艦隊が
無ければ。
煙りと炎をバックにしている艦艇を見て悟るしか無かった。
こいつがやったんだと。
元帝国海軍少将「こいつが・・・航空機消滅の正体が!?」
ついにその人工バミューダトライアングルが姿を現す。
『戦艦撫子』が。