1942年7月 第三世界人民帝国第一艦隊前に
戦艦撫子出現、後方には日露『アフリカ救援艦隊』
大ピンチである。
朝焼けに映る艦隊の残骸の間から出てきた砲の小さな艦は
全長240m。
確かにこいつの仕業とも見て取れるが、見た目だけでは
確証は到底持てない。
『中国残党人民解放艦隊』
戦艦5隻
『大和改弐型戦艦』1
『超甲型巡洋艦』1
『量産型大和型』2
『秋月型戦艦』1
空母3隻
『三段空母』1隻
『大鳳型装甲空母』2隻
潜水艦20隻
をこいつはたった1隻で全て壊滅させたらしい。
信じられない。
残った艦隊は・・・。
第三世界人民残存艦隊
戦艦6隻
『超大和型』1中破
『大和改弐型戦艦』1中破
『量産型大和型』2
『秋月型戦艦』4うち2大破
空母11隻
『三段空母』180×1隻
『大鳳型装甲空母』80×6隻
『雲龍型空母』65×4隻
搭載艦載機数 920
そうも言ってられない。
南東から『アフリカ奪還艦隊』は迫っている。
それも艦載機で交戦中だ。
『アフリカ救援艦隊』
戦艦7隻
『雪風』『響』『潮』『汐』『春日』『秋夜』『未来』
空母
豪雪型融合空母 搭載100×6隻
空母『利根』『筑摩』搭載36×2隻
搭載合計672
駆逐艦 爽快型21隻
超特輸送船3隻 タンカー7隻
※輸送船50、タンカー3、爽快型駆逐艦30
量産装甲抑揚空母 搭載50×6隻
空母『伊勢』『日向』護衛の元
以下は一旦アラビア半島へ帰港。
空母艦載機が上空で激突
体制がある程度整った以上空母艦載機の数が少ない
『アフリカ救援艦隊』に部隊を集中的に送って勝てばいい。
艦隊が見えて確認できれば。
あの貧弱そうな戦艦1隻ならば取るに足らないと一瞬は思った
中国人民艦隊が敗れたのは練度も海戦経験も未熟だったため
隙をつかれて壊滅した。
戦艦相手なら・・・水上攻撃機だけで始末できる。
しかし・・・。
夜間航空機を約800機を消滅させた可能性が捨てきれない。
だが見かけがそんなに強そうに見えない。
運だけであの艦隊を壊滅できるか?
あんな船で相手でそもそもあんな被害出るのか?
様々な疑問を抱いたまま、ハルヒに追放された
元大日本帝国海軍少将はこの状況でできる事は
敵艦載機から逃げながら敵艦隊を発見して殲滅することだった
元帝国海軍少将「あの戦艦1隻は水上攻撃機『雷雲』60機
で仕留めろ!!索敵隊と攻撃隊は共同で敵機動部隊を
発見し次第仕留めよ!!」
量産大和型戦艦から水上戦闘機『雷雲』が全部出撃する。
侮った。
これが間違いだと知るのに時間はかからない。
艦載機がほとんど『アフリカ救援艦隊』に行ってから。
戦艦撫子
棗恭介「疲れたか霞?」
棗霞「ええ・・・ちょっとね。」
恭介「無理すんな、艦長の腕はお前の方が上だが
疲弊すれば俺が支える、艦長の引き継ぎ後交代を要求する。」
霞「貴方、ありがとう。」
ゆりっぺ「あれ?あの食当にいたあの人・・・
艦長の旦那さん!?」
船員「噂には聞いてたけど・・・この人が!?」
霞「うん、艦長の腕は一流だけど私に近差で負けた。
だけど実力は本物で緊急時にはどの役所でも勤まるように
訓練は受けてるわ。引き継ぎ、 七式単装高射砲一門につき
もう平均約10弾以下しか弾は残ってない。
速度の遅い奴は緊急時除き機銃、噴進砲で始末して。
とびうおと高射撃砲は緊急時と空母護衛にできるだけ
温存をお願い。」
そう、この時合計800機以上もの敵艦載機を
七式単装高射砲と対艦40cm砲で迎撃したため
最強クラスの対空狙撃兵器七式単装高射砲の
弾薬が底をつきかけていたのだ。
恭介「了解、指揮系統交代人員引き継ぎ交代を急げ。」
総員交代要員に変更。
ふたたびゆりっぺが射撃官制に戻る。
関根しおりが操舵に復帰、入江みゆきも通信へ復帰した。
恭介「調子の悪いものはいるか?」
総員「問題ありません。」
恭介「よし。」
ゆりっぺ「!!、11時の方向から航空機!!距離115km高度200m
速度から水上機と思われます!!」
恭介「非常時以外での高射砲発射を一時禁止し、
これから40mm機銃と噴進砲による迎撃を開始する。
総員対空、対水上戦闘用意!!」
カーンカーンカーンカーン!!!
ゆりっぺ「総員対空、対水上戦闘用意!!」
恭介「進路そのまま南西に向けて直進!!最大船速!!」
水上戦闘機接近にも関わらず最大船速50ノットで突っ込む
戦艦撫子。
人民第一艦隊
人民水兵「あの艦こっちに突っ込んできます。」
元帝国海軍少将「怖いもの知らずだな・・・あんな砲の
少ない小さな艦が航空機を食えるのかって思える。」
撫子に水上戦闘機『雷雲』が迫る。
人民パイロット「総員雷撃体制に入る!!高さ100mまで
降下!!」
まずは40cm対艦砲の射程圏内40km以内に敵が入る。
棗霞「40cm対空信管砲撃、うちーかたーはじめー。」
ゆりっぺ「敵航空機射程圏内に突入、対艦砲うちーかたー
はじめー!!」
40cm対艦砲内部
朱鷺戸沙耶「うちーかたーはじめー!!」
照準構えて対艦40cm砲が火を噴いて砲弾を発射する。
敵水上雷撃隊に大型近接信艦が作動して爆風で3機巻き込んで
破壊する。
連続で砲弾が雷撃隊を飲み込んで合計14機を撃墜する。
40mm改造対空信管砲射程7500mに到達する。
ゆりっぺ「機銃隊、撃ちかた初め!!」
その瞬間撫子の対空砲が弾幕を張り始める。
機銃隊が一斉に掃射を開始。
敵水上攻撃機『雷雲』46機が一斉魚雷を発射する。
さらに噴進砲が同時に接近して来る水上機に発射される。
噴進砲(25cm12連対空ロケットランチャー)
・40mm改造機銃の近接信管が作動して
噴進砲の爆風が『雷雲』27機を包み込んで海の藻屑へと
変え、残った『雷雲』を機銃の信管の爆風が飲み込んで
全て迎撃する。
元帝国海軍少将「!?」
その光景を見た瞬間凍りついた。
あれだけあった航空機が手品のように迎撃されてしまった。
さらに。
遊佐「相殺魚雷2連射、射出。」
3門に増えた相殺魚雷発射管から一斉に魚雷が発射される。
2連射で合計6発
撫子命中打になる軌道の魚雷付近で爆発し危険軌道から
反らし、もしくは誘爆させる。
そのほかの魚雷は撫子の速度に追いつけずおいて行かれて
回避される。
戦艦撫子、被弾すら許さず無傷。
それを見て少将の顔色が豹変する。
少将「うっそ!!!!」
しかもそいつは魚雷艇よりも速く水面を滑るように
50ノットで走る。
少将「気持ち悪い・・・なんだあの船は!?」
そいつは接近すると艦橋の後ろからなんか花火っぽいやつを
撃ち上げる。
少将「は?」
その花火っぽいやつはこっちに向かって動き・・・
量産型大和に高速で命中し爆発。
右舷甲板で大炎上した。
少将「なんじゃこりゃぁあああ!!!」
流石は大和型戦艦派生一発では沈まない。
というわけですぐもう一発発射される。
また同じ艦の右舷甲板に命中する。
ちゅっどぉぉぉーーーーん!!!
人民水兵「うわぁあああ!!!」
横殴り二発でバランスを崩し量産大和型戦艦は転覆した。
硬くても衝撃を2回横殴りにして転覆させれば
バイタルパートなんて関係ない。
何万トンもの巨体は一度倒れたら工作艦10隻はないと
元には戻らない。
少将「撃ち方はじめぇぇ!!弾幕はれぇぇぇ!!最大船速で
アフリカへ向けて転身せよ!!」
艦隊は逃げようと動くが50ノットの速度の悪魔を
振り切る速度は仮に駆逐艦でも持ち合わせていない。
少将「今発艦できる艦載機全てを持ってやつを沈めろ!!」
全然射程が届かないのに砲弾を全てぶちまけながら必死に
応戦する。
この時既に600機が『アフリカ救援艦隊』の艦載機と
応戦、もしくは索敵殲滅戦に入っていた。
一方日露アフリカ救援艦隊は自軍の約3倍の艦載機搭載量
を誇る人民艦隊に先手を取り戦力の殲滅に成功。
しかしその艦隊にも人民航空隊の魔の手が迫る。
帰還した第一航空隊の補給を急いでいた艦隊に
第二航空隊が防ぎ漏らした300機が到達した。
艦載機隊からの連絡を受けて緊急発進させる。
ロシア海軍空母『豪雪』艦長
「迎撃開始!!」
防衛の為に待機していた
『アフリカ救援艦隊第三航空隊』
『ホワイトゼロⅡ型艦載戦闘機』100
『虹雀』36『翔翼』36
が出撃。
足止めしている間に帰還し補給したた第一航空隊も
追加で出撃。
『アフリカ救援艦隊第一航空隊』
『ホワイトゼロⅡ型艦載戦闘機』77
『零九式艦爆白虎』112
さらに防衛網すり抜けた多数の航空機を
戦艦『雪風』『響』『潮』『汐』『春日』『秋夜』『未来』
の近接信管による精鋭対空高射砲と
駆逐艦 爽快型21隻のフォロー対空射撃。
空母『利根』『筑摩』に飛行甲板にガチ積みされた
近接信管噴進砲の雨霰で撃退。
※近接信管積んだ対空射撃は迎撃能力が7割も増える。
ちなみに搭載も武装も多い『伊勢』『日向』は
鹿島が「この状態での上陸作戦実行は非常に危険だ」として
大量に乗った歩兵達を艦載機の空襲から護るためあえて
強い護衛空母としての役割をしていた『伊勢』『日向』を
選んで一旦アラビアに帰港させ、自軍防衛に小さい空母での
防衛を選んだ。
その結果苦戦はしたもののアフリカ救援艦隊は
1隻の落伍も無くどうにか勝利し、戦艦撫子によって
人民艦隊に最期の時が訪れようとしていた。
戦艦撫子は敵人民艦隊に向かって高速で立ち回る。
50ノットに追いつける艦艇は原子力戦艦や原子力空母の
無いこの時代にあるわけがない。
金剛型戦艦や哨戒艇でも置いていかれるレベルである。
それ以上の速度を持つ航空機は迎撃され、
たとえ七式単装砲が無くなっても、鍛え上げられた対空機銃隊
噴進砲隊による対空射撃は日本最強の練度を誇る。
対艦単装40cm主砲も対空を支援する。
対艦アウトレンジからの一方的虐殺。
最大射程約40~55kmの艦砲では65kmの射程の撫子の
誘導ミサイル『とびうお』相手に届かない。
水上速度では絶対に勝てない。
射程に入れることができず一方的にボコボコにされる。
絶望そのものだった。
近寄る航空機が弾幕の近接信管で次々と壊されていく。
急降下爆撃を挑もうにも史実戦艦伊勢以上の射程と
殺傷力に長けた25cm12連対空ロケットランチャー
(別名20cm12連強化噴進砲)に邪魔されて戦艦撫子に
傷一つつけられない。
この時敵空母周辺には味方艦載機がまだいるため自動迎撃は
できない。
だから、こいつで仕留める。
恭介「全部仕留めるぞ!!」
この時まで使った誘導ミサイル『とびうお』の数は
45発。残弾数35。
夜戦で仕留めた敵がかなり数が多かったためだ。
たとえ戦艦大和はミサイルやアイオワの艦砲射撃が
効かないという議論があるが、それはあくまで
1発当たっても、一撃当たっても問題は無いという言葉が多い
問題は、何発も当たったら?何発当たったら内部の金属や
衝撃で電子機器がねじまがって戦闘不能になるか?
そういう問題に直面したとき、戦艦大和並に頑丈で
屈強なる戦艦がいくら揃っていたとしても、
無力化するのにそう困らない。
『とびうお』が敵大鳳型装甲空母に命中して甲板が炎上する。
元帝国海軍上層水兵「あんたは水上戦闘機で逃げろ!!
このままだと全滅する!!」
人民艦隊の戦艦が、空母が、『とびうお』に屠られ、炎上し、
数発耐えながらも結局は連続では耐え切れず
限界を迎えて海中へ消えていく。
元帝国海軍少将「ふざけるな!!総員退艦!!俺は責任を持って
艦と運命を共に・・・。」
元帝国海軍水兵「何馬鹿言ってやがる!?これをあんたが真剣に
知らせなきゃみんな死ぬんだぞ!!」
人民艦載機の爆撃、雷撃が届かずして機銃、
『とびうお』に迎撃される。
元帝国海軍水兵「とっとと出て行きやがれ無能が!!」
水兵が少将を脱出艇にほおり投げて艦内ヘ戻る。
少将が口を開ける中、超大和型戦艦は
史実戦艦大和のように。
死を約束された戦いに。
菊水作戦の決意を持って。
最後の力を振り絞り、戦艦撫子に向かっていく。
ほとんどの艦が脱出ボートで脱出し水兵がアフリカへと
逃亡していく。
ついに最後の三段空母『金剛石』に『とびうお』が
左舷から着弾。一枚目の飛行甲板が海中へ没する。
二発目の着弾でバラバラになり沈没する。
空母も、戦艦もほとんどやられ、残るは・・・。
『超大和型戦艦』中破1隻
だけだった。
電報が打たれた。
『ムダナギセイヲダスナ、トウコウセヨ。』
元帝国海軍上層部水兵
「確かに相手も日本人。
俺も日本人。
だから白幡を上げれば故郷へ帰れる。
しかし俺達は南米とアフリカで
たくさん虐げた。
好きなだけ泣くいい女を抱いた。
反逆する無抵抗な人々を殺した。
今更家族の元に戻りたくても戻れない。
だから最後の意地だ。
俺達をクビにして知らない間に日本は強くなった。
ハルヒは俺達がいらないことを証明した。
そんな奴に今更頭下げて故郷に帰れるか!!
どうして・・・こんなに日本が変わるなら俺達に
協力させてくれなかったんだ!!!
どうして・・・!!!
こんなに勝利できる日本に導けるなら俺達は協力した!!
どうして国を愛した俺達をクビにした!?
※男尊女卑の考えが抜けなかったり派閥争いで作戦に
支障をきたすため。
だから俺は・・・俺達は最後の意地を見せててめえを
倒してやる!!!
火薬庫の炸薬をありったけ主砲に詰めろ!!!」
人民水兵「しかし・・・・。」
元帝国海軍水兵「いいから詰めて待機したら逃げていいから
今すぐそうしろ!!!」
元帝国海軍上層部だった水兵は少しでも時間を稼ぐため
無言電報を繰り返して時間を稼ぐ。
棗恭介艦長(悩んでいるのか・・・それとも・・・。)
棗恭介「万が一に備えて七式単装砲を敵に向けておけ。」
電報が来る。
『リョウカイトウコウスル。』
敵は投稿したと思い込んだ棗恭介だったが。
妻霞が何かに気がついた。
霞「ごめんね貴方。」
恭介「?」
霞「七式単装砲、油断しないで敵戦艦から目を離さないで!!」
通信へ向かいこう打った。
『マテ、キュウジョ二オウジルナラ、シュホウヲイマスグ
サユウニムケヨ。』
ゆっくりと主砲をこっちに向けて接近する超大和型戦艦。
一番砲筒だけ左にちょっと反らしただけだった。
霞「はっきりしたわ。こいつには投降の意思は無い。
油断させてこっちを撃つつもりよ。
『とびうお』を撃ちなさい、艦の人員の命にかかわるから
今すぐ沈めなさい。」
恭介は戸惑ったがすぐに冷静に考えて自分を捨てて納得した。
その時超大和型が突然速度を上げて突っ込んできた。
35ノット。
膨大な爆薬を重油に突っ込んで無理矢理重油タービンを
高速回転させて最後の死力と意地を見せ接近する超大和型
恭介「撃て!!」
遊佐が『とびうお』のボタンを押す。
超大和型の第二砲筒の51cm主砲4門が大爆発を起こして
弾丸が発射される。
『とびうお』が撫子から発射される。
構えていた七式単装砲がレーダーで敵の弾丸を捕らえ
砲兵「うわっ!!!」
砲筒捨てる覚悟で炸薬を詰めた一撃が戦艦撫子に
音速を超えて襲いかかる。
七式単装砲が超大和型の撫子直撃コースの弾丸に近接信管の
弾丸を当てて4発全ての軌道をレーダー反射射撃で
撫子直撃への回避コースへと反らす。
相手の目論みを全て回避したかに見えた。
しかし。
とびうおが超大和型戦艦に直撃前に
元帝国海軍上層部だった水兵が最後の言葉を言った。
「それが・・・狙いだったんだぜ。」
とびうおが前回の戦いでキングクライスト級にやられた
超大和型戦艦の第一砲筒に直撃し大爆発した。
いいや、これがやつの目的だった。
炸薬ぎっしり詰めた上で敵の一撃による爆発まで
利用した博打の一撃。
そいつは撫子の哨戒機『星雲』と『銀雲』が空になって
偶然誰もいなくなっていた後方格納庫の角を衝撃波で
削り取った。
ガリッ!!
霞・恭介「!?」
そう、やつの届かなかったはずの一撃が
最後の雄叫びのように襲い掛かったのだ。
戦艦撫子の背後に高い水しぶきがいくつも上がる。
命令前にとびうおのボタンを押して、超大和型戦艦に
遊佐は最後の止めを刺した。
何度も何度も。
誰も止めなかった。
命令前に動かざるを得なかったからだった。
8発目のとびうおの最後の直撃で超大和型戦艦は煙りを上げて
水底へと消えていく。
こうして第三世界人民艦隊は事実上戦闘艦艇のほぼ九割を
失ったのであった。
ゆりっぺ「新たな敵航空隊発見!!距離120km、数45機!!」
棗霞「機動部隊に打電、いますぐイエメンの港に
全艦撤退!!弾薬の無い状況での戦闘は自殺に等しいわ!!
対空戦闘を行いながら後退せよ!!」
戦艦撫子以下アフリカ奪還艦隊はその後、
逃亡した敵艦載機と入れ代わりで大量の
『鉄連山』
最高速度500km/h 航続距離7500km 搭載量4t
B-29をベースに作られた人民帝国新鋭4発攻撃機。
B-29よりも小さめの新鋭攻撃機。
装甲多めで速度・航続距離がB-29よりも落ち目だが
爆撃機として優秀。
が、大量に合計300機アフリカから沸いて来たため一時
ロシア空母艦載機が足止めして時間を稼ぎつつ撫子は
『とびうお』と40cm砲を全力で吐き続けながら撤退。
アフリカ奪還艦隊とともにアフリカ大陸から
一旦全速力で離れて洋上補給を『超特輸送船』から行い、
無くなった弾薬や『とびうお』
圧縮メタンハイドレートの補給を行った。
ついでに衝撃波でちょっと削れた格納庫への溶接応急処置も
行う。
恭介「済まない・・・最後の最後で・・・。」
霞「あれは私でも予期できなかったわ。まさか砲筒犠牲に
するほど炸薬を詰め込むなんてね・・・。」
慎重に敵射程圏外60kmをキープしていたが
まさかこんなに方法で敵が砲弾をどどかせにいくとは
だれも考えてなかったのだ。
しかも加害範囲ギリギリだったこともあって判断が難しかった
当たり所が悪ければ間違いなく犠牲者が出ていただろう。
幸い格納庫の角がひしゃけるだけで住んで犠牲者は出なかった
恭介「いやあ、高射砲を温存しといてよかったなぁ・・・
やっぱり霞には勝てないなぁ。」
その後に出てきた高高度攻撃隊は機銃や噴進砲では
対処できないため七式単砲の温存は正解だっただろう。
霞「あんたも疲れたでしょ?でももうちょっとだけ
艦長をお願いしていい?補給終わって、出番が来るまで。」
毛沢東は帰ってきて自分の不祥事を隠すため息のかかった
人民兵を呼びだし、流れ着いた生き残りを全て皆殺しに
するつもりで構えた。
実はあの航空攻撃機隊は実は味方を救うためではなく
自分を苦しめた元帝国少将以下を殺すためによこした
部隊だった。
これによって毛沢東以下人民兵は自分達の不祥事を隠すため、
マダガスカル海戦の生き残りを片っ端から皆殺しにした。
毛沢東「わっはっはっはっはっは!!!残念だったな
最後に勝つのはこの俺だ!!」
元帝国少将「貴様・・・!?」
毛沢東「残念だが俺の栄光の活躍を何も言えないのが
実に残念だな、ルペライトは陸戦の真っ最中で気付かない
お前達はここで死ね!!」
元帝国少将「おい待て!!今俺を殺したら空母と戦艦を
皆殺しにした化け物の事が伝えられないぞ!!」
毛沢東「知るか!!お前のような邪魔者はさっさと消える
べきなんだよ!!」
この時代で本来将介石にやろうとしていたことを
まんまと行い、元帝国海軍少将以下全員を機関銃で
皆殺しにした。
毛沢東「はっはっはっはっはっは!!俺さえ残っていれば
いくらでも望みはあるんだ!!わっはっはっはっは!!」
こうして毛沢東は本当に人民帝国に絶対に必要な
敵新鋭戦艦『撫子』の情報を自らのエゴで潰した。
その深刻なことに気がついたのは、しばらくして
艦隊を沈められた一部の部下の発言と自分の直下の艦隊が
1隻も帰って来なかった事だった。
戦艦『撫子』以下『アフリカ救援艦隊』
入江みゆき「スエズ運河防衛のトルコ以下アラビア連合軍が
救援を求めています!!」
長門「対策部隊、総員構えて。」
一同「了解!!」
前回の教訓と敵の予測航空機の多さから、
哨戒機、水上偵察機の生存率が低いことを踏まえ
バイタルパート航空格納庫に弾薬を目一杯入れ
航空機を格納庫に戻さなかった。
格納庫の削れた部分を集中溶接して緊急処置。
砲筒も超特輸送船のクレーンで換装。
鹿島「このまま行っていただけますか?私も・・・。」
長門「貴方が戦死したら助けられる命がどれぐらい減るか
わかるなら戦況が落ち着くまで後方にいなさい。」
鹿島「でも・・・。」
長門「大丈夫。私たちがいる。」
戦艦雪風は鹿島を乗せて一旦イエメンの港に待機し
補給の終わった戦艦撫子はイエメンで補給中の
アフリカ救援艦隊尻目にを先行して偵察もかねて
待機していた洋上から最大船速で戦場へ向かう。