1942年8月、ルペライトはスエズ運河を超える作戦で
苦戦を強いられていた。
この第三世界人民帝国陸軍の進軍を阻んでいたのは
ロシア皇国から大量に輸出されたホワイトゼロ陸上戦闘機Ⅱ型
と、英国の戦場魔術師『ジャスパー・マスケリン』
冬戦争・継続戦争が鹿島のおかげで無くなったため退屈して
なぜかこっちに来たフィンランドの『ユーティライネン(兄)』
こいつらがこの上なく邪魔だった。
英国も日本と同盟国にあるロシア皇国が邪魔で
仕方がなかったが、信教の自由の保護を掲げてアラブ一帯が
団結している以上、現地の判断で人民帝国対策で
一時的に協力していた。
ルペライト「洋上支援が来ないな・・・どうした?」
忙しくてわからなかったが艦隊のマダガスカル出港予定から
1ヶ月も過ぎているのに洋上からの艦載機支援が来ない。
毛沢東がようやく自分の虐殺による失態の規模に気がつき
うろたえているせいで正確な洋上敵情報がこっちに来ないのだ
まさか『自分が戦果を出して危機から脱出したが
艦隊が全滅しました』なんて言い訳にならない。
あれだけの艦隊を見過ごしにして全滅させて弁解もくそも無い
スエズ運河に空挺部隊を降ろしたりしてはいるが、
地形を熟知した現地アラビア以下中東連合相手に苦戦。
空挺部隊で都市を制圧使用としたが、ジャスパーの
造った偽レプリカ都市に降りて仕掛けられていた
爆弾により部隊が全滅したり、戦車を破壊したつもりが
全部段ボールレプリカだったり、人民陸上部隊が
フィンランドの狂戦士に遭遇して全滅したりと散々だった。
そのため8月に航空機を集中させて
中東への夜間の大規模空爆を実施。
連日の爆撃にジャスパーの偽都市偽装が間に合わず
もはや都市防衛はこれまでかと思われた。
1942年8月夜間スエズ運河付近海域
戦艦撫子到着。
棗霞艦長「鹿島さんには撫子の戦闘区域周辺に味方航空機を
近づけさせないように中東連合に連絡を取ってある。
総員、自動迎撃の真撃も使う総力戦である。
仲間の疲弊を感じたら少しでも暇が空いたら交代しなさい。
一瞬一瞬が命のやり取りよ。予備人員、
総員対空総力戦用意!!」
ゆりっぺ「対対空戦闘総力戦用意!!」
予備人員全てが戦艦撫子の配置につく。
恭介「急いで飯を運べ!!眠くならないように腹5分目以下だ!!」
食当では船員の食べるあらゆる料理をを作り、
艦内隅々まで運んでいく。
「伊勢海老おにぎりよこせーー!!」
「わたしは無難に昆布-。」
「厠に皆行っておけ!!戦場で漏らしても知らんぞーー!!」
「珈琲と果汁、こっちに持ってきてーー!!」
ゆりっぺも角煮の入ったおにぎりをかじってレーダーを見る。
操舵の関根しおりがみそ汁を一気飲みし、
通信の入江みゆきは焼鳥をつまんで構えている。
戦闘海域はしばらく嵐のような静けさが漂う。
ゆりっぺの見ているレーダーに敵影の粒々が入ってくる。
ゆりっぺ「9時方向、高度9500mから敵影!!推定45機
超える!!距離110kmに突入!!」
棗霞「射程に敵を捕らえ次第総員撃ち方初め!!
来るわよ!!油断しないで!!とびうおは対地攻撃命令と
非常時、危険域上空に敵を探知したとき以外は
自重するように!!」
敵人民航空隊は戦艦撫子の射程外も含めて1500機はいた。
人民帝国軍中東攻略戦爆連合
『長距離攻撃機鉄連山』 500
『艦爆彗星翡翠』 250
『陸上爆撃機 銀河』 250
『零戦75型』 100 『零戦86型』 100
『四式戦闘機改 強疾風 キ84改』 100
『キ87高高度戦闘機改』 100
『キ94高高度防空戦闘機改』 100
ルペライト「洋上で何があったかは知らないが、
NプランとEプラン、どっちが成功するか・・・。」
ルペライトは洋上で嫌な事が起きた事に薄々気がついていたが
今はそれへの期待を一切切り捨てて中東攻略へ集中
することにする。
・・・が、彼女はまだ戦艦撫子の存在を知らない。
戦艦撫子
ゆりっぺ「敵郡!!距離40km、高度9500m主砲射程圏内に
突入します!!」
棗霞「主砲対空信管弾、うちーかたーはじめー。」
40cm対艦単装主砲内部
朱鷺戸沙耶「主砲点検、装填よし、うちーかたーはじめー!」
沙耶がトリガーを引く。
40cm主砲が火を噴く。ペダルを踏んで弾が起き上がり
装填して、弾薬と弾丸がスライドして自動で
主砲へ"カシャッ"と入っていく。
アイオワの倍以上の装填速度を誇る撫子主砲装填装置。
すかさず主砲が第2発目を発射する。
その弾は近接信艦が作動して高高度の敵に柳のような
爆風を浴びせて四発攻撃機『鉄連山』をバラバラにして
撃ち落とす。
その柳のような爆風は下にいた護衛戦闘機『零戦75型』
『キ84』に襲い掛かり、粉砕する。
ゆりっぺ「敵郡距離30kmに入る!!高さ7700m!!」
棗霞「七式単装砲、うちーかたーはじめー!」
砲兵「うちーかたーはじめー!!」
戦艦撫子の九門の13cm七式単装砲が発射される。
百発百中に近い対空砲撃が航空機を次々と迎撃していく。
だが、いくら戦艦撫子でも50ノット(時速約93km/h)
では航空機の巡航速度にすら追いつけず、
限界射程がとびうお使って65km、主砲等で40kmが
限界である。
そのため戦艦撫子の全力ではスエズ運河上空の航空機迎撃率は
わりと低く、狭い範囲で最初250機位しか落とせなかった。
・・・しかしそれだけが戦艦撫子の仕事ではなかった。
棗霞「対地攻撃、『とびうお』うちーかたーはじめー。」
遊佐「3番5番、『とびうお』発射、対地攻撃開始。」
撫子のミサイル発射ハッチが2つ開いて一発ずつ発射される。
スエズ運河を超えようとする人民陸上部隊に誘導ミサイル
『とびうお』が襲いかかる。
ルペライト「何だ!?」
人民陸上部隊「わぁああああ!!!」
戦車と車両と陸上部隊が宙を舞う。
遊佐「要塞砲、始末完了。」
棗霞「主砲、対地八式焼夷弾使用、うちーかたーはじめー。」
弾薬が入れ代わり装填される40cm主砲。
沙耶「うちーかたーはじめー!!」
主砲がハイスピードのリロードで敵陣地と部隊を焼き払う。
射程40km~65kmの戦艦撫子だが、陸上部隊がスエズ運河を
渡ろうとする範囲は狭いため、陸上を敵が人海戦術で
超えようとすると陸路が狭い範囲であるため
部隊進行を阻止できる。
ルペライトは異常を感じ、夜間に双眼鏡でスエズ運河付近の
湾内を見ると青い艦底の小さな砲筒をいくつも
持っている・・・軽巡洋艦・・・が見えた?
しかし、そいつの周りで敵護衛戦闘機もいないのに次々と
味方の航空機が炎上して落っこちていく。
ルペライト「なんだ?見たことも無いタイプの艦だな?」
第二次世界大戦の戦艦を見慣れた人間からしてみれば
イージス艦なんて見てもでっかい砲付きモーターボート
にしか見えず、どう考えたって侮る。
未来人ならば顔色を変えて焦るが。
ジャスパー・マスケリンはその様子を見て驚いていた。
ジャスパー「見たことの無い軍船だ・・・新鋭艦?」
人民帝国側
周防九曜「あれは劣化版のイージス艦。」
ルペライト「イージス艦?なんだそれは?」
周防九曜「本来未来からそんなもの持ってくればオーパーツ
レベルの強敵。国防用に米国で造られ、誘導ミサイル・・・
この時代では誘導ロケットって言い方がわかりやすいと思う。
それを主力武器にして戦闘を行う艦艇がイージス艦。
見たところその水準には達していないが
この時代では十分脅威の代物。」
橘京子「ハルヒめっちゃ卑怯じゃん!!どうやって造った
持ち込んだ!?」
周防九曜「多分長門有希の類が設計、製造したと思われる。」
藤原「腹立たしい奴だ・・・こっちは戦艦量産の
移動工場を造るのに手一杯なのに・・・。」
ルペライト「対策は?」
周防九曜「射程を判断して迂回、もしくは私達で破壊する。」
戦艦撫子は対空と対地攻撃でスエズ運河の敵陸上、航空隊を
削っていく。
監視をしていた長門の赤外線双眼鏡に何かが光った。
長門「来た。対応要員、戦闘準備。」
長門有希「(オーダーメードの刀を2本抜いて構える。)」
雌二夏二「ふぁぁぁぁ・・・。(眠ロリ)」
紺色美那「退屈解消!!(拳を構える紺色ロングの姐御)」
一蒔一保「面白い・・・能力劣化しても・・・十分楽しめる。
(短髪銀色ボクサー)」
先方から海上を駆け抜ける二人の脅威相手に
撫子艦上に対応要員が姿を現す。
長門「美那、お願い。慢心抜きで。」
紺色「わかってるって!!」
まず一蒔一保が動き出す。
一保「あれが、 周防九曜・・・。」
長門を圧倒して雪山で高熱を発症させ、半殺しに追いやった
恐るべき長門キラー周防九曜。
その周防九曜に対するは元情報暇人『憤怒』担当一蒔一保。
こいつは長門にどういうわけがキックボクシングの
スパーリングをお願いした時、長門を圧倒し、
情報能力でも圧倒的強さを見せて長門を敗北させた
ガチファイター。
ちなみに速度に勝る『好奇心』の水色此十に
回避されまくって負けたリベンジにしつこく
追い回したこともあったりする。
そいつが周防九曜を遠距離から発見すると突っ込んでいく。
水面走り抜けて。
佐友紀「どうなってるんだあの人達は・・・。」
弥刀哉「まったくだ。」
水上で激突する二人。
水上ですざまじい音を立てて人外の殴る蹴るの応酬が始まる。
その時一保が劣勢になっていく。
体の動きがみるみる鈍っていく。
一保「触った体の部分の機能を停止させる・・・だと!?」
九曜「貴方は耐性あるからちょっと作用が軽かった。
でも敗北は必須。」
一保「くそっ・・・!!」
紺色「見てらんねえな行くぞ!!」
紺色が海上へ加勢に行くもルペライトの側近の
元情報統合(以下略)黒人の大男、イング・クアッタが
立ち塞がる。
イングの巨大な重力パンチを水上で受け止めて苦笑いする。
紺色「うわぁ~お、手応えやばいやばい。」
長門有希が一保のフォローに入る。
専用の日本刀二本で高速で斬りかかるも九曜は
殴る蹴るでなんなく防衛する。
佐友紀「どうしてこの人達は真っ暗な夜間の水上を
吸って息を吐くように走るんだ?」
弥刀哉「俺は、考えるのを辞めた。」
長門が特殊製造された日本刀で九曜に応戦する。
敵は能力が劣化したとは言え触れて戦うのは自殺行為。
遠距離だと基本弾かれて効かないし、劣化前は遠距離でも
機能停止に追い込まれた位だ。
長門は二本の日本刀に情報変革を使って強化して
九曜に挑む。
九曜「弱い。」
九曜は日本刀にも恐れを全く抱かず弾いて長門を
高速連打攻撃で追い詰める。
長門は身体能力でも圧倒されて苦戦し、防戦一方で
息を荒げて苦戦する。
その間に一保は一時撫子の甲板の上に戻って回復を待つ。
佐友紀「大丈夫か!?医療班を呼ぼうか!?」
一保「大丈夫だ・・・休めば治る。」
一保はこれでも長門を倒した事のある強敵。
耐性を活かし回復を持って再び挑むつもりだ。
一方紺色は、パワーでイングに圧倒されて劣勢と
なっている。
イング「この程度か?」
紺色「本気出してないだけだ・・・生憎めんどくさがり
なんでね。」
その時イングの肩に何かが座っていた。
夏二「ふぁぁぁぁ・・・。」
イング「!?」
能力耐性が強めの大男に異変が起きる。
身体に若干怠さが入ってくる。
イング「こいつ!!」
捕まえて追い出そうとするもいつのまにか背後に移動している
夏二「ふぁぁぁぁ・・・。」
イング「くっ!!」
後ろ回し蹴りで殺しにかかるが今度は蹴った膝の上に座って
欠伸をしていた。
夏二「ふぁぁぁぁ・・・。」
イング「くそっ!!」
膝を両手でぶっただくもまた消えて軸足にそいつは密着して
欠伸をしていた。
まるでトムとジェリーのような奇妙な回避能力だ。
こいつに引っ付かれる限り全身にどんどん怠体感が
回っていく。
そこに紺色がイングに殴る蹴るの強烈な攻撃を加えて
ぐらつかせる。
紺色「言葉をプレゼントしよう。この程度か?」
イング「貴様・・・!!」
黒人の大男がみるみる戦闘力を弱らせていく。
単位にして能力万全の朝倉涼子10人分の殺傷能力の化け物を
紺色は強烈な打撃でぶちのめしていく。
大男が撤退を試みるも怠体感が身体を蝕み
紺色の攻撃から逃げられずにどんどん戦闘力を落としていく。
殴った一撃一撃から体内に衝撃波を送り込んでどんどん
イングを追い込む。
イング「ぬぉぉぉぉっ!!!」
しかし同時刻に九曜が動いた。
苦戦していた長門を振り払って戦艦撫子の破壊のため
九曜が戦艦撫子に突っ込む。
九曜の実力を考えれば、同様の実力の一保は九曜に
戦闘機能を不全に陥れさせられてる。
戦艦撫子の搭乗員全員を皆殺しにできるだけの実力は
あるだろう。
戦艦撫子を二度と使えなくすることなんて造作も無いだろう。
しかし・・・九曜は真っ先に殺す相手を間違えた。
九曜の一撃が一人の男をまず蹴り一撃で殺すはずだった。
弥刀哉「・・・。」
殺せなかった。
回避したそいつの手の平に触れたのがまずかった。
九曜「・・・・・・・・・!!!!」
佐友紀「離すなよ!!冗談抜きで離すなよ!!殺されるから!!」
九曜は驚愕した。
なんだこの人間!!
こんな奴見たことも聞いたこともない。
触れた瞬間感覚が一つになって戦闘機能はおろか
筋力全部奪っていく化け物がこの世に存在するなんて・・・。
岩城弥刀哉。
塩田剛三の技を継承した弟子。
この師匠は史実で身長がくっそ低い老人であるにも関わらず
ケネディ大統領の2mを超えるシークレットサービスを
ホイホイ投げたという。
その老人の手首を掴んだ弟子も、指一本を掴んだ弟子も
力が全く入らずに倒されてしまった動画が残っている。
塩田剛三は自分の身体を叩いて筋肉の力の入り方を
10~5年もかけて研究したとされている。
ちなみに弥刀哉の場合、言われた通りにするにせよ
やる気が湧かなかったが、夜妻に触れて筋肉の収縮の研究
を何年も飽きずに続けてきた。
力が入るところと力が抜けるところ
感じるところと無反応なところ。
(すっげえ互いに楽しんでる。)
それで実戦に応用すると面白くなってきたので
男である自分の筋肉を叩いて何年も研究し剛三の
技をわずか3年で習得したのだ。
弥刀哉は九曜の手首を掴んで間接を決めて固定している。
九曜がさらに驚愕したのは自分の能力機能全てが
スイッチオフにされて、触れただけで機能停止に
持っていく能力まで触れた瞬間弥刀哉の実力に敗北して
OFFになってしまったのだ。
機能停止能力に筋肉弛緩剤が投与された状態となってしまった
九曜が抵抗しようとしてもあらがう全ての筋肉がOFF状態に
されてしまったため今の九曜は長門はおろか運動オンチでも
倒せる。
すると頭上から追っかけてきた長門が日本刀を俯せに
なっていた九曜の両肩に差し込む。
日本刀が貫通して九曜の肩を貫く。
弥刀哉が離れる。
弥刀哉「ちょっ・・・それやり過ぎ・・・!!」
長門「違う、危ない。」
九曜は日本刀刺された状態から起き上がり刀を盾にした長門を
吹き飛ばすと佐友紀に襲いかかる。
だが、弥刀哉に横から肩を叩かれて九曜は止められる。
弥刀哉「妻襲っていいのは俺だけ。」
警戒していたのにあっさり倒されてしまう九曜。
ところが一応九曜は対策を講じていた。
手榴弾を自分の横に転がして爆発させる。
弥刀哉「うわっ!!」
瞬発力がよかったのか爆風から身を引いたこともあって
弥刀哉は無傷だった。
佐友紀「怪我は無いか!?」
弥刀哉「どうにか。」
九曜は手榴弾の爆風を使って甲板から海へ逃げた。
そこにいたのは怠体感と戦い必死に戦っていたイングだった。
イングは九曜を受け止めると水中に潜って逃亡する。
紺色「あっ!!逃がしちまった!!」
長門「ふう・・・。」
一歩間違えれば全滅も有り得た戦いをどうにか乗り切れて
長門はホッとしていた。
一方対空・対地援護を行っていた撫子のレーダーから
敵影が消えた。
ルペライトが中東軍の集結を見てスエズ運河ルートの占領が
不可能と判断し、Eastプランを中止し、
スペイン・ポルトガル占領ルートNorthプラン
を選択し部隊を北上さ、スペイン・ポルトガルの
あった場所へ部隊を集中させる方向に舵を取った。
戦艦撫子 今夜の航空機撃墜数567機
戦車破壊111両
スエズ運河攻防戦終了後
イエメン港。
中東政府「鹿島天皇殿、援助有難うございます。」
鹿島「いいえ・・・上陸作戦はまだ行えていません。
それに欧州へ進行したことも気掛かりです。」
棗霞艦長「戦艦撫子の弾薬も燃料もあと1戦が限界です。
2戦以上戦えば燃料が足りなくなって帰れなくなってしまう。」
鹿島「わかりました。敵の工業力をそぎ落とし、
アフリカを現地民の人々に返すためにも
マダガスカル制圧の後に上陸作戦を実行します。
上陸作戦旗艦は『雪風』以下戦艦群、対空援護は『撫子』で
お願いします。」
棗霞「了解。」
長門「私達は上陸作戦指揮を取る。九曜とあれにダメージを
与えたのは大きい。」
紺色「まあ、用心しとかないとな。」
一保「手負いなのは気が引けるが手加減は不要だ。」
戦艦撫子、アフリカ上陸作戦へ。
一方ルペライトは戻ってきて唖然とした。
一夜にして海上戦力が全滅していたのだ。
毛沢東「不運にもやられてしまい・・・。」
ルペライト「なあ、この被害を被らせたのは何だと思う?」
毛沢東「日露艦隊です!!それも空母35隻戦艦10隻を
保有する・・・。」
ルペライト「そうじゃない。それだけ戦力があるんなら
スエズ運河上陸作戦の時機動部隊も同伴していたはずだ。
それにまだ上陸作戦が決行されていない。
つまり敵はお前の言っている数はいなかったってことだ。
しかもスエズ運河で見かけた水上戦力は戦艦1隻・・・
航空隊からたった1隻でスエズ運河を防衛しきった
おそらく海上戦力の奴らもそいつに当たった。
そして・・・機動部隊含めた部隊にやられてしまった。
その戦艦の情報を何故我々に提供しなかった?
提供すれば早急にそれに対応できる戦術は立てれたはずだ。
生き残りにでも情報を聞けばいいのに何故その情報すら無い?」
毛沢東「それは・・・その・・・。」
ルペライト「殺したな・・・自分の不都合を隠すために。」
毛沢東「いいや!!敵が残虐な奴で・・・。」
ルペライト「だったとしてもあれだけの水兵10000名以上全員が
敵に虐殺された仮に可能性はあっても確実に何割かは
生き残って陸に上がるだろう。
なのに何故誰もいない?」
毛沢東「そ・・・それは・・・くっ!!」
ルペライトの周りを中国人民軍が囲む。
毛沢東「お前には死んでもらう!!」
そこにイング・クアッタが現れる。
囲んだ毛沢東の息のかかった連中が瞬時に打ちのめされる。
重量級の黒人が人外の速度で中国人民軍を風船のように
拳で吹き飛ばす。
ルペライト「行けるのか?」
イング「俺は・・・大丈夫・・・それより九曜が・・・。」
毛沢東「ひぃぃぃっ!!」
ルペライト「ふう・・・どうしてこうも集団とは
まとまらないのだ・・・。」
毛沢東は一目散に逃げ出した。
しかしそこにいたのは。
元日本帝国陸軍達だった。
元帝国陸軍「俺達は・・・あいつらのことは大嫌いだった。
傲慢で・・・一つ一つ邪魔してきて、頭が悪くて・・・
しかしそれでも俺は全員死んでほしいとは思ったことは
無かった!!貴様は・・・貴様は・・・!!」
毛沢東「うわぁあああああ!!!!」
毛沢東はリンチされて絶命した。
ルペライト「経験を積ませて成長させようと期待した
私が馬鹿だった。」
元帝国陸軍「しかしどうしますか?新鋭戦艦はスエズ運河
超えて欧州部隊の通商破壊に来るかも知れませんよ?」
ルペライト「九曜達の話に寄ればその可能性は無い。
なぜならあれは蒸気タービンの煙突じゃなかった事から
ガスタービン機関の可能性が高いそうだ。
未来はどうかわからんが天然ガスの入手はこの時代では
ましてや戦艦クラスの量の調達は用意ではない。
アフリカ陸上部隊・航空隊はそいつの出現を確認したら敵射程
予測範囲外海岸から70kmへ撤退せよ。」
元帝国陸軍「了解。」
戦艦撫子はイエメン港で再度戦力整理をしていた
アフリカ救援艦隊と合流し、南方資源地帯の一部部隊と
合流し、共産主義陣営からのアフリカ奪還を試みようと
していた。