涼宮ハルヒの第二次世界大戦(リメイク)   作:ミディオン

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第71話 1943年7月 戦艦の皇

 9月9日 昼間

 先行していたOTS03『キングクライスト』と

 OTS04『銀河』が水上戦闘を開始

 『銀河』から12発の誘導ミサイルが発射される

 『チートテクノロジー』vs『抑止力』の戦いが始まる

 

 OTS03『キングクライスト』

 全長220m 艦幅35m 

 最大速力55ノット 航続距離8000海里

 巡行速度20ノット バイタルパート40cm

 レーダー 高性能三次元レーダー 範囲半径200km

 逆探知システム 超性能ソナー半径100km

 サイクロン水上レーダー 半径200km

 機雷電子破壊装置3基

 

 武装

 40口径35インチ単装サイクロトンキャノン

 射程120km 3連射分20秒置き。全装填3分。

 Mk-39 54口径8インチ単装砲 2基 

 前方35インチ砲の脇2基

 射程25km 18発/分 

 Mk-71 8インチ長距離砲1基 中央後方1門

 射程55km 発射速度12発/分

 対空誘導ミサイル・シーウォール 射程30km

 後部甲板バックハッチ8連(十字状) 40発

 外付け対空誘導ミサイル・シーソード4連6基

 対潜迫撃砲マウストラップ

 対空機銃機動装置エンファイアボブフォース8基

 45mm対空機銃を前方に2基 上左右に40mmを4基×2

 左右に40mm4×2基搭載 射程7500m

 Mk.33 3インチ連装速射砲 4基

 Mk.34 3インチ単装速射砲 4基

 装填35発/分 射程11km

 自動対空SIWS20mmファランクス・ゼロ 1門 6基

 射程2km 装填速度500発/分

 27mm強化機銃8門

 

 戦艦キングクライスト

 CIC技術整備員ヴァッケンハッカー

 「敵、音速で接近する12機の航空機艦から発進したと思われる

 数12・・・着弾まで5分!!」

 アクアマリン「先行対空攻撃・連続信管うちーかたはじめー!!」

 CICジョン「連続信管、ショートに設定・35インチ

 うちーかたはじめー!!」「うちーかたはじめー!!」

 35インチキャノンから連続で3発の砲弾が発射される。

 砲弾に束ねられた近接信管がクラスター爆弾のように

 展開されてミサイルを5発破壊する。

 CICジョン「Mk-71アクティブ!!、シーウォールスタンバイ!!」

 Mk71艦載砲が砲弾を吐き出す。

 ミサイル2発が爆発する。残り5発

 キングクライストのミサイルハッチが開く

 CICジョン「シーウォール、Fire!!」

 対空誘導ミサイルシーウォール5発が残ったミサイルを

 迎撃する。

 

 戦艦『銀河』

 水色「敵艦全弾相殺・被弾無し。」

 紺色「守勢に回るな、次弾も一斉発射だ

 抑止力に天敵のタックにはいかなるセコい手だろうが

 ずるい手だろうが汚い手だろうが全力で潰せ。」

 水色「ラジャー、装填完了後即座一斉発射。」

 ポポポポポポポポ!!

 横一列に並んだボタンを躊躇なく高速に撃ち込む水色

 合計12本もの「対空誘導ミサイル火ノ鳥三型」

 「対艦誘導ミサイル靭(うつぼ)二号」が再びキングクライストに

 襲い掛かる。

 

 戦艦『キングクライスト』

 CIC技術整備員ヴァッケンハッカー「敵艦、再び12発発射!!

 着弾まで4分!!」

 アクアマリン「攻勢に出ないと負ける・・・マグナス弾

 A.C.Eを装填急げ、フォローイージスをシーソードに!!」

 Mk71艦載砲が砲弾を吐き出す。

 今度は3発命中。残り9発。

 CICジョン「シーウォール・シーソード!!ファイア!!」

 外付け対空ミサイルが一斉に吐き出される。

 8発が爆砕する。残り1発。

 CICジョン「ダメだ・・・間に合わ・・・。」

 アクアマリン「ファランクス!!」

 ファランクスが手動で艦長の椅子から操作される。

 自動対空SIWS20mmファランクス・ゼロ6基が起動する。

 しかし、『単体』の迎撃では音速のミサイルを破壊できない。

 アクアマリン「着弾軌道を収束させれば!!」

 20mmガトリングの弾道を6つを一束にまとめて

 ミサイルの先端に三次元レーダー官制を駆使して

 弾丸の雨を2発のミサイルに直撃させ間一髪破壊する。

 CICジョン「艦長すげぇ・・・。」

 アクアマリン「最大船速!!」

 

 戦艦『銀河』

 銀河型戦艦OTS06『戦艦銀河』 全長265m 

 最高速度35ノット

 機関メタンハイドレートタービンⅡ型

 航続距離9500海里 巡航速度20ノット

 装備 

 九型三次元多機能レーダー 探知範囲半径160km

 四型航海用二次元レーダー 探知範囲半径150km

 赤外線レーダー      探知範囲半径50km

 対機雷ファインセラミックコーティング

 リニア式40cm炸裂対空3連装主砲1基 射程40km 装填

 毎分2発 前方

 リニア式38口径軽量51cm単装砲1基 

 射程重量砲弾55km軽量砲弾75km

 装填毎分6発  位置前中央

 リニア式20cm3連装高速射高角砲 後方2基

 射程35km 装填毎分45発

 副砲 単装13cm十二式自動対空砲2門2基

 真撃十二型20mm自動対空ガトリング2門4基

 2連装三四式対空速射砲14基(近接信管搭載) 

 45発/分 最大射程11500m

 47mm対空信管機銃35基

 ミサイルハッチ各種6×4

 対空誘導ミサイル飛魚五型 射程80km 60発

 対空誘導ミサイル火ノ鳥三型 射程150km 25発

 対艦誘導ミサイル靭(うつぼ)二号 射程120km 25発

 対潜誘導魚雷しゃち1号 射程50km 25発

 

 紺色「・・・やっべ、涼宮ハルヒの対極にいる抑止力様

 マジでやべえな・・・ローデクの技術を結集させて

 練度で補うとか何処の軍隊だよ。」

 アルティメット有機インターフェイスが弱音を吐く。

 超能力を使って戦えば言いのでは?

 と思うかも知れないが、割と満州沖でスノーロングゲートと

 戦闘を行ってボロボロになった上で長門有希以上の

 性能の連中を片付けていた事もあって回復しきっておらず

 超能力系の劣化の激しいこの世界ではとても

 使えたものじゃない。

 水色「射程89kmへ侵入。」

 紺色「78kmまで接近させろ、お次は18発だ。

 敵に何処まで弾薬が残っているかな?」

 

 戦艦『キングクライスト』の

 35インチ砲装填装置に長く巨大な砲弾と炸薬が

 装填される。

 加速炸薬と本発炸薬の装填の3分間が長く感じられる。

 アクアマリン・ダグラスが先手を取る。

 80kmの間合いで装填されたそいつをMonsterShipに

 向ける。

 アクアマリン「高角※※°※※°※※°右舷※※°※※°※※°

 対艦巨砲主義を極めた必殺技・・・

 『トゥール・ハンマー』!!」

 3発発射された特殊な砲弾

 表面に意図的に大気摩擦で消えて意図した距離で

 空気抵抗に軌道を変化させる溝をあらわにする

 その砲弾は意図的に上空60kmで変化して急降下して

 特殊な弾道を描いてその勢いを保ったまま

 地下数十メートルまでえぐり潰す

 ちなみにアルファベットは挙動コースを意味する。

 /|/ヽ/ゝ

  Ⅲ

  ▼

 それは音速の壁を特別なタイミングで同時に

 回る三ツ葉のクローバーのように調和して一つとなり

 回転しながら巨大な音速の壁を作りだし、

 音速以上の速さでその凶器の一撃は

 『雷神の鉄槌』の如く敵を叩き潰す。

 音速で迫るそいつに戦艦『銀河』に乗ってる総員が

 顔を真っ青にする。

 紺色「何発撃ってもいい!!げいげ・・・。」

 水色「わぁあああああああ!!」

 ポチポチポチポチ!!

 ボタンを連打して対空ミサイル飛魚五型を何発も

 急降下する砲弾に撃ち込む。

 1発目を貫通し、2発目も貫通し、3発目も貫通。

 一蒔一保「うっそだろおい!!」

 紺色「緊急措置だ!!回避できん!!」

 対空誘導ミサイル火ノ鳥三型も

 対潜誘導魚雷しゃち1号も発射して必死に防ぐ。

 紺色「止まれぇええええええ!!!」

 ※※※※※

 ∧∧∧∧∧

 その『雷神の鉄槌』の一撃が三式弾のように砕け散り、

 戦艦『銀河』の甲板上に破片が四散し、着弾

 2連装三四式対空速射砲や47mm対空信管機銃35基

 一部レーダーのいくつかが粉々に破壊される。

 

 戦艦『銀河』

 紺色「ちきしょうやってくれたな!!」

 水色「帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ。」

 ポポポポポポポポポポポポポポポポ!!

 命がかかっている事もあって連打するボタンに

 切迫感を感じる。

 リロードが終了していないハッチ以外から

 対空誘導ミサイル飛魚五型2発

 対空誘導ミサイル火ノ鳥三型4発 

 対艦誘導ミサイル靭(うつぼ)二号4発

 合計10発のミサイルが発射される。

 

 戦艦『キングクライスト』

 ヴァッケンハッカー「来たよ10発!!」

 CICジョン「頑張ってくれMk-71!!」

 Mk-71艦砲が必死に迎撃し3発を破壊する。

 アクアマリン「シーウォール、Fire!!」

 5発を迎撃。

 米水兵「シーソード、Fire!!」

 残り2発も迎撃。防衛成功。

 アクアマリン「マグナス弾A.B.E!!セット・

 『トゥール・ハンマー』Fire!!」

 発射される3発の砲弾。

 それは一点に収束されて再び『銀河』を襲う。

 

 紺色「防げないわけじゃない、手加減抜きで迎撃すれば!!」

 『銀河』は持てる全てを使って敵を破壊する。

 対空誘導ミサイル飛魚五型2発 

 対空誘導ミサイル火ノ鳥三型2発

 対潜誘導魚雷しゃち1号2発が発射され、迫り行く

 脅威を潰すべく収束砲弾へ向かい、

 対空誘導ミサイル飛魚五型4発

 対空誘導ミサイル火ノ鳥三型4発 

 対艦誘導ミサイル靭(うつぼ)二号6発

 は米最新鋭艦を破壊すべく14発が向かう。

 

 迎撃用の誘導ミサイル6発が『トゥール・ハンマー』を

 粉砕すべく三位一体となった砲弾へ向かう。

 その時だった。

 アクアマリン「同じ手をは非常に芸が無いですので。」

 

         ここで沈んでもらいます!!

 

 その三位一体砲弾が突如上空で挙動を変えて

 離れ離れになり挙動が変化し、

 迎撃ミサイルを大幅に回避し戦艦に直撃しに来たのだ。

 紺色「おいおいおいおい!!砲弾遠隔操作してんじゃねえのに

 そんなのありかよ・・・予め全ての挙動を瞬時に計算して

 での砲撃・・・常人のできるレベルを越えてやがる・・・

 これが・・・抑止力!!ハルヒに勝るも劣らぬその度胸と

 技量・・・思い知らされたよ・・・まったくだ・・・。」

 桃雛南診「ミサイルは間に合わない・・・

 リニア式20cm3連装高速射高角緊急操作!!

 真撃、一括手動収束操作!!」

 リニア式20cm3連装高速射高角砲が拡散砲弾を吐き出して

 迫る脅威に直撃。しかし、止まらない。

 真撃十二型20mm自動対空ガトリング2門4基が一斉に起動

 だが、ミサイルを単体で迎撃できないSIWSでは非力

 ましてや収束迎撃に設定しても多少威力を弱める事しか

 できない。

 その『アレンジ・トゥール・ハンマー』

 戦艦『銀河』艦橋をカーブして高速で削り取り、

 リニア式38口径軽量51cm単装砲の直上と

 ミサイルハッチに直撃し、貫通した。

 最新鋭の技術を持った未来の戦艦もどきは

 アメリカのもう一人の主人公の一撃によって敗れ去った。

 笹鵜煤「機関部直撃貫通!!ミサイルハッチは空のスペースに

 貫通して誘爆は防げましたが浸水が深刻!!応急処置を!!

 レーダー45%大破ーーー!!」

 一蒔一保「俺が行く、使えない機関部穴にぶち込んででも

 浸水防止して来るぜ!!」

 紺色美那「ダメージコントロール頼む!!」

 楪方音素「私も主砲直下浸水を防止して来る!!」

 

 戦艦『キングクライスト』

 対空誘導ミサイル・シーウォール8発が

 ミサイルを相殺し、Mk-71艦載砲が2発相殺

 外付けミサイルシーソードを8発吐き出して

 残り4発を処理しきった。

 CICジョン「全弾処理成功!!敵艦への直撃確認!!」

 「おおおおおおおおおおおおお!!」

 艦内から歓声が聞こえた。

 日本(?)が作り出したMonsterShipを破壊できたのだ

 この一撃は空母轟沈以上にとても大きいものだった。

 まさに『戦艦の皇』を戦艦『キングクライスト』が

 証明してしまった形となった。

 しかし、アクアマリン・ダグラスは叫んだ。

 「転身してスコールへ緊急避難!!エンファイアボブフォース

 起動!!対空戦闘怠るな!!」

 CICジョン「は、はい!!」

 

 戦艦『銀河』

 紺色「これで済むと思うなよ抑止力・・・確かに私達じゃあ

 お前には勝てない・・・だが弾薬はもらっていく!!」

 戦艦『銀河』の対潜用のハッチが開く。

 紺色「設定を浅瀬に変更・・・せめてもの足掻きだ!!」

 対潜誘導魚雷しゃち1号(日本製アスロック)が

 8発発射され、上空でパラシュートを開いて

 戦艦『キングクライスト』に迫る。

 

 Mk-39艦載砲がパラシュートの飛翔物4発を破壊するが

 しゃち一号4発が海中へ入って魚雷として追尾する。

 ヴァッケンハッカー「方向転換中で速度が・・・回避不可!!」

 アクアマリン「マウストラップ!!Fire!!」

 本来対潜迫撃砲として使用されるマウストラップを

 使い、魚雷全てを破壊して撤退する。

 

 ハルヒ「逃がすかぁああ!!追え!!追え!!」

 日本本土から喪失した天然特攻隊に代わって到着した

 『青筋揚羽』が空母 『隼鷹』『飛鷹』から52機が発艦

 そう、戦艦『キングクライスト』は元々長期戦を

 コンセプトとしておらず、1vs1なら無敵並の性能だが

 航空機との1000機組み手を前提としては造られていない為

 弾薬不足になりやすいという弱点を抱えていた。

 そのためスコールへと早期に逃亡。

 Mk-39単装砲 Mk-71長距離砲

 対空機銃機動装置エンファイアボブフォース8基

 45mm対空機銃を前方に2基 上左右に40mmを4基×2

 Mk.33 3インチ連装速射砲 Mk.34 3インチ単装速射砲 

 といった対空兵装は健在だったが音速相手の長期戦までは

 対応できるか不透明だったため対空砲火を行いながら

 スコールへと消えていった。

 

 古泉「逃げられました。まさか・・・『銀河』が

 ズタボロにやられるとは・・・。」

 ハルヒ「沈んで無いだけマシだけど・・・機関部潰れて

 動けないのはきついわねぇ・・・超特殊輸送船に

 くくりつけるなりして移動力確保して固定砲台ね・・・

 まさか、輸送船に護衛されるハメになるなんて

 想定外もいいとこね・・・。」

 

 

 戦艦『銀河』機関部使用不能大破 牽引固定砲台として

 しばらく機能することに。

 しかし事実上、OTS同士の戦いにおいて

 戦艦『銀河』は惨敗を喫したのであった。

 損害

 リニア式38口径軽量51cm単装砲 装填部破損

 レーダー55%使用不能 ミサイルハッチ半壊

 機関部中央全損 2連装三四式対空速射砲6基破損

 47mm対空信管機銃12基破損 艦橋中破 大穴浸水2ヶ所

 

 戦艦『キングクライスト』

 切迫したギリギリの戦いだったが事実上無傷

 

 こうした戦いの中一方で単独で航行している戦艦『撫子』は

 棗霞艦長「棗機動部隊はドイツ軍と合流、

 こっちは敵艦隊のど真ん中へ進んでいるわけだけど・・・

 無策じゃダメね、風向きは?」

 航海長「西南西方向であります。」

 棗霞「よろしい、北々西に向かって75度で前進した後に

 白色煙幕を張り、風に乗って西南西に15度で風に合わせて

 前進、いいみんな?ここを切り抜ければ帰れる。

 欺瞞航行に移る。総員気を引き締めて。」

 棗恭介副艦長「了解、欺瞞航行に移る・・・おーもかーじ!!」

 航海長「おーもかーじ!!」

 機関室「全速!!」

 撫子渦中へ

 

 

 

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