涼宮ハルヒの第二次世界大戦(リメイク)   作:ミディオン

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第76話 1943年7月 天敵

 1943年7月10日13:45分

 『ホーリースピリット』

 全長240m←修正 艦幅35m 

 最大速力55ノット 航続距離8000海里

 巡行速度20ノット バイタルパート40cm

 機関 ハイオクタンスーパーディーゼル

 レーダー 高性能三次元レーダー 範囲半径200km

 逆探知システム 超性能ソナー半径100km

 サイクロン水上レーダー 半径200km

 機雷電子破壊装置3基

 

 武装

 40口径35インチ単装サイクロトンキャノン

 射程120km 3連射分20秒置き。全装填3分。

 Mk-39 54口径8インチ単装砲 2基 前方35インチ砲の脇2基

 射程25km 18発/分 

 Mk-71 8インチ長距離砲1基 中央後方1門

 射程55km 発射速度12発/分 ※半自動装填

 対空誘導ミサイル・シーウォール 

 後部甲板バックハッチ8連(十字状) 40発

 射程は30km

 複数マルチロックが可能

 外付け対空誘導ミサイル・シーソード4連6基

 対潜迫撃砲マウストラップ

 対空機銃機動装置エンファイアボブフォース8基

 45mm対空機銃を前方に2基 上左右に40mmを4基

 Mk.33 3インチ連装速射砲 4基

 Mk.34 3インチ単装速射砲 4基

 装填35発/分 射程11km

 自動対空SIWS20mmファランクス・ゼロ 1門 6基

 射程2km 装填速度500発/分

 27mm強化機銃8門

 

 『戦艦撫子 決戦仕様』

 全長270m 艦幅39m 最高速度50ノット

 航続距離20ノットで20000海里

 バイタルパート 超合金38cm

 

 装備

 七型三次元多機能レーダー 探知範囲半径120km

 三型航海用二次元レーダー 探知範囲半径120km

 三次元式高感度ソナー 8基  探知範囲半径50km

 赤外線レーダー      探知範囲半径50km

 広範囲逆探知装置 暗号解読装置 

 妨害電波装置等搭載範囲半径250km

 メイン一型ハイドレートタービン

 延長ハイドレートタンク サブハイドレートタービン

 対機雷ファインセラミックコーティング

 

 十式13cm単装稼動高射砲 10基 前方5基後方5基

 射程30km 連射速度35発/分

 対艦40cm40口径単装狙撃砲1基

 射程40km 連射速度約10秒に1発

 自動迎撃シズテム20mm真撃五型2門 4基

 対空40mm単装稼動機関砲36基(近接信管搭載)

 25cm16連近接信管噴進砲中央左右合計8基

 2連装三五式対空速射砲8基(近接信管搭載) 

 35発/分 (砲身ごと) 最大射程15km

 誘導ミサイル二式飛魚(とびうお) 最大射程70km

 16門ミサイルハッチ内蔵80発

 誘導ミサイル三式火ノ鳥 最大射程120km 

 自動相殺魚雷発射管5門×2基

 対潜魚雷カジキ

 単装連射式大型遠距離カタパルト魚雷発射管

 長距離対艦魚雷 虎河豚(とらふぐ)

 

 戦艦『撫子』戦艦『ホーリースピリット』と交戦開始

 航空戦力のこれ以上の消耗は戦局に関わると判断した

 米機動部隊は『撫子』討伐を『ホーリースピリット』に

 一任する。

 ついに、戦艦『撫子』が射程に捉えられる。

 米新鋭艦の方が5ノット優速の為逃げ切る事が困難であった。

 トルマリン・メイビス艦隊「射程に捉えた、距離100km

 うてーーぇ!!」

 35インチ砲撃がついに『撫子』に襲いかかる。

 恭介副艦はレーダーに一瞬映る物体に直感で叫ぶ

 恭介「面舵!!今すぐだ!!」

 撫子が少し右に反れると、2発の砲弾が撫子の側面を霞める。

 はるか先に水柱、これが意味することを一瞬にして

 艦内は悟った。

 恭介副艦「嘘だろ・・・100kmからの攻撃でさらに

 その先に届くって事は・・・直撃したら・・・。」

 冷や汗をごくんと飲み込むように戦慄する艦内

 水兵「艦長!!側面のかすり傷えぐいです!!貫通はしてませんが

 直撃したら簡単にバイタルパート貫通します!!

 傷の種類から推察するにこれは鉄鋼弾です!!」

 棗霞艦長「敵の砲弾挙動をレーダーから見張って!!

 少しでも映ったら間に合うかわからないけど

 回避と迎撃に専念する!!」

 『撫子』vs『ホーリースピリット』

 本格的戦闘を開始。

 戦闘『撫子』は急所を直撃されたらバイタルパートという

 盾も役に立たずに即死にできる超戦艦を相手にしなくては

 ならなくなった。

 迎撃に集中し、攻撃を停止して最大船速で逃げながら

 様子を見る。いくら攻撃しても通用しないとわかった以上

 わざわざ刀を振るよりは守勢の構えを取って生存率を上げる

 艦と艦との距離は縮まる一方、ついに艦間80kmまでに

 接近する。

 ここで沈黙していた『ホーリースピリット』が動く。

 トルマリン「『マグナス弾』装填!!勝負を賭けます!!」

 あの戦艦『銀河』を血の海に沈めた変則砲弾

 三段加速炸薬をセットして砲撃準備完了

 砲筒の角度を変えて連続して撃つことで同じタイミングで

 同時着弾させる本来近代戦車の使う技術を使い

 三発の砲弾を連続して放つ。

 トルマリン「『トライデント』Fire!!」

 直射された砲撃は1発が直撃コース

 2発が左右へのアウトコースで発射される。

 直撃コースはとびうおをぶつけて防御。

 当ての外れた方向の砲弾が、表面のロウが溶けて

 凹凸が姿を現した時、挙動が一気に変わる。

 恭介「!!!緊急回避!!面舵いっぱい!!」

 操舵が反射的に舵を切ると、自動対空機銃『真撃』が

 何か危機を察したのか弾丸を吐き出す。

 水兵「!?みんな伏せろ!!」

 右から一気に変化して低空で襲った砲弾が後尾を霞める。

 左から襲った砲弾は、『真撃』をもぎ取って破壊して

 通りすぎる。

 友利「『真撃』4番破損!!砲弾の挙動が・・・急に曲がった!?

 誘導ミサイルじゃありえない挙動で・・・曲がって!?」

 棗霞「!!!!」

 棗霞(攻撃をさせないように一方的に攻撃しても

 精度の高い誘導ミサイル相手には通用しない・・・

 そのあとのカウンターで一気に命中されたら・・・どうする!?)

 友利「艦長、提案があります。」

 CICから意見があった。

 恭介「あえて射程60kmに接近させる!?正気なのか!?

 一歩間違えたら・・・。」

 友利「誘導ミサイルにはバグ技みたいな方法があります。

 相手に一定距離で誘導を行った後誘導電波を切り次の弾頭を

 発射して一定距離に近づけたらまた誘導を切って次。

 命中率は壊滅的に低下しますが、あの砲撃をポンポン

 このまま食らうよりはマシかも知れません。」

 確かにその方法ならリロードを少なく連続して発射ができる

 しかし、代償として誘導ミサイルの死弾が増え

 弾薬切れになり誘導能力が低下する。

 棗霞「わかった、敵にあえて接近させつつ連続攻撃に備える

 今を生き残れなければ、いくら残弾があっても意味が無い

 その案を許可する!!任せたわ奈緒。」

 友利「了解です艦長。」

 棗霞「貴方は念のために救難信号!!引き続き対空官制を!!」

 恭介「わかった!!」

 こんな状況にでもならなきゃ到底使おうとは思えない

 本来非効率だが今を生き残る為には手数が必要なのだ。

 棗霞「性能撫子型相当敵戦艦向けて対水上戦闘用意!!」

 友利「対水上戦闘用意!!」

 (警告の金)カーン!!カーン!!カーン!!カーン!!カーン!!

 友利「敵、対撫子型米戦艦!!等級不明!!」

 棗霞「これより十二式砲各員、砲弾の相殺に全力を

 尽くし、危機を感じたら緊急退避を!!」

 友利「三次元電探準備!!」

 対策を講じている間に『ホーリースピリット』の

 40口径35インチ加速砲の装填が完了する。

 ゆっくりと獲物に向けてその長い砲筒を向ける。

 トルマリン・メイビス艦長「炸薬装填、演算完了距離75km

 鉄鋼弾B、マグナス,B,D装填・・・。」

 タイミングを計りレーダー官制で狙いを定める。

 トルマリン「Fire!!」

 砲弾の発射0.1秒後両翼の加速炸薬を起爆させて威力を

 強化したその一撃必殺を放つ。

 角度を少し変えてもう一発、大幅に変えてもう一発。

 恭介「来た!!敵艦発砲!!」

 棗霞「外れていても当てなさい!!敵は必ずここに撃つ!!

 誘導ミサイルは近接戦闘の為に温存!!」

 別方向から来る砲弾達に向けて40cm砲と13cm砲が

 狙いを定めて発砲する。

 しかし、あの戦艦大和さえ一撃で沈める一発一発に

 レーダー官制で砲弾を当てる事は音速の航空機相手

 より難しい。

 だが、それでも直撃させる。

 最初の一直線は命中に困らなかったもののなかなかそれにくく

 コースを辛うじて外れた後に凄い風を甲板に与える。

 単装砲兵「直撃もしてないのに・・・ピリピリ響くこの

 衝撃・・・!!」

 40cm砲弾が直撃した前方右から弱冠後ろ向きに急降下して

 えぐり混むコースはどうにか剃れて外れるも

 とんでもない高さの水しぶきを上げて恐怖を煽る。

 左から直角に入る前に砲弾に直撃された最後の一撃も

 撫子より少し前に変化して直角に曲がりはるか後ろに霞める。

 棗霞「よし!!」

 友利「距離70km!!」

 トルマリン「Next!!」

 今度上から高角、中角、低角へと砲筒傾けながら砲弾が同時に

 着弾するように発射する。

 砲弾が一斉にほぼ同じタイミング急降下して襲ってくる。

 後ろから直接なので撫子の40cm砲が使用できない。

 艦載砲での相殺では不十分と判断し『とびうお』で迎撃。

 どうにか直撃を左右に反らしてアウトコースに砲弾を

 も持っていく付近一帯に急降下爆撃の2倍の高さはあると

 思える水柱が立ち込める。撫子艦内は大きく震える。

 友利「距離60km切りました!!」

 艦長「撃て!!」

 誘導ミサイル『とびうお』が2発射。

 距離50km地点で誘導を切って次弾を発射する。

 HSCIC「Mk75、シーウォール迎撃開始!!」

 一発の砲弾は『とびうお』を迎撃する。

 しかし、2発目の誘導ミサイルが急に挙動を変えて変な

 方向へぐにゃぐにゃ曲がって付近に着水して爆発する。

 トルマリン「!?」

 HSCIC「次弾、来ます!!」

 もう2発が来る。

 当たりそうな途中で急に誘導を切って次に回す連続攻撃

 トルマリン「Mk71で迎撃!!攻撃の手を緩めるな!!

 Mk-71の射程に近づける!!」

 距離はどんどん縮まっていく。

 棗霞「最後の魚雷2発を水中からたたきこんで、早く!!」

 残り2発のカタパルト魚雷が水中へ放たれる。

 40ノットで迫る『虎河豚』

 ホーリースピリットは当然回避する。

 その時、偶然時限信管がホーリースピリットの真横で

 大爆発し隣の魚雷にも誘爆。

 ホーリースピリットに衝撃が走った。

 水兵「やったか!?」

 しかし、速力を一時落としたホーリースピリットは

 何事も無かったように追いかけて来る。

 ミルフィーユバルジがごっそり剥がれ落ちた代償として

 事実上無傷だったのだ。

 恭介「敵艦・・・健在!!嘘だろ・・・金剛型だって

 一発で沈む威力だぞ!?」

 トルマリン「今のはびっくりしました・・・でも次の攻撃で

 ・・・。」

 友利「まだだぁああ!!」

 『火の鳥』2発を続けて発射する。

 距離が多少開いたがラッシュは続く。

 トルマリン「構わんうてぇええ!!」

 35インチ砲が今度は直撃コースで後ろから3発

 後方の十二式単装砲が一斉に抵抗を開始する。

 恭介「取り舵45度!!」

 回避運動をするがこのままでは間に合わない。

 その時前方十二式単装砲達が後ろを向いて

 当たる角度となったため、どうにか砲弾をさらに命中させて

 軌道を反らし、真撃ちでさらに反らし切って全弾丸は

 艦体を霞めていく。

 音速以上の速度の一撃必殺を脂汗前回で防御していく。

 その作業は猛毒のついたナイフの群れを回避するに

 等しい作業だった。

 だが、相手は想像を超えた強敵。

 抑止力側のハルヒ格(アクアマリン)ならば沈められていたが

 こっちは鶴屋格(トルマリン)だからまだマシだったにすぎない

 トルマリン「流石の手腕の砲撃手です、歴戦を勝ち抜いた

 事は褒めてあげましょう。ですがこれで・・・!!」

 友利「やらせるかあああ!!」

 またもや直撃コース3発、今度は艦間ど真ん中で同時

 着弾挙動。

 友利はとっさの機転を効かせて『とびうお』2発を

 砲弾との交差点で『とびうお』同士をぶつけて爆風で

 挙動を反らす。

 運と技量でギリギリ持ちこたえる『撫子』

 しかし、敵はさらに上を見せた。

 その直後また『とびうお』を撃ち込むも『シーウォール』が

 無情にも防いでしまう。

 トルマリン「これでどうだ!!マグナスADG

 『ウィークポイント』!!」

 上空から三角形が捻れて急降下するような挙動に曲がる砲弾を

 撃ち込んで戦艦を包囲する。

 恭介「迎撃を優先しろ!!」

 『とびうお』で2発の挙動を反らすも最後の一発に

 相殺を加える砲撃が直撃しない特殊挙動。

 真撃が力を振り絞って機銃を当てるも、もぎ取られる。

 友利「真撃ち1番直撃!!」

 恭介「くっ・・・!!」

 友利「ちくしょう・・・直撃しろよ化け物!!」

 何発誘導ミサイルを撃っても迎撃され、こっちは迎撃

 ギリギリで防御力を擦り減らされていく。

 トルマリン「もう一度『ウィークポイント』!!」

 特殊挙動の同時3方向からの曲がる砲撃。

 誘導ミサイルで2発迎撃しても、こっちの迎撃砲弾を

 かい潜った必殺砲弾が直撃コースへ襲いかかる。

 恭介「直撃コース・・・砲筒7番脱出しろ!!」

 戦艦撫子の砲筒がついに犠牲となる。

 曲線を描いて砲筒がもぎ取られる。

 トルマリン「マグナス弾B.D.F『トライデント』!!」

 友利「当たれっつてんだろ!!」

 誘導ミサイルのコースをいくら変えても迎撃され

 ホーリースピリットの砲撃を止められない

 誘導ミサイルで砲弾2発の挙動を反らして

 図上右上で直撃を外すコース・・・にも関わらず

 棗霞「面舵いっぱい急いで!!」

 直感で操舵が砲弾側に艦体を動かす

 恭介「何を!?」

 真撃が機銃を放ちながら砲弾相手に勝手に喧嘩を挑む

 その時、先程まで撫子のいた場所に砲弾が曲がり、

 左側面をえぐり取ったのだ。

 甲板水兵「わぁあああああ!!!」

 すざまじい水しぶきを真横に受けて戦慄する。

 恭介「!!!砲弾が・・・!!」

 棗霞「なんとなくわかったの・・・この強敵はこの芸当ぐらい

 普通にやってくるだろうって・・・!!」

 恭介「あのままだったら・・・機関中央に・・・直撃!!

 隔壁閉鎖急げ!!」

 友利「ぐっ・・・どうして当たんねえんだ!!」

 途中で誘導を切って発射することで攻撃と反撃のリロードは

 間に合うようになった。

 しかし、相手に今だ有効打は与えられず弾薬ばかりが

 消耗していく。

 撫子格納庫「格納庫から通達!!誘導弾頭残弾残り、

 8発です!!」

 友利「何だと・・・!!迎撃に使うしか・・・!!」

 上空からまた三方向からの曲がる砲弾の嵐

 2発をとびうおで迎撃し後一発は自ら砲弾の来る方向へ寄せて

 上空を通過させる。

 しかし、距離が既に60kmを切りつつありついにMk-71の

 射程にずれ込む。

 もはや誘導ミサイルを除いて届く武装は撫子の攻撃が

 届かない。

 恭介「後方甲板!!航空機が来るまで艦内へ避難!!」

 トルマリン「うてぇえええ!!」

 12式単装砲についにMk-71砲弾の直撃を喰らい

 砲筒を粉砕されていく。

 撫子水兵「わぁああああ!!!」

 恭介「八番、七番砲筒直撃!!くそっ・・・もう・・・

 これ以上は・・・!!」

 棗霞「悪あがきでいい、噴進砲を煙幕がわりに展開して!!」

 噴進砲の弾幕でしばらく防ぐも、もはや撫子の敗北は

 時間の問題だった。

 長い戦いの間、キングクライスト級の倍はあった

 ミサイル備蓄は最終補給からの連戦で、消耗し尽くしていた

 容赦無く35インチの砲撃は止まず、2発とびうおで迎撃しても

 1発が艦の右斜め表面を引っ掻く。

 恭介「ちくしょう・・・後少しって所で・・・!!」

 その時だった。

 友利「レーダーに反応・・・航空機・・・通信・・・。」

 『コチラ・・・瑞鶴・・・救援ユク』

 友利「味方暗号通信・・・瑞鶴隊です!!」

 爆装した瑞鶴隊・護衛の翔鶴隊を筆頭に合計84機が救援に

 駆けつけた。

 友利「こちら撫子、敵対撫子型戦艦にて苦戦!!」

 五木隊長「了解、敵艦位置を知らせよ。」

 友利「位置、本艦隊距離東120km敵距離東170km!!

 救援求む!!敵有効射程120km!!」

 五木隊長「・・・煙りが上がってる・・・よほどだわ・・・

 総員、敵艦に対して対撫子殲滅陣形!!」

 対艦能力は日本航空隊最強の瑞鶴女性航空隊

 もし戦艦撫子が奪い取られた時にいつでも沈めることが

 できるように訓練された特殊攻撃隊である。

 HSCIC「敵航空機距離170km!!対空戦闘用意!!」

 トルマリン「その前に何としてもあの艦を・・・!!」

 35インチ砲が一点集中で3連発して撫子に襲いかかる。

 友利「ぬあああああ!!」

 棗霞艦長「おもーかーじ!!」

 残った砲と残り少ない『とびうお』を駆使して砲弾を

 反らそうとするも距離が近い。

 直撃させたが勢いは死んでいない。

 機関部直撃を避けるように3発を反らした

 が、1発2発目の砲弾で左右の対空兵装が大半削り取られ

 航空機が来ていないため砲撃手以外は艦内部にいたが

 最後の砲弾の一発が面舵を切った瞬間貫通し、

 『火の鳥』が空になった発射ブロックを斜め横から貫いた。

 水兵「わぁああああああ!!!」

 ゆり「第二弾頭発射部、貫通!!使用不能!!」

 恭介「第三、第四、第八、第九砲筒直撃破損!!

 消火、医療班急げーーー!!」

 負傷者がふえまくっていた。

 食堂を医務室として転用して治療を開始し、あちこちで

 悲鳴が上がる。

 

 撫子から悲鳴の煙りが立ち込める中、

 敵艦との距離を伝達されながら航空隊

 翔鶴隊・瑞鶴隊が対艦蛇行運転をしながら到着。

 五木「高度9000mを保ち対艦蛇行、攻撃地点まで残り60km!!」

 トルマリン「Mk-71!!砲撃開始!!」

 五木「逆探計波長確認、散開包囲!!」

 航空隊がMk-71の砲弾を回避しながら接近して来る。

 トルマリン「この動きは・・・こっちのレーダーの映るでも

 見えているのか!?」

 レーダーに映った航空機を狙って砲撃しても当たらない

 それは逆探計の動員で波長を確認し映った時に方向転換を

 終えておくように動くことで先読みしても当たらないのだ。

 そう、この女性『瑞鶴隊』は対敵撫子系戦艦対策に特化した

 航空隊であった。

 

 

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