1943年7月12日 運命の最終決戦が切って落とされた
日本は米航空隊の先制奇襲攻撃で『赤城』『飛龍』『大鳳』
『ホーネット』を喪失し『加賀』は甲板破損で着艦不能に。
中間攻撃隊に迫る魔の手。
『エンタープライズ(銀炎)』『グラーフ・ツェッペリン』
『ペーター・ストラッツェル』『瑞鶴』
『エーデル・アインズ』『アプリル・モーント(如月)』
『シュタイフェ・ブリーゼ(疾風)』
からジェット攻撃機『Ge-03ファーブニル』
艦載装甲攻撃機『Do345ラブァイル』等が発艦
航空戦艦ビスマルクから『コメートG型』と
『Do345ラブァイル』が展開される。
戦艦『撫子リペア』と戦艦『ティルピッツ』から
対空誘導ミサイル『とびうお』と『フレイア・ブファイル』
展開開始。
棗霞艦長「総員最終戦闘!!うちーかたーはじめー!!」
マーシャル「対空戦闘ーーー!!」
最後の戦いが始まった。
米航空隊の本気の攻撃隊400機が来襲。
圧倒的防空能力をもつOTSもこの数と『ソニックカリバー』の
奇襲に圧倒される。
果敢なドイツ亡命航空隊の奮闘で空母はどうにか
持ちこたえるも数が多すぎる。
『ペーター・ストラッツェル』が沈没。
女性達の乗った空母『瑞鶴』を護るため『翔鶴』
が攻撃隊来襲の位置へわざわざ前進し囮となって
『瑞鶴』を引かせる。
満身創痍の戦艦『撫子』の対空だけでは両方を護れない。
『ティルピッツ』にも余裕はない。
『翔鶴』は集中放火を浴びながら敵に立ち向かっていく。
空母で航空機の群れを相手にする意味を誰よりも
知っていながら。
『翔鶴』は退鑑勧告を出した後
『我...翔鶴.......被害担当艦ノ責務.....誇リトス.....。』
そういうと爆弾の大雨の容赦無い洗礼に....新調された
甲板が無惨にも砕かれ....沈没。
米攻撃隊の先制襲撃で空母6隻が轟沈、1隻が被害甚大
1隻が戦闘の真っ最中という状況。
だがこっちにはまだ天照級4隻が健在、『準鷹』『飛鷹』
他数隻も健在。
ここで仕留めなくては米攻撃隊帰還後の第二派で
本当に壊滅することとなる。
ハルヒ「本当に南で大丈夫なの!?」
キョンは自信は無かった。
だがどうしてハルヒは今までループして奴に勝てなかったか
アクアマリン・ダグラスに勝てなかったか。
あの時満州で俺が戦わなかったらどうなっていたか。
もし....他のループでも一緒に居てやれたらどうなっていたか
知るよしもない。
だが一つだけわかることがある。
あいつにとって俺は不要な存在ではない。
そうだ....もし『運命の人』が超能力の一種とか未来人の
一種とか、宇宙人の一人だと言うならば。
もし俺が居ないとこいつも俺も幸せな未来に行けないと
言うならば。こいつだけじゃ未来に行けないならば。
俺が一緒に行くしかない。『運命の人』しかできないなら。
こいつがしない『俺』の選択肢。それを選ぶしかない。
最大船速で空母『大和』『武蔵』『天照』『神鳳』『準鷹』
『飛鷹』が護衛艦と共に南下していく。
他の艦隊が被害に見舞われる中、ついに通信が入る。
水色「偵察予備隊より入電、敵艦隊南方800km!!
空母『エセックス』以下大型主力空母確認!!
偵察予備隊、攻撃を受けている!!逃げるっ!!」
偵察していた水色から通信が入る。
ハルヒ「マジで.....!?」
俺の賭けがまともに当たったのは古泉に夏休みの終わりに
ロイヤルストレートフラッシュ出したとき以来だろう。
自分もびっくりしていた。
そうか。あいつは真逆なんだ。
ハルヒと思考が真逆なんだ。
俺と同様逆だからわかるのか。
だからハルヒ単体で倒せない。
ハルヒ「よっしゃああああああ!!航続距離ギリギリだけど
行ける!!作戦方向変わっちゃったけど全機発艦!!攻撃開始!!」
『真一号作戦・開始』
ジェット攻撃機『豪皇』 搭載値3 48機 母艦『大和』
この時代の技術の限界で造られた音速ジェット攻撃機
最高速度は1300km/h
武装
15mm炸薬強化機銃4門
対艦直進ミサイル4本
内部ジャイロスコープの強化により直進性能を上げた
対艦ミサイル。
完全な誘導ミサイルにすると戦艦ぐらいにしか搭載しづらく
コストもかかるため直進に妥協した。
手の内も大体ばれてることもあって腕前と練度で
当てるしかない。
航続距離1600km
ジェット戦闘機『豪凱』搭載値3 48機 母艦『武蔵』
この時代の技術の限界で造られた音速ジェット戦闘機
ジェットエンジン『紅桜』を3機搭載し戦闘機用に造られた
限界ジェット戦闘機。
南方資源地帯最強クラスの航空隊『荒天』を起用している。
最高速度は1300km/h
武装 15mm炸薬強化機銃4門
航続距離1800km
三矛型艦上攻撃機『青筋揚羽』75機+26機+26機+40機
母艦『天照』『準鷹』『飛鷹』『神鳳』
最高速度1100km/h 航続距離1200km
外部燃料タンクで+1000km
武装 25mm強化炸薬機銃90発×4
搭載量 4t
武装 2t水上魚雷 1t直進対艦ミサイル4発
全機南方に発艦して襲撃にかかる。
ハルヒ「さあ行くわよ!!」
キョン「まあ、そうなるか。」
いつの間にか慣れきったパターン。
(だけどジェット機には慣れてねーーーーんだよぉ!!!)
何回か乗ったがやっぱりこわひ。
流され載せられて甲板を一瞬にして離れていく。
流石ジェット攻撃機
大量のレジプロ攻撃隊すっぱなして艦隊へ向かう。
はええ。
米駆逐艦「偵察艦から入電!!敵航空隊まっすぐこっちに!!」
アクアマリン「.......流石に隠しきれませんね。
総員電子機器使用解除!!来ると思ってましたよ涼宮ハルヒ!!
水蒸気煙幕展開!!」
一方空母『蒼桜』では航空隊が必死に防衛しながら
艦載機の弾薬や燃料を補給して航空隊をお手玉していた。
実は天照級航空母艦はミッドウェー航空母艦同様
アンクルトデッキだがちょっと甲板が多めに繋がっている
余分に増やしてしまった感はあったが申し訳程度に
弾薬を乗せたり、ちょっと多めに保管できたりする。
それが....ほぼ空。
このサイズで弾薬倉庫も燃料保管庫もでかくなかったら
とっくに詰んでいる。
この図体でよくほぼ無傷で居られるのが不思議だ。
対空兵が南方資源地帯で最も優秀な部隊だったことも
一役買っている。
こなた「弾薬切れた!!」みさお「私も私も!!」
着艦して手早く整備する整備兵....とニ乃田。
みさお「こなたの旦那やべえ。」
手の動きが人間やめてた。
手が機械油と金属で擦った手で滲んでいた。
ニ乃田が妻を見ていう。
ニ乃田「艦内で休んでもいいぞ?」
こなた「後輩の命にかかわるのでダメ。」
補給が終わってすぐに出撃するこなた達。
弾幕吐きながら逃げ回る空母『蒼桜』は必死に
無事な輸送艦目指して退避を始める。
一方『加賀』はハワイ米攻撃隊に追撃を受けながらも
必死に退避していた。
もう艦の内部見えるんじゃないのかというズタボロの
有様で浮いているのが不思議に思えた。
米攻撃隊は帰還。
途中で追撃をするように『主力襲撃航空隊』が迫る。
ハルヒ「後方攻撃隊!!弾薬持つ限りよろしく!!
できれば爆装したまま合流!!
私達は先制攻撃の為に先行する!!」
燃料に余裕の無いジェット機隊は帰還している米攻撃隊を
構っている暇は無い。
後方の攻撃隊に追撃をやってもらうしかない。
米攻撃隊は圧倒的速度で追い抜いていくジェット機に
恐怖するも速度差は圧倒的で追いつけるわけも無い。
ハルヒ「前方に霧.......!!!」
スコット「待っていたぞ!!」
バージル「まともに艦隊が見えない状態でどうやって
攻撃する?」
米機動防衛部隊
『スターストライブズ・KT』274機 防衛の為随伴防空
『TB-WR』37機 防衛の為随伴防空
ハルヒ「まさか.....水蒸気の中に艦隊が!!
こうやって偵察隊を欺いて先手を!!」
前方には全艦隊から展開された膨大な水蒸気煙幕が
攻撃目標が見えなくては攻撃隊は攻勢に出れない。
それどころか随伴防空隊に迎撃できる時間を与え
こっちの帰還できる分の燃料まで奪う。
先行で到着した100機未満のジェット機に音速超えの
迎撃隊がフォーメーションで数をそぎ始める。
圧倒的性能あれど300vs96。しかも半分は爆装していて
器用には動けない。
アクアマリン「残念ですが.....ここで終わりです!!」
ハルヒ「くっ....霧の中に空母があるってんのに....ここで...!!」
包囲されてじわじわ数を減らされていく。
さらに護衛として連れていた対空巡洋艦も本気の弾幕を
張って迎撃していく。
アクアマリン「主砲連続信管!!砲撃始める!!」
キングクライストの砲撃で近接信管のクラスター爆弾が
ジェット機の群れを引き裂いていく。
ハルヒ「くっそぉ....ここまで来て....!!」
その時だった。
荒天隊隊長 近藤「総督殿、どうせ誰かが犠牲になるしか
無いならば....俺が引き受ける。」
ハルヒ「ダメ!!あんた達は護衛の為のエースパイロットでしょ!?
特攻隊じゃないのよ!?将来のエース育てるために死ぬのは
困....。」
近藤「安心しろ総督、今日の戦は....勝ち戦だ!!!!
覚悟できたものは音速で低空を水平に突っ込め!!
総督!!大和の魂を明日をーーーーー!!!」
沖田「了解です。ついていきやすよ近藤さん。」
荒天隊の30機が低空で水蒸気煙幕に突っ込む。
護衛任務を完全無視して。
ハルヒ「あ、ちょ護衛!?役目を放棄するんじゃ....!!」
キョン「何をする気だーーーーー!!?」
『TB-WR』に乗っていたパイロット達も驚愕して
防衛に入る。
スコット「止まれ!!」
バージル「やらせるか!!」
突っ込んで行った30機中11機が 『TB-WR』の
機銃の餌食になるも何機かは相打ちで散っていく。
水蒸気煙幕に突っ込んだ 『豪凱』19機が爆砕する。
アトランタ級軽巡2隻
クリープランド級軽巡6隻
バルディモア級重巡1隻
オレゴンシティ級重巡1隻
が爆砕して炎上.....そして米空母も炎上していた。
米空母『ミッドウェー』『コーラルシー』『ニミッツ』にも
直撃していたのだ。
そして....その音速の衝撃波を受け水蒸気煙幕が消し飛ぶ。
アクアマリン「そんな!?」
だが護衛担当だった戦闘機が空母に激突したことで
見ていた米航空隊にも同様が走った。
ニミッツ・バルゼー「うわぁあああああああ!!!」
よそ見をしてしまった。
航空隊が自分からもうスピードで空母に突っ込んだ光景の
衝撃が米航空隊に伝染していった。
その隙間を日本軍ジェット機攻撃隊が突いて間を縫って
突っ込む。
ハルヒ「いまだぁあああああ!!!」
流れが変わった。
残った爆装隊は空母を仕留めるために直進ミサイルを
ぶっ放す。
ハルヒ「弱くてごめん...。」
それは自発的に突撃して行った航空隊への
尊敬と謝罪が入り混じったハルヒらしくも無い言葉だった。
どうしてああまでやってくれたのか。
(ハルヒ)に命を張ったのかそれとも...日本の明日の為に
命を張ったのか。その答は今は出ない。
アクアマリン「シーウォール!!ファイア!!」
もう半数前ぐらい失ったジェット機に向かって
誘導ミサイルすべてを一斉に放つ戦艦『キングクライスト』
対空兵装総力を挙げて阻止に当たるが音速航空機を
前提で製造されなかった対空兵装では限界だった。
ハルヒ以下ジェット機航空隊は防空隊もミサイルも
かい潜って空母へと到達する。
ハルヒの運転する『豪皇』の対艦ミサイルのボタンを
キョンが押し『ミッドウェー』に4本全てが直撃する。
しかし、残酷にも『ミッドウェー』が冗談抜きで硬く
全部着弾して炎上増えたのに沈む気配が無い。
ハルヒ「うぉおおおおおおお硬ぃいいいい!!沈まない
じゃなぃいいいい!!」
キョン(知ってた。)
「ぬぉおおおおおおおおお!!!!!」
棗機動部隊の天然特攻隊の生き残りと2機がハルヒの
着弾させた所に対艦ミサイルを当てて誘爆させて大爆発
させる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
ミッドウェー航空母艦は音を立てて甲板が割れに割れ
すざまじい音を立ててミッドウェー級航空母艦が沈む。
キョン「うぉぉぉぉ.....。」
ハルヒ「.....やっぱり一人じゃできないことだらけね。」
天然特攻隊最高の精鋭を乗せたジェット攻撃機は
『どうせ死ぬなら誰かの為に』を胸に秘めて
あるものは生存を選びミサイルを撃ち放ち
あるものはこの死に場所を感謝して空母に突っ込む。
米軍もファイトを振り絞って突撃する航空機を阻止するために
身体を張って艦載機達が盾になろうとする。
パトリシア「こっのおおおおおおお!!!!」
何機か敵を落として機数を減らす米航空隊
『ウィンディパーティー』だったが一度仕留めるチャンスを
逃せば確実に空母を食いに来る上に最高速度200km/h
という性能の差は自分たちを苦しめていた。
そこでさらに邪魔が入る。
土方「相手になってやる、かかってきな烏共!!!俺達の
機銃のサビにしてくれる!!」
残った『荒天隊』の最後のエース達が立ち塞がる。
パトリシア「くっ!!」
空母『ニミッツ』『コーラル・シー』に音速ジェット機による
『特攻』が着弾していく。甲板が木っ端みじんに吹き飛び
機関部を貫通する。
まるで城が崩れ去るように大型米空母が沈んでいく。
攻撃を済ませたジェット機航空隊に向かって怨嗟の追撃を
かけようとする米航空隊。
米パイロット「貴様らぁああああああ!!!」
アクアマリンがレーダーを見て察し通信で叫ぶ。
アクアマリン「そっちをみるなあああああああ!!!」
米パイロット「!!!!」
振り返るとそこにいたのは。
三矛型艦上攻撃機『青筋揚羽』150機の軍勢だった。
米パイロット「な.....しまっ!!」
ハルヒ「ついげきぃいいいいい!!!」
艦隊護衛に慌てて回頭した航空隊にジェット機の
機銃を一斉に背後から浴びせにかかる。
米パイロット「くぁあああああ!!!」
防空フォーメーションが完全に崩れ去った。
三矛型艦上攻撃機『青筋揚羽』の大軍の先方には
雷撃の神様と呼ばれた村井と呼ばれるパイロットが
狙いをつけていた。
村井「絶対に.......外さん!!」
アクアマリン「とまぁれぇええええ!!!!」
米機動部隊は最後の力を振り絞り、主砲、機銃、
誘導ミサイル全てを吐いて第二次攻撃隊を迎撃する。
何機も失うも怯まずに引き金を引く熟練攻撃隊。
その放たれた魚雷やミサイル達は.......
エセックス級の群れ群れに突き刺さっていく。
ハワイ最前線から戦っている『日本機動部隊』に通信が
入る。
五月隊長「ハワイに揚陸してある2隻の空母の撃沈に成功!!」
『ペテロ』・『ヨハネ』ハワイにて撃沈。
ハルヒ「空母10隻撃沈に成功!!総員に通達する!!
この情報が誤りならば私は腹を切る!!確定戦果である!!」
それは嘘偽り無い吉報だった。
撃沈
『ヨークタウン(2代)』『ワスプ(2代)』
『タイコンデロガ』『レイテ』
『オリスカニー』『アンティタム』
『レイク・シャンプレーン』
先行していた日本音速部隊に米防空隊が体制を
崩され一気に逆転されてしまったのだ。
山本五十六「大本営発表、この知らせが偽りならば我等は
腹を切る!!総員後は耐えろ!!さすれば勝てる!!
総員後は耐えろ!!さすれば勝てる!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
その歓声はでかかった。
勝てないと確定していた現実をひっくり返せたという
大歓声は。
しかし、人の心の力は予想外にも
ハルヒ達と日本に最後の試練を与える事となる。