「これより、川神市武闘大会を始める。」
「はーい、参加する方はここに並んでネ」
「よう、ワンコ」
「応援に来たよ」
「みんな!」
「古手君も来たんだね」
「ああ。とりあえず俺も出る」
「師弟で武闘大会ねぇ・・」
「それじゃ、大会参加登録しに行くから、行くぞ」
「はい!」
俺達は列に並んだ
「にしても・・師匠本当にパクティオーカード使っても良いの?」
「それもとりあえずレプリカ仕様にしてあるから
存分に使え。魔法の使用は・・川神先輩と俺のみ
そしてクリスの試合だけ許可する」
「いいんですか!?」
「ああ、最後の最後だ。本気でいけ」
「押忍!」
「それじゃこれがトーナメント表ネ」
トーナメント表が配られる
「俺とワンコが当たるとしたら決勝か」
「そ、そうですね」
「どうした、一子?」
「し、師匠。あのこの大会が終わったら・・学校に来てもらってもいいですか?」
「学校にか?まぁいいけど」
「ありがとうございます!
あ、ちょっとおじいちゃんとかに挨拶してきますね」
「おう」
一子は身内に挨拶すべく移動した
「にしても・・パクティオーカードなんで出てきちゃったんだろうか・・」
数日前 古手家
「はっ!てやっ!」
「惜しい、そこは・・」
というふうにいつも通り古手と戦っていた
だが・・
ガッ!
「わっ!?」
「一子!」
一子が医師に躓いてそのまま海に落ちようとした
俺はすぐに助けたんだが・・
「いててて、川神・・・むぐっ!?」
「す、すいませんし・・むぐっ!?」
というふうにキスをしてしまい仮契約が完了してしまった
そして時間が今になる
「それでは第1回戦をはじめる!」
こうしてワンコの最後の挑戦が始まる
しかし第3回戦ここで壁が出てきた
川神一子VSミス・キシドー
「いや、ミス・キシドーは誰だかわかってるけどね。
ねぇ・・クリ!」
「っ!もうバレていたのか。」
「ええ!あんたの気はビンビンなのよ」
「では、もうこのマスクもいらんな・・」
クリスはマスクを捨てた
「それでは始めよう」
「ええ・・決着をつけるわよ!」
「それでは、いざ尋常に始め!」
開始のゴングがなった
しかし動かない、少しでも動いたらそれは合図でもある
ポタッ
一子の汗が地面に落ちたのと同時にクリスが前に突っ込む
「ハアアッ!」
「東方不敗・川神一子流!タイフーン!!」
一子は回り始める
一瞬でたらめだと思うが
薙刀を持ちながら回っているため
当たるとかなり攻撃を喰らう
しかもリーチがあるのでレイピアと比例すると
かなりのリーチである
しかしクリスは飛び上がる
だがこれを一子は予想していた
いや、これを狙っていた
「てやっ!」
「なに!?ぐっ!」
一子は飛んでいるクリスを薙刀を投げて落とし
そして
「私のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めを轟き叫ぶ!」
「なっ!?なんだあの技は・・」
「ばああく熱!ゴッド!フィンガァァァ!」
「ガアアッ!?」
クリスの腹に強烈な技がモロに命中する
古手が教えた爆熱ゴットフィンガー
これは手に魔力を集中させることによって
その攻撃力を上げることができる
『これは決まったかぁ!?』
「ヒィィィト・・・エンド!」
ドッカァァァン!
『決まったかこれは!?』
しかし
「まだだ・・まだ終わってはいない!」
クリスは立ち上がった
「クリ・・・さすがね」
「ああ、お前は一弾を強くなった・・だがまだ私の方が強い!」
クリスは次々と攻撃し始めた
「くっ・・」
それをガードしたが裁ききれずに攻撃を食らってしまった
「がはっ!」
一子の肩に命中する
そのまま飛ばされてしまう
「諦めろ・・私の方が・・強い」
「まだ・・まだ・・私は・・・負けない・・
私は・・・まだ諦めきれないんだああああああ!」
一子からものすごい魔力が出る
「ハアアアアアアアッ!」
ドン!
「なに!?ガハッ!?」
クリスは訳も分からず吹き飛ばされる
「くっ・・なにが・・」
「これで・・おわりだぁぁぁぁ!」
一子がクリスに強烈な腹パンが決まった
「勝負アリ!勝者川神一子!」
それと同時に歓声が起きる
一子は一例をして戻ってきた
「し、師匠」
「ああ、よくやった」
「ワンコ!かっこよかったぜ!」
「みんな!」
「ああ、でもクリス大丈夫かな?」
「多分大丈夫・・だと思う」
「気にするな・・・とは言わんが。後日お見舞いに行ってやれ」
「うん」
「師範代行くぞ」
「はい!」
このあと一子の相手は居なく優勝に導いた
しかしまだ終わってはいない
「それではエキシビジョンマッチを行う。
西方川神百代」
「ああ!」
「東方、川神一子」
「押忍!」
「一子!」
「師匠・・・」
「全力で行って来い!」
「はい!」
「ワンコ・・本気で来い!」
「行きます!」
「いざ・・尋常に・・・始め!」
「川神流!無双正拳なっ!?」
「ハアアアッ!」
川神先輩が突っ込もうとした瞬間もう一子は川神先輩の前に居た
「やっぱいきなりくると思ってたよ!ワンコ!
だけど見切った!」
「がはっ!」
「さすが武神・・もう見切るとは・・」
古手は軽くつぶやいた
「今度こそ!川神流!無双正拳突き!」
「ぐっ」
一子はスピードを活かしてその攻撃を回避する
「さすがだ!ワンコ!だけど!」
しかし百代はタイミングを見て一子に強烈な一撃を放った
だがこれは一子も気づきパクティオーカードを取り出た
「アデアット!」
「なっ!?カードが薙刀に!?」
ガキィィン!
「川神流!大車輪!」
「まだまだ!ワンコ!」
「ガハッ!」
百夜の強烈な一撃を受け止めるが・・
「ガハッ」
口から血吐いた
「ワンコ・・・もう諦め「嫌だ・・」ワンコ・・」
「優勝はできても・・お姉さまに一撃を与えられないと
師範代になれない・・だけど一撃だけ・・一撃だけ!
一撃をお姉さまに当てないと!師匠との約束が果たせられない!
だから!私は!私は!」
「ワンコ・・」
「ハアアアアアアッ!
次々と薙刀を振って次々と攻撃をする
しかし攻撃をよけられてしまう、そして・・
「ハッ!」
「ガハッ!」
「まだ・・・まだ!」
「もういいだろう!審判!試合を止めろ!」
英雄が叫んできた
それによって試合を止めようとしていた審判の川神鉄心
「・・・一子。いいな」
「・・・ダメ・・・!」
「終わるぞ」
「嫌・・・嫌ぁ・・・!」
「いい子だ、いい子だ・・・いい子だ」
鉄心は一子の頭を撫でる
「お前は本当に努力をした。頑張った、いい子だ」
「だが、それでも届かなかった」
「武道の才能がなかったんじゃ。諦めなさ・・一子?」
一子の様子がおかしい
「・・・歩むは果てなき荒野・・
奇跡もなく標も無く、ただ夜が広がるのみ・・」
「ワンコ・・」
「揺るぎない意思を・・糧として・・
闇の旅を進んでいく・・・勇往、邁進!!」
ボッ!
「根性がダメなら・・川神魂よ!
あと私の全部の力・・・すべてを出し切る!」
俺はそこで気づいてしまった
「まさか・・一子!それだけはやめろ!
それを使ったら体が壊れるぞ!」
それは魔力の完全開放
無詠唱での戦いの歌を発動
古手は急いで結界を張った
多少被害が出たものの問題はない
しかし一子にはこの技を使うと体に負担がかかる
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「ワンコ!お前!」
「人に対して、才能が無いだの、なんなの・・
このままじゃ負けじゃ悔しくって・・情けなくって・・」
「私は・・・私は!」
「一子!お前その力使ったら!」
俺は必死に叫ぶ
「わかってます!だけど・・・もうこれしか・・・
これしか私は!だから・・・だから!」
「命を掛けて・・・私は!全ての一撃に命を掛けます!」
「ワンコお前それは・・っ!」
「ハアアッ!川神一子流!無双薙刀突き!」
「くっ・・川神流!無双正拳突き!」
「すごい・・・ワンコがモモ先輩を押してるぞ!」
「ワンコ頑張れ!」
「いっけぇ!ワンコ!」
「川神流!無双正拳乱れ打ち!」
「見える!」
一子は無双正拳突きを完璧に避けた
「なっ!?無双正拳突きを全部よけられた!?」
「川神流!蠍打ち!」
薙刀を持ちながらしたから攻めて
百代が避けると同時に蹴り上げる
しかし
「はああああっ!」
バギッ!
「なっ!?」
薙刀が壊れてしまった
「捕らえた!川神流!」
ここで百代の大技が来る
これを読んでいた一子は全魔力・気力を解放する
「ここだ!解放(エーミッタム) !
私のこの手が真っ赤に燃える!勝利をつかめと轟き叫ぶ!」
「星殺し!」
「バァァァク熱ゴッドフィンガー!」
「ワンコ!」
「一子殿!」
「一子!」
「逃げろワンコ!」
「石破天驚拳!」
ドッパァァァァァン!
「なっ!?」
これはさすがに百代でも驚いた
「こ、これで・・あれ・・・」
パタン
「一子!」
『ワンコ!』
「一子殿!」
俺達はすぐに運ばれた
「・・・・ん・・・っ!試合は!?」
「・・・」
「ま・・・さか・・」
「ワンコ・・お前は本当によくやった・・」
「お姉様・・・試合は!?私たちの結果は!?」
百代は静かに首を横に振った
「そん・・・な・・」
「だがなワンコ。お前は私にあの大技を使わせたんだ。
もっと技を磨いていけばお前はもっと伸びるはずだ。」
「お、ねぇ、さま・・」
「合格だ」
「・・・え?」
「合格だよ。ワンコ・・瞬動術は私だって何ヶ月掛かったやつを
お前は一ヶ月で完成させた。すごいじゃないかそこは誇りにかけるべきだと思う」
「ああ、合格じゃよ」
「おじいちゃん!」
「その代わりとなんじゃが・・古手雅樹君。お主を一子の師範代になってもらえぬか?」
『え?』
「・・・それは俺に犬神流から川神流になれってことか?」
「それはちがうわい。一子に力の使い方。それと・・・お主の力の使い方を一子に教えて欲しいのじゃ」
「別に犬神流は俺の経験上で固めた武術だからな。
まぁ・・・ここに俺と同じ力を持った奴がいるなら・・
俺はそいつを見張っておかなきゃいけないからなぁ」
「そ、それじゃ・・」
「いいだろう師範代になってやる。しかし俺は技を教えるだけだ。
後の技は・・自分で考えな」
「・・・はい!」
これで平和が戻った
と思われた
「それじゃ・・エキシビジョンマッチ2戦目と行きますか」
『・・・・は?』
俺も含め川神百代の言った言葉には軽く反応できなかった俺であった