無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は前回、合格した後の話です。あのあとどうなったのか?

 それではどうぞ!


第65話 勘違い

side真

 

『これなら申し分無いだろう。合格だ』

 

 よっしゃ!合格をもらうことが出来た。

 

真「本当か?」

 

『それとも呪い殺された方がよかった?』

 

真「それだけはやめて下さい!」

 

 そして俺達が会話してると地霊殿メンバーが耳打ちしていた。

 

こいし「真は何刀に向かって話しているの?」

 

さとり「何でなんだろうね?」

 

お空「真、おかしくなったのかな?」

 

お燐「うーん。どうなんだろうね?」

 

 何を話しているんだろう?

 

『あ、それと、私の姿を見せてあげる』

 

 姿?

 

真「え?姿って刀なんじゃ無いのか?」

 

『本来は人間の姿。普段は放出する霊力量を押さえるために刀になってるだけ。まぁ、霊力の残量的にはずっと人間の姿でも5000年は耐えられるんだけどね』

 

 そうだったのか。

 

『じゃあ戻るね』

 

 そして剣が輝いて宙に浮く。

 

 そしてどんどん形が代わって人間の姿になっていく。

 

「ふぅ…」

 

 そして地面に降りる頃には人間の女の子の姿になっていた。

 

 姿は黒髪に碧眼(へきがん)。そして紫色の着物を着ている。

 

 背は俺が160cmだとしたら、俺の3分の2だから約106cmかな?

 

「どう?」

 

真「男じゃなかったのか?」

 

「私は…その…見極めるためにわざと強い口調を使っていただけで…決して男では無い!」

 

 しかし、あの刀が女の子になるとは思わなかった。

 

「ふぅ…結構刀になると霊力が回復するけど疲れるんだよね…」

 

 と言いながら彼女は伸びをする。

 

「私は(つむぎ)。よろしく」

 

真「ああ、海藤 真だ。よろしく」

 

紬「私、一応神様なんだけどな…」

 

真「そうだったのか?」

 

 なんか、神様だったらしい。

 

 ちょっと態度を改めた方が良いかな?

 

真「で、紬さんは俺を殺さないって事で良いんですか?」

 

紬「そうだよ。あと、さんはいらないよ。それにこれまで通りでいいよ。私は親しげに話してた方が楽しいし」

 

真「分かった。じゃあこれからもこんな感じで行くから」

 

紬「うん!それでいいよ」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

sideこいし

 

 真と龍生の勝負は終わり、真が勝った。

 

 そのあと、なぜか刀に話しかけている。見なかったことにしてあげた方が良いのかな?うん、それが良いよね。

 

 そしてなんと刀が光り始めた。

 

こいし「何?あれ」

 

お空「すごい!すごい綺麗だよお燐」

 

お燐「そうだねお空」

 

さとり「何かしら?」

 

 その次の瞬間。

 

 まばゆい光がおさまって来たと思ったら、中から女の子が現れた。

 

 私たちのような洋服では無くて、その女の子は着物を着ていた。

 

 その女の子と真は何かを話しているみたい。

 

こいし「何が起きてるの?しかも刀はどこに行ったの?」

 

さとり「分からないわ。考えられるとしたら刀が女の子になったと言う事ね」

 

 もう…私の頭はごちゃごちゃして何がなんだが分からないよ。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side真

 

紬「これから戦闘の時とかは刀の名前、【神成り】と言ってくれれば刀になるよ。反対に戦闘が終わったら紬って言うと私に戻るよ。これからはこの姿で生活することにしたから。まぁ、自力で変化することは出来るけど真の好きなタイミングでね」

 

 なるほど、【神成り】と言うと刀になって、紬って言うと紬になるんだな。

 

 なるほど理解した。

 

 取り合えず、この状況をどうやって説明するか考えた方が良いと思うんだが

 

真「あいつら、紬が俺が持ってた刀ですって言えば信じてくれるかな?」

 

紬「そう言うときこそ、実戦あるのみ。私が教えたことを目の前でやれば信じざる終えないでしょう」

 

 なるほど、この神様、天才か!

 

 確かにそれなら嫌でも信じざる終えないな。

 

 それならそうと、早速説明しに行くか。

 

 あ、そうだ。龍生を起こさなくちゃ。

 

真「って、どうすっかな?」

 

紬「何をしようとしているの?」

 

真「今、ここでのびてるこいつを起こそうとしてるんだが、どうすれば…」

 

紬「うーん…普通に介抱じゃダメなの?」

 

真「それでも良いんだがな」

 

 龍生に伝えるのが遅くなってしまう。

 

 まぁ、良いか。

 

真「じゃあ紬、ついてきてくれ」

 

 そしてこいし達の(もと)に向かう。

 

 こいし達は不思議そうに俺達を見ている。

 

こいし「あ、真。その子は誰?」

 

 と、こいしが聞いてきた。

 

真「ああ、この子はつm」

 

紬「真の彼女です!」

 

 紬がドデカイ爆弾発言をしやがった。

 

真「あ!おい!お前!やめろ!引っ付くな!離れろ!変なことを吹き込むな!あ、こいし!これはその、違うんだ!」

 

 紬が俺の彼女だと変なことをいった瞬間。地霊殿の皆はゴミを見る目にかわった。

 

 絶対紬のせいで、勘違いをしている。

 

 まずい。この場にはこいしも居るんだし

 

こいし「ねぇ、言い残すことはそれだけ?」

 

真「いや、本当に違うんだ!」

 

紬「ね?あ な た?」

 

 紬が少し頬を赤くしながら言ってくる。

 

真「紬は少し黙ってろ!」

 

紬「はーい」

 

 そしたら紬はつまらなさそうな声色(こわいろ)で言ってきた。

 

 ちょっと、紬のせいでややこしくなってしまった。

 

 こいしにも勘違いをされてしまった。

 

真「えーと、その」

 

こいし「彼女…でしょ?」

 

真「ちがーう!」

 

 しかし、そんな声もこいしには届いていないようだ。

 

こいし「さいてぇ」

 

 そしてこいしは後ろを向いてものすごい勢いで飛んでどこかに行ってしまった。

 

 そして俺は紬の方を見る。

 

 そして徐々に近づいていく。

 

紬「こ、怖いよ?」

 

 そして俺は紬の両頬をつねる。

 

紬「痛い!痛い!ごめんなさい!許してください!」

 

真「さぁて、こいしを連れ戻さなくちゃいけないからな…かといって外は危ないから武器は持っておいた方が良いし、かといって紬を連れていくと今度こそ弁明出来ないことになりそうだし…」

 

 そして俺は名案を思い付く

 

 そうだ

 

真「余計な事を言う妖刀はリストラして新しいのを霖乃助から買えば良いんだ」

 

紬「ごめんなさい!捨てないで下さい!捨てたら今度こそ呪い殺すよ!」

 

真「俺を簡単に呪殺出来るほど甘くないんでな」

 

紬「簡単に出来るよ?赤子の手を捻るより簡単に」

 

 俺は能力があるからと余裕でいたが、紬はマジの声色のため、本当に出来るんじゃないか?と身構えてしまう。

 

真「仕方がない。【神成り】」

 

 そう言うと、目の前に居た紬が妖刀【神成り】に変わる。

 

 そして浮いてそのまま俺の手のなかに収まる。

 

真「おお、スゲー」

 

紬『へへん。そうでしょう』

 

さとり「さっきから気になってたんですが、その刀は何ですか?」

 

 そうか、弁明の事で頭が一杯で説明をするのを忘れていた。

 

真「これは俺の相棒、妖刀【神成り】。この刀は神様なんだよ。うまい説明が思い付かないがさっきの子が刀でこの刀がさっきの子と言う事だ。修行中に前の剣が折れたから香霖堂でもらった。店主のご好意で」

 

 俺は魔理沙のように盗みはしないからな。

 

さとり「うーん、つまり。その刀は神様が変身したものと言いたいの?」

 

真「ああ、たぶん。その解釈で合ってる」

 

さとり「で、さっきの彼女と言うのは?本当だったらあなたをこの世から消す事になるけど。可愛い私の妹が居ると言うのに浮気とかしたとしたら…分かってるわね?」

 

 怖いよ!

 

 これ、浮気したらこいしが怖いんじゃなくてさとりが怖いやつじゃねーか!

 

真「こいつは嘘を言っていただけだ。俺は浮気をするつもりもない」

 

 それ以前にさとりが怖いからな。

 

さとり「へぇ…私のどこが怖いと言うんですか?」

 

 しまった!さとりの【心を読む程度の能力】を忘れていた。

 

さとり「まぁ、嘘はついていないみたいだし、良いですけど」

 

 た、助かった…

 

真「じゃあ、俺はこいしを連れ戻しに行ってくるから」

 

 そして俺は地霊殿を飛び出した。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 こいしは急にどこかに無意識に行ってしまうことがあるから早く見つけないといけないな。

 

 まぁ、以前、さとりに聞いたんだが、『同じ能力を持つもの同士、片方が能力を使えばもう片方は能力を使った方の大体の位置が分かる』だそうだ。

 

 だから、こいしが能力を使えば俺に伝わるかも知れない。

 

 一応、無意識を使えるからな。

 

 その瞬間

 

真「なんだ?あっちの方角から力を感じる」

 

 もしかしてさとりが言っていたのはこれの事か?

 

 そうと決まれば急ごう。

 

 あの方角は地上の…紅魔館か?

 

 紅魔館なら他よりも安心だな。良く知っている人が居るし、特に音恩とか音恩とか音恩とか。

 

 あ、でも、こいしが先について、紅魔館の人に愚痴(ぐち)ったら俺の酷評が広まってしまう。

 

 そしたら俺は地霊殿を出れば、ゴミを見る目で見られてしまう!

 

 それだけは阻止しなければ。

 

 こいしが紅魔館に着く前に俺が紅魔館に着かなければ。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

紅魔館

 

レミリアの部屋

 

こいし「ひっぐ、えぐっ」

 

 おぉぉぉわぁぁぁたぁぁぁ!

 

レミリア「あら、こんな時間にどうしたのかしら?浮気さん?」

 

フラン「真はそう言う人だったんだ…」

 

咲夜「うわぁ…」

 

真「違うんだ!これは誤解だ!レミリアはわざと言ってるだろ!フランの反応は良くある反応だね…うん。そして咲夜に至ってはがちでドン引きしてんじゃねーか?本当に誤解なんだって!」

 

 よかった…文屋が来る前で

 

文「どうも!いつも清く正しい射命丸 文です!面白そうな会話が聞こえてきたので来ました!浮気がどうとか」

 

 おわった…もうダメだぁ…

 

レミリア「それがね?真が彼女が居ると言うのに構わず浮気をしたのよ」

 

文「そうなんですか?それは大スクープです!」

 

真「おーい!俺は浮気なんかしてないぞ!こいしが勘違いと言うか純粋と言うか…とにかく、俺は浮気をしていない」

 

こいし「じゃ、さっきの女の子は何?」

 

真「刀だ」

 

こいし「え?」

 

真「刀だ」

 

 俺が刀だと言うとこいしはポカンとした。

 

 そりゃそうだ。誰だってそうなる。

 

 俺だってなる。

 

 さとり達の読解力がよかっただけだ。

 

こいし「どういうこと?」

 

 レミリアは運命を操れるだけあって「なるほどね」と言う顔で見てきている。

 

真「まぁ、こう言うことだ。紬!」

 

 すると俺が持っていた刀が光って紬になった。

 

 そして地に降り立つ。

 

紬「いいの?今私を出しちゃって」

 

真「実際に見せたまでだ」

 

こいし「え!それどういう機能?」

 

 こいしが不思議そうにこちらを見ている。

 

真「つまりこの子は刀だ」

 

紬「よろしく。私は紬。一応神様だよ。あと、私は真の彼女じゃ無いからね。ちょっとした冗談だったんだよ!信じてもらえないと真に捨てられる!」

 

真「おい!何俺がひどいみたいな言い方をしてるんだ!」

 

文「それでも一応スクープにはなりますね。あ、そうだ。ふふふ」

 

 企んでいるような笑みを浮かべた。

 

 は!まさか!

 

真「言っとくけど捏造記事は書くなよ。書いたらこいつでみじん切りにするぞ」

 

文「おー怖い」

 

 そんな会話をしていると部屋の扉が開いた。

 

音恩「何?神様がここに居るみたいだけど」

 

 そして部屋に音恩が入ってきた。

 

音恩「え?誰?」

 

紬「ああ、私は」

 

真「俺の彼女とか言ったら今度は本当に刀の状態でセメントに入れて海に沈めるぞ」

 

紬「こ、怖い…わ、私は紬。妖刀で神様だよ」

 

音恩「ああ、どうも。僕は南雲 音恩。よろしく」

 

 そしたら音恩は戸惑いながらもあいさつをした。

 

レミリア「ああ、私達は自己紹介がまだだったわね。私はこの館。紅魔館の主のレミリア・スカーレットよ。そしてこっちが妹の」

 

フラン「フランドール・スカーレット。皆からはフランって呼ばれてるよ」

 

咲夜「私はこの館でメイド長を勤めさせていただいております。十六夜 咲夜と申します」

 

 確か他にも居たな。

 

 美鈴は魔理沙のように侵入したから見てないし、パチュリーはあれ以降図書館に引きこもってるみたいだし。小悪魔も

 

レミリア「せっかくだから大図書館に行ってきたら?紹介もかねて」

 

真「それもそうだな。行くぞ紬」

 

こいし「私も行く。監視もかねて」

 

 こいしは疑い深いな。

 

紬「図書館?やった!本が読める!久々だ!」

 

 この神様は本が好きなんだな。

 

真「じゃあ三人で行くぞ」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

大図書館

 

パチュリー「なるほどね。分かったわ」

 

 理解力が高くて助かる。

 

紬「すごい!一杯本がある!」

 

 紬はと言うとすごく目をキラキラさせて大量の本を見回している。

 

紬「ここは何?楽園?」

 

 そこまでか?

 

パチュリー「紬。よろしく。私はパチュリー・ノーレッジ。もしよかったら本を貸してあげるわよ。その代わりちゃんと返してね」

 

紬「本当!?ありがとう!」

 

 そうして紬は10冊ほど本棚から取り出した。

 

紬「これを貸してください」

 

 高さ的には机の高さも足してパチュリーよりも少し高いって感じだ。

 

 分厚い。

 

パチュリー「それは良いんだけど持ち運べるの?」

 

紬「それは問題ありません!こんな風に神力を加えると小さくなります。もう一度加えると元に戻ります。おけ?」

 

パチュリー「それなら大丈夫そうね」

 

 俺は神様の粉とは良く知らないけどこんな神様も居るんだな?

 

真「じゃ、またな!」

 

 そして俺達は紅魔館を後にした。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

side???

 

 幻想郷ではないどこか別の世界

 

 いや、空間と言うべきなのだろうか?

 

 どこの世界にも属さない空間に3人の男が居た。

 

?「あれからどうなった?」

 

?2「はい。順調でございます」

 

?3「ふぅ…ボスがなぜそこまであいつにこだわるかは知らないけど俺はボスの言う通りに動くだけだ」

 

?2「まぁ、面白くなってきているのは事実でございます」

 

?「そうか、次期に始められそうだな。あの計画を」




 はい!第65話終了

 はい。今回は【神成り】の正体が女の子だとわかったりこいしが勘違いをしたりと色々ありました。

 それに、最後の最後で意味深な会話。そこからどう繋がって行くのでしょうか?

 それでは!

 さようなら
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