今回は紅魔館組対魔獣です。
それではどうぞ!
side真
ダーラが特大モニターで宣言したあと場は静まりかえっていた。
紬「あいつ…あいつが異変の主犯」
真「そう…だな…」
あいつを倒さなくちゃ皆が、あいつに…
ポリオン「しかし、あのダーラ様が来るなんて予想外でした…では次は水の魔獣、
いちいち腹が立つ奴だな。
だが、俺は他にも気になっている事がある。
俺の姿を完全にコピーした黒い俺の存在。
そいつは俺の力を圧倒した。
そして皆から疑われる原因になった人物
ポリオン「水の魔獣、水は脅威的なパワーを誇る魔獣だ。それだけじゃなく。奴は流水を操る事が出来る。吸血鬼が、大量に居るあの館で果たして勝てるのだろうか?」
となると、頼みの綱は咲夜位かな?
真「勝てるよ。咲夜なら」
そして紅魔館のモニターが大きくなる。
そこには魔獣と咲夜が映っていた。
そして咲夜はナイフを取り出した。
そして、急に魔獣の周りに現れた。
しかし、そのナイフは何にも当たることなくまるで水を切っているかのような感じで通りすぎていく。
咲夜「うそっ!」
ポリオン「ふふふ、信じられないと言った表情をしているな。あれが水の能力、あの図体がそもそも水と言う液体なのだ」
なんだって!?あの魔獣そのものが水!?
そんなんじゃ勝てないじゃないか!?
紬「…弱点ならあるよ」
真「え?」
紬「核だよ。あいつの体内のどこかに核がある。だからそれを壊せば生命活動は停止する。それに気がつければ勝機はあるよ」
ポリオン「ご名答!しかし、核はバリアが張ってあって並大抵の攻撃じゃびくともしないけどね」
恐らく、咲夜の力?なら後者の条件はクリアしているだろうけど。
だが、問題は気がつくかどうか。
大切な人を守りながら戦っているときに冷静に敵を分析出来るかどうかなんだが…
俺だったら焦ってしまうかも知れない。
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side咲夜
え!?
私のナイフがすり抜けた?
こんなもの、実態が無いのと同じじゃない!
そして体がすり抜けたときに水しぶきのような物が出たと言うことは奴は水を操るだけではなく奴自身もまた水であると言う事らしいわね。
とにかく攻略方を見つけるためにも片っ端から攻撃してみるしか無いわね。
ナイフがダメなら殴れば良いじゃない?
と言う事で、
咲夜「渾身の一撃をこの蹴りに込めるわ」
そして私は飛び上がり空中から蹴りを仕掛ける。
そして当たったのだが、一切の手応えを感じない。
それどころか触れた瞬間、奴の体内に引きずり込まれていく。
咲夜「こ!これは!」
くっ、身動きが取れない…
私はこのまま奴の体内で溺死するのだろうか?
その時、お嬢様が弾幕を放った。
レミリア「私のメイドを離して!」
そしてたまたまお嬢様が放った弾幕の1つが当たった瞬間、魔獣は悶絶し始めた。
グギャアーォグワー
咲夜「なぜ?どうして居たがってるのですか?お嬢様、何かしたんですか?」
レミリア「まだわからない?奴の体内にはk」
「うるさーい!」
その時、玄関から大きな声が聞こえてきた。
そこに居たのは
咲夜「い、妹様!」
フラン「さっきからグギャーだのクグォーだのうるさい!眠れない!」
妹様はお昼寝の邪魔をされてご機嫌斜めの様ですね。
レミリア「あ、フラン。変わりにこの化け物をおもちゃにして良いから機嫌を直して?」
フラン「うーん…分かったわ!じゃあ…」
そして魔獣は妹様を襲いかかる。
フラン「簡単に壊れないでね?ぎゅっとして…ドカーン」
ドカーン
妹様の声と共に魔獣は爆発する。
そしたら中から丸い玉が出てきた。
レミリア「こいつが本体ね…フラン、これもついでに壊しちゃって」
フラン「分かったわお姉様」
そして丸い玉をも妹様は破壊なさった。
レミリア「これで終わりね」
咲夜「どういう事ですか?」
レミリア「つまり今の玉が核となっていたの。それを破壊しない限り、水の部分を攻撃してもなんの意味もないと言う事よ。だから、さっき奴にダメージがあったのはたまたま弾幕が命中したからなのよ」
そう言うことだったんですか!
流石お姉様!
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side真
よっしゃ!
レミリアとフランのお陰で勝つことが出来た!
ポリオン「あの従者には相当有能な主人が居るようだな」
龍生「お前はそんな余裕面してて良いのか?」
ポリオン「良いのですよ。どうせ最後の一体がやられたとしても計画にはなんの支障もありませんから…ね?」
こいつが調子に乗ってるのがすごく腹が立つ。
しかし、最終的にはこいつとも戦わなくてはいけない。音恩を正気に戻すことも重要だ。
ポリオン「真、君は本当になにも分かっていないようだな…ふふふ」
なんだ?その意味深な台詞は…
ポリオン「今は知る必要はない」
最後の戦いはさとり、こいし、魔理沙対魔獣
果たしてこの戦いに勝ち、ダーラの計画をとめることが出来るのだろうか?
はい!第80話終了
次回で魔獣編が終わり、今回の章もだいぶ後半戦に入っていきます。
ではでは!
さようなら