無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回もエピローグになっております。

 あれ?長くね?まぁ、そんなの気にしないんですけどね。

 それではどうぞ!


第92話 過去を生きる剣士

side真

 

 俺達は現在森の中を歩いていた。

 

 やはり一番辛いのがお金の単位が違うため現代のお金を使えない一文無しじょうたいだってことだ。

 

 刀もないし…

 

霊華「そう言えば聞いてませんでしたが真さんってどこから来たんですか?」

 

真「ああ…俺はみ___」

 

霊華「み?」

 

 危ない…ここで未来なんて言ったら信じてもらえないどころか怪しまれる可能性だってあるんだ。

 

真「み…南の方から旅をして来ましてその途中で武器が壊れたって事です」

 

霊華「そうなんですか!」

 

 うう…霊華さんはいい人だから嘘をつくのは心苦しい…

 

 しかし、まだ実感が湧かない。

 

 霊華さんも居るし地形も大分違う…だけど実感が湧かない。

 

 そして歩いているとある光景が目に留まった。

 

 妖怪が血だらけで倒れていたのだ。

 

霊華「また科学者の奴等ね…はぁ…嫌になっちゃうわ」

 

 残虐するんだっけ?妖怪がかわいそうだよな…

 

 そして愚痴を漏らしながらも妖怪の手当てをする。

 

 優しくて働き者…子孫様も見習って欲しいものだ。

 

霊華「よしっと!これで良いわね…後は…うわぁ…一番めんどくさいのが残ってる…」

 

 え?めんどくさいの?

 

霊華「ちょっと行ってくるから戻ってて」

 

 と、言いながら霊華さんは空を見る。

 

 もしかして

 

真「もしかして、冥界に用事でもあるんですか?」

 

霊華「一応ね…って何で知ってるの?冥界の事は私と紫しか知らないのよ!」

 

 あ、これはドジ踏んだ…

 

 どう切り抜けよう。

 

 うーん…

 

真「あ、そ、そう!たまたま噂が耳に入ってきて当たってたって言うだけ」

 

霊華「まぁ、良いわ。真さんも来る?」

 

真「はい!行きます!」

 

 危なかった…

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

冥界

 

霊華「そう言えば真さんも飛べるのね?」

 

真「まぁ、一応小さい頃から訓練を」

 

 ここは適当な事を言って誤魔化そう。

 

 俺と霊華さんが話をしながら飛んでいると横から一人の人物がもうスピードでやって来た。

 

 出迎えかな?

 

 と、思いたかったが刀を構えている…完全に臨戦態勢ですね?分かります‼

 

 そして刀は俺の体を貫通した。

 

真「ぐはっ!」

 

霊華「真さん!」

 

 そう言って大慌てで近づいてくる霊華さん

 

 ああ…心配してくれているのか?

 

 でもその必要は皆無…なのだけれども、ここはバレないためにも倒れた方が良いのかな?ちょっとこの霊華さん相手だと嘘をつくと心が痛いよ。

 

「ああ!霊華であったか!」

 

霊華「警戒心が強いのは良いことだけど来る度に不意打ちやめて!ってこれ、死んだんじゃないの?心臓貫通してるわよ」

 

 ああ…これ…一生起き上がることが許されないフラグ?

 

霊華「あれ?傷が」

 

 しまった!

 

 俺の妖怪としての治癒能力が働いてしまった!

 

 治癒能力良いよね?とか今は言ってる場合では無い!

 

霊華「これはどう言うことでしょうか?し ん さ ん?」

 

真「はい!」

 

 俺は思わず霊華さんの声のトーンの低さにビビり、思わず起きてしまった。

 

霊華「ねえ?心臓…貫かれてましたよね?」

 

真「はい!」

 

霊華「何で、生きてるんですか?」

 

 あーもう…これだから嘘は嫌いだ!

 

 今ばかりは俺の治癒能力を恨むよ!

 

 とりあえず逆ギレでもしておくか。

 

真「生きてちゃ悪いんですか!?俺が生きてちゃダメなんですか?」

 

 と、俺が言うと霊華さんは黒い笑みを浮かべて

 

霊華「それはあなたの返答次第ですね?」

 

 こ、怖い…

 

 これ、軽はずみに発言したらヤンデレ…いや、デレてないけど、ヤンデレの如く殺られる…

 

 お、俺の生死が俺の発言にかかってる。

 

 もし失敗したら俺の存在がこの世から消えることになる。

 

真「えーと」

 

霊華「…」

 

 すると霊華さんは無言でお札を構える。

 

 ひえぇっ!

 

 こわい!怖すぎる!

 

真「そ、そう!ふふふ…我の心に眠る壮大な力が我を救ったか…くくく」

 

 ビュンッ!

 

 俺の横を尋常じゃないスピードで何かが通りすぎる。

 

 見てみるとお札が石造りの階段に刺さってた。

 

 そしてお札が通りすぎたとき、妖怪の血がかなり含まれているため、すれすれだったからかパチッと静電気のような衝撃が走った。

 

 確かに俺からみても今のはおかしい発言だ…判断力が失われてきている。

 

真「そ、そう。俺の故郷にはこんな能力をもった人間がごろごろと」

 

 ビュンッ!

 

 ひえぇっ!

 

 こ、今度は何?今のは比較的まともだろ!

 

霊華「そんな人間がごろごろと居る分けないでしょ!居たとしたら頭を抱えて2・3日寝込むことになるわよ!」

 

 た、確かに言われてみれば…普通じゃない状況だな。心臓を貫かれて無傷の人間がごろごろと…考えだけて恐ろしい…

 

 くっそ…ネタ切れだ…俺はこのまま霊華さんに殺られる運命なのか?

 

霊華「とりあえず真さんを…拷問にかければ分かるでしょ」

 

 怖い!現代の博霊さんよりも恐ろしいです!

 

 こ、こうなったら当たって砕けろだ!

 

真「能力だ」

 

霊華「能力…あ!最近所々で見られる科学者の影響で生まれてしまった特殊な力ね」

 

 時系列的にはそんな感じなのか!

 

霊華「で、あなたはどんな能力を?私が知っているのは色々あるけど一番相手にしたくないのは不老不死ね。あんたもその類い?」

 

 あ、妹紅ですね?分かります。

 

真「いや、俺のは不老不死なんて大層な物じゃないよ」

 

霊華「じゃあ何ですか?」

 

真「【致命傷を受けない程度の能力】これは普通なら死ぬ一撃もちょっと殴られた程度の身体的ダメージに抑えられる。だけど痛みはまともに感じるからそこまで良い能力ではない。もう一つ【都合の良い状況を作り出す程度の能力】これは自分の意思と関係なく都合よくなる事がある」

 

 俺が能力の説明をすると霊華さんは驚いた表情になった。

 

霊華「二つもあるの?」

 

 ああ、そう言うことか。

 

真「ああ、俺には能力が二つある」

 

 と、霊華さんは興味津々で聞いてくる。

 

 さっきの殺伐とした空気が霊華さんから消えて俺もほっと一安心

 

「あ、あの…わし、空気何だが」

 

 あ、この人の事を忘れていた。

 

 白髪で髭を生やしているお爺さん。

 

真「あ、すみません。あ、俺、海藤 真と申します」

 

「あ、これはご丁寧に。わしは魂魄(こんぱく) 妖忌(ようき)と言います」

 

 魂魄?

 

 あ!妖夢!

 

 ってことは…妖夢の祖先の方?

 

 へぇ…お爺さんも刀使いなんだ。

 

霊華「あ、あの。妖忌さん。幽々子さんはございますか?」

 

妖忌「幽々子様ならお部屋でお茶を飲んでいらっしゃると思いますよ?」

 

霊華「うーん…まぁ、いいわ」

 

 と、霊華さんは一瞬悩み、やっぱりいいと言った。

 

真「と言うか何のために来たんですか?」

 

霊華「報告よ」

 

 霊華さんは報告のために冥界に来たのだと言う。

 

真「何の?」

 

霊華「うーん…ここに紫が居れば良いのだけど…紫は居る?」

 

 この頃から紫と霊華さんって知り合いだったんだ。

 

 ってか、なぜか霊華さんだけはさんをつけてしまうな…なんだろう…霊夢とは違ってお姉さんって言う印象が強いからなのかな?

 

妖忌「残念ながら紫様は来ておりません」

 

 と、妖忌は申し訳なさそうに言ってきた。

 

霊華「しょうがないわね…一応妖怪の件を報告に来たのだけど…」

 

 ああ、あれか…

 

 一応紫も幽々子もこの幻想郷のリーダー格だからな。報告しておくのはいいかもしれない。

 

霊華「まぁ、用件はそれだけじゃ無いのよ」

 

 他にも何かあるのだろうか?

 

霊華「確か、刀余ってたわよね?それを1本貸してくれないかしら?」

 

妖忌「それはいいですが、なぜ?」

 

霊華「真にも少しは戦力になってもらえないと困るのよ…これから共に行動するとして足手まといになられたら困るから」

 

 と、霊華さんは妖忌に説明した。

 

 確かに俺には刀が必要かもな。自分の身を守るためにも!

 

 それと、スペルはあまり使わないようにしておこう。

 

 あれは紅霧異変の少し前に作られた物らしいから騒ぎになること間違いなしだ。

 

妖忌「では、白玉楼にご案内致します。幽々子様とお茶でも飲みながらお待ちください」

 

 そうして妖忌は俺達を白玉楼に案内した。




 はい!第92話終了

 次回はとうとう真が久々に刀を手に取る。

 そして最初に戦う相手とは?

 霊華さんは優しい人…良いね?

 それでは!

 さようなら
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