無意識の恋   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回、アンケートの結果を元に書いてみました!

 アンケートの結果はこちら!

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 こんな感じです。
 なので今回は名前無しで書いてみました!

 それではどうぞ!


第95話 霊華の家にて

side真

 

 俺は紬と名乗った少女を連れて霊華さんの家に向かって居た。

 

 俺は空を飛んで紬をおんぶしているって感じだ。

 

 下を見てみると魔獣が至るところに居る。あんなのに囲まれたら…考えただけでゾッとするな…

 

「わー!空を飛んでる!」

 

 さすがは幼…ゲフンゲフン、子供の頃の紬。相当珍しい光景のようではしゃいでいる。

 

 ちょっ!暴れるな!バランスが崩れるから!

 

 それにしても…上は快晴…下は地獄絵図…まるで天国と地獄だな。

 

 っとそろそろ霊華さんの家のはずだが…

 

 霊華さんの家は人里の外れにある。妖怪を隠れて看病するには丁度良いんだとか。

 

 それに霊華さんの家の回りには紫が結界を張っていて自我が無い妖怪は近づけないのはもちろん、場所を知らない人間にとってはただの野原に見えるらしい。そこに入ったとしてもただ野原を歩いている感じなんだとか。まぁ、じゃないとあの状況で家なんかに帰れないよな。

 

 霊華さんの家とは別にもしもの時のための別荘もあるんだとか…まぁ、それが後の博麗神社の土地でビックリした。

 

 それにしても紫が見方に着いてくれると心強いよな。

 

 よし!ここの真下だな。

 

「しっかり捕まっててね」

 

 そして俺は体制を縦に戻す。

 

 飛んでいるときは横になっているのだ。まぁ、その方が飛びやすいから縦で飛ぶ人なんて居ないんじゃないか?

 

 そしてゆっくりと地面に降りていき。大地がどんどんと近づいてくる。

 

 やがて俺の足の裏に大地が着く。そしてゆっくりと霊力を弱めていく。

 

 急に霊力を無くすと重力の負荷がとんでもなくかかるらしい。まぁ、修行になるとわざとやって負荷をかけたりするときもあるから俺はなれているけど、紬に結構な重力の負荷がかかるから慎重に行動する。

 

 そして霊力の放出を完全に止め、飛行終了!お疲れさまでした!この度は海藤線にご乗車いただきまことにありがとうございました。ってこれは電車だ!これは飛んだからどちらかと言うと飛行機に近いような気がする。

 

「さぁ、紬さん。つきましたよ」

 

「野原?」

 

 あ、しまった…紬は知らないんだったな…一度建物内に入ればわかるはずだし、俺と手をつなぎながらなら入れるかな?

 

 と、俺はドアに手をかけて開ける。

 

 紬からしたら俺は空中を引っ張っているシュールな絵面だろう。

 しかし、俺にはそこにドアがあるように見えるから引っ張るのだ。なにもおかしいことは…無い!

 

 そして俺は手を引いて霊華さんの家に入った。

 

「えぇっ!急に家が現れた!」

 

 やっぱり俺が手をつなぎながらなら入れるようだ。

 

 しかし、困ったなこの状況…どう説明すれば良いことやら…

 

 霊華さん…ま、まさか誘拐とか疑ったりしないですよね?短い期間だったけど良好な関係を築けれていましたよね?そうですよね?そうだよ!そうだよね?そうであってください!

 

 って!どんどん自信が無くなってきた!

 

 と、こんな事を考えていると(くだん)の人物が現れた。

 

「あら、紫に出掛けたと聞いていたけどまさか誘拐しに行ってたとはね?さすがの私でもここに連れ込むとは引かざる終えないわ…なに?真さん、私に退治されたいの?」

 

「ももも、もちつけ!俺は誘拐など断じてしていない!決して!白だ!潔白だ!」

 

 俺がそう言うと霊華さんは目を細めた。

 

 疑っているのか?いや、俺は霊夢とかを見てきたから知っている。あの目はからかって楽しんでいるときの目だ!

 

「どうかしらね?そういう人は大抵やっているのよね。なに?やっぱり退治してもらいたい?あんた…そういう趣味が…」

 

「ちっがーう!決して俺にそんな性癖は無い!と言うか霊華さん、楽しんでるだろ!」

 

「あ、バレた?」

 

 あ、バレた?じゃねーよ。…こちとらダーラを探すつもりで人里に向かったのにまさか魔獣がもう出てくるなんて予想外だ。

 

 はぁ…なんだかこの数十分間でドッと疲れた…

 

「で、その子は?」

 

 やっとだ…やっと進んだよ…俺、今猛烈に感動している。

 

 俺が上を見ながら涙を流していると霊華さんは俺から少し距離をとって引いている。

 

 だが、俺の感動が冷めないので気にせずに続ける。

 

「お嬢ちゃん?そこの人はね?変人だから近寄らない方が良いよ。ほら、こっちにおいで」

 

 と、霊華さんは紬に促す。

 

 しかし紬は首を降ってこう言った。

 

「お兄ちゃんは私を助けてくれたんだから変人じゃない!あと、お兄ちゃんをバカにする人は嫌いだから行かない」

 

 ガーン…と言う効果音が聞こえてきそうな霊華さんの表情

 ああ見えて実は子供好きなのかもしれないな。そんでフラれて落ち込んでいるって事だろう。

 

 霊華さんも上を向いて泣き出した。

 

 ()から見たら天井を見ながら泣いている男女二人…とてもシュールな絵面であろう…本日2回目のシュールです。

 

 だけど紬は俺にしがみついてて離れない…なにこの子…天使?めちゃ可愛いんですけど!この状況、こいしが見たら嫉妬するんだろうな。嫉妬(ジェラシー)ですよ!嫉妬(ジェラシー)!嫉妬するほど好きになってくれてるってすごく良いね。でも病まれたら困るな…血の入った赤色のスープ…考えただけで恐ろしい…

 

「お兄ちゃん。このお姉さん誰?」

 

 お、お兄ちゃん…うぅ…現代の紬を見てきたからか聞きなれないけどなんか心にぐっと来るものがあるよね?

 

 と、俺は紬のその言葉で我に帰った。

 

「ああ、このお姉さんは博麗 霊華さん。とっても優しい人だよ」

 

 俺がそう説明している間に霊華さんも我に帰ったようだ。

 

「ふぅ…所でその子は?」

 

 と、霊華さんが問いかけてきた。

 

「この子は…」

 

 あれ?紬の名字ってなんだっけ?

 

 いつも紬って呼んでるからわからん…さっき教えてもらったと思うんだが…

 確か…六月?だけど味気ないよな…でも確かそんなだったはずなんだけど…

 

 もっと名字っぽいの無いか?

 

 もしかして六月(むづき) 紬か?いっちょはったりをしてみるか。

 

「この子は六月 紬だ」

 

 俺がそう言った瞬間、周りを静寂が包んだ。

 

 あれ?これ俺やらかしちゃった感じっすか?止めてください!俺の硝子の心(ハート)はボロボロだぁっ!

 

 紬もポカンとしてるし、完全に間違えたやつですやん?どうすれば良いんですかこれ…

 

 穴があったら突撃したい…

 

「あんた…女の子の名前を間違えるなんて…サイテーね」

 

 うわぁ…やっちまった!いっそ一思いに退治しちゃってください!お願いします!

 

「いいよ。気にしてない…水無月ね、水無月」

 

 ああ、そうそう!水無月だ。おしぃっ!え?惜しくないって?そんなバカな!

 そうだった…水無月は六月の旧暦だから間違えたんだよ。うんうん。そう言うことにしておこう。うん。それがいい。

 

「じゃあ改めて。この子は水無月 紬。お母さんとはぐれちゃったみたいで、自我が無い妖怪に襲われそうになっていたから助けたって感じだ」

 

 と、訂正して紹介しなおした…ここでパッと決めれなかったのはデカイマイナスとなるだろう。

 

 訂正した紹介を言うと霊華の目は細くなった。

 

「どんな妖怪?」

 

 と、霊華さんが聞くと紬は答えた。

 

「えっとね?黒くて大きい…あと、お兄ちゃんが固いって言ってた」

 

 あ!俺の心の中の声が漏れてたか!ってか表現がアウトだよー!

 

 なにその表現!純粋にやってるところがすごいと感心してしまう。…いや、感心してる場合じゃない!

 

 ほら!霊華さんも頬を赤く染めちゃってるじゃないの!

 

「真さん?」

 

「いやいや、違うから!なんでも俺のせいにしないでください!」

 

 と、俺は速攻で否定した。

 

 しかしまだ俺に疑いの目線を送ってくる霊華さん

 

「えっと…だから…やっぱり黒くて大きくて…」

 

 ダメだ…あれを表現すると卑猥になる。

 

 (もや)が出てたような気がするな…力が強くて

 

「黒くて靄が出てて力が化け物の妖怪だ」

 

 そこまで言ってやっと鋭い目線を止めてくれた。

 

「じゃあ、そいつらを退治すれば良いのね。楽勝よ」

 

 だけど歴史では…

 

 いや、そんなこと考えてはいけない…

 

 今は今出せる全力を(・・・・・・・・・)!だ。

 

 そして俺達は人里にまた出ていった。

 

 俺の目的はダーラを倒すこと。あわよくば紬のお母さん探しだ。




 はい!第95話終了

 今回は名前無しで書いてみました!

 それではアンケートをもう一度とります。

 活動報告とTwitterでアンケを取りますのでTwitterを持っている方はなるべくTwitterでよろしくお願いします。

 内容は名前無しが良いか名前ありが良いか、さっさと書いてほしいか、うどんがものすごく食べたい衝動に駆られたかです。

 ではよろしくお願いします。

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