転生4回目の男が行くバカテス(ただし、ヤンデレからは逃げられない)   作:KeI77777

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続いた。

これで終わり。


もっと病ませたい。


まともにやったら勝てるわけないSクラスVSFクラスの試召戦争

腰痛い。

 

 

体調不良を学校に訴え、本日お休みします、

と言ってみたかったが、今日はSクラスとの試召戦争だった。

 

 

坂本からはメールが来ており、「来なかったらお前を

無条件でSクラスに引き渡す」と言われ、なくなく行くこととなった。

 

 

目を覚ましたら、彼女たちはいなかった。

 

まるで、昨日のことが嘘のようだ。

 

 

ぼすん、と布団に寝っ転がったままゴロゴロしながら考える。

 

 

この一週間。

Sクラスを倒すために、ずーーっと策を練り続けてきた。

 

住所がばれているのでプライベートでの時間は諦めたが、

学校での安息ぐらいは守らせてもらおう。

 

布団から起きて、立ち上がり、両手を天井に突き出して伸びをする。

 

時計を見れば、時刻はまだ7時だった。

 

学校までまだ時間があるので、どこかで朝食をとってから

登校することにした。

 

歯を磨き、制服を着る。

鞄を肩にかけ、靴をはき、ドアを開けて、外に出た。

 

 

鍵を閉めて、さて、行こうかと考えていると、

扉の前に、二人の少女が。

 

 

 

「おはよう。」

「む、はやいな。いいことだ。」

 

 

西住姉妹が、満面の笑みで俺の正面に立っていた。

 

 

 

 

「・・・・以上が、今回の作戦の確認だ。」

 

 

そういって締めくくる雄二。

 

今、僕たちFクラスはSクラスとの試召戦争のために、

計画の見直しをしていた。

 

 

Aクラスに一週間前に敗れ、意気消沈していたところに

舞い降りてきたチャンス。

 

かくいう、僕もこれまでにないほど気が昂っている。

 

 

畳の上の座布団に乗っかり、ちゃぶ台に手をひじをつきながら、

横目でちらりと姫路さんのほうを見る。

 

 

・・・・・彼女のためにも、なんとしてもSクラスを倒す。

 

 

ぎゅうっと握り拳を作る。

 

 

そんな時、教室の扉がガラガラっと開かれる。

 

 

皆がドアが開いた方を見ると、そこには小さな体躯の

女の子が、右手に写真をもって立っていた。

 

 

「・・・誰だ?お前?」

 

訝しみながら少女の方に向き直る雄二。

 

おずおずと右手に持っている茶色の封筒を差し出してくる、

黒髪ショートカットの女の子。

 

「あの・・・。これ、Sクラスからのプレゼントです。」

 

「ああ?」

 

右手で写真を受け取る雄二と、たったった、と小走りで

教室から出て行く。

 

 

雄二の元まで歩き、尋ねる。

 

「ねえ、何が入っているのさ。」

「待ってろ、いま・・・・。」

 

 

絶句する僕たち。

 

写真に写っていたのは、

 

椅子にぐるぐる巻きに縛り上げられ、

口に詰め物を入れられながら目隠しされている

 

 

 

 

 

田中君の写真だった。

 

 

周りには彼を中心に、集合写真のように並んで

ピースで写真を撮っている女の子たち。

 

 

いつもなら嫉妬の声をあげるところだが、

さすがに恐怖して身がすくんだ。

 

 

そして、雄二が写真を裏返すと、そこには

 

 

 

 

 

『ねえねえ?今どんな気持ち?

真っ先に彼をさらわれてどんな気持ち?

さすが一番馬鹿なクラスだけありますね♡♡

まあ、明らかにそういった顔の方々ばかりですし♥♥

PS:彼とのキス、おいしいです。』

 

 

 

 

という、舐め腐った煽り分が書かれていた。

 

 

ぐしゃり、と右手で写真を握りつぶす雄二。

 

 

こんなにキレているところを見たのは、久しぶりかもしれない。

 

しばらく、わなわな、と手を動かしていたが、落ち着いたのか

写真を伸ばし、黒板の真ん中に張り、皆の前に向き直る。

 

 

「・・・・諸君。君たちにとって、女と仲がいい男はどうするべきか?」

 

 

「「「「「「「「コロセ!!コロセ!!コロセ!!」」」」」」」」

 

 

コロセの合唱コール。

一体何事かと固唾をのんで見守る姫路さんたち。

 

そして、雄二が爆弾を投げてしまった。

 

 

「田中浩平が、Sクラスの美女どもにもてなされている、という

情報が入った。」

 

 

「「「「「「「「何ぃっ!?」」」」」」」」

 

 

ざわめく教室。

一向に信じられないようだ。

 

 

そして、教卓をだんっ、と雄二が拳を振り上げて叩く。

 

 

「・・・・やつを、どうするべきかっ!?」

 

 

「「「「「「「「コロセッ!!!」」」」」」」」

 

 

雄二の土壇場の機転によって、

Fクラスは一層団結した。

 

 

・・・・田中君という、尊い犠牲によって。

 

 

 

 

 

 

「あ、もう縄を外してあげますからねー♡♡」

 

 

そういって、俺を縛り付けていた縄を外す赤城。

外す時、胸が顔に当たり、思わずあそこが硬くなる。

 

若干、前かがみになって隠そうとすると、

顔が胸にますます当たってしまう。

 

 

今、俺はSクラスにいる。

 

 

なぜかというと、朝、俺の家の近くにいた彼女たちによって

なすすべもなくつかまってしまったからだ。

 

朝、俺の傍にいなかったのは、俺を油断させるためだったのだろう。

 

 

にしても、油断しすぎた。

 

 

挙句の果てには、Fクラスを挑発するための材料にされてしまうとは。

 

赤城の胸で窒息しかけながらそんなことを考えていると、

顔をぐいっと後ろに引っ張られ、胸から解放される。

 

 

「・・・・ずいぶんと、たのしそうですね。」

 

召喚獣を召喚させないため、口に詰め物をされているので

声を出すことはできないが、叫びそうになった。

 

 

宮藤。

 

 

空飛ぶ魔女が存在する世界の人物だ。

 

 

彼女はとてもいい子だ。

料理は美味いし、気立ては良いし、優しいし、

かわいい。

 

・・・・・それに比例するかのように、病んではいるが。

 

 

 

俺の頬を後ろから手で掴み、

後首に顔を埋めてほおずりしてくる。

 

 

「・・あっ♡♡あっ♡あっ♡」

 

 

そして、始まる彼女の艶声。

 

俺は聞いていない。

何も、聞いていない。

 

 

ぐちゃ、ぐちゃ、と何かをかき回すような音が

聞える中、動けない状態で、震えながら助けを待ち続けた。

 

 

 

 

 

 

「雄二!!Sクラスはどこ?!」

「3回の空き教室を改修して、使っているって噂だ!!

この廊下を抜けたら右だ!!」

 

必死に走りながら会話する僕と雄二。

 

 

他のSクラスの子たちを足止めしてくれているFクラスの皆の

死を無駄にしないためにも、絶対にたどり着いて見せる!!

 

が、ここで問題が起きる。

 

 

「・・・・ここまでです。」

 

 

そういって、廊下の前に現れるサイドテールのクール系の美人。

 

・・・・なぜ、口周りがよだれでべとべとなのか、気になるが。

 

「ここから先は、男子禁制の女子の花園です。・・・・あの人は、

特別ですが。」

 

その言葉を聞いて、嫉妬の炎が燃えてきたが、

隣にいる雄二に「落ち着け」と頭を殴られて冷静になる。

 

 

「~~~やり方は脳筋だけど、ありがと、馬鹿雄二!!」

「ボケっとすんな!まだ、他にもいるかもしれないぞ!!」

 

 

 

「正解です。」

 

 

そして、僕たちが走ってきた後ろの道を塞ぐように、

立っている、黒髪ロングの美少女。

 

 

「ここは譲れません。・・・・・行きますよ。サモン。」

「Sクラス、一航戦・・・じゃなかった、Sクラスの加賀が、

Fクラス、吉井に・・」

 

あ、やばい。

加賀という女の子に勝負を挑まれそうになったその時、

割り込む一つの影。

 

 

「・・・・Fクラス。土井康太が、保険科目で、Sクラス加賀に勝負を挑む。」

 

 

窓をけやぶって乱入してきたムッツリーニが、

そのまま加賀さんに勝負を申し込む。

 

 

横には、体育の先生がいた。

 

「ム、ムッツリーニ!?陽動は上手く行ったのかい?!」

 

そんな僕の叫びに、親指を突き立てて応える彼。

 

 

「・・・・最高の、お宝が増えた。」

 

 

そして、吹き出る鼻血。

ちょ、ムッツリーニィ!?

 

 

そんな彼を冷たい目で見下す加賀さん。

 

 

「・・・・・なるほど、あなたですか。私たちSクラスの

女子を盗撮し、あまつさえ、その写真や動画を横流ししている

不届き者は。」

 

「・・・・事実無根。」

 

いや、鼻にまるめたティッシュをつめながら言っても、

説得力ないから。

 

 

が、彼が来たならもう安心だ。

 

他の科目ならいざ知らず、保険科目なら、

彼はAクラスの工藤さんにさえ勝てる最強の男だ。

 

 

そして、点数が映し出される。

 

 

Fクラス 土井康太  690点 VS Sクラス 加賀  370点

 

 

う、うわああああ!?

 

この子も超強い!?

 

でも、ムッツリーニは倍近くの点数を持っているので、

安心する。

 

 

「・・・・一瞬で片を付ける。」 

「・・・・・ここは!!譲れません・・・!!」

 

 

戦いが始まる。

加賀さんも相当の強さを発揮し、あのムッツリーニに

食らいつくが、徐々にその差は開いていく。

 

 

「加賀さん!!私が・・・!!」

 

 

「Fクラス!!姫路瑞希が、古典で勝負を申し込みます!!」

 

「な!?」

 

 

足が遅い姫路さんもようやく追いついた。

鉄人を連れているので、どんな科目での勝負もできる。

 

これで、ここを突破できるっ・・・!!

 

 

「行くよ!!あほ雄二!!」

「うるせえっ!!バカ明久っ!!」

 

 

Sクラスの教室めがけて走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・どうやら、おまえたちのこと、みくびっていたようだ・・・!!」

 

いつも俺に向けている顔とは全く違う表情で、目をするどく細め、

目の前にいる坂本と吉井をにらみつける西住姉妹。

 

そして、いまだに宮藤から解放されず、なぜか置いてある豪華なソファーに

押し倒されて、首元を舐められている俺。

 

 

 

そして、吉井が言った。

 

「・・・・・この教室、広っ!!」

「ああ。Aクラスより凄いんじゃねえか・・・?」

 

 

お前ら。

第一声がそれか。

 

白状者たちに恨みを込めた視線を送りつつ、

彼らのやり取りを見守る。

 

 

・・・・・・猿ぐつわされていて、声を出せないので、召喚獣を呼び出して、

戦いに参加することも出来ない。

 

 

俺の上に乗っかっている宮藤は、おおかた俺が逃げ出さないように

するための重りだろう。

 

 

ちょっとでも彼女から体を離そうとすると、ものすごい握力で、

手首を掴まれ、痛む。

 

 

・・・・・あれ。宮藤ってこんなに力が強かったっけ、と戦慄していると、

4人が召喚獣を召喚する。

 

 

他の生徒たちは、皆、別の場所で戦っている。

 

これが、事実上の勝敗を決める戦いになるだろう。

 

 

「「「「 ・・・・・・・サモンッ!!!」」」」

 

 

力を込めて、叫ぶ4人。

 

現れる,4体の召喚獣。

 

 

西住まほ  総合科目 3903 坂本雄二  総合科目  2958

VS

西住みほ  総合科目 3789 吉井明久  総合科目  1207

 

 

心の中で、合掌した。

 

 

「おいいっ!!お前、あんなに自信ありげに言っていたくせに、

それだけの点数かよっ!!?」

「なっ、初めて総合科目で1000点超えたんだよ!?

凄いじゃん!!」

 

ぎゃー、ぎゃー、とわめく二人。

 

・・・・・うん。

坂本の点数は悪くない。

それどころか、普通にAクラスレベルだ。

 

 

・・・吉井は、吉井だな。

大方、世界史とかの暗記科目で大量に点を取って、

他の数学とかは捨てているんだろう。

 

 

が、相手が悪すぎる。

 

 

 

そして、ちゃっかりと戦いの準備を進める

西住姉妹。

 

まほが出した戦車型の召喚獣に、

みほの子犬のような軍服をきた召喚獣が乗り込み、

砲塔が坂本と吉井の召喚獣に向けられる。

 

 

「・・・・ってぇ!!」

 

 

みほの掛け声とともに、発射される砲弾。

 

間一髪でよける二人。

 

 

が、近くに着弾し、その爆風に巻き込まれたのか、二人の召喚獣の点数が

削られていく。

 

 

まずい。あの二人の召喚獣は、遠距離からの攻撃手段を持っていない。

 

片方はメリケンサックで、片方は木刀。

 

遠距離で攻撃してくる相手との相性は、最悪だ。

 

 

じりじりと押されていく。

 

 

が、俺はジェスチャーを宮藤に気が付かれないように、

二人に送る。

 

・・・・・その指示を受け取った二人は、

信じられないような顔をしていたが。

 

 

 

 

・・・・・まさか正気なのか。

 

馬鹿なのか。

 

馬鹿と言われる僕でさえ、呆気にとられた。

 

 

隣にいる、雄二に小声で聴く。

 

「・・・・何分くらいだったら、持つ?」

「・・・はっ。」

 

僕がそういうと、吐き捨てるように笑う。

 

「俺を誰だと思ってんだ?」

 

自信満々にそういう馬鹿の肩を叩く。

 

そして、二手に分かれる僕たち。

 

 

ばらばらになったことで、戦車の砲塔をどちらに

向けるか迷う召喚獣。

 

 

「みほ!!坂本が大将だ!!やつを倒せば終わりだ!!

奴を狙うぞ!!」

「・・!!了解!!」

 

 

そうして、戦者が砲弾を発射する。

 

何とか直撃はさけているものの、

確実にダメージが蓄積していく。

 

 

そして、僕は宮藤さんのほうに召喚獣を走らせる。

 

彼の首筋を舐めていた宮藤さんが(田中はあとでコロス)

起き上がり、召喚獣を召喚する。

 

 

「・・・こっちに来たねっ!!サモンっ!!」

 

そうして召喚される、彼女そっくりの召喚獣。

 

木刀で切りかかるも、足につけている変な機械で

空を飛び、躱す。

 

そして、僕は、作戦通りに、

 

 

 

召喚獣に木刀を思いっきりぶん投げさせた。

 

 

「!!?」

 

 

自らの武器をみすみす手放す僕を、

信じられないといった顔で見てくる宮藤さん。

 

 

ひらり、とかわす彼女。

 

そう、僕の召喚獣の攻撃は、現実の世界の物体にあたる。

 

それが、たとえ、

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

口にはめられている猿ぐつわだろうと。

 

 

 

「あっ!?」

 

彼女が後ろを振り返って気が付くが、もう遅い。

 

 

木刀は、彼の口にはめてある猿ぐつわをこわし、

床に落ちる。

 

解放された彼が立ち上がり、

 

両腕を後ろ手に縛られたまま、

絶叫した。

 

 

 

「・・・・・・・・サモンっ!!!!!」

 

 

 

 

 

結果から言うと、Sクラスに勝った。

 

点数的には、西住たちとそんな変わらない俺だったが、

ある一点で凌駕していた。

 

そう、吉井と同じなのである。

 

 

吉井明久は、授業時間外に先生たちの準備を手伝わされる

立場にある。

 

そうして、召喚獣を扱い続けているうちに、

点数は低いのに、自分の数倍の点数をもつ相手とも

互角に戦えるほどの操作技能を持つに至った人物だ。

 

 

・・・・・もしも。

 

 

 

もしもここに、点数はAクラス並みで、吉井と同じくらい

召喚獣の扱いが上手い人間がいたら?

 

 

総合科目で3000点取れるなら、9000点の相手とだって

戦える。

 

そう、俺がわざわざFクラスに身を置いた理由はそれだ。

 

 

わざと吉井と同じ立場になり、召喚獣の操作をうまくなること。

ただ、それだけのために、馬鹿呼ばわりされつつも、

召喚獣を動かし続けた。

 

 

・・・・・吉井が俺よりさらにバカだったので、

代わりに彼がからかわれるようになっていたが。

 

 

彼と一緒に作業することはなかったが、

同じなのだ。

 

 

倒れている宮藤の召喚獣と、西住姉妹の召喚獣を見下ろしながら

そんなことを考える。

 

 

なにはともあれ、大将である、西住まほを打ち取った。

 

 

Fクラスの勝利だ。

 

 

 

 

「・・・・・で。やっぱりお前、実力を隠していやがったな。」

 

ん?

 

豪華な机に座りながら、そんなことを恨めしそうに言ってくる雄二。

 

あのあと、なんだかんだあって、俺はFクラスに溶け込み、

雄二や明久とも、名前で呼び合うほど仲良くなった。

 

「ふざけやがって。・・・・ムッツリーニや、Fクラスのやつらに

Sクラスの女子どものスカートめくりをさせて、時間を稼いだっていうのによ。」

 

思わず噴き出した。

 

どうやってAクラスと同じレベルの彼女のたちを、あいつらが止めていたのか

知らなかったが、そんな方法で食い止めていたのか。

 

 

 

・・・・・・だから、みんな体がボロボロになっていたんだな・・・。

 

自業自得とは思いつつも、あまりにもいたたまれないので

心の中で憐れむ。

 

 

まあ、俺一人だったら、勝つのは厳しかったぞ?

 

「けっ。・・・・・絶対にお前に勝ってやるからな。」

 

 

仲良くなったのは良いが、なんだか対抗意識を持たれてしまった。

 

 

・・・・・Sクラスの顛末を話そう。

 

本来なら、FクラスとSクラスを約束通り交換したので、

彼女たちがあのさびれた場所にいるはずだが、

理事長がさすがに待ったをかけた。

 

いわく、『預かった留学生をそんな粗末な場所においておけないさね。』、と。

 

 

それにブーイングするFクラス。

今まで、そんな粗末な場所に置かれていた彼らにとって、

それは侮辱以外の何物でもなかっただろう。

 

 

 

だが、俺には理事長の配慮がわかった。

 

 

この文月学園のスポンサーであり、

協力機関であるところから来た監視員。

 

彼女たちがもし、Fクラスのような粗悪な場所に

入れられていると彼らが知ったら、どうするのか。

 

それを皮切りに、様々な要求を文月学園は

飲ませられてしまうかもしれない。

 

 

そこまで理事長が考えているかどうかはわからないが、

少なくとも、それぐらいは考え付く人だ。

 

 

雄二も、それに気が付きつつも、やはりSクラスが特別

扱いされているようでイラついているようだ。

 

 

彼女たちは、以前と同じような豪華なクラスに変わらずにいる。

 

 

 

まあ、Sクラスの設備は手に入ったし、結果オーライか。

 

そう考えていると、誰かがドアを開ける。

 

 

 

 

 

 

「た、た、た、たいへんだあああっ!!!」

 

 

このFクラスの人物だった。

 

あわてる彼の元に近寄り、落ち着かせる。

 

 

どうした?

 

 

「あ、あ、あ・・。」

 

 

あ?

 

 

「・・また、新しいクラスができてるっ!!」

 

 

・・・・・・・・。

 

 

は、

 

 

「「「「「「「「はああああっ!!?」」」」」」」」

 

 

 

耳をつんざく大絶叫がクラスに響く。

鼓膜が痛い。

 

 

雄二が、その生徒の胸倉をつかんで聞く。

 

 

「おい、ふざけんのも大概にしろよ!!」

 

 

 

 

「ふざけてなど、いませんよ。」

 

 

 

・・・・・は?

 

自分の耳がおかしくなったと思ったが、

そうではないらしい。

 

 

雄二の傍にいつの間にかいる、

俺にとって見覚えのある面々。

 

 

・・・ミーナ、エーリカ、バルクホルン。

ビスマルク、グラーフ。

ガングート、ヴェールヌイ。

ノンナ、カチューシャ。

サーニャ、エイラ。

 

 

・・・・・え?

こっちの世界に来たのって、

ほかにもいるの?

 

 

 

 

 

そして、彼女、ミーナが犬歯をむき出し、

ガングートがにいいっ、と笑いながら

何かを言おうとする。

 

 

 

まて。

やめろ。

ヤメテクレ。

 

 

この後のダチョ〇倶楽部のような落ちは

辞めるんだ。

 

 

「・・・・・私たち、ドイツ留学生クラスと、」

「ロシア留学生クラスは、」

 

 

 

「「『田中浩平』を賞品に!!Fクラスに試召喚戦争を申し込みます!!!」」

 

 

 

 

俺の試召喚戦争は終わらない。

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 





補足

田中君の点数

一科目あたり、350点

総合科目  3700点

これに、明久と同じ、
召喚獣の操作技能が加わり、
実質的に点数は3倍近くまで跳ね上がる。


田中君「せや!!俺に勝てる奴なんて・・・」
ミーナ「あ。私たちも、召喚獣の操作を
してきたから♡♡」
田中君「」


彼に勝ち目はありません(ゆうさく)


ありがとナス!!


設定を引き継いでいいから、
続きは君が書くんだゾ。


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