「も、元元帥候補?」
リナリーは唖然とした顔でエドルを見る
「はい、イエーガー元帥の元でAKUMA狩りをしてました。」
逆にエドルは笑顔で答えた。
「それじゃあ、イノセンスは?」
「三つを所持しています。全て寄生型ですが」
「そうなんですか・・・」
「「え?」」
「何か?」
エドルは、コレを予想していたのか平然としながら紅茶をすすり、ファインダーのトムとリナリーは御互いに声を合わせて虚を突かれた顔をする。
「き、寄生型タイプを三つも!?」
「うそ、なんで!?」
「まぁ、昔に色々ありまして」
カチャリとカップを置き、笑顔で答える。
「あの、」
「なんですか」
「イノセンスの力を見せて頂けないでしょうか?」
「・・・それは-」
エドルが答えを返そうとするとバン!と扉が開き、一人の村人が走って入ってくる。
「神父様ぁあああああ!大変だ!」
「!、どうしましたか!」
「ばけ、バケモンが!バケモンが、で、出た!なんか鎧を着てるヤツで、娘以外のカム一家を殺したんだ!」
「なんですって!?その化け物は今どこに!」
「村の中心で座ってる!」
「わかりました、すみません失礼します。」
「え、あの!」
リナリーはエドルを止める為に立ち上がるが、エドルは脇目を振らずに走って先程入ってきた男と一緒に教会から出て行った。
「カム一家は?」
エドルは走りながらカム一家の死を聞いていた。
「それが、カムは爪で引き裂かれていて、奥さんらしい遺体は灰になって・・・うげ」
「!。すみません、辛いことをお聴きして」
「大丈夫だ!」
しかし突然男は何かに撃たれて、灰となり消えた。
「!。クラウさん!」
エドルが振り向こうとした時
「いよォおお!エクシスト!待ちきれずに来ちまったぜェえええ!」
「!」
上空から機械の声が響いた。
「はッじめまして!エクソシストもどき!オレ!レベル3の接近タイプのAKUMA!人間の時はゼスっていう名のヤツだ」
「ヨロシク!」と卵を逆さにした形をしたレベル1のAKUMAに乗りながら名乗る鎧を纏った異形の者はこう言った。
「・・・」
「オイオイ!ダンマリとはいけすかねーな、ちゃんと名乗ったんだから名を返せよ?ん?」
「何故、殺した・・・」
「は?」
「殺すなら私を狙えば良いのに何故殺した。
カム一家は私がこの地に来た時一番歓迎してくれた一家だった。クラウさんは喧嘩腰だが協力的でいい人でした・・・
それなのに、無関係な人間を何故殺した、AKUMA。」
「決まってんじゃン!オレ!AKUMAだよ?殺すのが仕事だしィ!」
「・・・そうか」
「あぁ!そうそう!いい声を上げて死んだぜ!その一家!」
「・・・」
「聞いてンノカヨ!おい!」
「イノセンス、『破壊(クラスター)』『再臨(リジェネクト)』『世界知識(ワールド)』発動!」
「はッ!問答無用って訳か!ギャはハハ!分かりやすくて良いじゃん!テメーら!盛大に盛り上げてヤロウゼ!」
ゼスと名乗ったAKUMAは手を上げるとエドルの周囲からレベル1のAKUMAが二十体ほど現れる。
「んジャ、殺(や)り合うか。神父様ァ」
「えぇ、シャレたダンスでも、踊りますか。
テメエが操り人形のように遊ばれる為に手足をもぎとってなあ!」
エドルは上の神父の服だけを脱ぎ、バチン!と骨が折れるような音を立て、一線を描(えが)くように左手を横に振ると十体のレベル1のAKUMAを大きい火花に巻き込まれて憤死した。
「・・・は?」
ゼスは左を見て、右を見る。
「は?は?はあアアアアアアアア!?」
「さて、殺され方(調理方法)はオレの好みで、塩コショウの加減はお好きに、神に奉げるはAKUMAの悲鳴、絶望、恐怖、そして-」
-オイル(血)だ。
冷徹な声が場を凍らせた。
オマケ劇場、学園風(先生編)
コムイ「おはようエドル先生」
エドル「おはようございます」
コムイ「最近寒いね、あ・・・」
エドル「どうしました?」
コムイ「リナリーから貰って机の中に放置していたパンが、かびちゃった」
エドル「・・・神の与えてくださった食べ物を粗末にすんなあああああああああああ!」
ちゅどおおん!
カカン♪!
リナリー「兄さん・・・」
イエーガー「信奉者は怒らせると怖い」