マイボス マイパートナー   作:ジト民逆脚屋

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剣の神は如何にその剣を振るうか 配点¦(自身を振れぬ道理は無い)

ISスーツに着替え、懸架と小物入れ、スーツの機能維持の為のバッテリーを兼ねたハードポイントパーツを、腰と首回りに装備していく。

首回りは、頸椎保護も兼ねているが、熱田は基本これを邪魔だと嫌う。

だが今日は別だ。

 

「おう、鹿島」

「おう、じゃないだろう。まったく、エスパーダ社には申し訳ない事をした……」

「私になまくら持ってくる意味、それを理解してない馬鹿にはいい薬だ」

 

鼻で笑う熱田に、鹿島は頭を軽く押さえるが、この程度は何時もの事なので、早々に気を取り直し、熱田の機嫌が良い内に要件を済ませる事にした。

 

「封を解くのに苦労したぞ」

「テメーでやったんだろうに」

「だが、いいのか?」

「何がだよ?」

 

鹿島の背後には、布と保護カバーを幾重に重ね、ベルトで固定されたそれが、専用のカートに載せられている。

鹿島以外の、倉持技研の職員が運搬してきた物だが、誰もがそれに触れようとしない。

黒い、墨を幾度も重ね塗りした深い黒。

嘗て、〝剣神〟と並んだ〝風神〟が居た。

嘗て、〝剣神〟に届いた〝戦乙女〟が居た。

嘗て、〝剣神〟に届こうと、自由自在に振る舞った人間が居た。

嘗て、〝神〟を討ち果たそうと、〝神〟に挑み続けた〝天才〟が居た。

嘗て、〝神〟が〝神〟で在れた日々。その日々の中で、熱田を〝剣神〟に至らしめ、熱田以外に己に触れる事を許さぬ一振り。

 

「〝フツノ〟、お前はこれを一度は手放した」

「またこいつが私を選ぶのかって、話か。馬鹿かよお前」

「お前に馬鹿と言われる日が来るとはな。で、少しは人間様の言葉と、ロジックで説明出来るのか、猿?」

「こ、この野郎! ロジック以前の問題だ、私は剣の神、〝剣神〟だぞ!」

「知ってるさ。だが、このフツノをただの鋼から打ち鍛え、研ぎ上げたのは僕だ」

 

だから、答えてくれ。

 

「〝剣神〟熱田、〝刀工神〟鹿島が問う。一度〝フツノ〟を捨てたお前を、また一度〝フツノ〟が認めると?」

「くだらねえ、くだらねえ話だそれは」

 

熱田は気負う事無く、無言の〝フツノ〟の柄へ、手を伸ばす。

 

「〝刀工神〟鹿島、私は〝剣神〟熱田だ。全ての剣は私の支配下だ。そして、〝フツノ〟は私だ」

 

機体のパワーアシストすら無く、熱田は黒の柄を手にし、己の身の丈近くある鉄塊を、生身で軽く持ち上げてみせた。

 

「鹿島よ、私が私を使えねえ道理はねえって話だ」

 

その言葉の証拠に、〝フツノ〟を封じていた布と革ベルトは、抵抗はおろか、〝斬られた〟という現象すら見せる事無く断たれていた。

その断面は、鏡面という表現を通り越え、最早最初からそうだったと、そう言われても違和感の無いものだった。

 

「お、研いだか?」

「仮にも〝剣神〟様の久々の舞台だ。〝刀工神〟が手を抜く訳がない。機殻(カウル)も、刀身も研ぎ上げてある」

「いい話だ、いい話だぜこれは。そういや、神鉄はどうしたよ?」

「篝火所長が最終チェックをしている。というか、お前待ちだ」

「おお、そうか。なら、この私の美声で労ってやらねえとな」

「やめな、バカたれ。人の正気度を下げんな」

 

声に二人が振り返れば、勾玉が括られた革紐を、右手に引っ掻けた篝火が、僅かに隈を作った顔で現れた。

 

「ほら、ある程度の機嫌とりはやっといたよ。……あとは、お前次第だ。〝神様〟」

「おう」

 

熱田が篝火から、勾玉を受け取った瞬間、何かが脈打つ様な気配が、熱田だけでなく、鹿島や篝火、いや、学園島を含む世界を叩いた。

赤子がむずがる様な、幼子が癇癪を起こす寸前の気配に似たそれを受けて、熱田は唇を吊り上げて、勾玉を持つ手を握り締めた。

ただそれだけで、周囲を叩いていた気配は消え去り、漸く安堵した様な、穏やかな気配が熱田の手から伝わった。

その様子に、熱田は静かな笑みを溢し、

 

「何が機嫌とりはした~、だ! ぜんっぜん機嫌とれてねえじゃねえか……!」

「いやはや、流石は神様の玉だね。ちょっと宥めただけじゃ、機嫌直してくれないね」

「こ、この女……!」

 

熱田が抗議の声を挙げるが、肝心の篝火はどこ吹く風と、まったく気にする様子は無い。

しかし、熱田が手にする勾玉を見て、少しだけ申し訳なさそうに、眉尻を下げた。

 

「お前の相棒を連れてきて、新しい体をやる。私が出来るのは、ここまでさ。鎧、剣、勾玉。三種の神器は揃えた。だから、あとは頼むよ。〝神様〟」

「その〝神様〟殺そうとしてた奴が、よく言うぜ。だが、まあ任せろ」

 

ちょっと斬ってくる。

勾玉を首に掛け、剣を肩に担い、熱田は悠々と戦場へと向かう。

 

 

 

 

 

〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

誰の吐息か、その判断はつかない。

それもそうだ。

今この場には、百を越える人数が集まり、ただひたすらに今か今かと、来る時を待ちわびている。

何処からか流れた噂、〝剣神〟熱田が再び〝フツノ〟を振るう。

嘗てを知る者達にとって、それが何を意味するのか。

 

「先輩、こんな所に居たんですか~」

「……山田君か」

「うへへ、探しましたよ~」

 

へらへらと軽い笑みを浮かべるが、山田・真耶がその席に話し掛けるまで、誰もがそこを無人の席だと認識していた。

だが、それは違った。その空席は無人ではなく、そこにはある人物が腰掛けていた。

 

「〝戦乙女〟織斑・千冬……!」

「ほら、見ろ。君が話し掛けるから、気付かれてしまった」

「え? 先輩が隠れなければいい話じゃないですか~」

「……面倒なんだ。ああいう目に関わるのは」

 

溜め息を吐く千冬だが、山田からしてみれば、自分自身の名声なのだから、ある意味自業自得だと思う。

しかし、それを口にすると、確実にアイアンクローが飛んでくるので、山田はそれに関しては何も言わず、試合会場となる〝播磨〟を映す画面を見る。

 

「純粋な力で、熱田先輩に届きそうなのは、凰さんくらいですかね~?」

「身内の贔屓目で見れば、織斑も或いはだな。まあ、雪片が当たればの話だが」

「雪片、弐型ですけど、格は先輩の名で通りますから、当たればワンチャンですよ~」

 

当たればなと、前置きしてから、千冬は右腕を上げる。さて、あの〝神〟の事だ。いい加減、今の温さに飽き飽きして、初手で斬りにくるだろう。

その事を考えれば、学園のアリーナではなく、旧式の人工島である〝播磨〟を、アリーナ代わりにする判断は正解だ。

最悪、暴れ散らした奴を止める為に、己が出る事もあるだろう。専用機は無いが、生身でも気を逸らすくらいなら可能だ。何なら、何かを察知して逃げようとしていた山田を、弾除けに持っていってもいい。

と、山田の襟首を上げた右腕で掴んだ時、ふと思い出した。

 

「ああ、まだ一人。熱田()に届く奴が居たか」

「え、え~、それって誰ですかね~? 私ちょっと気になるかな~?」

「仙波だ」

 

言って、山田を猫の様に持ち上げ、空いていた隣の席に放り込む。

 

「お前も知っているだろう?」

「仙波君ですか~。ああ、あれは驚きましたよ~。まさかあれを持ち出すとか、私急いで地下の倉庫見に行きましたもん」

「〝神〟に挑む為に、〝神に挑んだ巨人の腕〟を持ち出す。無論、原典ではないが、名は通る」

「たぶん~、熱田先輩も乗り気で斬りにいきますね~」

 

無論だ。

あの腕は、嘗て〝神〟に負け、うちひしがれながらも、それでも諦める事出来ずに、這い摺りのたうち回り、〝神〟とそれに並ぶ者達に勝つ為に生まれた。

結果、人には扱えぬ物になったが、時を越えて今、〝神〟に挑む。

 

「少し羨ましいものだな」

 

己が現役なら、どうしていただろうか。

否、問う事自体が誤りだ。歓喜し、驚喜し、狂喜し、称賛を以て、熱田と同じく刃を交えていた。

そうだからこそ、私達は私達で居られた。

嗚呼、羨ましい。

 

「いまだ〝神〟で在り続けられる。お前が羨ましいよ。そして、そのお前と戦えるあの子達に嫉妬を覚える」

 

まったく、教師らしくないな。

 

「え、自覚あったんですか?」

「ははは、あとで覚えてろ」

 

弾除けに持っていってやる。




型落おねーさん、すこだ……
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