この伝説の傭兵に転生を!   作:肌男のメンズビオレ

7 / 7
投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした!
次回から気を付けます!
指摘、矛盾点、誤字脱字等あれば教えて貰えると嬉しいです!


7話

ゴオオオオォォォォォン

 

という爆音が鳴り響く

 

REXのレールガンを食らったデストロイヤーの脚は折れ、表面の装甲は、めちゃくちゃになっていた

頭の部分を直撃しており、レーザー砲や、結界はもう機能しなくなっていた

 

一瞬の出来事に冒険者達は唖然としていた、あのデストロイヤーを一瞬で破壊したあげく、爆発もないのに、凄い轟音がしたうえに、REXは一瞬で姿を消したのだ

 

「やったわ!何よ、起動要塞デストロイヤーなんて大げさな名前しておいて、期待外れも良いところだわ。さあ、帰ってお酒でも飲みましょうか!なんたって一国を滅ぼす原因になった賞金首よ、報酬は、いったいおいくらかしらね!」

 

アクアがはしゃぎ始めた瞬間

「『この機体は、起動を停止致しました。繰り返しますこの機体は起動を停止致しました。起動エネルギーの消費が出来なくなっています。搭乗員は、速やかにこの機体から離れて下さい。繰り返します・・・』」

 

デストロイヤーから警告のアナウンスが聞こえてきた。

カズマやアクアが何か言い争っているが気にせずエリス、アクアに無線をかける

 

 

アクア145.44

エリス143.44 

 

「おい、エリスこれどうしたら良いんだ?こんなこと聞いてないぞ?」

 

「もう一回レールガンで消し飛ばせば良いんじゃないですか?」

 

「駄目よ、そんなことしたってコロナタイトの爆発は避けられないわ」

 

「えっと、、、じゃあコロナタイトをテレポートで移動させるとか?」

 

「エリスにしては良い案じゃない、スネーク、テレポート使える?」

 

「ああ、使えるぞ」

 

「そう、それなら中に乗り込んで、コロナタイトをテレポートさせると良いわ」 

 

「そうだな、テレポート先は魔王城で良いか?」

 

「確かにそこで良いんだけどちょっと待って?何でそんな所に行ってるの?」

 

「ウィズに連れていってもらったからだ」 

 

「ふーんまあ良いわ、なら早速作戦を開始するわよ

!」

 

 

無線を切り、デストロイヤーに侵入する

他の冒険者達は、もう既にデストロイヤーの上へ登り、侵入しているようだった、俺もそのあとに続いて上へ登る

 

「お、スネーク、やっと来たか」

 

アクアや、ウィズと一緒にゴーレムを倒そうとしているカズマに声をかけられる

 

「ああ、それで、今どういう状況なんだ?」

 

「ついさっき、デストロイヤーの中に入る扉がぶち破られて、俺達も今から突撃するところだった。」

 

「そうか、なら俺も行こう」

 

「おお、そうしてくれると助かる」

 

「よし、じゃあ行くぞ」

 

カズマとしゃべっている間に、デストロイヤーの中にいたゴーレムはあらかた片付けられているようだった

奥に進むと、一つの部屋があった

そこには、一人の遺骨と、古い手帳があった

 

「スネーク、ここはカズマたちに任せて、先にコロナタイトを探しましょう、ウィズ、行くわよ!」

 

「そうだな、」

 

「まずはこっちの方を見るわよ!」

 

カズマ達から離れて数分が経った

 

「おい、アクア、これって・・・」

 

そう、俺たちの目の前には赤々と燃える伝説のレア鉱石、

コロナタイトがあった。いつ爆発するか分からない爆弾に身を晒して居るような気分になり、少しびびってしまう、

 

「大丈夫よ!多分、、、」

 

「まあ良い、取り敢えず俺とウィズの上級魔法で鉄格子を破壊したら、ウィズはコロナタイトに向かって氷の上位魔法を、アクアは俺に向かって回復魔法を頼むそして、頃合いをみて、俺がテレポートをする!」

 

「わかったわ!」

 

「任せて下さい!」

 

「よし、行くぞ!」

 

「「『ライト・オブ・セイバー』!」」

二人の攻撃魔法が、鉄格子を貫く

「『カーズド・クリスタルプリズン』!」

そして、ウィズの氷魔法で急に冷えたコロナタイトを取り出す

 

「スネーク!今よ!『ヒール』!『ヒール』!『ヒール』!『ヒール』!」

 

アクアによって手の回復をされ、魔法が使える状態まで回復したのを確認すると、

 

「よし、『テレポート』!」

 

 

ーーー魔王城前ーーー

 

「あちちちっ」 

 

あまりの熱さにうっかり手を離してしまう

赤を通り越して、白く輝いているコロナタイトを魔王城前において、テレポートを使う

 

しかし、テレポートの発動を遅れてしまい、右手が爆発に巻き込まれてしまった

 

「『テレポート』」

 

 

 

テレポートした瞬間、アクアの回復魔法をかけてもらう

一発じゃ元通りにはならないとはいえ、止血位はできた、

 

「あ、いた!『ヒール』スネーク、大丈夫だった?」

 

「ああ、なんとかな」

 

「そう、ならよかった!あと、もう一仕事頼めるかしら?」

 

「ああ、なんだ?」

 

「デストロイヤーをミサイルで吹き飛ばしてほしいの」

 

「今の体でRPGを撃つのは勘弁してもらいたいな」

 

右手を失っているのに、そっからさらに戦えと言うのは流石に無理がある

 

「REXに搭載されてる奴を使えば良いじゃない」

 

「ならお前がやってくれないか?あれは改造してあって、乗り込んで、頭に上手くREXを接続出来れば、思った通りに操れるようになってる」

 

「そ、そうなの?頭の中で、ミサイルを撃ちたいって思えば撃てる?」

 

「ああ、そうだ、」

 

「それは凄いわね!」

「あと、知力が高くないとREXに接続出来ないが、、、大丈夫か?」

 

「大丈夫よ!私はこれでも女神よ!そんな機械位ならこっちの方から調節してやるわよ」

 

「あと、姿を隠したいと思えば、ステルス迷彩と潜伏が同時に発動する」

 

「わかったわー!」

 

そういってREXに向かっていくアクア

そう言えば、レールガンを撃ったあと、REXは無線機をつけてるもの以外存在すら分からないようにしておいた筈だ、他の冒険者になんて説明しようか、、

 

「あ、おーい、スネークー!」

 

カズマが大声で俺のことを呼んでくる、それと共にめぐみんが以上にハイテンションで、喋りかけてくる

 

「スネーク!スネーク!あれは一体何ですか!?あのかっこいい巨体ロボット、そして、あのデストロイヤーを一撃で破壊する、あの変わった形の大砲!素晴らしく格好いいです!あれは紅魔族の琴線に触れましたよ!」

 

「まぁ、それは後で説明してやる、それより、今すぐデストロイヤーからみんなを離れさせろ」

 

「何故だ?」

 

「アクアがREXに向かった。アクアが上手くREXを操ることが出来たら、ものの数分でデストロイヤーは、ミサイルの雨の餌食になる」 

 

「ちょっと待て、どういうことだ?アクアがREXに向かった?何故知力最低レベルのアクアをREX に向かわせたんだ?あと、怪我大丈夫なのか?片腕が吹き飛んでいるが、、、」

 

「大丈夫だ、」

 

「本当か?」

 

「ああ」

 

疑惑の目をこちらに向けながら、カズマは叫んだ

 

「おーい!、みんなー!今すぐデストロイヤーから離れろー!!」

 

そう言うと、周りの冒険者がデストロイヤーから離れていく

 

 

145.44アクア

 

「そろそろ良いぞ、」

「わかったわ!アクア、行きまーす!」

 

 

 

アクアとの無線を切るといきなりREXが姿を表した

 

『カズマー!人は居ないでしょうね!?』

 

「大丈夫だぞー!」

 

アクア(REX )が姿をを表すと共に、冒険者が動揺し始めた

 

「おい、なんだあれ、、、」

「またスネークさんがなんかつくったのか?」

「というか、あれ、デストロイヤーを壊した時に居た、、、」

 

『それー!』

 

アクアが叫ぶと、ミサイルが発射され、デストロイヤーに向かって飛んでゆく

 

ドドドドドドドンと言って、ミサイルが連続で爆発する

 

『スネーク、レールガン撃ってみても良い?』

 

「好きにしろー」

 

『わかったわ!ありがとね!』

 

『どーん!』

 

アクアが軽い声でそう言うと、またレールガンによる轟音が響いた

 

『これ面白いわねー!どんどんいくわよ!』

 

気がつくと、デストロイヤーだったものは、元がデストロイヤーとは思えないほどめちゃくちゃになっていた

 

「アクアー!もういいぞー!帰ってくれー!」

 

「わかったわー!ちなみにこれは屋敷に置いとくわねー」

 

「了解ー!おい、めぐみん、あとは頼んだ」

 

「わかりました!あと、あれの正体は後でちゃんと説明してくださいよ!『エクスプロージョン』!」

 

爆裂魔法が放たれると、デストロイヤー周辺もろとも吹き飛んでいた 

 

「おお、、、」

 

「ひとまずこれで緊急クエスト終了だな!」

 

「そうだな、取り敢えず早く腕を治して貰いたいところだ」「取り敢えずギルドへ戻ろうぜ、そこでアクア達とも合流しよう」

 

めぐみんが完全に破壊すると、周辺の冒険者は、安心して、冒険者ギルドに帰っていた

 

「では、デストロイヤー破壊を記念して、『乾杯!』」

 

「「「「乾杯!」」」」

 

パーティーで、デストロイヤー破壊記念の乾杯をしたあとは、皆、ギルドで飲んでいた、アクアが宴会芸をしたり、

めぐみんにREXについて質問攻めにされたり、と色々あった

ギルドでは、デストロイヤーの報酬金が入るので、冒険者がここぞとばかりに、酒を浴びるようにして飲んでいた

「ところでアクア、REXはどこにおいてきたんだ? 」

「今私達が住んでる屋敷の庭に置いてきたわ、」

「そうか、」

それからは、カズマ達に案内されて屋敷に着いた

立地条件こそ良くないものの中々キレイで良かった

ちなみに腕は冒険者ギルドでアクアに治して貰った

 




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
因みにREXが登場したのに、冒険者がREX を探そうとしなかったのは、スネークがベルディア戦等で、製造魔法を使うことを知っているからです。
皆が製造魔法について知っていることをスネークはしりません

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。