ギム・ギンガナム風一夏 作:神の国へのインド王を渡してやる!
忘れた頃に更新する……それが大人の特権だ(意味不明)
「私は…織斑一夏、君を殺す」
仮面の女、"ブリュンヒルデ"を名乗る織斑まどかが駆る赤騎士と彼女が呼ぶ赤いISがまとうハルユニットと呼ばれる外殻の肩部分から拡散するビームが放たれる。それを一夏は必死に避けながら叫ぶ。
「貴女の絶望を俺に、他人に押し付けて貰っては困る! そもそも、何が貴女をそうさせた!? 貴女の絶望の根源は、何だ! その仮面を脱げ、ブリュンヒルデ!」
一夏の叫びにブリュンヒルデは冷静に絶望を感じさせる深い深淵のような声で返す。
「私は器だ。自らを器と規定している。世界に捨てられたものたちの願いや思い……彼らの宿願を果たすためのブリュンヒルデという名の器だ」
「そんなの、悲しすぎる! 人は器になんかなれるものかよ! 」
「彼らが望む限り、私はブリュンヒルデであり続ける! このマスクはその為のものだ! 君もブリュンヒルデの弟ならばわかるはずだ!」
「わかって、たまるものかぁッッー!俺に力を貸せ、白式!!」
白式の多機能武装腕のエネルギー爪を展開し、雪片弐型を握りしめ斬りつけようと一夏は全速力で白式をブリュンヒルデに向かって駆る。
「ええい、零落白夜か! 冗談ではない……だが、当たらなければどうということはない! ファンネル!」
有線式のビットが赤騎士の腕部から複数射出され、近づいてくる白式を接近させまいと全方位…オールレンジから攻撃するが、白式に当たらない。その上、白式に何基も落とされてしまう。
「チィ…!流石に、やるな、織斑一夏! ならば!」
赤騎士の両肩などに搭載されているサイコフレームが共振し始め、サイコ・フィールド放射結晶体であるサイコシャードが光輪のように赤騎士の背後に展開された。
「な、何だ……!? 俺の知らない新武装か?」
その謎の武装と謎の現象に思わず一夏は接近をやめ、止まってしまう。その隙を逃すブリュンヒルデではなく、赤騎士のフロントアーマーから展開された隠し腕に為すすべもなく捕まってしまう。
「さて……君を虚無に連れて行く」
赤騎士のサイコシャードと白式のサイコフレームの共振により、ブリュンヒルデと一夏は刻を見た。
そして、虚無に流れ着く。
「見たまえ、織斑一夏君。これが私の絶望だ。人は革新すれば、暖かな光を持って時間さえ支配できるなどというのは幻影に過ぎない。それは夢だ。あの虹色の光でさえ、人は変わらなかった。ならばこれからも変わることはない。真理から程遠く、光を超えられもせず。届く範囲で増えては滅ぶ……それが人間だ。だからこそ導く必要はない。ならば私は器となろう。カラの器に人の総意を引き受けて、彼らが願うところを願うとしよう。人の革新……可能性などもう信じるに値しない。無為な存在だ。そのような存在には相応わしい小さく自足できる環境をくれてやる……」
「……それでも」
「……おかしな話だ。これではまるで、復讐を誓っているようなものではないか。誰の為の復讐だ?織斑千冬……それもいい。ヒトが望むなら私は織斑千冬になろう」
「それでも!」
一夏の叫びに白式が呼応したのか、白式から暖かな光が虚無の中で発生する。それを間近で浴びたブリュンヒルデはそれでも否定せんと声を荒げる。
「熱……!暖かな光……こんなものが幾ら集まっても、何も……!」
『この熱が世界を温める。そうだよね、ちーちゃん』
『ああ、潮時か……』
『ちーちゃんの思いはもう伝わっただろうから……』
『もういいのですか?』
『後は一夏達に任せよう』
『フフフ…』
声が響く。三人の暖かな声だ。
「この声……そうか……。ならば君に…託す…成すべきと思ったことを……」
イメージとしては
シャア→織斑千冬
ララァ→束
アムロ→クロエ
でお送りしております。
なお、この世界線では織斑千冬と束とクロエはすでに存在していません。
え? アムロ役についてのコメント?
仕方ないんや…アムロ役に適正な人物が居なかったんや……無理な代役を作る。それも大人の特権だ(ゴリ押し)