将来の夢はマダオ。   作:ら!

12 / 47
第十一話 お前らテロなんてやってる暇があるならペロの散歩にでも行ってきな

聖夜学園のとある空き教室。埃まみれで物置き同然だった教室は〔ものつくり部〕の部室として、⚪フォーアフターした。

 

なんということでしょう!足の踏み場がなかった床は収納ボックスを設置し、整理整頓された部屋に様変わり。匠のセンスある色とりどりのガン⚪ラコレクションがかざられ、マニアの心をくすぐります。〔糖分〕とかかれた掛け軸は匠のオリジナル。シンプルにまとめられたそれは見事に部屋に調和しています。そして、なんといっても最新技術搭載のからくり部屋は、防犯対策もバッチリです。

 

 

「どうもリフォームの匠です」

 

「......久我くん、ここはいつから忍者屋敷になったんだい?」

 

 

ものつくり部の顧問、二階堂悠が扉を開けると、おきまりのようにタライが落ちてきた。そして、春日が手にしているステッキを床にコンっと叩くと二階堂悠の足元の床が滑り台に変形した。どこのよし⚪と新喜劇だ。そのうちローテ⚪ショントークでもしだすのか。

 

そのまま二階堂悠はフェードアウトした。

 

-------------

 

さて、ものつくり部はいよいよ始動した。

 

部員は書類上、久我春日1名なのに公認されているのか?そんな疑問を抱いただろうが、このものつくり部の部長は久我春日だ。そしてそのしゅごキャラ、銀時もまたぶっ飛んだヤツである。このふたりがタッグを組んでいる時点でもう勝負はみえている。

 

 

お忘れかもしれないが、久我春日は前世持ちの見た目はこども、頭脳は大人、マダオ希望のなかなかのくせ者である。

 

ラブ⚪イブしかり、バカとテストと召喚⚪しかり、学園モノに立ちふさがる敵として登場するのは、生徒会である。かれらは、〔部員数が足りないから認められない〕やら、〔節度ある学生生活を乱している〕など何かしらいちゃもんをつける。誤解のないように言いたいが、春日の一方的な解釈である。

 

これらの事例から察するに当然、春日がつくったものつくり部は、クラブとして認められないだろう。だが、そんなフラグはお断りである。なんせ、この学校の生徒会的存在はガーディアンであり、ガーディアンといえば、先日春日を脅した藤咲なでしこがいる。そんなところにわざわざいく必要はない。というか行きたくない。

 

東の地域にこんなことばがある。

 

赤信号、みんなで渡ればこわくない。

 

-------------

 

「........一階堂せんせー」

 

「おしいね、その1に1を足して見ようか。」

 

春日は先程フェードアウトした二階堂悠を引きづり、ある提案を持ちかけた。

 

「じゃあ、零階堂せんせー」

 

「何で引き算したの?1に1を足せば2だよね?!」

 

「理事長室に案内しろよ、メガネ。そんなツッコミじゃ、新八の足元にも及ばねーよ。いいか、なんのためにお前はメガネをかけているんだ。

 

 

 

 

ツッコミのためだろ?」

 

 

「いや、ただ目がわるいというか、メガネをかける理由にツッコミってそんなわけ......

 

ていうか新八って誰だよ!!」

 

ちなみに今の春日はキャラチェンジ状態であり、ぐだぐだと口を動かしている。

 

「いいか、赤信号だろーが、黄色信号だろーが、理事長にサインもらわねぇといけねぇんだよ。信号なんか気にして生きてられっかよ」

 

「......久我くん。キミがいつも以上に死んだ魚のような濁った目しているのはぼくの気のせい?」

 

「いいんだよ。いざという時には、きらめくから」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。