将来の夢はマダオ。 作:ら!
第十八話 テクノカットにわるいやつはいない
ドラ⚪エ休暇なる休みを満喫していたある日のこと。春日はあることに気づいた。
「.........出席日数、やべぇかも」
はじめのころは、担任や先日共闘したガーディアンから「おまえ、生きてる?」とかいう安否確認ならぬ生存報告がなされていたが、そのうちひとり、またひとりと減っていき、ついには確認すらされなくなった。
春日が数ヶ月ぶりに五年星組の教室の扉をたたくと、「だれ?」という視線を真正面から受けた。
(......一応、クラスメイトなんだけど)
泣きたいと思ったが、自業自得である。そもそも休まなければよかった話だ。
自分の記憶を頼りに、座席へと向かう。
だが、その席はすでに埋まっていた。
「トゥース!」
人差し指を空に向け、にかりと笑ったピンクのベストがトレードマークの人物が春日に笑顔を向けていた。
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ピンクのベストと整髪料で整えた七三分けならぬ八二分けの人物は、春日に気づき、胸を張りながらゆっくりと近づいた。
「えー、オー⚪リーと言う者でございますけれどもね。今日も老林とKASUGAで頑張って漫才やって行きたいなと思いますけどもね」
教壇に到着するなり、どこにいたのかしゅごキャラがあらわれ、しゃべりだした。
ピンクベストの人物はそれを無視して、
「皆さん、本物のか、す、が、ですよ。皆さん、夢でお逢いして以来ですね」と語りかける。
老林が「まぁニセモノがいたら見てみたいですね」と言ってやんわりとツッコミをいれると、KASUGAはあざ笑うような不敵な笑みを見せながら「ヘッ!」と言う。
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現状をまとめるとこうだ。久我春日の悪いところを全て改善したKASUGAにみんなが洗脳されて、久我春日の17話分してきたことを全てKASUGAがしたことにしてしまった。
「銀メダルとったり、ボディービルやったり......」
春日が思い出すかのような口ぶりでつぶやく。
「いやいや、おまえ、きのうまでドラ⚪エやってたからね!?いっしょに〔ふっかつのじゅもん〕唱えたからね!?
というか、おまえ!
銀さんとの17話分の思い出 、どこのブッ⚪オフに売り払ったぁぁぁぁ!!」
そう言って、春日の頭をぐわんぐわんとゆらす。
「17話なんてペラッペラの思い出、どこのブッ⚪オフが買い取ってくれるんだぁぁぁぁ!!」
負けじと、春日も銀時をつかむ。
敢えてタイトルをつけるなら『将来の夢はトゥース!』といったところか。
唐突に老林が「お前と漫才なんかやってらんねーよ」と言い出した。
「お前それ本気で言ってるのか?」
「いや、本気で言ったらお前と一緒に何年も漫才やってねーだろ」
「「ヘヘヘヘヘッ!」」
互いに笑い合い、コンビ愛を見せる。お互いに頭をぐわんぐわんとゆらしたり、つかみあったりしていない。
満足したのか、老林は普通にお辞儀し、KASUGAは左手を高く挙げ「バァイ」と言って締めた。
教室中「トゥース!」、「トゥース!」と盛り上がり、なかには失神するものまでいた。すばらしきカリスマ振りである。
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さぁ~て!来週のマダオさんは?
春日です。このあいだ銀髪天然パーマ野郎とおやつの取り合いで喧嘩してイラっとしたので、次の日のやつの夕食にナウ⚪カの腐海と化した白米にあずきをのっけてやりました。
まんまとあずきに騙されたやつは腐海に気づかず、泡を吹いて動かなくなりました。焦ったぼくは、自転車で1.5㎞逃亡しました。
さて、来週マダオさんは!
「春日 禁断のダークマター」
「マダオ 安らかにねむれ」
「春日の逃走中」
の3本です!
じゃん、けん、ぽん!