将来の夢はマダオ。   作:ら!

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第三十七話 一日局長に気をつけろッテンマイヤーさん

三条 ゆかり。

 

イースター社の最年少社員。ほしな歌唄のマネージャーで、海里の姉。言われてみれば、よく似ている。海里と同じく真ん中分けで眼鏡を掛けている。だが、髪色は海里と異なり、鮮やかな赤色だ。

 

 

年齢は本人曰く20代。高校卒業後に大学に行かない代わりにすぐにイースター社に入った。

 

仕事はきっちりしているが家ではなんとまあだらしなく、基本的に海里が家事全般を手助けしている。スイッチガール。否、マダオというべきか。

 

まるで、ダメな 女。(仕事はデキる)ちなみにいうと、海里の雑用慣れはここからきている。

 

 

歌唄と長く行動を共にしていたせいか、いつの間にかしゅごキャラを見ることができるようになった。偶然、海里のしゅごキャラ、ムサシを目撃して、海里にイースターのスパイとしてガーディアンにさせる。だが、それは海里の離反によって失敗。

 

歌唄の能力を利用しエンブリオを探していた。「ブラックダイヤモンズ」を立ち上げ、エンブリオ探しと×たま大量生産を同時に狙った。

 

聴いた人のココロのたまごを無理矢理取り出すCDを無料配布。このCDとは、おねだりCDのことだ。そしてゲリラライブを行い、知名度がある程度上がった段階でメンバーを公表すると共に曲を全世界に配信する計画を立てた。

 

だが、歌唄は×ダイヤとの度重なるキャラなりによって疲弊していた。持ち主以外とのキャラなりは体力を消耗する。もう、歌唄にはあむと戦う力が残っていなかった。加えて、突然のあみの登場により、自身の誰かを喜ばせるための歌を歌いたいという気持ちを思い出した。

 

その様子をみたゆかりはひとり、ヘリコプターに搭乗し、計画を実行しようとしていた。

 

「海里も歌唄ももう、用済みだわ!ここからは私がエンブリオを手にする!!」

 

ヘリコプターの中で高らかに宣言する。

 

ハイハイと、そうは問屋がおろさないようで。......

 

 

-------------

 

ゆかりの誤算は、彼女が×たまの危険性をよく理解していなかったことだ。

 

ゆかりが乗るヘリコプターには大量の×たまがあった。こんな量の×たまがあって、暴走が起きないのがおかしい。案の定、×たまは暴走をし始め、ヘリコプターの運転士を妨害。機体が傾き、ヘリコプターはいまにも墜落しそうな状態だった。

 

「キャァァァ」

 

ゆかりの悲鳴がきこえる。

 

お巡りさん姿の春日はいち早くヘリへ向かう。続けてダイヤとキャラなりしたあむ、エルとキャラなりした歌唄もむかった。

 

 

バランスを崩し、ゆかりは落ちていく。

 

「イヤァァァァ」

 

 

タイミングよく歌唄がゆかりをだきとめる。

 

「た、たすかった。......う、歌唄ぅぅぅぅ!!」

 

「......今さら見捨てるわけないじゃない、三条さん」

 

アイドルとマネージャーの絆が深まった一幕であった。

 

 

 

 

 

「こちとら目の前のもん護るので手一杯だ。

それでさえ護りきれずによォ。

 

今まで幾つ取りこぼしてきたかしれねェ。

 

ぼくにはもう何もねーがよォ。

せめて目の前で落ちてるものがあるなら拾ってやりてェのさ」

 

春日と銀時の躍進が始まる。キャラ持ちのなかで唯一キャラなりしていないが、その気迫は鬼のようで、昌に戦場を駆け抜ける修羅。

 

×たまの群れを狙い、木刀を一振りする。

 

春日が一ヵ所に集めた×たまをあむが浄化し、事態はおさまった。

 

 

-------------

 

 

 

『あの~、さっき目の前で落ちてるものがどうとかいってましたけど、本当にそうですか?』

 

久々の新八。はたからみるとただのメガネがしゃべっているシュールな図だ。

 

「あ?何言ってんだ?そんなに疑うならVTRで検証してみやがれ。」

 

 

▼リプレイ検証

 

 

『あ、完全にアウトですね。転落する三条さんと、すれちがってますよ、銀さん、春さん。』

 

 

「うるせぇよ。ダメガネ。

 

年頃のこどもがそんなに深追いするわけねーだろ。定年間際の警察か、お前は!!」

 

『アンタの格好、警察ぅぅぅぅ!!どの口がいってんだ!!アンタ、そもそもこどもって柄でもないでしょーがァァァ!!!』

 

「よくみろってんだ、ホラ」

 

そこには某ジ⚪リ映画のヒロイン愛用のメーヴェを運転する春日の姿が映っていた。

 

ちなみにメーヴェとは、風の谷のヒロインが愛用する小型グライダーだ。

 

機体中央部に小型のジェットエンジンが装備されており、離陸時や加速時にその推進力が使われる。しかし、風の流れを読み、それを利用して滑空するのが基本的な操縦方法であり、一流の風使いにしか乗りこなすことはできない。機体下部から光弾を散布することも可能である。

 

春日は、手すり前部の付近を握り、腹部をベルトの上に乗せ、体を水平に保って空気抵抗を減らす。

 

こんな飛行運転中に人を助けることは困難だ。

 

 

「ほんとはシャアザ⚪に乗りたかったんだが、自重して、メーヴェにおさまったんだ」

 

「なかなかイカしてんなぁー!さすがにあの状態で木刀振り回すのは無理があって、途中からメーヴェで×たま追いかけ回したんだっけ」

 

警官が暴走族を見つけ、サイレンをならして警告するみたいだ。春日はノリノリで「前方の×たま、止まりなさい」と無線の仕草をしてみせた。

 

 

 

ほのぼのと語り合う銀時と春日。

 

『お前ら反省しろぉぉぉぉぉ!!!!』

 

新八の雷がふたりの頭に落ちた。

 

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