将来の夢はマダオ。 作:ら!
×ダイヤ改め、ダイヤと春日は向かい合っていた。歌唄との戦いに決着がつき、それぞれがほっとした日。何気なくあたりを見回した春日がダイヤと目があったのは偶然だった。それはダイヤがあむのしゅごたまに戻ろうとしたときのこと。ダイヤは言った。
「きこえる、あなたの心の声。
あなたはどこにでもいるような小学生だけど、
あなたの世界はココにいる人たちよりも広い。あなたの目が死んでいるのはそのせい。
あなたはそんな世界が憎いと思っている。」
一方の春日はただきょとんとした顔で少し戸惑った。
--------コトン。
だが、そんな本人をよそに春日のしゅごたまが音をたてていた。
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場所は、放課後のものつくり部の部室。バサッと一枚のポスターが机に置かれた。
「我々、ものつくりは見事予選突破し、ついに決勝までたどり着いた。そして、決勝はテレビ中継される!」
この場にいるのは春日、銀時、ソンタくん(新八)だ。
『春さん、何かご不満でもあるんですか?』
やれやれと言った様子で新八がきく。
「不満!?あるに決まってんだろ、コノヤロー。
せっかくのぼくたちの晴れ舞台だってのに、なんだコレ。
【ロボコン】って安直すぎんだろ、このチーム名。」
そう、春日はチーム名が気にいらなかった。
『アンタ、イースターさんに失礼だろォォ!!ただでさえ記入しなかったぼくたちのミスなのにイースターさんもあれこれ捻って面白くなるようにつけたんですから!』
ここで発覚したのは春日率いるものつくり部のチーム名を記載し忘れていたことだ。このままではチーム名なしになってしまうので、主催者のイースターが気をつかって、春日たちのチーム名を考えた。
だが、銀時は新八に反論する。
「甘ェこと言ってんじゃねーよ。面白ェ面白くない以前に肝心なのは売れるか売れないかだ。
昨今のテレビ事情知ってるか?幾ら面白い番組でもそれが視聴者に届かなかったら意味ねーんだよ。
それが《商売》だろが。」
うんうんと頷きながら、春日も反論する。
「確かに面白ェのかもしれねー。一生懸命つくったのかもしれねー。
でもぼくはイースターに問いたいね。お前らこれ本気で数字取るつもりあんのかって。あのイースターが本気で取る気ならばよ
当然こうなるハズだろ」
【TALES OF ロボコン】
「なるかァァァァァァ!!」
某有名ゲームのオマージュだ。これならインパクトがあると銀時は自負する。
「世の中なんでもテイルズオブっときゃまちがいねーよ」
『テイルズオブるって何!?どんな動詞!?』
春日も便乗してチーム名をひねり出す。
「じゃあ、これ」
【TALES OF ロボコン イ⚪テQ】
「ついでに視聴者プレゼントでマダオのWi-Fiつけたらいいんじゃね?やべ、優勝間違いなしだ、コレ。」
『いいわけあるかァァァァァァ!!それ他局の番組ィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!』
結局、収拾がつかなくなったので、三人がそれぞれ考えたチーム名を改めて議論した。
緑の衣装に身を包んだ春日が提案する。
「チーム⚪望の党。ユーザーファーストのためのクリーンなロボット社会を目指します!」
対する銀時も提案する。
「チーム立憲甘党。排除されたロボットたちよ、今こそ集まれコノヤロー」
『お前らいい加減にしろォォーーー!!』
本日何回目かの新八の叫びがこだました。