「第一試験はペーパーテストだ。
全員席につけ!」
肌の黒い試験官が号令をかける。
2人と隣に座り、カンニング対策もバッチリな訳だが…。
はて、同じ試験なのか…。
「第十問は45分後に言い渡す。では、始めっ!」
教室内に、カリカリと音が響く。
主に封印術の問題だった為、簡単に出来てしまった。…まぁ、上忍クラスの問題であった事は間違いない。
趣旨は同じだろう。
隣の2人も簡単に解けているようだ。
ペーパーテストに備え、家の巻物を見せていた事が幸いしたのだろう。
うずまき一族の封印術は秘伝忍術に近いものがあるが、基本は同じである。
上忍レベルの封印術の知識が無ければうずまき一族の封印術を理解する事も出来ないだろう。
従って、2人の封印術への理解力は上忍を上回っている。
「よし、45分だ。
第十問は、1人でも間違えれば連帯責任で班員も不合格となる。
受けて間違えれば…中忍試験の受験資格を剥奪させてもらう。受けるか受けないか…5分以内に選べ。相談は無しだ、自分で決めろ。」
2人をちらりと見ると、問題無さそうだ。
自身に満ち溢れ、この問題の答えも分かっているようだ。
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第一試験を通過し、第二試験のサバイバルの説明に入る。
ルールは大体同じだ。
舞台は岩が多い場所で、26組78名が競いあい、半分以外に減らされる。
始まりの合図がなると同時に付近の受験者達を金剛封鎖で拘束し、タコ足で巻物を強奪する。
「よし、全部集め終わったわね。行きましょ。」
天・天・地・天・地…
その後、何度か奪いに来た人間もいたが白と長十郎が対処し、逆に巻物を奪う。
ライバルはとことん減らす。
90分で塔につき、史上最速記録を打ち立てた。
2位が我愛羅達の班だ。
我愛羅のクマが酷いのは同じだが…表情が違う…?
悔しそうではあるが殺気を振り撒いていないしカンクロウとテマリが我愛羅に怯えていない。
原作崩壊は今更だと割り切り、木遁でみかんを出して3人で食べる。
…視線が気になる…確かに、どこからともなく木が現れてみかんがなって当たり前のように食べる奴らがいるのだ。
私も我愛羅達の立場になればガン見するだろう。
「…食べる?」
「…良いのか?」
「いくらでも出せるから。」
みかん、リンゴ、イチゴ、ブドウ、ナシ…取り敢えず思いつくだけ出すと、3人は固まった。
「木遁…?」
「ん。でも、ちょっと便利な血継限界ってだけだよ?
千手柱間みたいなのは出せないし、私が出来るのは嫌がらせみたいな物だよ。あれは木遁じゃなくて柱間遁だから。」
食べながら言うと、困惑しているのが分かる。
が、ちゃっかり食べる3人。
食べ物は人の距離を縮めるのだ。