あるとりあくせられーた日記   作:疾走する人

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この作品内での幼少期のアルトリアの一人称を「わたし」、大人のアルトリアの一人称を「私」にします。


あくせられーた

☓月☓日

 

曇り

 

今日、わたしはとある男の子と出会いました。

 

わたしは、これから彼との日常を日記につけていきます。

 

わたしは、ケイ兄さんに言われて、森まで薪を取りに行きました。

 

わたしはケイ兄さんに、森の先っぽの方だけしか行ってはいけないと言われていましたが、その言いつけを破っちゃいました。

 

だって、いちいち薪が少ししかない森の先っぽで薪を探すなんてめんどくさいじゃないですか。

 

だから、わたしは森の奥の方まで行って、薪を探しました。森の奥の方では、たくさん薪があって、ついついたくさん拾ってしまいました。

 

でもわたし、忘れてたんです。

 

森の奥の方にはとっても危険な魔獣がいて、何人もの人がおそわれてることを。

 

わたしが森から出ようとしたとき、いきなりわたしの目の前に魔獣が出てきました。

 

わたし、とっても怖くて、どんどん走って逃げたけど、魔獣はとっても早く追いついてきて、崖のところまで追い詰められちゃったの。

 

でも、そのとき、空から男の子が降ってきたの。

 

その男の子は、髪の毛が白くて、目が赤くて、目つきが悪くて、筋肉がほとんどなくて、なんというか、モヤシとかウサギみたいでした。

 

その男の子は、とっても目つきが悪かったし、髪が真っ白で目が赤かったから、わたし、彼のことを魔獣の仲間の聖書に出てくる悪魔だと思っちゃいました。

 

彼は、わたしと魔獣をかわりばんこに見たあとに、いきなり魔獣の方に殴りかかっていきました。

 

彼、とっても筋肉がなくてモヤシみたいだったから、わたしは、彼の体が魔獣に吹き飛ばされちゃうんじゃないかと思って、目をつむっちゃいました。

 

でも、目を開けたら、彼はふっとばされずに、逆に魔獣の方がふっとんでいったんです。

 

わたし、すっごく驚いて、彼に聞いてみました。

「あなたはだあれ?何で悪魔なのに人間のわたしを助けてくれたの?」って。そしたら彼は、

 

「俺は学園都市最強の能力者、アクセラレータだァ。悪魔ァ?何だそりゃァ?第三次世界大戦の中で天使の力を持った奴だとかは見てきたが、今度は悪魔ときましたかァ?」

 

って、よくわからないことを言ってきました。

 

「がくえんとし?がくえんとしって何?」

 

ってきいたら彼はいきなり、

 

「あァ?学園都市を知らないだァ?おいクソガキィ、一体どこで勉強してきたんだァ?…あァ?ちょっと待てよ、第三次世界大戦なんてもンを起こしたンだから、どんな田舎者でも、知らねェわけがねえよなァ…オイオイ、俺はもしかして学園都市が存在しないところに来ましたってかァ?」

 

なんて、またもや意味の分からない言葉を喋っていたので、「ちょっとー、あくせられーた、きーいーてーるー?」と大声で叫んで彼の話を遮りました。

 

「あァ?何だァ、クソガキィ?ちょっと今考え事してッから、チョット黙っててくれませんかねェ?」

 

「も~!何よ〜!いきなりクソガキなんて失礼な!そんなにガキガキ言うのなら、あなたもガキでしょ〜?鏡でも見てみなさいよ〜!」

 

そう言って彼にわたしの手鏡を渡して無理やり自分の顔を見させたら、何故かいきなりあくせられーたが叫びました。

 

「何だこりゃァ?!オイオイ、何の冗談ですかァ?何で子供の姿に若返ッてやがるゥ?オイオイまさか、チョーカーもねェのにまともに行動できてるのは、体が若返ったからだッてかァ?」

 

何だかあくせられーたとこれ以上話をしていてもらちがあかないと思ったため、わたしは一番大切なことを聞いてみました。

 

「ねえねえ、あくせられーた、あなたの家はどこにあるの?何で空から降ってきたの?」

 

「家族かァ?俺に家族なんてもンはいねーよ、自分がどうして空から降ってきたのかも全く持ってわからねェ、まァ、簡潔に言うと、身寄りなし金無し一部記憶なしッてとこだなァ」

 

わたし、それを聞いたら、とっても悲しくなったの。あくせられーたも子供なのに家族がいなくて、とっても辛いだろうなって思ったの。だから、わたしは彼に、

「だったらうちに来なよ!一人家族が増えるくらいなら、余裕で大丈夫だからさ!」って言いました。

 

そうしたらあくせられーたは少しだけ悲しそうな目で

「俺みたいな得体の知れねェ変な見た目をしてる奴を引き取るつもりかァ?やめとけ、ろくなことになンねェぞォ?」

って言ってきたから、わたしは

「絶対に大丈夫だから!」

って言ったら、あくせられーたは根負けしてくれたみたいで、

「ハイハイ、分かりましたァ、ただし、文句は言うなよォ?」

って言ってくれました。

 

わたし、嬉しくて、あくせられーたの手を取って家の方向へと一緒に走って行きました。

 

「わたし、アルトリア!よろしくね!」

 

「おゥ、俺はアクセラレータだァ、改めてよろしくなァ」

 

今日、わたしの家族に、あくせられーたが加わりました!

 

家に戻ってから、ケイ兄さんが、

 

「その子は誰だい?」

とか、

「どこでその子とあったんだい?」

とか色々聞いてきましたが、本当のことを話したら納得してくれたみたいで、あくせられーたのことを受け入れてくれました!

 

「ところでアルトリア、薪を取ってこいって言ったよな?」

 

と言われたときは、心臓が止まったかと思いましたが。




更新は、最低でも一週間に一度できたらいいな〜と思ってます!
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