あるとりあくせられーた日記   作:疾走する人

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これからしばらくはシリアスパート(戦争関係)はお休み。

シリアスばっかり書くのは精神的に疲れるからね。

でも、ちゃんと戦争はやってますから。

書いてないだけですから。


運動会①

◯月▲日

 

晴れ

 

気分:良

 

 

今日は、ケイ兄さんの提案により、私のもとに集まってきた騎士たちの実力を確かめるために、騎士たちで、

チキチキ!第一回男ダラケの運動会!ポロリ?何それ美味しいの?(マーリン命名)をすることになりました。

 

運動会の項目は、アクセラレータが組み上げました。

 

 

後、アクセラレータの発案により、運動会を一般公開することになりました。

 

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第一競技:玉投げ

 

 

第一種目は、皆さんご存知玉投げです。

 

騎士の実力を確かめるための競技なので、私としてはもうちょっと殺伐としたものを想定していたのですが、思ったよりもほのぼのとしていたので驚きました。

 

アクセラレータに聞いてみると、

 

「玉入れのねぇ運動会なンて、運動会じゃねェ!」

 

と言っていました。

 

騎士の実力を確かめるための競技なのに玉入れをさせるのはオカシイ。

 

そう思ってしまった私は間違っていないと思います。

 

参加していた騎士たちも、ものすごく納得のいかない顔をしていましたから。

 

そんな騎士たちを、マーリンが愉悦を浮かべて見ていたのには、少しだけイラッと来ました。

 

 

まあ、ほのぼのとした競技でしたが、騎士たちは自分達が舐められているのだと勘違いしたようで、鬼のような形相になって玉をかごの中に入れまくっていました。

 

騎士たちが死にものぐるいになって競い合うイメージだったんだけど、なんか思ってたのと違う。

 

第一種目の玉入れでは、パーシヴァルという名の騎士が勝ちました。

 

なぜ玉入れで優勝できるほどの実力を持っているのか聞くと、「槍投げは得意ですからね!」と満面の笑顔で返されました。

 

槍投げと玉入れは関係ないと思うのですが。

 

観客席の町民からも、「いいぞ、兄ちゃん!」「やるじゃねえか!」などと声援が上がっており、本人がまんざらでもなさそうだったのが印象的でした。

 

もしかしてアクセラレータは、騎士の士気を上げることと、騎士の人気を上げることが目的なのでしょうか。

 

そう思って横のアクセラレータの顔を見てみましたが、その表情から何を考えているかは読み取れませんでした。

 

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第二競技:騎士たちによるよさこい節

 

よさこい節、というものが何だかわからなかったのでアクセラレータに聞いてみると、とある地方の伝統的な踊りなんだそうです。

 

騎士が踊るなんてありえない、と騎士たちも思っているようで、こちらに不満げな視線を送って来ましたが、ここは我慢してもらうことにしました。

 

騎士たちが踊り始めると、町民たちはヤンヤヤンヤと大喝采を浴びせて、騎士たちがなぜかノリノリになって、もっとキレッキレに踊り始めました。

 

騎士たちの息がぴったりになってきたので、これが狙いかと思ってアクセラレータを見てみると、

「西洋の騎士がキレッキレによさこい節踊ってやがるゥ!」

と言って、マーリンの隣で大爆笑していました。

 

アクセラレータはただ単に運動会を楽しみたかっただけのようです。

 

マーリンも笑いをこらえていましたが、隠しきれておらず、体が小刻みに揺れていました。

 

第二種目では、べディヴィエールという名の騎士が優勝していました。

 

片腕ながらもキレッキレに踊りを踊っていて、その華麗な風貌もあって、特に人目を集めていました。

 

 

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第三種目:長距離走

 

アクセラレータは短距離走も考えたそうですが、騎士たちの体力で短距離走は短すぎるだろう、ということになり、250mのトラックを4週してもらう事になったそうです。

 

町民は、特にこの競技に興味津々、というかこの競技で賭け事を始めました。

 

あれはアウトではないかと思ったのですが、騎士たちのやる気を出すためにも必要だ、とアクセラレータに言われて、渋々賭け事を認めました。

 

「ガウェインの兄ちゃんに5万!」

 

「俺はべディヴィエールの兄ちゃんに2万!」

 

「俺は意外性を求めて、トリスタンの兄ちゃんに6万だあ!」

 

町民たちが次々と騎士たちに賭けていく声で、騎士たちのやる気がどんどんと増えていきました。

 

町民たちの声援は騎士たちの大きな力になったらしく、みんなものすごい速さで走っていました。

 

みんな速かったのですが、特に速かったのはガウェインという名の騎士で、どうしてあの速い騎士たちの中で優勝できたのかと聞くと、「実はオレ、太陽が出てれば通常の3倍のスペックになるんですよ!」と言っていました。

 

どこの物語の主人公でしょうか。

 

ファンタジーすぎます。

 

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第四種目:綱引き

 

騎士に綱引きは必要ないだろうと言いましたが、アクセラレータが第一種目の時のように、「運動会と言えば、綱引きだろォ!」と言ったので、綱引きをさせることを認めました。

 

町民たちはますます盛り上がり、

 

「オレはガウェインの兄ちゃんのチームに10万!」

 

「そんじゃあオレはべディヴィエールの兄ちゃんに13万だ!」

 

と、また賭け事を始めました。

 

綱引きで活躍して優勝したのは、意外にも文系な見た目をしたトリスタンという名の騎士でした。

 

彼は皆が綱を引いている間に竪琴で演奏をして味方を元気づけ、町民の人気を釘付けにしていました。

 

…あれ?肉体的に、何にも役に立ってなくない?

 

…まあ、そこらへんは突っ込まないでおきましょう。

 

 

アクセラレータの、「運動会は二日間掛けてやるもんだろォ!」という意見により、今日の競技はここまでです。

 

明日はどんな競技があるのでしょうか。

 

 

追記:このあと、町民を王城に招き入れて、アクセラレータが作ったご飯で宴会をしました。

 

町民が皆、美味い、美味いと言って泣きながら食べていたのは印象的でした。

 

アクセラレータのご飯を食べた人は皆同じような反応をするのですね。

 

 

 




騎士たちがアーサーのもとにつく時系列がよくわかんないから、ウィキペディアでちょっと調べて書いてみた。

ま、まあ、アーサー王伝説はたくさんのバージョンがあるから、ちょっとした順番のズレくらいは、大丈夫!なはず。
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