やはり俺とこのダンジョンは間違っている 作:ばーたるゃん
夕食をたべた後はいつもどおりぼーっとしていた、暇過ぎる...何か趣味さがすか...
「ハチマン、明日もダンジョンに潜るんだよね?」
「あぁ、お前もだろ?」
「うん、そのことなんだけどね、明日一緒にダンジョンに潜らない?」
「は?」
こいつはなにを言ってるんだ、もぐる階層がぜんぜん違うだろ...
「いや、ハチマンの実力が知りたくて、どう?」
「だめだ、お前と俺じゃもぐる階層が違いすぎる」
「大丈夫だよ!僕がハチマンのほうにあわせるから!」
「いや、いいから、それにリリルカもいるだろ、あいつには相談しなくていいのか?」
「それがリリにも一緒に行かないって聞いたんだけどいいって言われてね」
俺嫌われすぎだろ...知ってましたけどね!というか、リリルカには俺についてくる前提で聞いたのか
「...良い?」
「ほら、明日はアレがアレでな...」
やばい、ヘスティアさんがこっち見てる...!
「アレ?なにかあるの?」
「まぁな、というわけですまんな」
知ってたよ!さっきからにらまれてましたし...仕方ないか...
「...分かったよ、ベル、明日な」
「うん!」
...もしかして、ベルはヘスティア様がこう言うことを知ってたのか?事前に考えていたのか...?ベル、恐ろしい子...!
まぁ、決まったことは仕方ない、今日はもう寝るか...
「じゃあ俺は寝るわ、おやすみ」
「おやすみ、ハチマン」
~早朝~
「――きて、おきて」
...小町か、もう少し寝かせ――
「ハチマン、朝だよ」
...こま、ベルか...そう...だったな...
「おはよう、ハチマン!」
「あぁ...」
「!ハチマン...なんでそんなに泣いてるの?」
...は? 頬に触れてみると水がながれていた、無意識のうちに涙って出るもんなんだな
「...ハチマン?」
「いや、あくびだ、気にすんな、それよりもダンジョン行くんだろ、準備するぞ」
「うん、そうだね、じゃあ先に朝食だね、用意してくるよ」
「あぁ、すまん」
いままで詳しくは思い出そうとしなかったが、小町、戸塚、そして奉仕部の二人、雪ノ下と由比ヶ浜...あいつらともう一度、話をしたかった、修学旅行の件、あれは俺のやり方が間違っていたとは思っていない、だが、あの後一回でも話せたなら、なにかかわっていただろうか...
それよりも今はベルが待ってるはずだ、行くか。
「おはよう!今日は早いからつらいだろうハチマン君」
「うす、そうっすね」
「よし!じゃあ朝ごはんだ!」
...俺からしたら早い、起きてすぐの朝食を食べた。
~数分後~
「よし!行こうかハチマン!」
こうして、俺とベル二人でダンジョンにもぐることになったのだった...
次回、またダンジョンです