やはり俺とこのダンジョンは間違っている   作:ばーたるゃん

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 はい、やまモンです、今回の話は原作四巻ヴェルフがくわわっての戦闘です


ハチマンと11階層

 

~次の日ダンジョン11階層~

 

「やって来たぜ!11階層!」

 

俺は結構な武器をもらい、今ここにいる、勿論リリルカもいる、今はヴェルフの事を伝えたベルにリリルカの皮肉が鎧を貫通して突き刺さっている

 

「ハチマン様も一緒なら騙されにくいと思って大丈夫だと思って送り出したのに!役立たず!」

 

俺にも飛んできた、しかしその程度では苦痛にも思わないぞ、まだまだだな

 

「メリットの方が多いんだ、いいように利用されてるかもしれんが、その分働いてもらえばいい」

 

「そうだとしてもリリに相談ぐらいしてください!」

 

「ごめん...リリ」

 

 いや、こっちを見るなリリルカ、すみませんでした!

 

「俺はいらなかったか?」

 

 ところでヴェルフと俺の区別がしづらいとおもうんだが

 

「まぁ、仕方ないのでしっかり働いて貰いますよ!」

 

...4人パーティか...あれ?俺いらなく無い?

 

「えーと、リリ、いまさらだけど紹介するね、この人はヘファイストス・ファミリアの鍛冶師のヴェルフ・クロッゾさんって言うんだ、」

 

「クロッゾっ?」

 

~~~~~~

 

要約すると、クロッゾという家系は魔剣を作れることで有名だったが、ある日を境に作れなくなり堕落した...と、家名を嫌がってたのはこういう事か

 

「ま、今はダンジョンの中なんだ、そんなこと気にしてるわけにも行かないだろ、な?ハチマン」

 

「まぁ、そうだな」

 

 ダンジョン...しかも中層は油断できねぇしな...

 

 そう思った次の瞬間、壁から聞き慣れてきたビキリ、という音が部屋中の壁から聞こえてくる、さて、ようやく仕事か

 

「うわ...」

 

「『オーク』ですね」

 

他にはインプが多いな...めんどくさい奴だったはず、だが今までの積み重ねってのは大きい、結構戦えるはずだ

 

「左側のインプは俺がやる、他は任せた」

 

「よし、それなら俺がオークをやろう」

 

そうヴェルフが言うとベルは驚いてたが、まぁ、本人がそういうなら任せるのが一番だろう

 

「んじゃ、死ぬ前に助けてくれよ」

 

「そろそろ行くぞ、インプが群れて、面倒くさくなる前にな」

 

ヴェルフの言う通りにインプは群れると、めんどくさい、数でゴリ押しみたいな戦法だから

 

「油断すんなよ!ベル、ハチマン」

 

それぞれ、武器を携え準備をする

 

 誰よりも早くベルが飛び出し五体のインプ、いや、それ以上を一瞬で蹴散らした、Lv.2はここまで違うのか

 

「マジかよっ...!」

 

 こちら側にインプが増えてきた

 

 だが俺もベルほどではないにしろ倒せている、8匹はもう倒せた、ステータスと武器が違うだけで凄く変わるな、次のやつでこっちは最後か

 

「...ふぅ」

 

 よし、こっちはおわりだ

 

 周りを見るとベルのほうに巨大ダンゴムシが2体突撃していることが確認できた

 

『ロオオオオオォッ!』

 

手を出す気は無い、邪魔になるだけだからな、ベルには魔法があるしな

 

「ファイア・ボルト!」

 

 そう、あの詠唱なしの魔法だ

 

...うまく行き過ぎている、俺の考えすぎかもしれないが、一ヶ月半でレベルアップ、たまたま読んだ魔導書のおかげで魔法を手に入れる、因縁のミノタウロスに遭遇する、ベルは誰かの策略でここまで成長しているんじゃ...?いや、考えすぎか、まぁ、何も無いということは無いだろうが

 

「おい、ハチマン、どうした!」

 

「あ?あ、いや、何でもねぇよ」

 

「ボーッしてるなよ!こっちを手伝え!」

 

いつの間にかヴェルフもオークを倒していたらしい、うっかり考えすぎたか

 

「っ...クロッゾ様!ハチマン様!」

 

「その名前で呼ぶなっ...て、げっ」

 

シルバーバック、ベルはLv.1のときに倒したと聞いたが、ベルが戦闘中の今、俺たちではとても相手にならないだろう、逃げるしかない...いや、逃げ出せるか?

 

思考を巡らせているうちにも俺たちを囲う輪は小さくなっている...!

 

 




はい、次回もうすぐ出します

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