やはり俺とこのダンジョンは間違っている   作:ばーたるゃん

22 / 49
 どーも、早いとこ英雄賛歌まで行きたいんですが、どうも書く時間がね...



ハチマンと襲撃

 ベルたちは11階層、俺は9階...か

...なんだ?さっきから視線を感じる、ステイタスがあがったから感覚が鋭くなってるのか?

 

「...だれだ」

 

 俺がそういうと3人のヒューマンがでてきた

 

「...あぁ?気づいてたのか?」 

「気づいててにげねぇとは、よっぽど自信があるんだなぁ?」

「...」

 

 おい最後、なんか話せ...俺みたいで悲しくなる

 

「なにか用か?」

 

「あのリトルルーキーと同じファミリアなんだろ?オマエ」

 

「そうだったら何だ?」

 

...なるほど、ベルと同じファミリアの俺に用がある...と、絡まれてるね、俺

 

「ちょっとオマエにあのガキを呼び出す囮になってもらおうと思ってな!」

 

 なるほど...要するにベルには勝てないようなやつらね

 

「...?」

 

 なんだ?体が軽く...いや、今はそんな事どうでもいいか

 ...スキルを使うのは...まだだ、相手のステイタスもわからねぇしな

 

「行け!お前ら!死んでもかまわねぇ!」

「抵抗しねぇんなら痛くしねぇからよ!」

「...」

 

 リーダーとその他二人か

 

 ここで太刀は手数がたりねぇな...ここはナイフ二刀流だ

 

 俺は自分の太刀を壁に突き刺しナイフを取り出した

 

「ハハッ!冒険者なり立てが俺らに勝てるわけねぇだろ!」

 

 男二人が切りかかってきた、リーダーの男は少し離れてこっちを見てやがる

 

「オラァ!」

「...!」

 

 大丈夫だ、見切れる!

 

「...ハッ!」

 

 俺は敵二人の剣をはじいて、そのまま二人の足にナイフを突き刺した

 これでこの二人は無力化できた、問題はあのリーダーか

 

「やっぱりな、あいつらはまだレベル1だからなぁ、だが俺はレベル2だ、オマエらとは格がちがうんだよ」

 

 レベル2!?嘘だろ...

 

「行くぞぉ!オラァ!」

 

「...っ!!」

 

 速いっ!

 

『ガキィィン!』

 

 俺と敵の武器がぶつかり合う

 

「オマエ...良く見切れたなァ!」

 

 正直、見てはじくのが限界なスピードだ

 

 

 その後も何度も繰り出される攻撃をなんとかはじいていたが、それすらも困難になってきた

 俺をいたぶり続けるためか攻撃は致命傷までにはいってないが、間違いなく死へ一歩ずつ近づいている

 

「なんだぁ!?動きが鈍くなってきたぞぉ!」

 

 今は明らかに俺が劣勢だ、

...こうなったら!使うしかねぇ!

 

「...インガーンノ」

 

 自信のステータスを上げるこの魔法、効果は30秒だ、即効で終わらす!

 

「これで終わりだァ!小僧!」

 

 見切った...!

 

 俺は振り下ろされた剣を避け、相手のあごにナイフの柄をぶちかました

 

「...ガッ!なに...が...」

 

 レベル2が一撃...この魔法凶悪だな...

 

...とりあえず、こいつがやられて出てこないってことはもう仲間はいないってことだよな

 

「...ギルドに突き出しときゃいいか?」

 

 俺は太刀を回収して、リーダー格の男を引きずって上へ向かった、残りの二人?しらねぇな、気づいたらいねぇんだもん

 

 

~ギルド~

 

 

「なにかな?これは?」

 

 俺はギルドで取調べをされていた

 

「あー、ですから、襲われたんですって、俺」

 

「うん、それで、君は応戦して倒した、と」

 

「はい」

 

「そのうちの一人はレベル2だよ?どう考えても君じゃ無理なはずなんだけどなぁ?」

 

「まぁ、偶然ですよ、それよりも今日は疲れたんで早く帰りたいんですけど」

 

「...分かったよ、また今度、詳しく聞かせてね?」

 

「...はい」

 

...魔石換金して帰るか、もうそろそろベルたちも帰ってくるころだろうし

 

 俺は、広間にいってベルたちを待っていた、いや、正確にはリリルカを待っていた

 

 

~十数分後~

 

 

「おぉ、ベル、やっと出てきたか」

 

「ハチマン?どうしたの?先にホームに帰っててもよかったのに」

 

「いや、リリルカに話があるから待ってたんだ」

 

「リリにですか?」

 

 いやそうな顔すんなよ...いや、その気持ちは分かるけど。いや、分かっちゃうんだ。

 

「それじゃあ、リリスケ、魔石は俺らに渡せ、換金しておく」

 

「分かりました、お願いします」

 

 ベルとヴェルフがバベルに入っていった

 

「...行ったか、とりあえずここは人通りが多いから、ついてきてくれ」

 

「...はい」

 

 少し離れた人通りのないところに来た

 

「実はな、リリルカ、今日、俺は襲われた」

 

「...はい?」

 

「まぁ、そいつらは俺をダシにしてベルを呼び出そうってのだったんだが」

 

「...!それでハチマン様はどうしたんですか?」

 

「今回は撃退できたが、今後はどうなるか分からん」

「もし、俺が捕まってしまったらあのお人よしのベルは俺を助けるためにわざわざ危険を冒すだろう」

 

「...えぇ、そうでしょうね」

 

「もし、そうなってもベルには俺のもとへ来させないようにしてくれ」

 

「!...ハチマン様は...」

 

「俺は俺でどうにかする、だから、ベルには来させるな」

 

「...はい、分かりました...」

 

「話は以上だ、じゃあな」

 

 これで俺に万が一のことが起こっても大丈夫だな

 

「ハァ...帰るか」




 誤字等ありましたら注意お願いします

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。