やはり俺とこのダンジョンは間違っている   作:ばーたるゃん

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 10巻を読み終わりました、他にもやること多くてなかなか投稿できません


比企谷八幡と小竜

 

~ホーム~

 

「お帰りハチマン君、今日はどうだったんだい」

 

「いやぁ、まぁまぁですね、そろそろベルも帰ってきますよ」

 

「なんだい、一緒に帰って来ればよかったのに」

 

「ちょっと事情がありましてね」

 

 今日あったことは...まぁいいか

 

「ふーん、そうか、疲れただろう、夕飯は準備しておくからシャワー浴びてきなよ」

 

「はい、すみません」

 

~風呂内~

 

...魔法は一日一回、もし今日みたいな格上と立て続けに合えば必ず負ける。

 レベルを上げねぇと今後、どうなるか分からん

 

「明日は11階層にいくか...」

 

 もちろんあいつらには内緒だな、オークぐらいは余裕だからな...何体もいりゃどうかはわからねぇが...

 だが、レベルは上げなきゃいけねぇ、苦戦上等だ

 

\オカエリベルクーン!/

 

「ベルも帰ってきたな...んじゃ、さっさと戻るか」

 

 

~夕飯後~

 

 

「なぁベル、明日は何層まで行くつもりだ?」

 

「うーん、まぁ、12階層までかなー」

 

「そうか...なるほどな」

 

「そうだけど...なんで?」

 

「まぁ気になっただけだから気にすんな」

 

 もうダルいとかは言ってらんねぇな...

 

「あのさ、もしよかったらなんでも相談してよ、僕たちは仲間だろ?」

 

「あぁ...」

 

 

~次の日~ 

 

 

「行って来ます神様!」

 

「んじゃ、俺も行きますんで」

 

「あぁ!行ってらっしゃい!二人とも!」

 

 

~ダンジョン10階層~

 

「ハ、ハチマン、本当にこの階でいいの?」

 

「あぁ、何かあったらすぐ逃げるから大丈夫だ」

 

「...一人ってのがお前らしいな、ハチマン」

 

...ほっとけ俺はこれでいいんだ

 

「ではリリたちは12階層に行きますよ!」

 

「じゃあまたね、ハチマン、何かあったら絶対に逃げてよ!」

 

「分かった分かった、じゃあな」

 

 

 

...行ったか、まぁ、昼前ぐらいに下降りるか。それまではここで戦闘だな

 

 早速オークが生まれてきた、この前の戦闘で分かったが、ナイフのほうが使いやすかったので、今日はナイフ二対だけだ

 

『ォオオオオオオ!』

 

...こっちに走ってきた、とりあえずバックパックはここに置いとくか、よし、行くかっ

 

「ハァッ!」

 

 まず片足を切り落とした、次に腕、最後に胴体にナイフを突き刺し1体のオークの動きを止めた

 止めを刺した次の瞬間次のオークがやってきた、数は3

 

「...三体か」 

 

  ハチマンはそう呟くと一瞬で敵の背後に回り魔石ごと貫いていった

 

...昼前までこのまま狩りまくるか

 

 

~昼前、11階層~ 

 

 

 一人でここは初めてだな...というか騒がしいな

 

\逃げろー!インファイトドラゴンだ!/

 

...!あいつはこの前にもいたモンスターだな、確かレアだったはず

 

  ハチマンはほかの冒険者が逃げていく方向と逆方向へ走りだした

「オイ!アンタ死ぬ気か!?」

 

...死ぬ気じゃねぇ...『殺す気』だ

 

 

『―オオオオォォォォォッ!』

 

  向かってくるハチマンを敵と認識したのか咆哮をあげ、竜も少年へと突撃した

 

「――オラァッ!」

 

  ハチマンの二振りのナイフと竜の尾がぶつかる

 

「―――ッッ!」

 

  次の瞬間、ハチマンは壁に飛ばされた

 

「グハァッ!?」

 

...やっぱ、強いよなぁ...!ここで魔法を使えばすぐ終わるがそれじゃ意味はねぇ

...スキルは使わずに自身の限界を超えるッ!

 

  ハチマンは周りの冒険者には見えない速度で竜に突進した

 

「ウラァッ!」

 

  ハチマンはさらに加速して跳び、竜の喉元、ちょうど逆鱗と鱗の間にナイフを突き刺した

 

『グギャァァァァァァ!!』

 

  怒り狂った竜はハチマンを踏み潰すため前足を大きく上げた、狙われるも退かず、もう一度跳び、喉元のナイフをさらに奥まで差し込んだ

 

『―――ガッ――ア――』

 

  ドォン、と地響きにも似た音を立て竜は倒れた

 

「...やった...か」

 

...さて...と、魔石を回収してしまわないと...

 

\ウオォォォォォォォォ!/

 

...!?な、なんだ!?

 

 周りから冒険者たちの歓声が聞こえてきた

 

「アンタすげぇな!最初は死ぬ気かと思ったが、まさか倒しちまうなんて!」

「レベルはいくつなんだ!?」

「なぁ!俺らとパーティくんでくれねぇか!?」

 

...うわぁ...めんどくさいことに...

 

「す、すいません、魔石だけとってしまいたいので...」

 

...さっさととって...ん?魔石だけじゃなくて皮も残ってるな、ドロップアイテムか、さしずめ小竜の皮ってとこだな

 

「よし、バックパックに...あれ?どこ置いてきたか...あ、10階層か」

 

「なぁ、アンタ、もしかしてこれか?」

 

 名前も知らない冒険者が差し出してきたのは黒いバックパック、俺のものだ

 

「あぁ、それだ」

 

「ほら、かえすよ」

 

 俺はバックパックを受けとり、小竜の皮(仮)を入れた、もうパンパンだ、重さは...ステイタスのおかげか、さほど重くは感じないな

 

...よし、こんなとこいるのも面倒だしベルたちのとこ行くか、リリルカにバックパックを預かっておいてもらおう

 

 




ミスとか、あれ?ッて思ったことがあれば言ってください、なるべく早い段階で修正します

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