やはり俺とこのダンジョンは間違っている   作:ばーたるゃん

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 これは原作で言うところの4巻と5巻の間くらいです。


ハチマンと強化種

 

「...どこだ、ここ...」

 

  闇雲に走って逃げた結果、ハチマンは道に迷っていた

 

...落ち着け俺、こういうときこそ冷静な判断が必要だ

 

  そして、迷ってから1時間もたっていた

 

...さっきからかなり遭遇するな...

 

...向こうに誰か...ッ!

 

「誰かッ!助けてくれ!強化―――」

 

「逃げるぞぉッ!強化種だぁ!」

 

...ほかの冒険者か、強化種...ここにいるのはまずいな

 

「12階層へ直行だ、道は分かってる!」

 

...運がよかったな、着いていくか

 

  ハチマンはそのグループの少し後ろについていった

 

「...だれだ!?...いや、それよりも今は逃げなきゃやばい!」

 

...12人...3パーティぐらいか?いや、サポーターが二人だから2パーティか

 

  しばらく走っていくと前方に階段が見えてきた

 

「もうすこしだ、犠牲にしたあいつのおかげだな、あの愚図も最後は役に立ったもんだ!ハッハッ―――」

 

  そう男が笑うと後ろから何かが跳び、その男を吹き飛ばした

 

「――――」

 

...アルミラージッ!?

 

  ハチマンと周りの冒険者は後ろから跳んできたモンスター。アルミラージから離れ、武器を構えた

 

...コイツが強化種か...間合いをッ―――

 

  ハチマンが間合いを取ろうと足に力を入れた瞬間アルミラージが跳び、ハチマンへ跳んできた

 

...避けきれなッ

 

「グッ!?」

 

  ハチマンはアルミラージの攻撃で後方へ飛ばされた

 

「ローブは邪魔だ...」

 

...速さで勝負だ、強化種...!

 

...俺の最大を見せてやろう...!

 

  ハチマンの現在のステイタスはLv.2相当

 

  その強化種はそのLv.2相当であるはずのハチマンを翻弄し、じわじわといたぶるようにハチマンへダメージを与えていった

 

「...が...ッ...!」

 

...隙を...!

 

「ぐ...アァッ!」

 

「...ッ!」

 

  ハチマンは次々に体に傷を増やし、死へと歩みを進めさせられていた

 

「...【インガーンノ】」

 

...これで...どうだぁっ!!

 

  その強化種はハチマンの魔法に気づいたのかさっきの動きよりも速く、重い攻撃を繰り出してきた

 

...見える...

 

「ハァッ!」

 

『キュゥゥゥゥイ!!』

 

「悪いな、俺の勝ちだ」

 

  ハチマンのナイフはアルミラージの頭を貫いた

 

...俺の勝ちだ...ん?右腕に違和感が...?

 

  ハチマンの右腕は霧になったアルミラージの持っていた斧で切断されていた

 

「...は?」

 

...腕...腕ッ...が...

 

  切れた腕の断面からは血が流れ続けていた

 

「うおぉぉぉぉぉぉ!?」

 

...まて、まて、止血を...ポーションを...

 

「ハチマンッ!!」

 

...ベルッ!?なんでここに...

 

「ハチマン...!?腕がッ...!ポーションを...」

 

「...ふぅ、いや、大丈夫...」

「...もうかけたし血も止まった...」

 

「ッ...でも!」

 

「いいんだ、それよりそこの魔石拾ってくれ、あと、ナイフも」

 

「...ッ!...うん...」

 

...痛みはない...問題は片腕がないということだよな

 

「ベル...この片腕...どうにか治したりできないか?」

 

「...残念だけど...」

 

「そうか...」

 

...義手...金をためねぇといけねぇのか...

 

「はぁ...俺は帰る」

 

「え、えぇっ!?だ、大丈夫なの...?」

 

「余裕だ、俺のことをかまう必要はない」

「それよりも、だ、さっさと上に行こうぜ」

 

「...う、うんッ!そうだね」

 

 

~12階層~

 

 

「ハチマン...いいの?」

 

 

「...あぁ、先に帰ったとでも伝えといてくれ」

 

...まぁ、恐らく無駄だと思うが...

 

...痛みはない...が、違和感がな...

 

 

~ホーム~

 

 

...昼過ぎか...ま、いいや、風呂はいって寝るか...

 

「腕以外には傷はない...か」

 

...とばされたとき岩が結構刺さった気がするんだがな...あと、あいつの攻撃の打撲やら

 

 




ミスというか、話が破綻しそうな気がしてます、でも、見てくれてる人のため、書き上げたいと思います、受験勉強に差支えがない程度にはあげますので

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