一撃男の異世界旅行記   作:鉋なんか

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なんか書いてたら余裕で30000文字超えてた…

流石に多過ぎたので分割にします。

ギアスみたいにパッパと終わるかと思ったけど全然終わらん。まぁアカメが斬るも好きなんだけど、帝具ってなんかね、カッコイイしね想像してたらバンバンアイデア出ちゃって、全員、出したいって思ってオリ含めて30人近く帝国側に強い人出てきました。
よくよく考えたら帝国ってナイトレイド余裕で潰せたんじゃないかって思います。

ナイトレイドや帝具使いは一切出てこないけれどそれなりのできです。


それではどうぞ




拳を握る

戦争が始まる

 

戦いが始まる

 

 

この国の根源が集まる

 

強力な力が集う

 

 

巨大な個

 

集い立ち向かう精鋭

 

 

拳 手刀 蹴り 小石 眼光 体当たり

 

 

子犬、斧、リコーダー、指輪、手袋、剣、刀、羽、ライター、鎌、時計、マイク、お手玉、歯、髪飾り、仮面、杖、物干し竿、香水、電気、冷たい血、オモチャ

 

 

100万の兵

 

1人の勇者

 

 

 

身体1つ

国1つ

 

 

 

理不尽な正義が

今、振り翳される

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帝国の首都である、帝都。

 

総面積20万平方キロに及ぶ広大な面積をほこる帝都は周囲を囲む万里の城壁から登る太陽と共に朝を迎える。

 

 

帝都の中心にある宮殿では夜担当の警備と午前担当の警備が交代し、宮殿内部にある飼育場で飼っている龍型の危険種たちの肉の奪い合うの声が聞こえてくる。しかしそれは宮殿を囲む巨大な壁の中の話であり外には漏れない。

 

 

宮殿の外でも店の準備をする露天商や食パンをくわえて出勤する若い女性などがちらほら見えてくる。ここ最近ずっと見かける警備隊の集団はいつもどおりだ。

 

 

日が完全に登り切ると帝都は賑わいを見せる。

 

 

宮殿の近くにあるメインストリートは特に賑やかで、雑多な人ごみの中、各店の店主が威勢の良い声で呼び込みをし、道行く人々に声をかける。

 

 

川の近くには比較的豊かな市民の家や劇場、商店などが立ち並び井戸端会議をするご婦人や劇場に足を運ぶ家族連れの貴族の姿などがほのぼのとしている。

 

 

貧民街では子供たちが道で追いかけっこやふざけ合いをしてその様子をその子たちの両親が微笑みながら眺めている。

 

 

 

数週間前にはあり得なかった、人々の笑顔

 

ここ数日で衝撃的な変化をもたらした帝都

 

 

 

 

 

 

そんな帝都から外に繋がる道はいくつかある。

 

その内、主となる道は東西南北に4つある

 

 

比較的安全な東の道

帝都からロマリー街道まで一直線で人通りも多く、賊も少ない。

 

 

 

少し危険ではあるが南の道

地方出身の者の多くが帝都にやって来る際この道を使う。あまり強くはない危険種が稀に出現する、ある程度武の心得があるものならば苦は無いが商人や腕に自信のないものは命を落とす可能性がある。

 

 

 

危険な西の道

帝都近郊の採掘場まではある程度の整備されているがジフノラ樹海よりも西となるとあまり整備されていない。そして比較的強い危険種がよく目撃される。それに加えて西の異民族の者や集団で行動する賊による被害がたびたび報告されている。

 

 

 

そして最も危険な北の道

フェイクマウンテンに生息する石獣、木獣などの二級に値する危険種が最低ランクである。基本的に北にいる危険種は数が少ないが凶暴かつ頭がいい。大勢の武装した人間などは襲わず少数かつ武装をしていない人間を狙う。そのため北の道は人通りが少ない。

 

 

 

しかし、今日は違っていた。

 

 

まだ日ののぼりきらない早朝に大勢の武装した人間が北の道の外に集まっていた。

その数はおよそ1万、そして現在進行形でその数を増やしている。

 

 

 

地方出身の者や帝都で名を馳せている者、皇拳寺を破門にされた強者など自分の腕に自信がある者たちが老若男女問わず集まり、誰しもが自分の手に持つ手配書と目の前の男の顔が同じである事を確かめる。

 

 

「いたぞっ‼︎」「やつを捕まえろ!」「やっちまえ‼︎」「帝国に差し出せば懸賞金が貰えるぞぉお‼︎」「黄金10万は俺のものダァ!」「2ー4ー11」「絶対に逃がすなぁあ‼︎」「金ェ‼︎」「囲めぇ‼︎」「叩きのめせぇ」

 

 

それらの言葉を合図に集まっていたものは一斉に走り出しす。数百メートルの距離が一気に縮み、そして目と鼻の先の距離となり1万を超える人の波が男に襲いかかった。

 

剣─打刀、大刀、クレイモア、青龍刀、ナイフ、バスタードソード、バゼラード

 

長柄─槍、ランス、ハルバード、バルディッシュ、サイズ、アックス、ウォーハンマー

 

打撃─金棒、棍棒、鉞、錘、メイス

 

拳─正拳突き、手刀、回し蹴り、後ろ蹴り、ボディープレス、アッパーカット

 

 

それら全てを食らった男は一瞬何が起こったのか理解することも出来ずにただただ、その圧倒的な数の元、繰り出される理不尽な暴力を受けるだけだった。

 

攻撃が止む頃には、男は虫の息となり体は傷だらけで無事な箇所など1つも無い

 

斬られ、貫かれ、潰されて、殴られ

手配書の顔と一致しているか確認するのが難しい程だ。

 

 

どんなに強い個も圧倒する

それが数の暴力である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった、

 

 

 

 

剣をふるった少年は一瞬理解できなかった。

 

自分の持っている剣の刀身が砕かれたのだ

今まで幾多の苦難を共に乗り越えてきた人生の相棒とも呼べる存在が パリン という音ともに砕け散った。その衝撃は強く、少年を含む剣をふるった者の多くが自分の足が地面についていないことに数十秒間もの間気付かなかったのだから。

 

 

長柄を持って貫こうとした少女は驚愕した。

 

気がついたら自分の持っているはずの獲物が手にはなく空に浮いているのだ。何があっても離さない、その思いを胸に獲物をしかと握り目の前の男を貫いた。しかし気付いた時には獲物は自分の手には無い。そして長柄の練習で厚くなっている手の皮が破れそこから流れ出る血が自分とともに宙を舞っていたのだから。

 

 

叩き潰すという理念の元、打撃武器を使った老人は勢いよく男の後ろに飛んでいった。

 

男の脳天に自分の武器を叩きつけてやったと思ったら瞬間、男の姿が急にブレたかと思うと背中を勢いよく トン と押された。とっさの出来事に受け身をとることもままならず、数十秒間地面を転がり続け、バウンドしながら何度も地面に叩きつけられる。その勢いが止まる頃には全身打撲や頭を強く打つなどして立ち上がれるものはいなかったのだからだから。

 

 

 

拳を振るった武道家は自分が何を殴り蹴ったのか理解できなかった。

 

自分の拳を食らった者が無事なわけがない、なのに何故?そして遅れてやって来る痛み、巨大な岩や頑丈な鎧を殴った時に来るジーンとした痛み、それが自分の殴った者が本当に人間なのかという疑問と恐怖を覚える。しかしその恐怖も一瞬だった、お返しである拳が入り、その威力により自分の意識が持っていかれるのだから。

 

 

 

 

 

 

AM 06:00

サイタマ、帝都に入る

 

 

 

 

──────────────

 

 

 

サイタマが帝都に足を一歩踏み入れた瞬間、彼を歓迎するかの如く大量の鉛玉がプレゼントされた。

 

 

 

「撃てぇ、撃って撃って撃ちまくれぇッ‼︎」

 

 

ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

 

 

一人の将軍の合図により北の門を取り囲むように待機していた帝国兵士たちは一斉射撃を始める。

 

通常の鉄砲隊は数十人から多くて数百人だが

 

 

今回は桁が違った

 

 

 

 

 

 

 

 

門から下を覗くように撃つもの 500

弾切れの際、代わりに前に出るもの 500

さらに弾切れの際、代わりに前に出るもの 500

 

周囲の建物に上がり撃つもの 1000

弾切れの際、代わりに前に出るもの1000

さらに弾切れの際、代わりに前に出るもの1000

 

正面から立ったまま撃つもの

右翼、中央、左翼 計 2500

膝を曲げた状態で撃つもの

右翼、中央、左翼 計2500

弾切れの際、代わりに前出るものそれぞれ 5000

さらに弾切れの際、代わりに前に出るもの 5000

 

狙撃手 500

 

 

 

 

 

 

計20000

 

 

通常の鉄砲隊の2000倍から200倍の数である。

 

 

 

 

 

帝国の一般兵が携行する武器は基本的には剣と銃の二種類である。例外として階級が上のものにはそれぞれ使いやすい武器を持つことが許可される。

 

 

それらの武器は帝具の技術がある程度流用されている。剣は自己修復機能を持ち、銃にはアサルトライフルやスナイパーライフルなどの多様に渡る。

 

 

 

 

全ての銃が止まる1秒の間

 

そして再び始まる銃撃の雨

 

 

 

 

 

 

 

宮殿がサイタマに襲撃されて3日後

皇帝はサイタマが帝都の中で見つからないことから、もう既に帝都にはいない、という判断を下した。

それと同時にサイタマをもう2度と帝都内に侵入させないため東西南北の各主要門に3人の将軍を常に配備することになった。

 

 

 

 

その内の北門担当の将軍の一人であるダレイオは安堵した。

 

 

 

ダレイオは自分が将軍になれたのは今まで失敗をしなかったからだと思っている。

 

一兵卒時代は上司に媚を売り出世をうながしてもらい、戦いでは常に前線で多くの戦果を挙げ、陣形作りでは天候や地形、兵士の士気を含めて慎重に行い、大臣が変わった際には誰よりも早く賄賂を送った。

 

 

今では大臣がある程度、地位を認める将軍だ

 

しかしそれは今までして来た自分の行動が全て成功して来たからである。

媚びを売る相手が厳格な性格の人間だったら自分は今でも一兵卒だったろうし、戦いで殺して来た相手が自分よりも格上の相手なら自分は今まここに立っていなかっただろうし、陣形に関する知識や地形、天候、兵士たちの指揮の高揚に関する知識がなければ自分は将軍にはなれなかっただろう。

 

新しく大臣になった人物についてもどのような人物であるかある程度知っていた、だから賄賂をいち早く送った。

 

努力をして強くなり。勉強をして知識を得て。情報をもって将軍になった。

 

 

今まで行って来た自分の血と汗と涙と努力の結晶が今の将軍の地位であることをダレイオは十分に理解していた。

 

そして大臣の機嫌を損ねるような失敗をいつかはしてしまうのではないかと思うと気が気でなかった。

 

だからダレイオは努力を惜しまなかった。

 

失敗をしないように絶対に成功するように

 

今回も入念に準備をした

 

 

 

北の道から奴が来た時、欲に目が眩んだ馬鹿どもに奴の体力を削らせようという作戦を立て即座に実行した。

 

「北のほうから、指名手配犯に似たやつが来てる」

それがダレイオの作戦であるのにも関わらず馬鹿どもは突っ込み吹き飛ばされ、男の体力を削った。

 

男が馬鹿どもを吹き飛ばしている間に隊列を組む、付近の住民への避難命令はとっくに出した。

 

どんな生物でも疲れは出る。ましてや1万人規模の人数を相手にしたとなると歩くことだけで精一杯になる。

 

現に奴は疲れのせいで銃撃を回避できないでいる。

 

だがしかし油断はできない、相手はあのブドー大将軍に打ち勝ったのだ、もしかしたらまだ生きているかもしれない。

 

2回目の銃撃が終わりると、すぐに3回目の銃撃の合図を出す

 

 

それほど命中率の高くないライフルでもこれだけの人数が撃てば当たる、例え相手がどんな危険種だろうとバケモノだろうとこの波状攻撃で死なない奴はいない

 

 

 

 

 

3度目の銃撃が終わる頃には北の門周辺は土煙で覆われていた。少しずつだが晴れてくる辺りに先ほどの銃撃がどれほどのものかを物語っていた。整備された道の象徴たるタイルは粉々に砕けタイルはえぐられ大地までもが見えている。建物の壁は至る所で穴が空きポロポロとカケラやガラスの破片が落ちる音が聞こえてくる。

 

 

 

少しやり過ぎたか?

 

ダレイオはそう思いつつも自分を納得させる、あの位やらなければブドー大将軍は倒せないだろう。

 

そう自分に言い聞かせ今回も失敗しなかった事に安堵する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし現実は非情である

 

 

「なんだかな、フブキのやつの方がまだ強かったかもしれないな」

 

 

北の門周辺を覆っていた土煙が晴れ、男が無事である事を告げる

 

服は所々汚れはあるがどこも破れていなかった

 

声の主はそう言ってこちらに近づいて来る、確実に一歩、また一歩と

 

 

 

兵士達の多くはその場で立ち尽くすことしかできなかった。

あれだけの銃撃を受けながらも無傷のままでいる目の前の男にどう対処すれば良いのかわからないからだ。

 

それもそのはずである、なぜなら彼らは最初から銃撃で目の前の男を殺すことしか言われてないのである。

 

むしろ人間一人相手にこの人数は多すぎるから手を抜いていたものが殆どだ。

 

自分がちゃんとやらなくても大丈夫だろう。

どうせ死んでる。

朝っぱらからメンドクセー。

 

中には真面目に引き金を引いて狙いを定めていた者もいたが、これは流石に想定外であった。

 

 

 

ありえない。信じたくない。

嘘だっ‼︎ хороший

 

 

そんな感情が兵士達の中に蔓延している。

一歩ずつ確実に近づいて来る男の存在を前に、現実を認めたくなかったのだ。

 

 

彼らと男の間にあった距離は約50メートル

 

武器を持ち隊列を組んでいた彼らならば、その距離は恐るるに足らない距離だ

 

銃を構えて引き金を引く、それだけで相手と自分との距離は絶大なものとなる。

 

 

しかし、50メートルという距離は今の彼らからしてみれば絶大でもなんでもない。弾薬は既に空っぽ、たとえ弾薬があったとしても撃ったところで目の前の男には傷一つつけられない、下手すれば一番最初に自分が殺される。

 

 

 

 

一歩

 

 

 

一歩

 

 

 

一歩

 

 

 

 

一歩

 

 

 

 

目の前の男が一歩歩くごとに自分が断頭台に歩みを進めている姿を想像してしまう。

 

もしこれがただの危険種ならば兵士たちは即座に剣を取っただろう。自分たちの剣は危険種の肉を容易に断ち切ることができることを知っているからだ。

 

しかしあれだけの銃撃の中かすり傷1つない男が、自分たちの剣でその体を断ち切れることができるはずがない。

 

 

 

逃げたい、ここにいる兵士の誰しもが思った。

 

目の前の死は一歩ずつ確実に近づいている。逃げなければ死ぬ、本能がそう告げている。

 

しかし恐怖のあまり誰も動けずにいた。

 

20000にも及ぶ帝国兵士たちは目の前に迫り来る恐怖を前に一歩も動けずただただ立ち尽くすしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、目の前に迫り来る恐怖に対し走り出したものが現れた。

 

若い一般兵だった。

 

彼自身どうして走り出したのかわからないでいた、本当なら今すぐ武器を捨て逃げ出したかったが恐怖が彼の思考を異常にした。

 

 

もし、仮にこの一般兵が最初に逃げ出したとしよう。限界まで注ぎ込まれた恐怖は波紋を起こし兵士達は立ち向かうという選択肢を捨て一心不乱に逃げ出しただろう。

 

 

 

この極限状態で逃げ出すことは決して恥ではないだろう。

 

寧ろ立ち向かうということは自分の命を無駄にする愚行でしかない。

 

 

「うぉおおおおおおお‼︎」

 

 

一般兵は目の前の男めがけて全力で剣を振るう。極限の状況下からか彼の体は限界を超えた。振るった本人でさえ驚愕するほどの最高の一撃

 

 

 

しかしその一撃は男に届くことはなかった。彼は男に殴られ、数十秒間の空の旅をしたのち、近くの木に引っかかることとなった。

 

 

無駄に終わってしまった最高の一撃、しかし彼の一撃は決して無駄にはならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

──────────────

 

 

 









オリキャラ、ダレイオ将軍

彼は本当に失敗するのが怖い人、だから容易周到にして計画を塗り準備をする人、軍事演習ではほぼ負け無し。という設定です。

今回は20000人の鉄砲部隊なら負けないだろうと言う彼の慢心のせいで負けましたが、ほんとだったら落とし穴でも掘って落としてから水責め火責めするような人ですが…そこら辺は私の文才不足です。

次回はオリ含めて何人か帝具使いがでます、文の誤字脱字を見つけて、キャラの会話を考えて結構キツいですが12月前には出す予定です。


次回、拳をひく


誤字脱字等がございましたら是非ご報告お願いします。


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