高みを行く者【IS】   作:グリンチ

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お詫びと訂正。
どうも作者です。
改まってなんですが、キャラの名前を間違えてました。正規のファンの皆さん申し訳ありません。
オリキャラとよく出演する「夜竹さゆか」さんですが、正しくは「鏡ナギ」さんであることが判明しました。
誤った原因は下調べの少なさ、wikiの席順ファイルを信用しすぎたこと、間違ったとわかったソースは、アニメのラフ画設定を手に入れたこと。
三次資料は信じすぎちゃダメだね、こんな作者の作品ですが今後共にご贔屓してくださると嬉しいです。


1-2 俺の頭「ここからいなくなれぇー!」
3-1 俺、実はツインテールの奴がニガテでさぁ…


繰り返し、繰り返しノートにメモを取っていく。

分からない箇所は自らが記載した解説を織り交る。

何処まで自分が知っているのか、何処まで分かっていないのかがはっきりするまで妥協しない。

ノートがペンのインクで真っ黒に染まったあたりで一息ついた。

 

「おつかれ~」

「ああ、ありがとう。 コーヒーか……。 美味しそうだ」

「いやあ、毎日毎日、二時間は必ず勉強。 良く続くね」

「遅れている自覚はあるからな。 それに、俺の知識は偏りが酷くて、逆に面倒になってる」

「確かにおぐりんの知識って、変だよね。 変に凸凹」

 

背中にからノートを覗き込み、ナギからマグカップを受け取る。

ノートの記述を興味深げに読むが、潤にとって真新しく、未知の物だけが書き込んであるので相当穴だらけだ。

旧科学時代のパワードスーツを使い物にするために、その場でメンテナンス、より詳しく言うと部品交換や、プログラミングする必要があった。

その時、相当な無茶をやって強引に色々な情報を引き出した結果がコレだ。

ロボット工学にのって画期的な知識を得る一方、ISにとって無用な長物を多数抱え込んでいる。

潤の知識の有用性が分かる組織へ、その知識を論文に纏め上げて提出すればそれだけで一生遊んで暮らせそうだ。

それをやった際のデメリットが恐ろしいことこの上ないので、その気はないが。

 

「これでまともに授業が受けられそうだ。 色々ありがと」

「う~ん、なんか凄い複雑。 つい二週間前まで殆ど知らなかったのに」

「あっという間だったねぇ。 基礎知識を身に着けるの」

 

入学後、癒子とナギに殆ど付きっ切りで勉強の面倒を見てもらった。

ただ話題の中央に居座る潤か一夏と仲良くしたいと思い、家庭教師の真似事をしただけだが、思いのほか潤の飲み込みがよく教えるのが楽しくなってしまった。

他のクラスの人からは、ちょっと雰囲気が怖いと敬遠されがちだが、仲良くなって見ると意外と話せる人だと分かって入り浸る回数が増えた。

潤に合わせて一日最低一時間の勉強は続けられたが、先ほどの会話どおり、二週間後には一人で専門書すら読めるように慣熟した。

実に喜ばしかったが、それはそれで寂しくもある癒子とナギであった。

信頼関係の構築といった意味では癒子とナギは大いに成功している

いかに毒が効きにくい身体とはいえ、以前までの潤なら警戒して背中に近寄らせるといった行為は嫌がったはずなのだから。

 

「――ん!?」

「おぐりん、どうしたの?」

「いや――、なんだ、誰だ?」

 

勉強終了後、本音も一緒になってだべる三人に加わったり加わらなかったりしていた潤が、本音を押しのけ、ベッドの上を通り窓際まで歩み寄る。

ベッドを迂回すれば歩いていけるのに真っ直ぐ進む。

何時もは女の子のベッドがどうとか古風な事を言って腰を掛けることもしないはずなのに。

 

 

――この方角は……日本、違う。 もっと遠い。 ……大陸、中国か?

 

 

何かが、潤に引き寄せられている。

一瞬脳に電流が走ったかのような、強烈な感じがした。

言葉にするのも難しいが、そうとしか表現できない。

この世界に来てやたら能力が低下したのに、これほど強烈な反応が起こるとは。

 

「――嫌な感じだな。 胸騒ぎがする」

 

言い知れぬ不安を感じる潤。

何も知らない三人は、不思議そうにそんな潤を見ていた。

 

 

 

同時刻の中国で、日本に行こうとしたとある代表候補生が、同じような状況下におかれていた。

幼馴染の男がISを動かし、時の人になった。

その少女は、どうにもこうにもその幼馴染が気になって、再び日本の地を踏もうとした瞬間、身体に電流見たいな何かがいきなり走った。

身体がなにかに吸い込まれていっているような、そんな感じがする。

 

「この方角は……日本?」

 

――嫌な感じだな。 胸騒ぎがする。

そんな胸中の呟きを、遥か彼方、IS学園で実際に口に出している人が居るとは思いもせずに。

 

 

 

---

 

 

 

薄暗い通路の先にあったのは、腐肉を少しばかり残す人間の白骨体だった

ダクトから干からびた獣の遠吠えが響き渡る

いつ何時どこからエイリアンがまろび出てくるか分からない

老朽化した狭い通路は、既にエイリアンの進行を止める防壁にはなっていなかった

 

だが、進まなければ、皆死んでしまう

 

助けに来たのに、彼女は死んでしまう

 

あの、茶色の髪をした、ツインテールの、リボンのやけに似合う、翡翠色の綺麗な瞳をした相棒が

 

通路に残る乾いた血と、茶色の様な壁を視界に収め前進すると、不意に大きな金属音がした

ダクトに銃を向ける

通路先に最大限の警戒心を向け――

 

「……っ!」

 

思わず唾を飲み込んで、背後の扉に向かって銃を構えた

明らかに人間のなせるものじゃない

やがてむせ返るような血の臭いが顔を顰めるほどに強くなった頃、何かが扉の先に居るのに気づいた

小さい穴に眼を向け、何も逃すまいとしっかり見据える

パワードスーツで強化された眼でもって扉の穴を凝視すると、真っ赤に血走った目と視線が合った

 

それは、今までにない、

例えようもなく、

凶悪で、

不快な、

悪意の込められた視線

それが悪霊なのか、エイリアンなのかは定かではない

しかし、それがどれほど凶悪で、人間にとって害のあるものか直感で分った

震える手でメインの武器を高威力の銃に移し変え、いざという時のためにビームサーベルを展開できるように設定する

扉に向かって何時でも貫通銃を撃ち込める体勢を整える

更に眼を細め、あらゆる情報を逃すまいと扉の穴を凝視する

その穴から、真っ赤に血走った目と、どう見ても、人間の顔らしきものが眼に入った

二、三歳くらいの赤子の顔で、ただし目は人間らしからぬ異様な雰囲気があった

違う、あれは人間ではない

嫉妬、怨念、殺意、絶望、悲哀、無念……

それら全てを合わせたものよりはるかに強烈な、闇への誘い

そう

あれは人間というよりむしろ――

 

「死ね」

 

言い終わる前に扉に向かって、銃を撃つ

相手の生死安など二の次三の次とばかりに立て続けに、二発、三発と扉越しに潜む何かに撃ち込んでいく

煙の向こう側、扉の穴は変わらず小さいままだが連射したせいで各所に出来上がっている

その穴の向こう側で、真っ赤に血走った目が此方を見据えていた

扉越しに居座る人間らしき『それ』は、扉の穴から怒り狂った赤い目で再度部屋の内部を見渡すと、

 

有ろうことか僅かな穴から体をねじ込んで目の前に現れる、その姿は――

 

「リリム!?」

 

 

潤、そこにいるの?

 

 

あなたの言う通りだったわ、潤! この旧科学時代の遺跡は、今までにないファンタスティックな場所よ!

 

 

貴方と相棒になれた私は幸運だわ

 

 

……そう、私を此処にこさせた……

 

 

あなたが私を殺した!

 

 

 

 

 

「うぉおああああ!」

 

自分ですら戸惑うほど寝汗をかき、ベッドから跳ね起きた。

随分と昔のことなのに、未だに自分とパワードスーツを巡り合せた旧科学時代の、生物兵器を発端にしたバイオハザードを夢に見る。

先行調査団救助部隊、追加部隊、一人を残し全員死亡。

気の狂った先行調査隊を何名か残して、文字通り部隊は全滅した。

生物兵器に感染した、戦友を思い出す。

血まみれになり、真っ赤に血走った奈落の様な瞳を向けた相棒を。

顔を思い出すと同時に、どうしようもない不快感が喉を突き上げた。

急いで洗面台に向かって、胃の中の物を嘔吐していく。

 

「ご、はぁ、お、おう……ぇ。 ふっ、ふぅっ、ぐ、うぉおぇ……」

 

我慢しようとしても、胃の中が空になっても、口から出るのが胃液だけになろうと止まらない。

胃酸で喉が焼きつくように痛み、不快感もはっきり胃に残っている。

迸る吐き気から、もう一度洗面台に顔を下げる。

すると急に電気がつき、後ろから誰かが背中を擦りだした。

誰かというがこの部屋には小栗潤と布仏本音の二人しかいない。

 

「わ、わる、い」

「いいよ、無理しないで全部吐いちゃいなよ」

 

暫く吐き気は収まらなかったが、背中を優しく擦られる内に徐々に収まってきた。

口を洗い流す。

洗面台もさっと水洗いするが、酸っぱい匂いだけはどうしようもない。

寝室に戻るとマグカップを二つ、手に持つ本音がいた。

 

「はい、ぬるいホットミルク」

 

促されるままマグカップを片方受け取った。

 

「……起こしてわるかったな」

 

受け取ったホットミルクを一口飲んでから、最初に潤の口から出たのはそんな言葉だった。

時計の針は三時を指している。

普段から朝起きれない本音が、起きてしまうほど魘されていた、というからには結構な騒音だったのだろう。

 

「別にいいよ、気にしないから」

 

潤の隣に座り、ちびちびミルクをうまうまと声に出して飲む彼女は何時も通りにそう言った。

あれだけ魘されていた、叫んで洗面台に行き、嘔吐して気分を害した。

それでも深くは追及してこない心遣いが、今の潤にはありがたいものだった。

気づけば、涙が頬を伝っていた。

手に水が当たったのを見て、ようやく自分が泣いているのに気づく。

マグカップを握り締めた。

 

「おぐりん?」

「なんで今さら、どうして今になって、あいつの夢なんか見るんだよ……」

 

確かに以前は毎日のように見ていたが、此処最近はみなくなっていたのに。

寝る前の、あれが原因かな? と確信するが、それはどういう意味なのだろうか。

リリムが、この世界に居るとでも言うのだろうか。

本音がさらに近づき顔をのぞき込む。

そのまま、しばらく眺めるだけだったが不意に潤の頭をかかえるように抱きしめた。

 

「いや、布仏、これは……」

「いいからいいから」

 

優しい手つきで後頭部を撫でられながら、いつの間にかそのまま眠りについていた。

他人の体温が傍にあるだけで、ぐっすりと眠れることを不思議に思いながら。

 

 

そして、朝おきて猛烈な自己嫌悪に襲われる潤がいた。

 

 

……俺はロリコンか。

肉体的や精神的は差し置いても、数え年で二十八近くまで生きていたというのに。

十五年位も異世界にいて、まともに自己意識があったのが六年位だけだったとか、そんな事実なんて対した問題じゃない。

朝おきたら本音の胸に顔を埋めているとか。

なぜこの状態で熟睡できたのか、潤自身全く理解が及んでない。

 

「肉体が精神を引っ張っているのか?」

 

ちらっと、狐のような、着ぐるみのような姿で寝続けている少女を見る。

男はそういうもので、女とはそういうもの、なのかもしれない。

右手で頬に触れた。

 

「ありがとな……」

 

久しぶりにいい目覚めができた。

思うところはあるもののここの生活は悪くない。

そう考えて、ふと時計を見る。

針はこのままでは遅刻確定となる時間をさしていた。

 

「……はっ!? の、布仏ぇ! 起きろぉぉ!」

 

今日この日、潤の中で布仏本音に対する遠慮というものが薄れた。

凶悪に実った胸の果肉がプルプル震えようが関係ないのである。

セクハラで訴えられたら負けるが。

 

 

 

---

 

 

 

小栗潤と織斑一夏の模擬戦は、表向きはアリーナの専有時間が無くなったという理由で延期になった。

空中機動制御で許容誤差数cmの戦いができる男と、素晴らしいセンスを見せたとしても未熟さが手にとってわかる男では勝負にならない。

それに、試合前に施したチョンボがセシリアにバレてしまうかもしれない。

潤の打鉄・カスタムは事前にコンソールにアクセスし、シールドエネルギーが減りやすいよう設定し、瞬時加速にエネルギーを過剰使用するように注意している。

教師二人共に、潤が必ず瞬時加速を使用できると判断したのは、既にあのエンジントラブルで使っていたからである。

しかも、着陸の際にはセシリア戦よりもシビアな許容誤差の範囲で機動制御を見せていた。

まるで、企業が専有している優良パイロットのような機動。

もしも、この稼働時間と実力の矛盾を天性の感覚によって促された才能と考える人に、異世界の潤の知人が気づけばこう訂正しただろう。

以前使用していたパイロットのイイトコ取りしたイカサマ野郎です、と。

 

 

閑話休題

 

 

「今から基本的な飛行操縦の実践をする! 織斑、オルコット、飛んでみろ」

「せんせー、おぐりんはー?」

「小栗の打鉄・カスタムは取得したデータ解析の為、技術者が持ち帰った」

 

今日はISの実践授業。

せっかくISを保有していた潤だが、データ取得のために手元を離れていた。

データを見て、ついでに一夏の戦闘を映像で見た技術者が真っ青な顔をしていたのが妙に印象的だった、と立ち会った真耶は後に語った。

 

ISスーツ、スクール水着+ニーソだよな。 誰が考案したんだマニアックな……。

 

当の潤はそんな技術者の顔色も、本音と千冬の会話もどこ吹く風だった。

 

「どうした織斑、早くISを展開しろ」

 

空、流石に異世界と比べると少し汚いな、と全く授業と関係ないことしか考えてない潤を差し置いて一夏が怒られていた。

右腕にガントレットを掴みながら叫び、ようやく白式を展開する。

白式の待機形態は右腕のガントレット。

ブルー・ティアーズは左耳のイヤーカフス。

打鉄・カスタムは腕時計。

ところで多大な容量をくっていた量産機用待機状態装置は、現場の声、流石にブレードしか積めないとかありえない、との声によってお蔵入りになったらしい。

 

「よし、翔べ」

「了解しました」

 

千冬の声と共にブルー・ティアーズは急上昇し空で静止。

白式は不安定になって横にそれたが無事に上昇していった。

 

「ねっ、小栗くん」

「ん?」

「ISで飛ぶってどんな感じなの?」

「入試の時点で教官と模擬戦するんじゃないのか?」

 

近くにいた癒子と話をすると、どうやら代表候補生等一部の生徒のみ行うらしい。

入学当初からどこか世離れした潤だったが、本音との仲が良好になった結果、一人で居たいという雰囲気が改善した。

ようやく話しかけやすくなった、とは本音と仲のいい癒子談である。

 

「うーん、ほぼ感覚的な部分があるからな、乗ってみないとわからないと思うが。 それと、癒子離れろ。 体をペタペタ触るな」

「えー、いい筋肉してるのにぃ」

 

背後から抱きつく癒子を引っペがす。

昨日、潤の腹筋すげぇなと一夏が言ったように潤の体はよく鍛えられている。

戦争で剣を持って近接戦をする人間なのだからある種当然だが、近代兵器はびこる現代ではここまで鍛える必要はない。

 

「次は急降下して、地上十cmで静止しろ」

 

千冬の言葉に従ってセシリアが急降下して、地上ギリギリで停止する。

一夏はと言うと、――轟音。

有り余るISの推力をそのままグランドにぶつけ、着弾地点に巨大なクレーターを作成して爆発的に土埃を巻き上げた。

 

「……なんでだよ」

 

周囲の少女たちの悲鳴にかき消されながら、先日の戦闘と打って変わって不器用な一夏に疑問を投げかける潤がいた。

 

 

 

その授業終了後、一夏は売られていく子牛の様に、トボトボと、グランド脇に積みあがった土を一輪運搬車に乗せて歩く。

無残になったグランドを埋め立てるよう言われていたからだ。

 

「ドナドナドナ~ドナ~土を乗~せ~て」

 

とりあえず運搬した土をグランドの穴に入れていく。

ほんのちょびっとしか積もらないクレーターを見て、何往復必要なのか試算してみた。

ちょっと考えてみて百往復。

げんなりしていると、不意に隣からも土を入れる誰かが居た。

 

「一人より二人の方が早いだろ。 さっさと片付けるぞ」

「潤~!」

「抱きつくんじゃない」

 

軍隊は基本的に連帯責任。

肉体労働を女子に手伝ってもらうのは効率の面から除外していた潤は、一人で一夏のグランド整備に手を貸すことにした。

 

「千冬姉はバンバン殴るし、箒は小言ばかり言うし、セシリアは変に突っ掛ってくるし、やっぱ持つべきものは男友達だよな」

「そうか。 確かに気は楽だな」

「大体箒はなんなんだよ、木刀で殴るとかありえねぇよ!」

「本人の目の前で、ブラジャーつけるようになったんだな、はどうかと思うぞ」

「千冬姉はなんで俺をあんなに殴るかね。 暴力発言も多いし、どうなっているんだよ」

「確かに教官として優良なタイプだが、教師としてはどうだろうとは思うが……」

 

大半はお前のせいだ、という言葉を何とか呑み込んで返答する潤。

織斑一夏という男、どうやらかなり鈍感らしい。

言葉を交わした回数が片手ほどの潤ですら、篠ノ之箒が一夏に対して特別な感情を抱いているのに気付いているというのに。

公私を分別できない人間を躾けるのは教官の務めであり、殴られてもしょうがない。

新人教育を織斑千冬が教官をするなら潤も優良だと認められる。

しかし、軍属以外の人間を教育するのは苦手そうだとも思っているが。

 

「よし、元通り、とはいかないが、これなら文句は言われまい」

「悪いな手伝ってもらって」

「いい、俺は気にしない」

「いや、俺が気にするって、なんか飲み物でもおごるさ」

「……そうか、なら寮に帰って一緒に休むか」

「おう」

 

女子の噂。

布仏さんと少し仲良くなった後(付き合いだしたわけじゃないとのこと)、潤くんに話しかけやすくなった。

結構強引に押せば、頼み事は拒否されない。

寮への帰り道、その噂が真実であったことを確信した一夏だった。

 


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