台四話・完全敗北した武藤君UC
ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃー♪
ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃー♪
ちゃらちゃっ♪ ちゃらちゃっ♪ちゃっ♪ちゃらっ♪ちゃらっちゃー♪
ばきゅん!ばんばん!ずどん!
右からの弾を左へ受け流すー♪
「くそったれ!なんつーキモイダンスをしながら的確に弾を避けるんだよアイツは!」
「当たる気がしねぇよ…。」
「絶対ににがすなッ!『カキン!』ッてキモイダンスしながら刀で弾を弾きやがった!もうなんなんだよ!人間じゃねぇだろアイツ!」
ぱんぱん!
どうも読者の皆さん、鶴葉です。
俺は防弾服を借りる為、東京武偵高校に寄っただけなんだが…。
受付は居なかったし、将来武偵を志す中学の少年少女の為に年中勝手に入れるオープンな高校なのかな?って思って入ったらなんかいきなり襲われたよ!全く、訳がわからないよ。
しかも逃走中の犯罪者だのなんだの…。
冤罪ってのは本当に消えて欲しいものだな。冤罪なんてあるからいけないんだ。
とりあえず彼らを適当にボコってこの冤罪を晴らそうかなと思ったが……彼らにも生活というものがある、ボコって後遺症が残ったら大変だ。
べ、別に銃が怖い訳じゃないんだからね!!
ばきゅん!
しっかし、銃という物はアメリカ人好みのゲスな武器だ。
銃なんぞつかってんじゃねぇ!と言いたいが今は戦略的撤退中、彼らを刺激するのはいくない。
まぁ目当ての防弾服(服というよりマントに近いらしいが)は借りられた。試作品がどーのこーのとかちっちゃい子が騒いでいたが生憎様、俺はロリコンではない、『きちんと来世で返すから泣かないでね、ほら、甘いの三つあげるから』と言い飴ちゃんを三つあげてその場を去った。あの子も喜んでいたし、問題ないだろう。
ちなみにその試作品とやらはは今左手に持っているアタッシュケースの中だ、きちんと後で楽しもう。
さて、どうやら俺はもう役不足のようだぜ、帰るとすっか
どきゅん!
「鶴葉啓介はクールに去『どきゅん!』るれぇっ!?」
あ、やべ忘れてた。俺今冤罪で追いかけられてるんだったっけ。
それにしてもこれは酷い、追ってきているのは三人だが弾幕の濃さがリリカルマジカルマジ異常。
ム○ディさんのこの技がなければ、又はガーベラストレートがなければ即死だっただろう。
全く、奴さんは武偵が人殺しをしてはいけないということを知らないらしい。
「見つけたぞ!何としてでもヤツを捕まえろ!」
「コシュー、コシュー。」
「ヒャッハァァァ!汚物は消毒だァァッッッ!!!」
と、思ったところで前からダー○ベイダーにモヒカン世紀末男、スネー○だと!?東京の武偵は化け物か!
「エ゛エーイ!」
挟み撃ちなら仕方ない、廊下から窓へ、横っ飛びで飛んでグーパンでガラスを割る。
「さらばだ諸君!アイキャンフラァァッッッイッッ!!!」
ここは校舎3階だが挟み撃ちなら仕方ない、躊躇してると蜂の巣になりそうなので飛び降りる。
「チィッ!
全員!ヤツを八つ裂……八つ裂きにするんだ!手段は問わん!」
「ヒャッハァァァ!!!」
後ろを振り返ると……ふむ、流石に三階から飛び降りるヤツはいないらしい、それぞれワイヤーを準備しているな。
確かにいい選択だ、感動的だな。
「げぇっ!?ワイヤーが引っかかんねぇぞ!?」
「ヒャアッ!?」
「ええいうろたえるんじゃあないッ!東京武偵高中等生はうろたえないッ!!」
だが無意味だ(^U^)
わざわざ窓際に設置されていたワイヤーを引っ掛けるものであろう取っ手などはガーベラ社長の錆の原因となった。こんな事もあろうかとスパッとやっておいたのだ。
確か現在地はだから……正門は目の前の施設を通った先か。
「ま、待ちやがれぇぇぇぇ!!」
む、早くしないといけないかもな。モヒカンが飛び降り自殺を行使中だ。
「へぇ、武偵高に侵入者だァ?」
バイクによっかかる形で立っていた油汚れが目立つツナギ服で大柄の武偵高生が聞き返す
「そーなんすよ、なんでも平賀さんの試作品を奪ったのなんだのって。しかも今休日なんで点検で来た俺達
聞き返された方も、大柄の生徒より学年が下だが、油汚れが目立つ作業着だ。
「んー、まぁ
「うへぇ、キツイっすねー。」
笑いながらも、参ったといった形の表情で冗談を返す後輩。
ふと、大柄の生徒ーーー武藤剛気は自身がよっかかっている対象であるバイクを観る。
今日、ようやく届いた世界でもトップクラスの性能を誇るバイク、SuzukiのHayabusaだ。
いくら
「ふっ……。」
だが、その憧れのHayabusaは今や自分の物。思わずニヤケてしまう武藤、正直きしょい。
「先輩…良かったですね本当、俺が言うのもなんですがそいつを大事にしてやってください…。」
「嫁を送るオヤジかテメーは、まぁ言われずともってことよ。コイツは俺が幸せにしてやるぜ。」
さて、目の前にある陸用トラックの整備で最後だ。
ーーこの仕事が終わったら…俺、コイツを幸せにしてやるんだ。毎日キレイに整備して、改良に改良を重ねていつか世界一の性能のバイクにしてやるさ。
だがただチューニングするだけじゃない、コイツに乗って日本中…いつかは世界中旅しよう。海を、砂漠を、森を…コイツと人生を共にしてやる。
そう思うと俄然やる気が出てきた。
そしてハッチを開ける為のレンチを工具箱から取り出そうとする手を……後輩が止めた。
「お前………?」
「武藤先輩、後は任せて下さいッス。」
そう言い、勝手に一人でトラックの整備をし始める後輩。
「そっか、ありがとよ。」
後輩の心遣いに感激し、素直に礼を述べる武藤。
「その代わり今度チャーシュー増し増し奢ってくださいっす。」
「断る。」
しかし、同時に金銭的な意味で容赦無い武藤である。
ブーブーブーイングをしてくる後輩を軽くいなし、油汚れがこびり付いた作業着(上)を脱ぐ。
それをやや雑に畳んで工具箱の隣に置いておく。
「んじゃ、後は任せたぞ。」
後輩は答えずに笑顔でサムズアップを返した。
改めてHayabusaへと振り返ってキーを差し込み、エンジンをかける。
ブロロゥゥン…と、やや控えめなエンジン起動音が響いた。
【〜Unicorn〜】
ーー良いエンジンだな。
購入時にエンジン音を抑制するパーツも購入しておき、先に付けてもらっていたのだ。
このパーツ自体も値が張ったが、
さて乗ろうと武藤はハンドルに手を掛け、足を上げようとしーー
「ウェイ」『バシッ』
ーーー妙な浮遊感が武藤を支配した。
ーーあれ?なんで空が…下に?どういうことd『ダンッ!』
「チョげっ!?」
【〜Unicorn・サビ〜】
実際、浮遊感といっても数瞬のみ。武藤は地面への熱いキスを交わす。
「な、なんなんだいったーー」
「来世には返すから許せ!」
そして、武藤が最後に見たHayabusaは見知らぬ男ーー鶴葉が乗り、走っているところであった。
こんな時間に投稿してもしょうがないんDA☆