それでは本編(閑話休題続き)です。
ーー???視点ーー
後に〝超高級の絶望〟と呼ばれる少女は世界各地を転々としていた。
しかし、〝ある計画〟を知り自らが生まれた国へと帰還する。
彼女はとても優れた才覚を持っていた。
故に、僅か一年にも満たない期間の内に〝カリスマギャル〟と呼ばれるまでに至る。
そして〝絶望〟は…〝世界中の希望が集う場所〟へと紛れ込んだ。
*****
希望ヶ峰学園特別科第77期生と同時期に入学した普通科の生徒達の中には、〝とある少年〟がいた。
彼は〝希望ヶ峰学園〟に対して人一倍強い憧れを抱いていた。
幼き頃から〝超高校級〟と呼ばれる存在の活躍をテレビや新聞で見ていた。
その〝超高校級〟が集う場所……〝希望ヶ峰学園〟。
いつか彼等と同じようになりたい、希望ヶ峰学園に通いたい。
そう思うようになっていた。
決意を持ったその日から、少年は必死に努力した。
しかし、画面の向こうで見るような突出した才能を見つけることは出来なかった。
だが、少年は諦めてはいなかった。
それからも努力を続けた。
そして、〝せめて、希望ヶ峰学園に通いたい〟と、そう思った。
彼は、普通の高校ならばスポーツ推薦や特待生などの待遇を受ける程には優秀になっていた。
しかし、それは凡人の域を出ない。
〝超高校級〟と呼ばれる存在からしてみれば、有象無象と同じであった。
普通の人間ならば、妥協し、普通の世界で優位に暮らそうとするだろう。
だが、彼はあくまで自分の意思を突き通した。
親に頼み込む。
高額な入学金を必要とする〝希望ヶ峰学園 普通科〟へ入学したいと。
両親は少年の夢と今までの努力を知っていた。
かわいい我が子の数少ない頼み事を快く承諾する。
そして、その少年は入試を無事に合格し、希望ヶ峰学園へと入学したのであった。
*****
初めの一年は希望に満ちていた。
希望ヶ峰学園の英才教育を受ければ、「自分達にも何かの才能が」…と。
普通科の生徒達は努力した。
しかし、結果はついてこない。
そして、〝超高校級〟の才能に直に触れる度に実感する……『自分達とは決定的に違う存在である』と。
ーー〝諦め〟〝挫折〟ーー
今まで努力を重ねてきた普通科の生徒達は、一人…また一人と怠惰になっていった。
少年もまた、心が折れかかっていた。
無理を言ってまで入学したのに、何の成果もなかったと…。
しかし、そんな少年に転機が訪れる。
***
ある時少年は、78期生にも〝超高校級の幸運〟が居ることを知る。
77期生にも居るには居たが、その生徒は少年を酷く貶める発言しかしなかった。
故に78期生の生徒に接触を試みる。
〝超高校級の幸運〟はその名の通り、抽選による運で選ばれた存在である。
言ってしまえば、普通科の生徒達となんら変わりのない凡庸な人間。
むしろ、希望ヶ峰学園へ入学するために努力してきた普通科の生徒達よりも劣っていると言えよう。
〝78期生の幸運〟はブレザータイプの制服の下にパーカーを着用しており、アホ毛も特徴的で割とすぐに見つかった。
小柄で他の〝超高校級〟が持つような独特な雰囲気もない。
少年は、彼が特別科に在籍していることが酷く恨めしかった。
そして少年が意を決して話しかけようとするも、彼が〝超高校級のアイドル〟とよく一緒におりタイミングが掴めずにいた。
しかし、その時はついに訪れる。
「お前が〝超高校級の幸運〟として入学した苗木誠だな…?」
少年の呼びかけに苗木が振り返る。
「え、えぇと…そうだけど、キミは?」
「俺は〝日向創〟。普通科の生徒だよ…。」
ついに苗木との接触に成功した日向は、苗木に聞きたかったことを聞く。
出来るだけ平静を装おうとした日向であったが、苗木を前にすると、それは叶わなかった。
「お前は偶々選ばれただけなんだろ…?」
「それとも、何か…この学園に入るために努力をしたのか?」
「どうして…、お前が特別科に選ばれたんだ…。」
「どうして…、俺じゃなかったんだ…。」
「ーーー…。」
「ーー…。」
「ー…。」
「…。」
後半は最早八つ当たりであった。
しかし、そうでもしなければ許すことが出来なかった。
努力したが、報われることのなかった行き場のない憤り。
それを、どこかに吐き出さねば自分を保てなかったのだ。
***
苗木は、日向が涙ながらに零したそれを真剣な表情で聞き届けた。
そして考えをまとめ、口を開く。
「うん…、ボクは確かにこれといった努力をしてこなかったよ…。
特に才能もない…。
むしろ、〝普通〟って言葉が裸足で逃げ出す程に平凡だよ…。」
「……ッ!」
日向は苗木の言葉を聞き『そんな奴が特別科に居るなんて』と、再び怒りが込み上げる。
しかし、苗木の次の言葉を聞き、その怒りが口から出ることはなかった。
「だからこそ、キミが思っていることもわかるよ。
才能のある人達への〝羨望〟や〝嫉妬〟…。
ボクだって感じていたんだ…、テレビやネットで見かけるような凄い人達に対してね…。
そしてこの学園に入学した。
ボクは悩んだんだ…、ここに行くのかどうかを。
だってボクには…なにも才能が無いのだから…。
それでもここに来て…〝超高校級〟に囲まれて…、ボクは思ったんだ…。
〝やっぱりボクは彼等とは違うんだ〟って…。
正直、ちょっと辛いんだ…今もね…。」
日向は特別科に入ることしか考えていなかった。
故に、苗木が抱えている悩みを理解出来なかった。
「〝疎外感〟って言うのかな?
クラスでこれといった才能を持っていないのはボクだけなんだ。
まぁ…舞園さんが気を遣ってくれて、大体一緒に居てくれるんだけどね…あはは…。」
〝特別〟であることが普通な世界。
そんな世界で〝平凡〟であることは即ち、〝普通ではない〟ということである。
〝普通〟であることを自覚している苗木にとっては、中々に辛い世界である。
しかし、苗木は持ち前の〝前向きさ〟でクラスメイト達と積極的に交流していた。
話を聞き終え、日向は自分の考えを改めていた。
〝異常が日常の世界〟
そんな世界で、自分は生活し続けることが出来るのか。
日向は、その問いに答えることが出来ない。
今ですら挫折を感じているにも関わらず、更に近くからその〝才能〟を見せつけられる。
自分を保てる自信がなかった。
一方、苗木がこの状況に耐えることが出来たのは〝舞園がそばに居た〟というのもあったが、それはひとえに〝超高校級の希望〟としての絶対的な〝心の強さ〟を持ち合わせていたからであった。
その後、二人はしばしばお互いの悩みを打ち明け合うことになる。
日向は、〝苗木の心〟に触れることで徐々に穏やかになっていく。
折れかけていた心は、再び強さを取り戻したのだった。
日向もまた、苗木に救われた一人であった。
日向との出会いは、苗木にとっても良い効果があった。
〝超高校級〟に囲まれる生活の中で、それはリラックスできる時間でもあった。
しかし、この事が舞園に感づかれ、〝二人の雑談〟が〝三人の雑談〟になったのは言うまでもない。
*****
苗木は、特別科に在籍しているということもあり77期生達とも交流があった。
その際に日向も同行している時があり、日向は77期生と友好関係を築いていた。
〝超高校級〟という存在達に抵抗があった日向だが、苗木の影響もあり、根気よく彼等と接した。
〝超高校級達〟もまた、普通の世界において様々な扱いを受けていた。
その為に彼等も〝一般人〟という存在に抵抗があった。
しかし、日向の根気に負け、彼等もまた日向に歩み寄っていったのであった。
そんな日向と77期生は〝修学旅行〟を切っ掛けに、より一層仲が深まったのである。
学園側の手違いにより、特別科第77期生の修学旅行に日向も同行することになったのだ。
そして、開き直った日向は〝ジャバウォック島〟にて共に観光を楽しんだそうだ。
学園に帰ってきた日向は、狛枝以外から〝パンツ〟を貰ったことを苗木に相談するも、愛想笑いを返され逃げられたとか…。
***
穏やかな時間が流れていた。
〝平和〟と言うに相応しい時間であった。
しかし、それはまさに〝水鳥が水面を優雅に漂っている様〟であった。
その水面下では、今にも世界が覆りそうな事態が差し迫っていたのだ。
そして、平穏は崩されていく……。
*****
ーー???視点ーー → ーー日向視点ーー
ある日、日向は〝白衣を着た希望ヶ峰学園の研究者〟に声をかけられる。
「君…、日向創君かな?」
「…?そうですけど…、なんの用ですか?」
特に何かをしたという覚えのない日向は、何故声をかけられたのか疑問に思った。
そして、その教員の次の言葉に…日向は動揺した。
「日向創君。君は…〝才能〟が欲しくないかい?
〝超高校級〟の様な…絶対的な〝才能〟を…。」
日向は自分の耳を疑った。
まず初めに思ったのは、『そんなことが可能なのか』と、言うことであった。
そして、日向は思わず『欲しい』と答えてしまいそうになる。
しかし、苗木の存在が頭をよぎる。
苗木は、これといった才能を持たずとも強く生きていた。
日向は思う…『自分はどうなのか』と…。
日向はその問いに返事を返せずにいた。
その様子を見た教員は…、
「どうやら、すぐには返事を貰えそうにないようだ…。
実は他の生徒達にも声をかけていてね…。
〝才能〟を手に入れられるのは〝先着一名〟なんだ…。
気が向いたら研究棟の2階に私のデスクがあるから…、そこにおいで…。
まあ、もう締め切っているかも知れないけれどね…。」
そう言い残した教員は、どこかへと歩き去った。
〝それ〟は、明らかに怪しい話であった。
しかし、日向は動揺しており冷静ではない。
〝才能〟や〝先着一名〟という言葉が頭を反芻する。
いくら努力を重ねても手に入らなかったモノ…。
それが手に入るというのだ。
日向は悩んだ。
そして……
……研究棟へと足を向けた。
*****
ーー江ノ島視点ーー
〝カムクライズルプロジェクト〟が最終段階に差し掛かった頃、78期生は〝担当教員の不在〟ということで〝一週間の臨時休校〟となった。
そのついでに〝寮の設備点検〟をすることとなり、78期生達は外泊するか、帰省するかという選択を迫られていた。
最も、これらのことは全て〝江ノ島の仕業〟であった。
これから始まる〝計画〟において、唯一の不安材料である〝苗木誠〟を学園から遠ざける為である。
そして78期生が全員出払ったそのタイミングで、江ノ島は予てからの〝計画〟を実行に移す。
***
江ノ島は学園に来て以来、才能の壁に挫折した普通科の生徒達を〝絶望〟へと堕としていった。
それと平行して〝カムクライズルプロジェクト〟の乗っ取り計画も企てていく。
学園長のパソコンを調べた際に〝シェルター化計画〟のことも江ノ島は知ることとなった。
その為、世界が〝絶望〟に堕ちた際に、恐らく残るであろう〝希望〟を完全に潰すべく〝コロシアイ学園生活〟の準備も進めていった。
そして、〝カムクライズルプロジェクト〟を粗方調べた後に、最後の仕上げとして〝77期生達〟を〝絶望〟へと堕としていく。
〝カムクライズルプロジェクト〟を乗っ取る、その最良タイミングで77期生全員を〝絶望〟に染め上げ、〝江ノ島盾子の計画〟はついに動き出した。
*****
ーー苗木視点ーー
苗木は〝臨時休校〟の際に実家に居たが、ふとした拍子に〝偶然〟忘れ物をしたことを思い出す。
学園自体は休校となっていない為、苗木は希望ヶ峰学園へと足を向けた。
***
学校に着くと、苗木は違和感を覚えた。
『あまりにも静かすぎる』……と。
そして、大勢の普通科生徒達がフラフラとどこかへと歩いていく姿を見かける。
声をかけても誰一人として反応を示さない。
明らかに異様であった。
苗木は急いで職員室へと向かう。
しかし、そこには誰も居なかった。
次に学園長室に向かう苗木。
だが、そこにあったのは荒らされた部屋だけであった。
人を捜し学園を駆け回るも誰ともすれ違わない。
***
校舎内を探し回っていると、苗木はついに生徒を見つけた。
しかし、その生徒はどうも様子がおかしい。
〝長く伸びた黒髪〟が特徴的なその生徒は、全く動かずに廊下に立っていた。
苗木はその生徒に声をかける。
「ね、ねえ…キミ!先生達が見つからないんだけど、どこにいるか知ってる?」
その生徒は、苗木の声など聞こえていないかのようであった。
苗木は、いくら声をかけても反応を示さないその生徒の正面に回り込む。
その顔に…、苗木は見覚えがあった。
「ひ、日向クン…?」
「日向…?」
〝日向〟という言葉に反応を示したその生徒は、確かに〝日向創〟にそっくりであった。
しかし、苗木の記憶にある〝日向創〟は髪が短い。
だが、苗木は目の前の生徒が〝日向創〟であると確信する。
「ひ、日向クンだよね…。どうしたの…?」
「違う…。私は日向という名前ではない…。
私は〝カムクライズル〟だ…。」
(神座出流?それってたしか〝希望ヶ峰学園 初代学園長〟だよな…。)
苗木はその生徒の返事に困惑した。
すると、今度はその生徒が苗木に質問をする。
「お前は何者だ…?」
「ボ、ボクは苗木誠…。キミと同じでここの生徒だけど…。」
「そうか…。ではお前は何ができる…?」
「え…?」
「どんな〝才能〟があるのかと聞いている…。」
「一応〝超高校級の幸運〟って肩書きがあるけど…。」
「〝幸運〟…それだけか…?」
「そ、そうだけど…。」
「そうか…。〝ツマラナイ〟人間だ…。」
カムクラはそう言うと、徐に苗木へと近づいた。
そして、片手で首を絞め苗木の体を宙に浮かせる。
「…ぐぁッ!!」
苗木は短く悲鳴を上げる。
その力は強く、逃れることが出来ない。
カムクラは、暴れる苗木に構うことなく言葉を紡ぐ。
「ツマラナイ人間よ…お前はなんの為に生きている…?
私はこのツマラナイ世界に〝絶望〟している…。
どこかに私を凌駕する人間は居ないものか…。
私を期待させることの出来ない人間など…、生きている価値もない…。
お前も辛かろう…こんな世界…。
だから……私が救ってやる。」
そう言うと、カムクラの手の力が強くなる。
そして、カムクラはもう死んだかと思い苗木を見やる。
しかし、そこには彼の予想に反し〝カムクラを力強く睨む苗木〟がいた。
苗木の目には、確かに〝希望〟が宿っていた。
「……ッ!」
驚いたカムクラは、思わず苗木を掴んでいた手を離す。
荒い息を吐きながらも、苗木はしっかりと生きていた。
「なんだ…その目は…、気持ち悪い…。
この世界に〝希望〟などありはしない…。
この〝ツマラナイ世界〟にあるのは〝絶望〟だけだ…ッ!」
混乱の色が見えるカムクラに、息を整えた苗木が言う。
「キミには…この世界がつまらなく見えるんだね…。
でも、ボクはそうは思わない…ッ!」
カムクラもまた、苗木に反論する。
「それはお前が何の才能も持っていないからだッ!
上がいればそれを超えようと努力出来る…。
だがどうだ…上がいない人間は行き場のない孤独に苛まれるだけだ…ッ!」
「それは違うよ…ッ!」
「……ッ!!」
苗木は断言する。
そして、苗木の目には先程よりも大きな〝希望〟が灯っていた。
「ボクは知っている…。
たとえ頂点に立ったとしても…更に自分を磨き続ける人達をッ!
人に限界なんてないんだッ!
これは綺麗事かも知れない…だけどッ!
自分の限界を決めるのは自分なんだッ!
キミはもう諦めている…。
何もかもを他人のせいにして…自分の限界を決めつけて…。
そんなキミが…〝ツマラナイ〟なんて言う資格はないッ!!
世界をつまらなくしているのはキミ自身だッ!
キミが考えることを止めなければ…世界はいつだって〝オモシロイ〟ものに見えてくる!」
苗木は〝不思議なオーラ〟を纏い、カムクラを怯ませる。
そんなカムクラは、反論出来ずに押し黙る。
「そして…、〝才能〟があるかないかなんて関係ないッ!
日向クンは言っていたよ…『〝才能〟なんかなくたって、自分に胸を張れるようになることは出来る。ずっと前に進み続けたのなら…、そこには〝才能〟なんかよりもよっぽど大事な〝ナニカ〟がある気がするんだッ!』って!
今のキミが…どういった状況にあるのかはわからない…。でも…ッ!
日向クン…ッ!忘れちゃったの…?
キミ自身が言ったことをッ!!」
苗木は、目の前の生徒に…そして日向に向けて叫んだ。
それに対して、カムクラはうめき声を上げる。
「……ッ!!!」
「…うぅッ!!なんだ…何なのだ…ッ!」
(〝ナニカ〟が私を掻き乱す…ッ!)
*****
ーー日向視点ーー
結局、日向は〝カムクライズルプロジェクト〟の被験者となることを選んだ。
『才能は要らない』と言ったものの、やはり、〝才能〟に対する未練が消えた訳ではなかった。
*****
そして、時間は流れた……
〝カムクライズルプロジェクト〟完遂は最早時間の問題であった。
そうーー日向創に〝カムクライズル〟の人格と能力が発現したーーのであった。
研究者達は歓喜した。
そして、〝計画〟を〝最終段階〟に移そうとしたその時、学園のシステムが江ノ島盾子に乗っ取られる。
その後、〝カムクライズル〟は江ノ島により〝絶望〟に堕とされ、学園に解き放たれたのだった。
*****
そして現在、〝カムクライズル〟は苗木の〝言弾〟の影響を受けうなされていた。
苗木の〝言弾〟はカムクラの心に届き、〝日向の人格〟を呼び覚ます。
(そうだ…俺は確かに言ったんだ…!〝才能〟なんて必要ないと…ッ!)
『それは嘘だ…ッ!お前は〝才能〟への憧れを捨て切れていないッ!!』
(そう…だな…。確かにそうかも知れない…。
ずっとずっと……憧れてたし…焦がれてた。
〝才能〟を持ってるヤツが羨ましかった。
自信に満ちあふれている姿が…、眩しかったんだ。
だけど、そんな〝才能〟を持つヤツ等だって、人並み以上に悩みを抱えてたんだ。
未来に、恐怖を抱くことだってあったんだ。
〝才能〟を持っていても、持っていなくても…それでもみんな、生きてるんだよ。
生きていかなきゃいけないんだよ……。
それは辛いことかもしれない。苦しいことかもしれない。
でもな、そんな世界でだって…〝希望〟はあるもんだぜ…?
ちょっとした勇気が、世界を一変させることだってあるんだよッ!
だから……、今ならハッキリわかる!!
俺はお前を〝否定〟するッ!
俺の中に…お前は必要ないッ!!!)
『綺麗事だッ!世界は〝強い奴〟が生き残るように出来ている…。
〝力〟を…〝才能〟を持っていなければ、淘汰されるだけだッ!!』
(それは違うぞッ!!!)
日向は〝自分自身の弱さ〟に立ち向かう。
苗木の〝希望〟は今、日向に〝伝染〟する。
(必ずしも〝才能〟を持っている必要なんてないんだッ!
在り来たりなことだが…俺は知ったんだ…。
人は助け合うことで…、信じ合うことで生きていけるとッ!!)
『綺麗事だと言っているのだぁッ!!』
『人は必ず裏切る!裏切られ〝絶望〟する!それが〝真実〟だッ!!』
(何度裏切られようが…俺は…、何度だって信じてやるッ!!
俺が信じ続ければ…いつかわかり合える時が来るッ!!
決して〝絶望〟なんてするものかッ!!!)
『何度言えばわかるッ!
私を受け入れさえすれば…、なんの悩みも無くなるというのにッ!!
苦しむ必要などなくなるというのにッ!!
私を受け入れろッ!!
どれほどの理屈を並べようとッ!私が貴様の願望の権化であることは変わらんッ!!
私が存在すると言うこと自体がッ!その証明だッ!!
貴様は私を欲したッ!
だから今ッ!私はココにいるのだッ!!』
(何度言っても無駄だッ!もうお前には屈しないッ!!
それに…、悩みが無くなる?…苦しまなくて済む?
冗談じゃないッ!!
そんな〝ツマラナイ世界〟…こっちから願い下げだッ!!!
苦難上等!辛苦上等!
どんな壁だろうと…俺や…仲間の力で乗り越えてみせるッ!!
〝希望〟と〝絶望〟が複雑に入り組んだ世界だからこそッ!!
俺達は手を取り合うことが出来るんだッ!!)
日向の〝希望〟は、自らの〝弱い心〟に届いた。
『………。
そうか……自ら、茨の道を歩むというのか…。
私の負け…のようだな…。
一度は苦難から逃げたくせにな……。』
(そ、それは……。)
『まあいいさ…、わかった…。』
『だったその〝意思〟…必ず貫くのだぞ…。』
***
日向は〝弱い自分〟に打ち勝った。
そして、その意思をもって〝カムクラの人格〟を消失させる。
「うぅ…頭がいてぇ…。」
「ひ、日向クンなのッ!?」
苗木は、意識を取り戻した日向に歩み寄る。
「大丈夫なの?」
「あぁ…苗木か…。〝苗木の声〟…俺の心に響いたよ…。」
「うん…。まぁ…無事でなによりだよ…。」
苗木は安堵の笑みを零す。
そして、日向を保健室に運ぼうとする苗木だが、そんな二人に声をかける人物がいた。
「カムクラ…盾子ちゃんが呼んでい……る…。」
それは戦刃であった。
「な、苗木君…、どうしてここにッ!」
「戦刃さん…!?」
二人はお互いに驚く。
両者ともお互いが学園にいるとは思っていなかった。
「戦刃さんこそ、どうしてここに?」
「……ッ!」
戦刃は、答えることが出来なかった。
〝人類史上最大最悪の絶望的事件〟を起こそうとしているなど、言えるはずもない。
ここで、戦刃は考えた。
戦刃は知っていたのだ…、〝苗木が一度、江ノ島に勝っている〟という事実を。
(ひょっとしたら、まだ間に合うかも知れない…。
〝計画〟は〝普通科生徒達の集団自殺の報道〟を皮切りに始まる…。
苗木君なら…、盾子ちゃんの〝計画〟を止められるかも知れない…。)
そして、戦刃は決断するーー江ノ島に逆らうことをーー。
戦刃は〝ある感情〟の下、常に行動していた。
それは……
〝妹を救いたい〟
……というものであった。
戦刃は、江ノ島が〝絶望〟に堕ちてしまったことを悲しんだ。
そして〝絶望〟から救い出してあげたいと、そう思っていた。
しかし、戦刃には出来なかった。
〝絶望〟を否定することは、〝江ノ島盾子〟の存在を否定することと同義。
彼女の軌跡こそが、〝絶望〟に他ならない。
江ノ島の過去をなかったものに出来ないからこそ、戦刃は彼女になにもしてやれない。
不用意な〝希望〟は、かえって〝絶望〟を育ててしまいかねない。
だからこそ…せめて〝一緒にいてあげること〟を選んだのであった。
だが、今は状況が異なる。
戦刃は、苗木ならば最愛の妹を〝絶望〟から救い出してくれると直感していた。
そして今…〝偶然〟この場所で苗木に会ったのだ。
いるはずのない苗木が…今、目の前にいる。
最早天啓…。神の仕業としか思えない状況である。
戦刃は、苗木がここにいる事実を〝運命〟だと感じる。
〝江ノ島を止めろ〟
世界もそれを望んでいるように思えた。
そして、戦刃は決断した……
*****
戦刃と日向は、苗木が〝ある場所〟へと向かい走って行くのを見届ける。
そして、それを見届けると日向が口を開く。
「じゃあ、肩を貸してくれよ…。
そして…俺を連れて行ってくれ…アイツらの所に…。」
一人で立ち上がることの出来ない日向は、戦刃に助けを求める。
「勿論…。いや、おぶった方が早い。」
「えっ…。」
二人もまた、どこかへと移動を始めた。
*****
二人はある教室の前にいた。
「この中にいるんだな…。」
「うん…。だけど…、見込みはあるの?」
「〝やれるかやれないか〟じゃない…。〝やるかやらないか〟…それが問題なんだよ…。」
「そう…。じゃあ、私はここで…。」
「ああ、助かった…。後は俺に任せとけ…!」
戦刃は無言で頷き、来た道を走って戻っていく。
「じゃあ、もう一仕事しますかね…。」
日向は壁を伝いながらもその教室に入る。
そこには……
〝絶望に堕とされた〝14人〟の77期生全員〟
……がいた。
「よお…お前等…、全員揃いも揃ってしけた面してるなぁ…。」
日向は〝絶望〟と化した77期生と対峙するーーーーー
*****
結果として、日向は〝14人〟を救うことに成功した。
最後まで抵抗していたのは、唯一日向のことを全て認めていない狛枝だった。
狛枝は日向の根気こそ認めていたが、やはり〝才能〟に拘る節があった。
しかし、苗木から直接〝希望〟を伝染した日向が、〝絶望〟に負けることはなかった。
精神的疲労が溜まっていた77期生と日向はその場に倒れ込んだ。
その後、彼等が目を覚ましたのは病院のベットの上であった。
*****
ーー苗木視点ーー
苗木は、戦刃が言っていた〝運動場〟へとたどり着く。
そこには……
〝大勢の普通科の生徒達と壇上にて拡声器を持っている江ノ島〟
……がいた。
そして、苗木は江ノ島の名を呼ぶ。
「江ノ島さん!」
「あぁ…?……ッ!!」
江ノ島の顔は驚愕に染まる。
わざわざ78期生を学園外に追い出したにも関わらず、そこには一番いて欲しくない人物がいた。
「何でアンタがここにいんのよッ!」
江ノ島の計画は既に狂い始めていた。
苗木が〝カムクラ〟を止め、日向が77期生を正常に戻す。
しかし、引き金となる〝集団自殺〟を止めなければ〝江ノ島の計画〟は阻止出来ない。
ーーー〝1000を遙かに超える生徒達の死〟ーーー
それは希望ヶ峰学園を持ってしても隠しきれる事ではない。
そして、それを阻止すべく苗木が戦刃から言われたことは〝時間稼ぎをして欲しい〟ということであった。
苗木はそれを実行に移す。
「学園に忘れ物をしたから取りに来たんだ。」
「あっそ。じゃあ良い子はお家に帰っておねんねしてな。」
「えー…、そう言う江ノ島さんはこんな所で何をしているのさ。」
「はぁ…?オメーには関係ねーだろ!アタシが何をしていようがッ!」
「そんなこと言わずにさ…。ボク達の仲じゃないか。」
「はぁぁッ!?気持ちワリーことぬかしてんじゃねーぞ!」
「いや…、小学校からの友達でしょ?」
「……。アンタ…〝あんなこと〟されて…、まだアタシのこと友達とか言ってんの…?」
「うん…。」
「はぁ…。やっぱりダメだわ…。アンタとアタシはどうしたって相容れないみたいね…。」
小学生時代の話を持ち出すと、感情的になっていた江ノ島は急激に冷めていく。
江ノ島は、〝小学生時代の出来事〟に強い影響を受けていた。
そしてそのことを、引きずりながら生きている。
いつしか江ノ島の目的は〝世界を絶望させる〟ことから、〝苗木を絶望させる〟ことへと変わっていた。
世界を〝絶望〟で支配するのは、苗木を〝絶望〟させる為。
江ノ島の最終標的は〝苗木誠〟となっていた。
〝絶望〟に屈しなかった苗木。
その苗木が持つ〝希望〟にカウンターを食らわされた自分。
江ノ島は自身の〝絶望〟が世界を呑み込むことを証明するための最後の試練に、苗木を選んだ。
彼女が生み出した〝絶望〟に屈しなかった過去を持つ…苗木を。
「前にも言ったと思うけど…、アンタ…やっぱり狂ってるわ…。
アタシとは別ベクトルで…、救いようがない程にイカレてんのよ…。
アタシがアンタのこと嫌いなのは…きっと〝同族嫌悪〟…。
はぁ…、こんなのアタシの柄じゃねーな…。」
江ノ島は複雑な表情を見せていた。
苗木はその感情を読み取れない。
恐らくは戦刃も…。
江ノ島だけが、その心中を理解していた。
そんな江ノ島に、苗木もまた昔を思い出しながら話しかける。
「ねぇ…。江ノ島さんはまだ…、この世界が嫌いなの?」
「あぁ、嫌いだね。こんなのは〝正しい世界〟じゃない…。」
「じゃあ…、どうするの?」
「そんなん決まってんじゃん…。あたしが〝正しい世界〟にしてやんのよ…。」
「江ノ島さんの言う〝正しい世界〟って?」
「言うまでもなく〝絶望が支配する世界〟だよ…。知ってんだろ?」
「やっぱり…、江ノ島さんは〝あの時のまま〟なんだね…。」
「人間…そう簡単には変われねーよ…。」
苗木は哀しく思った。
昔、助けてあげたと思っていた少女は、今も尚…〝絶望の中〟に居たのだ。
「はぁ…。もういいでしょ…。
早くどっかに行ってよ…。アンタの出番はまだ先なんだから…。」
苗木は、昔…助けを求めていた少女のことを思い出す。
その少女は、未だに〝苦しみ〟を抱えていた。
そんなことを知って、簡単に引き下がれる苗木ではなかった。
「ボクは帰らないよ…。江ノ島さんを止めるまで…ッ!」
「……ッ!いい加減うっとうしいんだよ…ッ!」
江ノ島は苗木に構わずに〝計画〟を進めようとする。
しかし、その手は再び止まる。
「盾子ちゃんッ!!」
それは戦刃であった。
「……ッ!!こんの…役立たずがッ。ノコノコと現れやがって…ッ!」
江ノ島はだいぶ頭に血が上っていた。
昔を思い出し、それに加え計画が大分ずれ込んでいることに。
「おい…そこの残念な姉…。今すぐ苗木を殺せよ…。」
江ノ島は冷たく言い放つ。
だが、戦刃は江ノ島のことを無視する。
こんな事は今までなかった。
戦刃はいつだって、江ノ島の言うことを聞いてきた。
しかし、今…大掛かりな〝計画〟を前に、初めて戦刃は江ノ島に逆らう。
江ノ島は激情する。
「おぉいッ!聞こえなかったのかァッ!?
今ッ、ここでッ、あたしの目の前でッ!!
アンタのッ、大好きなッ、苗木をッ、殺せっつてんのよッッ!!!」
尚も戦刃は反応を返さない。
「~~~ッ!!テメー…むくろぉッ!!アタシのこと裏切るってかぁッ!?」
「違うよ…、盾子ちゃん…。」
「あぁ!?何だってぇ!?」
「盾子ちゃんは勘違いしているよ…。」
「勘違いィ~!?」
「うん…。盾子ちゃんは私のことをわかってないよ…。」
「……。」
「……。」
「……はぁ?」
戦刃は、江ノ島が少し落ち着きを取り戻した所で話し始める。
「私はいつだって〝自分の信念〟に従って生きてきたよ…。
〝フェンリル〟に入ったのだってそう。
〝信念〟を貫く為に入ったの…。
ねぇ…盾子ちゃん…。
私の〝信念〟がなんだかわかる?」
その質問に江ノ島は答えない。
答えられない。
江ノ島は、頭の弱い姉がそんな考えを持っていることを知らなかった。
「…それはね、〝盾子ちゃんを助けること〟だよ…。」
「……ッ!じゃあ、苗木を殺せよ…ッ!」
「そうじゃないんだよ…。苗木君を殺しても…盾子ちゃんは救えない…。」
「意味わかんねーよ…。何が言いたいわけ?」
「そのまんまだよ…。苗木君を殺しても盾子ちゃんは救われない。」
「だからッ!意味わかんねーんだよッ!!」
「盾子ちゃんは…、本当に苗木君の死を望んでいるの?」
「…ッ!」
「胸に手を当てて考えて…。盾子ちゃんが苗木君に求めているのは〝そんなこと〟じゃないよね?」
「なッ!!テメーになにがわかるってん『わかるよ。』…ッ!!」
「わかるよ…。盾子ちゃんが〝苗木君に求めるモノ〟…。」
「……。」
「だから、ここで苗木君を殺したりはしないよ…。」
「もっと相応しい〝舞台〟が…どこかにあると思う…。」
「……どこかって…?」
「そ、それはわからない…。うぅ…ごめんね…。」
「……。」
「……。」
「はぁ…。締まらねーなぁ…。まぁ、わかったよ…。」
「うん…。私は盾子ちゃんを裏切るわけじゃないよ…。」
「……あっそ…。」
場の空気が少し和む。
だが、それはすぐに崩れることとなる。
突如、大勢の生徒が集まっているグランドの中央に煙玉の様なモノが投げ込まれ、虚ろな目をしていた生徒達は全く動く気配もなく煙に包まれていく。
そして、拡声器の様なモノから発せられたと思われる声と共に、武装した集団が煙の中に突入し、生徒達を取り押さえていく。
「いいかー!生徒達に傷1つ付けるなよッ!私の大切な生徒達だッ!!」
江ノ島は完全に虚を突かれた。
「な、なんなのッ!?」
そして、江ノ島もその手にあった拡声器を使おうとするが……
銃声が鳴り響く。
戦刃が、江ノ島の持ていた拡声器を銃で打ち壊す。
江ノ島は理解が追いつかない。
「な、な、な、な、な、な…なにしてくれてんのよぉ~~ッ!!!」
「今回は私達の負け…。」
「はぁッ!?勝手に決めてんじゃねーよッ!!」
「〝カムクラ〟も…もういないよ。」
「なァッ……。」
江ノ島は、これ以上言葉を発することが出来なかった。
そして、江ノ島と戦刃は武装部隊に取り押さえられる。
ただ呆然と見ていた苗木であったが、彼の元に霧切仁が現れる。
「どうやら、なんとか間に合ったようだね…。」
「が、学園長!?」
「苗木君、君はもう家に帰りなさい。詳しい話はまた後日に聞かせて貰うよ。」
こうして、苗木は訳もわからずに家へと帰っていった。
***
この後、世界中にて〝絶望〟を名乗る暴徒達によるテロ行為があったが、これらは〝江ノ島の計画〟から完全に外れているものであった。
***
これが、希望ヶ峰学園で起きた〝人類史上最大最悪の絶望的事件〟の始りとなる物語の顛末である。
これも、全ては苗木が〝偶然〟忘れ物をしたために分岐した結末であった。
苗木が学園に現れなかったのなら、世界はとっくに転覆しているのかも知れない…。
そして、〝カムクライズルプロジェクト〟はこれを機に完全凍結されることとなった。
〝超高校級の希望〟であるはずの〝カムクライズル〟は、〝苗木誠〟に敗北したのだ。
故に、苗木はこう呼ばれるようになるーー
ーー〝超高校級の希望〟ーーと。
ーーウサミよりーー
ミナサン!こんにちはでちゅ!
今回も天の声さんが来ていまちゅ!
最近あちしのお仕事がないでちゅね……
ーー以下ウサミに代わり天の声ーー
今回の本編は、江ノ島盾子の二度目の敗北、失敗について書いてあります。
一度目は散々仄めかして来ましたので、なんとなく想像出来ている方もいると思いますが、苗木と江ノ島の小学生時代にあります。今回も少し触れましたね。
それと、ここで1つ。
私は〝ダンロン/ゼロ〟を未読です。
ですので、今回の話は完全なオリジナルと思って欲しいです。
公式とどれ程の差があるのかわかりません。
最後に、本編に書いていない設定を少し。
・日向は苗木と親しかったです。
後、77期生を〝絶望〟から救うために日向と彼等もまた、かなり仲を良くしました。
〝パンツ〟を貰う程には仲がいいです…。
〝修学旅行〟につきましては、ダンガンアイランドを想像して頂ければと…。
ゲームネタとなっておりますね。
・日向が〝プロジェクト〟に選ばれたのは、77期生とよく一緒にいたことや、普通科の中で他の生徒達と違い努力を続けていた為、目を付けられてしまったということにしております。
・〝カムクライズル〟は〝神座出流の絶望堕ちした人格〟を想定しています。
なので、口調が違ったかも知れません。御了承ください。
・それと、〝プロジェクトの最終段階〟に移行しようとした時に、〝プロジェクト〟は江ノ島に乗っ取られてしまいます。
〝プロジェクトの完遂〟には〝もう一工程〟存在します。
オリジナルの設定で、後の伏線ともなっております。
・原作にもある〝言弾〟は、苗木と江ノ島のみが使える設定としています。
〝言弾〟は〝強い意志を乗せた言葉〟で、苗木は〝希望〟を。
江ノ島は〝絶望〟をそれぞれ〝言弾〟として行使出来ます。
・江ノ島と戦刃は、学園長が裏で動いていたことを知っていました。
故に、江ノ島は学園長が邪魔をしてこないうちに〝計画〟を進めようとしますが、苗木と戦刃の〝時間稼ぎ〟にまんまと乗せられてしまいました。
戦刃はそれを知っていたので、苗木に〝時間稼ぎ〟の助言をしました。
・77期生が〝14人〟というのは書き間違いではありませんよ!
とはいえ、当二次小説を構想していた際アニメの方も未視聴でした。
つまり、〝あのキャラ〟が実在する人物だとは思ってもみなかったのです。
ずっとデジタルの存在だと思っていました…。
ですので、14人でストーリーを構成しております。
今回は、今まで謎だった内容が1つ紐解かれましたね。
それではこの辺で。
また次回、お会いしましょう。