日記を書き終えベッドロールに横になるとアンジェルモはすぐに深い眠りについた。意識が落ちてくにつれて夢と現実が曖昧になって行く中、以前にも見た事のある薄い靄がかかった空間が見えてくる。
(この感じは里の森で見たものと同じ……! 今度は誰が夢に出るのだろうか?)
そのようなことをぼんやりと考えている内に靄が晴れていき、大きなテーブルを囲む男女の子供と大人の男性2人が見える。その内の1人は彼が良く知る人物であった。
(うげぇ……何故夢でわざわざ奴の顔を見なければいけないのだ……ああ、気分が悪い)
その人物とはかつて自分と仲間たちの命を奪った相手、プリズナーであった。懐かしい顔を見られると期待していただけに落胆は大きい。
『ねぇ、パパ!もっと聞かせて! 大きな熊相手にドーンブレイカーを振り回して向かって行っちゃった男の子の話! あれって対アンデットの剣なのに結構間抜けだよねその子』
『私が先よアレクサン! 嫌がる野菜のモンスターを動けなくなるまで痛めつけて無理やり袋に閉じ込めちゃう流石サルモールって感じの所をもう一回聞きたい!』
『やれやれ、ソフィもアレクサンも落ち着きなさい……じゃあ、彼が変なポーズを決めて恥ずかしい名乗りを上げた所から始めようか?……彼は大きく息を吸ってこう名乗ったんだ。我が名はアンジェ……』
(うわぁあああ!? 何故お前がその事を知っている?! やめろ! 嬉々として子供に語るな! くそ! 奴の心はスカイリムの冬より冷たいに違いない!)
現状、羞恥心を捨て紅魔族流の名乗りを上げられるものの、冷静になると結構恥ずかしかったりする。その自分のおかしな行動が目の前で広められていく場面を見せられるなどもはや拷問に近い。アンジェルモの制止の声が彼らに聞こえるはずもなく仇敵による黒歴史の再現劇は夢から覚めるまで続けられた。
◇族長の家 客人用寝室前にて
「おはようアンジェルモ君、朝早くて感心ね! ……ちょっと顔色悪いけど怖い夢でも見たの?」
アンジェルモが部屋を出るとゆんゆんの母が声をかけて来た。奥の居間からは既に美味しそうな匂いが漂って来る。恐らく朝食の準備を終えてゆんゆんを起こしに行く所だったのだろう。
「おはようございます奥様、ちょっと前世の仇敵が夢に出て来まして・・」
「あら、なんて素敵な夢! 私にもそういう宿命の相手がいれば良かったのだけど」
「もしいたとしても余りいい気分にはなれませんよ。それに宿命はともかくご主人という運命の相手ともう出会えているじゃないですか」
「……ねぇ、あなたって本当に12歳? 対応が時々大人びているのだけど。 実は黒い服の秘密組織が作った変な薬とかで体だけ子どもに戻っているとか?」
当たらずとも遠からずと思いながらも両親の教育おかげと言葉に濁し会話を切り上げる。変わった感性を持つとはいえ知能が高い紅魔族相手にうかつな言動をすると不審に思われるかもしれない。面白がってくれている内に興味を逸らすことが重要なのだ。
幸いにもこれ以上不審に思わなかったようで彼女はゆんゆんを起こすために立ち去っていった。その姿が見えなくなってようやくアンジェルモは安堵のため息をつくのだった。
◇20分後 族長の家 居間にて
「「「「いただきます!!」」」」
学校に行く準備を終えたゆんゆんも合流し、族長夫妻とアンジェルモの4人で朝食を取る。献立は焼いた魚と野菜の味噌スープに白米という和食三品。
どれも見たことが無い食べ物であったが、味噌の独特の風味や米のもちもち感をアンジェルモはすっかり気に入っていた。
「どうやらこの食事が気に入ったようだね?」
「はい! ちょっと独特ですがどれも美味しいです! 特にこの脂が乗った焼き魚も! 初めて見ますが、どこで獲れる魚なのですか?」
「おお、こいつはサンマといって昨日畑で採れたばかりの……テーブルに突っ伏してどうした?」
「……少々故郷が懐かしくなりまして」
またか異世界めという言葉を飲み込み笑顔を浮かべながら食事を再開する。族長宅で食べる最後の食事は多少のアクシデントがあったが楽しい雰囲気で終わることができたのだった。
◇1時間後 族長の家 玄関にて
「それでは族長と奥様。今まで泊めて下さり感謝いたします! この御恩は必ず・・」
「こらこら、君みたいな子どもがそんな事を気にしちゃだめだ。 むしろこれからが1人暮らしで大変だろう? 困った時があったら私や周りの大人を頼りなさい。 恩を返したいのなら立派な大人になってくれればいい。」
「……はい! アルトマーの誇りかけて必ず!」
素性の分からないアンジェルモを温かく迎えくれた族長一家。
1人暮らしをすると決意した時も最後まで心配をし、せめて学費の一部は免除してくれるよう学校にも口利きに行ってくれていたようだ。ゆんゆんも学校に行ったもののぎりぎりまで別れを惜しんでくれ、ゆんゆんの母は今日の分の食事を持たせレシピも教えてくれた。彼らには頭が上がらないなとアンジェルモは額に手をやる。
「明日から学校に行くのでしょ? ……娘と引き続き仲良くしてやってね」
「ええ、もちろんです! ……それではこれにて失礼します」
頭を下げて別れを告げ歩き出す。手を振ってくれる2人に手を振り返しながら名残惜しさを断ち切るように新居に向かって歩調を速める。太陽の日差しが今日は何故かいつも以上に目に染みた。
◇15分後 アンジェルモの家(仮)の前にて
「これは良い意味で想定外だったな」
古い木造の小屋であれば上等かなと考えていたと考えていた彼の予想は大きく外れ、小さいながらも頑丈な土壁に瓦張りの屋根の家がその場所に建てられていた。
里の暇な若者たちの魔法による合作である。
「ふむ……中央の居間に小部屋が2つとキッチン。居間はタタミの床。後は木板だな」
部屋の間取りを確認し、物置部屋と付呪や鍛冶を行う作業部屋を決めていく。
それが終わると族長が用意をしてくれたであろう、うどんを持ってご近所へ挨拶に出かけていった。
◇数分後 ご近所さんの家の前にて
「我が名はアンジェルモ、この地に新たに住まいし者! 明日より学び舎に通いし者! これからよろしくお願いします。」
「これはご丁寧に。我が名はそけっと、里随一の占い師にして上級魔法を操りし者!」
アンジェルモのご近所さんは同じく1人暮らしをしている若い女性であった。
彼女はアークウィザードとしての魔法の腕前はもちろん、占い師としても里の外に知れ渡るほどの実力もあり、加えて里一番の美貌を持つ紅魔男子のマドンナである。
アンジェルモはうどんをもらって喜んでいる目の前の女性がそのような高嶺の花あることを知るはずもなくごく自然に会話は弾んでいった。
「そけっとさんは腰に変わった形の剣を差していますね? 剣も使われるのですか?」
「ええ、よくモンスター相手に修行をね。あなたもまだ子供なのに一撃熊に切りかかったんですってね? 随分と無茶するわね」
「はい、反省しています……あの剣の性能も分かったので二度と同じ間違いはしません」
「それなら安心ね。もし剣の稽古をしたくなったら何時でも言ってね! 当然、困った時もよ!」
優しく微笑んで家に戻っていくそけっとを見送ってアンジェルモは家に戻ろうとするが何かに気付きふと足を止める。
(魔力の流れを感じる? ……もしや噂の魔王軍か?!)
すぐさま《生命探知》を唱え標的を確認するが、敵意を感じない。
だが念のため正体を探るべく来た道を戻ると見せかけ木陰で幻惑魔法《透明化》を使い姿を消す。転生前なら魔法でさらに足音も消すのだが今は魔力も落ちているのでそのまま慎重に標的に近づいて行き・・・突如現れた姿に思わず声を上げそうになった。
(ぶっころりーさん? 何故わざわざ姿を消して……ああ、なるほど)
ぶっころりーはアンジェルモの存在に気付かずただ1つの方向をじっと凝視していた。
その視線の先には先程まで自分と話していたそけっとの家が見える。つまりそういう事なのだろう。緊張が一気に解けたアンジェルモは透明化を解除し、目の前にいるの不審者へと声をかける。
「命の恩人が悪事をしていた場合、それを止める事と見逃す事のどちらが正しいか意見が分かれる所ですね? ぶっころりーさん?」
「ひっ!? あ、アンジェ君奇遇だねこんな所で……」
「なお、私は止めるべきだと思っています。 面倒が起きる前に早速新しいご近所さんにこのことを報告しようと思っていますが?」
「待って! 誤解だよ!? ねね、頼むよ、見逃してくれ! ほら俺に恩を返すと思ってさ!」
一体何が誤解なのだろうか。それに恩なら昨日返したと思わない訳でも無かったが、必死に頼み込む彼の姿に情が湧いてしまい、情報を得る事を条件にチャンスを与えることにした。
「……いいでしょう今回だけですよ? その代わり私の質問に答えてください。私は今、魔力を込められる鉱石を探しています。 ぶっころりーさんは何か心辺りがありますか?」
「魔力を込められる鉱石……ああ、それならひょいざぶろーさんの所に吸魔石とかマナタイトというのがあったよ! あ、ひょいざぶろーさんというのはめぐみん家の親父さんだよ。確か今日の昼前には帰って来るって言ってたからもう家にいるんじゃないかな?」
「ありがとうございますぶっころりーさん。後で伺ってみます」
時刻はそろそろ昼食時といった所。帰って来たばかりの上食事の最中にお邪魔するのはマナー違反だと考えたアンジェルモは、ぶっころりーに別れを告げて少し時間を置くために一度帰宅するのだった。
◇3時間後 紅魔族の里 めぐみんの家にて
帰宅後に昼食を取り錬金器具の製作などで時間を潰した後、アンジェルモはめぐみんの家の前に来ていた。手には店で買った饅頭とムンダスから持ち込んだ蜂蜜酒の入った袋が提げられている。知り合いの両親に初めて会うという緊張感にゴクリと唾を飲み込み扉に向かって声を張り上げた。
「こんにちは!お休みの所恐縮ですが、ひょいざぶろーさんは御在宅でしょうか?」
暫しの沈黙の後、トタトタと走る音が扉の奥から聞こえたかと思うと目の前の扉が開けられる。中から顔を出したのはめぐみんによく似た女性だった。
「我が名はアンジェルモ、めぐみんさんに命を救われし者! 明日より学び舎に通う者!はじめまして」
「我が名はゆいゆい! 紅魔族随一の魔道具職人の妻にして2児の母たる者! あなたがアンジェ君ね? 娘から聞いてたわ。ささ、どうぞ上がって!」
出迎えてくれたゆいゆいにお土産を渡し、案内されるがまま進むと居間へと案内された。そこには眉間に皺を寄せた男性が1人座っている。
「ああ、君がアンジェ君か。俺はひょいざぶろー、娘から話は聞いているよ。……さて、まず君に確認したいことがあるから正直に答えてくれ」
アンジェルモの入室を確認すると特徴的な名乗りもせずに真剣な表情のまま懐からベルのような道具を取り出しテーブルの上に置いた。その道具からは微かに魔力を感じる。
「先程、こめっこから聞いたんだが何でも君はめぐみんに指輪を送ったとか……一体どういう意図で渡したのか答えてくれるか?」
紅く輝く目がしっかりと相手を見据え部屋の空気が張り詰めていくのが感じられる。アンジェルモは緊張で乾いた唇を舐め、素直に自分の意図を打ち明けることにした。
「娘さんに命を救っていただいたお礼です。他に意味はございません」
ひょいざぶろーはチラッとテーブルに置かれた道具に目をやってみたが全く反応がないのを確認すると安堵したかのようにハァーっと大きく息を吐いた。
それと同時に先程までの緊張感は霧散していき心なしか居間の空気が軽くなった気がする。
「いや、済まないなアンジェ君。魔法効果の付いた銀の指輪なんて結構値が張る物だから別の意図もあるのかと思ってね。悪く思わないでくれよ」
やはり、この世界では気軽に指輪を渡す物ではないなと認識を改めると共に、先程から気になっていたことを訊いて見ることにした。
「あの、常々疑問だったのですがどうして里の方は私をアンジェと呼ぼうとする方がいるのでしょうか? 微妙に発音も変わっていますし」
「強いて言えばあだ名みたいなものだな。『アンジェルモ』は変わってるだけど『あんじぇ』なら紅魔族っぽくてイカした名前になるだろ?」
「な、なるほど……」
独特なセンスに気後れこそするが、悪意であだ名をつけられていなかった事が分かり、ほっと一息を付く。前世でも、良い思い出が余り無い呼び名ではあったが、親しみを込めた行為であった事と、一々訂正するのも飽きてきたのもあり、以後は里の者にも好きに呼ばせようと決意するのだった。
◇20分後 めぐみんの家 居間にて
互いに自己紹介した後、本来の目的である吸魔石とマナタイトを見せてもらうことになった。
アンジェルモが調べた所によれば吸魔石は魔力を貯めることができる鉱石でエネルギーの量はサイズの小さい魂石と同じような物であった。
一方のマナタイトはそれ自体が高い魔力を持った鉱物であり、質が悪い物でも、中身の入った大きな魂石に匹敵する物であった。両方とも魂石の代わりとしては十分すぎるほどの性能を持っていたのは嬉しい誤算である。
「これがマナタイトに吸魔石……うん、これならの魂石代わりに十分使えそうです! しかし、マナタイトが思ったより高価なのは驚きました……」
唯一の誤算だったのはマナタイトが予想以上に高価だったことである。
今回購入したのは、かなり質が落ちた物だったがそれでも200万エリスもしたのだ。
魔法が発達してないスカイリムですら数千セプティムで、サマーセット諸島では更に安価だった事を考えると予想外の出費である。
「そりゃ当たり前だ、うちのとっておきの商品だからな! しかし、君たちはエンチャントにわざわざこんなのを使っているのか? 流石にコストが掛かりすぎるだろ?」
「いえ、故郷で使われている魂石のほとんどは雑貨屋などにも置いてあるくらい入手が容易で価格も安価ですよ。最も、最高レベルの物だと多少高価だったり、特殊な伝手が無いと入手できなかったりしますね」
ゆいゆいが家事のため席を立ってからはこうして互いの付呪の話に花が咲いている。
商品を購入してくれた上に、下っ端気質な上割と聞き上手であるアンジェルモに対する警戒は既に薄れひょいざぶろーは何時しか心の奥に貯め込んでいた不満を吐き出していた。
「――という訳で今回も売り上げがさっぱりでね……アクセルの凄腕アークウィザード以外に俺の才能を理解する人がいないんだよ!」
「……お気の毒に。聞いた限りでは有効に使える物もあるのに何がいけないのでしょうね? お金に余裕があれば私もいくつか買いたいぐらいですよ」
「おお! 分かってくれるのか!?」
ひょいざぶろーが製作する魔道具は総じて強力な物が多い。周囲の敵を麻痺させる巻物は使用者にも効果が及ぶし、食べた者の魔法防御が下がる代わりに攻撃魔法が利かないほど物理防御力が上がる罠餌などデメリットこそあるものの使い方によっては起死回生の手段となる物であるのにとアンジェルモは考える。
ニルンでも自分で調合したポーションには毒と薬の効果が同居している物がほとんどであったし、ある物を身に着けないと触れただけで死んでしまう神殺しの宝剣、強力な召喚術が使えるようになる代わりに疲労と傷の回復が遅くなる首飾りといった伝説の装備があるのが当たり前の世界だったのだ。自分の作品をほめてくれたこの少年がそんな特殊な世界出身だとひょいざぶろーが知らないのはある意味幸運であると言えよう。
その後も話は大いに盛り上がったが器具の製作が途中であったことを思い出し、後日魔道具作りを教えてもらう約束をしてアンジェルモは帰宅して行った。
◇6時間後 アンジェルモの自宅(仮)作業部屋にて
先程まで聞こえた釘を打つ音も遂にぴたりと止んだ。作業部屋には汗を拭うアンジェルモの視線の先にあるのは、完成した小型の錬金器具と各パーツに解体できるアルケイン付呪台が置かれている。どちらも持ち運べるように簡素な造りにしたが理論上は通常の物と同じ作業ができる物はずだ。
「寝る前に一応試してみるか……」
機能を確認するべく、まずは錬金器具で実際に作業を行うことにした。
乳鉢の中にスプリガンの主根を入れてすり潰しドワーフが造った
ガラス部分に当てられた火によって中の成分が溶け出し、窪み部分に溜まって行く。
そして窪みに下にある穴からフィルターを通ってろ過された液体が下に備え付けられていた小瓶へと溜まっていった。小瓶の中身を薬さじに垂らして舐めると、体を覆っていた魔力の膜が消え、大気中の魔力が皮膚を通して体に吸収されていくのが分かった。どうやら調合は問題なくできたようだ。
成功を確認すると、次は購入した吸魔石に破裂するぎりぎりまで魔力を込め、ゆんゆんが見立ててくれた黒革のブーツをアルケイン付呪台へと置き、台に内蔵されたマナタイトへ両手で触れているガラスを通して魔力を送り込む。
魔力を線状に伸ばしながら慎重に魔力を刻みこんでいき最後に吸魔石を核としてブーツに埋め込んでいった。玄関で付呪されたブーツを履き、思いっきり地団太を踏んでみる。
響くはずの足音は付呪によって吸収され玄関は静寂に包まれていた。
「付呪も成功……痛い出費だったがそれが帳消しになるほどの成果だ!」
タムリエルのウィザードの主な収入源である錬金と付呪。この二つをこの世界でも行えるようになったのは単に金策の当てが出来ただけでなく、これから待つ戦いと冒険の日々において自分の大きな助けとなるはずである。
更にひょいざぶろーや学校での学びを通せば、今まで発動できなかった魔法の巻物を作成できる可能性まであった。『期待でワクワクが止まらない!』といつも以上に楽天的な考えが出てくる自分にアンジェルモは違和感を覚えた。
(いかんいかん、確かめたいことも終わったし明日から始まる学校に備えて早く休まないとな……浮かれ過ぎたか?)
実験の成功による興奮と疲労で最高にハイになった心を静めるべくアンジェルモは入浴の準備を始めるのであった。
To be continue…
時系列が分かりにくいためサブタイトルに話数を書かせていただきました。意見等ございましたら感想かメッセージまでお願いいたします。特にキャラクターが崩壊していないかが心配です・・なるべく原作の性格を再現しようと努力はしていますが念のためキャラ崩壊タグをつけるべきでしょうか?
次話でアンジェルモの里初体験シリーズが終わり、ある程度生活に慣れた状態になる予定です。どうかお待ちください。