暁 再結成   作:ガーディアン

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17話

「まったく、一時はどうなるかと思ったわよ…」

「祢黒くん、あのような態度はいけません。

言葉を慎んでください」

集会が終わった後、すぐに二人に怒られた

いいこと言ったつもりだけど

まぁ、人間と悪魔の意見は違うからな

言えただけで十分だ

 

「だけどすごい力だったな…」

イッセーはまだ驚いていた

「何年も努力をして得た力だ。

お前らも、修行を重ねれば強くなれる。

まぁ、途中で挫折しなければの話だがな」

 

「そうか、シトリー家と対決か」

グレモリー家本邸に帰ってきたところアザゼルと合流

広いリビングに集合し、今後のことを話しあう

「人間界の時間で現在七月二十八日。対戦日まで約二十日か」

「しゅ、修行ですか?」

イッセーが訊く

「当然だ。明日から開始する予定だ。

すでに各自のトレーニングメニューは考えてある」

「でも良いの?私たちだけが堕天使総督のアドバイスを受けて?

公平さを著しく欠いているのでは?」

アザゼルはリアスの言葉に嘆息しながら答える

「俺だけじゃなく、シェムハザも各家にアドバイスを与えているからな。

ハハハ!俺よりシェムハザのアドバイスの方が役立つかもな!」

いやいや…

しっかりしてよね、そこは…

「まあいい。明日の朝、庭に集合。

そこで各自の修行方法を教える。覚悟しろよ」

『はい!』

アザゼルのその言葉にリアス達は異口同音に答える。

 

とここで銀髪の美女グレイフィアが現れる

「皆さま、温泉のご用意ができました」

 

 

「旅ゆけば~♪」

俺とイッセー、木場やアザゼルと一緒に温泉に入る

アザゼルは翼を展開しながら気持ちよさそうに鼻歌を唄っている

「冥界にも温泉があるのか。

いいものだな」

「だろ?」

 

ギャスパーも入るのだが

タオルを女の子の巻き方にして入っていなかった

イッセーが無理矢理入れたところ叫び

隣の女湯の女子たちに苦笑されていた

あらら…

 

イッセーとアザゼル、俺の順番で温泉に浸かっていた

「ところでイッセー」

アザゼルはいやらしい顔でイッセーに問う

「お前はリアスの胸を揉んだことはあるのか?」

「は、はい!この右手でもみっと!」

なんつう卑猥な話を始めているんだ……

俺はあきれて嘆息した

まぁ、興味はないわけでもないがな……

この後イッセーとアザゼルは女性の胸について熱く語りだす

あんたら、この会話女子に聞かれたら即行パーンッ!だぞ……?

 

とここで女湯から会話が聞こえてきた

そちらも卑猥なことをしていたようだ

俺はこの会話を聞いて赤面し

イッセーは鼻血を出していた

ふいにイッセーは壁を見回していた

「覗きたいのか?」

アザゼルがにやつきながら言う

「せ、先生!これはその!」

「別に良いじゃねぇか。男同士なんだしよ。

けどな、その行為をするのはスケベとして二流以下だ」

「二流ですか!?じゃ、じゃあどうすれば一流に!?」

「…………そうだな。

こんな!」

アザゼルはイッセーの腕を掴む

え?まさか…

「感じかなっ!男なら混浴だぞ、イッセー!」

ぶぅぅぅぅぅぅぅんっっ!

思いっきり投げ飛ばされた

「おわあああああぁぁぁぁぁッ!!!」

イッセーの叫び声が聞こえた

おー、高く飛んだな

「大丈夫なのか…?」

「なーに、あれぐらいで死なれちゃ困るぜ」

 

その後無事に女湯に到着したようで

特に騒ぎ声も聞こえなかったが

イッセーがのぼせて部屋に倒れていた

理由を聞いたら

「斬。伝説のおっぱいサンドイッチを体験できて俺はいつ死んでも良い……」

と鼻血を出しながら親指をグッ!と立てて

二カッ!と笑っていた

 

……………本当に大丈夫なのか?


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