プロローグ① 激震
プロローグ②
プロローグ③
その後本編を開始。
人理修復後、亜種特異点の観測もなくなり文字通り緩やかな時間を過ごしているカルデア。
レフ・ライノールの工作に対する追求も、レイシフト時の観測データ及び唯一のマスターであった藤丸立香のデータの引渡しのみで決着となった。
そして協会内部の主導権争いも相まって、形だけの定例監査の実施を条件に独立した組織として続いていくこととなった。
人理焼却時には毎日フル稼働だった人員も、カルデアに残留した一部の気まぐれな碩学の協力もあって今では三勤一休体制を構築できるまでになっていた。
他のカルデアに残留したサーヴァント達も皆思い思いの行動を取っていた。
武人肌の者達は、互いに武の極みを目指し稽古に励んだり、
学術や技術の探求者は、議論を重ね実験を行っていたり、
芸術を愛する者達は、日々練習している歌や演技を皆に披露したり、
締め切りに追われたり、抜き打ちの健康診断を行ったり、画期的な直流技術の開発に勤しんだりと、
皆平和な日々を送っていた。
そんなある日、今はカルデアから離れ時計塔に戻っている者から、ひとつの包みが届いた。
「以前話した最新のゲーム機が手に入った。」という便りと共に。
「おおっ!来たか来たか!やっと届いたか!これが噂の」
そういって現れたのは、征服王イスカンダルである。
以前より趣味として戦略ゲームを嗜み、もう一度を世界を制覇すべく日々シミュレーションに勤しんでいるのである。
全世界で空前の大ヒットを記録した疑似体験型ゲーム
【PlayRevolution VR】略してPRVRそのものである。
ヘッドギアのように装着すれば準備OK、360度の視界、モーションセンサー形式だから自分の身体を動かしてプレイするので超リアルな世界!という触れ込みである。
「うおぉぉぉ!これはすごい!まるで余の目の前にわが機甲師団が君臨しているではないか!」
そうして大興奮している侵略王だが、
『くぉうら~!なにこんな夜中に一人で大声出しながら大暴れしてんのよ!!』
というドスの効いた声と共に、鋭い拳がボディに突き刺さる。
「なんと・・・!敵の咆哮だけでなく砲撃の痛みまで再現されるとはなんという再現度!これがVRか!」
『『んなわけないでしょうが~!』
アイアンクローの要領でPRVRが引き剥がされる。
勢い余って吹き飛ばされ、現実に引き戻された侵略王の目の前には、
鬼のような形相の聖女マルタの姿が。
「マルタ殿!一体どうなされ・・・・・・」
言い終わる前に侵略王の視界は真っ白になった
SS執筆初挑戦。
最低毎週一回更新予定してます。